範馬刃牙 
第208話「火事の鉄則」
 



今週の内容は、火事と書いてマッチポンプと読みます


今週は、そんな理不尽な言葉を思い知る渋川先生劇場です

まずは、テンパってる徳川のじっちゃんと栗谷川さんの会話になります



「座るがいいさ坊や」

「あ・・・・・・ハイ・・・」
 



なんかいきなり態度がデカいですねじっちゃん

いきなり地面に座り込んで「座るがいいさ」ときたもんです

私も今度、オフ会でロリキャラの話をする時に使ってみようかと思いますが、


なんか知らないけど、残り時間の無い老人にしては悠長に栗谷川さんに、

自分の使命についてのレクチャーを始めてくれるようです


ひょっとして、こうやって連載を引き延ばす事で自分の余命を延長しようって狙いでしょうか?


とりあえず、一週分はこのノリで引っ張られるとしても、

栗谷川さんは宮使えの身のうえゆえ、大人しく話を聞くしかありません

爪とか歯とかが混ざった砂の上に座り込みます。なんかスネが痛くなりそうですけど御苦労様です



「戦士どもはもう
もう待ちきれんのだよ」

「そ・・・・・・そうでしょうか・・・・・・」

「カッ なにを根拠に疑う・・・・・・?」
 



まぁ、何が問題って全部ジジイの妄想ってとこが問題なのですが

あくまで常識的に反応する栗谷川さんを、ジジイの妄想劇場に巻き込みます

と言うか、栗谷川さんも幼年編で勇次郎と交流深かったみたいな感じですし、

グラップラーに対する造詣は深そうですが、じっちゃんを立てるためにわざと知らないふりしてそうです



「いや・・・・・・
闘技者と呼ばれる彼らが―――
並外れた闘争心の持ち主であることは認めます
しかし 同時に彼ら一流人――並外れた克己心の持ち主でもあります
尋常ではない猛特訓を克服する彼らが 
よもや己の闘争心をコントロールできないなどということが―――」
 


まぁ、みんな立場あったり弟子がいたりしますからね

下手に喧嘩とか売ったり買ったりしたらいろんな意味で示しがつきません


ただ、問題はこの板垣世界に棲んでいるグラップラーで、



そんな人格者は一人もいないって事でしょうか



「フンッ よくもまァ
聞き齧りの知識をペラペラと
栗谷川よ おぬし今までに何度喧嘩をした」
 


喧嘩売ってるレベルで栗谷川さんを見下すじっちゃん

聞きかじりって、じっちゃんも実際にグラップラーなわけじゃないんですが

もしかして、じっちゃんも若い頃はグラップラーに憧れて喧嘩をしまくってたんでしょうか?


もしじっちゃんが負けそうになったら、黒服のSPが乱入してフルボッコにしてそうです



「け・・・・・喧嘩・・・・・・ですか・・・?
・・・・・・まァ せいぜい2・3回・・・・・・?」
 



まぁ、それなりに喧嘩はしてる様子の栗谷川さん

多分、不良の北川君なんかは喧嘩相手にすら数えられていないでしょうが、

他にも勇次郎から一方的にボコられてみたり、喧嘩とは呼べないボコりボコられはいくつも経験してそうです



「栗谷川よ・・・・・・
奴等 超の付く一流はそうじゃない
奴等の心の裡に棲む殺生本能は
そんな生易しいシロモノじゃない」
 


そして、じっちゃんの語りにかぶせるように視点は渋川先生へ


なんか、殺生本能が棲むとか要隔離指定な発言をされてますが、


そんな危険人物が東京をうろうろしています



「もちろん 指導者の地位を持つ奴等のこと
決して自分からは喧嘩を売らぬ
売りこそしないが 栗谷川・・・・・・
奴等を決して―――火種を逃さない」
 



じっちゃん曰く、喧嘩は売らないそうですね

ところで渋川さん、この台詞がかぶってるシーンで



わざとぶつかって、何やら一言でヤクザもんをイラつかせる言葉を放ってるんですけど



おい、これ自分から喧嘩売ってんじゃねぇのか?


ほんと、つくづくタチの悪い爺さんです

しかしこの世界の老人ってろくなのがいませんね

火種を逃さないって言うか、火の粉を飛ばしながらうろついてるようなものの気がします



「善良なる常識人ならば
誰もが避けて通りたい
ささやかな灯火を―――奴等は―――決して逃さない
消えてしまわぬよう 大切に―――大切に・・・・・・
戦力をひた隠し―――巧妙に―――大火へと・・・・・・・・・・!!!」
 




ケチつけて、ちょっとへーこらして、相手の顔をいきなり指差す



巧妙にって言うよりいきなりガソリンぶっかけてるんですけど


そしてわざと指をとらせてからぶん投げ、喉に蹴りかますフルコンボ

なんかヤクザに恨みでもあってヤクザ狩りしてんじゃねぇかって勢いです


さらに、相手にわざとナイフを出させてから、ニヤニヤしながらボッコボコ

私が裁判員だったら、この事件には絶対に正当防衛を認めません



「火が点いちまったら
これはもうしょうがない
火事の鉄則は―――ーそう―――
燃え広がらぬうちに―――消し止める
手早く―――出来得るかぎり 迅速に・・・・・・!!!」
 


いやこれ、明らかに放火してるんですけど


汚物を消毒する勢いで火種をばらまいてます

しかしバキ君といい、挑発はグラップラーの必須バトルなんでしょうか?

つまり、グラップラーとして強くなればなるほど、相手をムカつかせるスキルが高くなると!


……グラップラーと書いて、そろそろ「人でなし」と読む勢いです


ともかく眼鏡を投げて、注意を惹きつけて喉に指をブチ込んで喧嘩を終わらせる渋川先生

ところでこういう合気術とかの奥儀って、「喧嘩売ってきた相手とトモダチになる」事だと思うんですけど、


友達になれたかもしれない相手に全力で喧嘩売るのもどうなんでしょうか



「何故なら―――ここは日本
誰恥じることのない法治国家
警視庁は極めて優秀
現場からは―――2分以内に脱出じゃ・・・・・・!」
 



そして全力疾走で現場から逃走する渋川先生

そりゃそうですよね。火種云々とか言って、思い切り自分からボコってましたもんね



警察来たらどう考えても前科がつきますもんね


むしろこれで前科がついてない方がおかしいんですけど

ひょっとして、警察で武術教えてるから、そっち方面のコネで色々もみ消してるんでしょうか?


つくづく、現代日本では隔離しなくちゃいけない人達ですねグラップラーのみなさん


と、言うワケで誰恥じることのなくても渋川先生は恥を知れと言う弱い者イジメ劇場

たしかに、こんなろくでなしどもをなんの対策も無しに放置しておくのは社会的に問題はあります



「ヤりたくてヤりたくてヤりたくてヤりたくて
たまらぬ戦士たち ならばどーする―――
”ステキな出逢いを”じゃッッ」

「ンなるほどッッ」
 



何がなるほどなのかよく分かりませんが、栗谷川さんが丸めこまれました


まぁ、実際問題、このろくでなしどものストレス発散させるのは、


社会的貢献できる事業として意味がありそうです


と言うか、いっそもうまとめて勇次郎の餌にしちゃっていい気もするんですが、


来週からはじっちゃんによる危険人物隔離トーナメントが始まるんでしょうか?