範馬刃牙
第２０３話「緊急有識者会談」
飯が炊けなけりゃ息子を叩けばいいじゃない
さて、烈先生がボクシングをしたり勇次郎が飯を炊いたりバキ君が妄言言いだしたり、
格闘漫画としては変な方向を突き進んでる気もしますが、本筋は勇次郎とバキ君の親子喧嘩です
その親子喧嘩について議論するため、トウキョウに有識者が集います
飛行機で降り立ったのは、勇次郎と友好宣言をしていたオバマ大統領です
深夜に極秘の歓迎を行うのは、我らが日本国総理大臣・波斗山征夫その人です
「本来は・・・羽田でお迎えせねばならぬところ」
「ノープロブレム ここは我が国の基地だ
意外に早い再会となったね」
「極秘の来日とあって
肩身のせまい思いをさせてしまってます」
「エアフォース１ほどの設備は整っていないが
自家用機としては十分に快適だよ」
「恐縮です」
はい、日本国総理大臣、いきなりへりくだりまくりですね
普通は、日本国の代表がこうもアメリカの代表にペコペコした態度をとれば、
右寄りの人達が黙っちゃいないと思うんですが、これに関しては多分、温かい笑顔でスルーしてくれると思います
むしろここで波斗山さんが「随分とノロマなんだな大統領。ニガーってのはもっと足が速いもんだと思ってたぜ」
とか言い出したら、その方が右寄りの人達は黙ってられない事になると思います
（それ以前に、人権団体から怒られそうな発言をするのはヤメロよ）
ともかく、えらく上から目線ですが、とてもフレンドリーな調子で総理と接する大統領
まぁ、現実では被爆国でありながら核サミットからもハブられそうになってるわけですが
ここで大統領を招くときに、総理が飛行機ではなく友愛の船（笑）で迎えを出したら、
エアフォース１ではなくユナイテッドステイツエアフォースをひきつれてやってきたでしょう
と言うか、勇次郎の喧嘩も問題事項なんでしょうけど、
この人達がここで油売ってると、世界経済的にとっとと公務に励めと言いたくなります
きっとこの首相も、昼は高級料亭で会食したりファッションショーに出席したりで忙しかったのでしょう
そして、オバマさんはそんな勇次郎問題にテンションが上がってるのか、
現実世界の大統領だったら家族を人質にとって脅されても言わないようなフレンドリーな態度で発言します
「そんなことよりユキ
わたしはワクワクしているんだよ
この度のグランド・ミーティング」
ユキ・・・・だと・・・？
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ﾉ-。､iヾミ､ i ないない
ﾘi;;;ﾐ. ｀ｰ ' _｀ｰ' iミ､, ー='、
ﾉ彡ヽ -' u .!｀ | それはない
＿_ノ''ﾞﾞ´＼J ,-‐､・ ./＼__ |
｀ヽ、 0
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_,ｨ-‐＝´ ヽ. 〈 ヽ ￣ / _/ ／´｀'ヽ､ ￣￣￣￣￣￣￣
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二二==＝＝＝── |
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)ｖナ (
ヽ、＿ノ｀'ヲ‐'' ) ::::::::::::::::_,,,./:::'' ／ ヽ｀''':::::..
ヽ〈 〉:::::
/、 |:::,,::--‐'´ i / ノ /´ヽ::::::
テメェェェェェェ！！
オバマアアアアア！！！
なんて奴に我が女神のＡＡを使わせるんだ！！！（言いがかり）
この総理のＡＡなんてこんなんで充分だろ！！！
｜
＼ ノ´⌒ヽ,, ／
γ⌒´
ヽ,
＼ ／／ ""⌒⌒＼ ） ／
ｉ / ⌒ ⌒ ヽ ）
＼ !ﾞ (･ ）｀ ´( ･） ｉ/ ／
| （__人_） | ＜ポッポー
＼ ｀ー' ／
／ノ⌒) ､､､､ヽ
＿＿＿＿＿＿ ∈ 彡彡
} ＿＿＿＿＿＿＿＿
~`ー┬―┬――"
``` ```
まったくもう！ 消える世界にも私の場所があるんですよ！！？
これでこの波斗山総理の台詞が、長門の声で脳内再生されたらどう責任を取ってくれるんですか！！？
まぁ、あの総理も金星人だったり統合思念体（チャイナ＆コリア）の操り人形だったりするんで、
ある意味、長門みたいなもんだと言えなくもないわけですが（長門ファンを敵に回す前に黙れよ）
お詫びも兼ねて宣伝しておくと、もし劇場版消失をまだ見てない人がいたら、何をおいても見に行く事をオススメします
（バキの感想に関係ない事ばっか言いだすのはヤメロ）
「わたしはね
オーガの熱狂的なファンなんだ」
「意外でした・・・・・・・・・
あなたが範馬勇次郎の支持者だったとは」
「アメリカとオーガは無関係ではない
モチロン 公的なものではないが」
勇次郎ファンの大統領がウキウキしているので、
ご機嫌をとるために丁寧な英語で会話を繋ぐ総理大臣
あ、この人英語喋れたんですね。てっきり、「トラスト・ミー」しか言えないんだと思ってたヨ
まぁ、言葉通りに受け取らないならアメリカにとっても勇次郎は、
友好国の最強兵器として活用できるって事なんですが、どうもオバマさんは純粋なファンのようです
とても嬉しそうに、勇次郎について語ります
「友好条約の件ですね」
「宣言の前夜と当日の夜―――
眠ることができなかった」
「その時の印象は・・・・・・」
「ダイヤモンドより硬い物質があることを知った
常識が覆った わたしにとって誇れる時間だった・・・・・・」
童貞少年のようにピュアな気持ちで勇次郎を語るオバマ大統領
そして、楽しいトークをしながら主民党の本部へとやってきます
物々しい警備をしながらも、ごくごくわずかな面子だけでの会合が始まります
警視総監や防衛大臣、文部科学大臣に幹事長などが一堂に会しています
……もし、ここにいる面子が勇次郎にボコボコにされるような事態があったら、
板垣先生の法則が発動して、みんな逮捕されちゃったりするんでしょうか？
うん、ちょっと期待しちゃいますね（するなよ）
「大国の武力をも凌ぐ武力を持つと云われる腕力家 範馬勇次郎
近日中 この男の身に―――一つの事件が起こる
その事件を我々は――支援したい」
そして勇次郎とバキ君の喧嘩について支援表明をした総理
まぁ、支援と言うか、実際はどう隔離するかを話し合うのが必要だと思いますが
とりあえず、飯炊き用に厨房と炊飯セットでも貸し出してみてはいかがでしょうか？
「範馬勇次郎については
当然 警視庁も認識してはおりますが
国家レベルの武力を有するオーガに
いったいどこの誰が・・・」
「倅だよ」
警視総監の質問に答える我らが人民代表……じゃなかった、幹事長
なんか、前に見た時よりも悪人ヅラに磨きがかかってる気がするのは気のせいでしょうか？
最近、あまりニュースに自分の姿が出てないから不満なのでしょうか
（マスコミが必死に隠しているんだから触れないでおいてやれよ）
「ナルホド
Ｍｒ．ボッシュを誘拐したあのスーパーボーイか」
「「「あの事件の犯人！！？」」」
そしてオバマ大統領の口から、勇次郎の息子について語られる！！
普通に考えたら、日本国民がこんな事やらかしたらわりと外交問題な気がするんですが
皆さんの反応を見てると、どうやらあの事件は内々に処理されて情報が外に出ないようにしてたみたいですね
「あのレベル５の厳戒態勢の中――
堂々正面から大統領をさらったあの少年が・・・・・・」
「すなわちその少年もまた
国家レベルに近付きつつあるということだな」
なんか、ジャンプならこのまま国家間グラップラー戦争編が始まりそうな勢いですが、
日本から二人もそんなバケモノが出そうになってるんだからもう少し動揺してもいいと思うんですが
それとも、幹事長は中国と蜜月の時を過ごしているから拳法家に理解があったりするんでしょうか？
しかし、事の重大さが分からない人にとってはなんの事やらという会話です
当然、違う意見の人も出てきます。うん、この不統一さこそが主民党って感じですね
「しかし――今ひとつ理解できないのです
国家レベルと比喩される２人ではありますが・・・・・・
言ってみりゃこれは親子喧嘩ですよね
その・・・・・・放っておけばいいというか
勝手にやらせておけばいいというか ねェ」
しかし、その発言を止めたのは絶対権力者の幹事長ではなくオバマ大統領
いきなり会話を止めると、懐から何か小瓶を取り出して机の上に置きます
「ストップ その先は言わぬことだ
これを見てほしい わたしの守り神だ」
「それは・・・？？」
「タール」
「せ・・・石炭・・・？」
「正確にいうなら・・・・・・
石炭の粉・・・・・・」
そう、勇次郎が握りつぶした石炭の粉です
まぁ、素手でダイアモンドを作るとか言う宇宙企画のＡＶよりもアホな企画の結果なんですが、
これはこれで勇次郎の強大さを雄弁に物語る証拠物になります
オバマ大統領は、これを示す事で勇次郎の脅威を伝えるつもりなのでしょうか？
そして、この石炭粉を見て政治家のみなさんは驚愕します
幹事長まで、まるで秘書が全てをゲロったみたいな表情になってます
さぁ、オバマ大統領はこれを見せて勇次郎に関する何を皆に伝えようとしてるのか・・・！！？
「わたしがオーガへリクエストし
オーガにやらせたのだ」
ただの自慢じゃねぇかこのアホプレジデント
米国の皆さん！ なんかこの人、ボッシュ大統領とあんまり違いが無いんですけど！！？
うん、これは政権交代してて良かったのかもしれません
危うく、麻生さんが今の波斗山さんの役回りをやらせられるところでした
板垣先生にとっては、政治家なんてみんな同じようなものだと言うパフォーマンスなのでしょうか？
ともかく、クスクスと笑いながら勇次郎に頼みごとをしたアピールをするオバマさん
誰か殴って止めた方がいいんじゃないかと思っていると、オバマさんが背後の気配に気付きます
「そこまで驚くこともない
少なくともわたしは米国――・・・」
「他にリクエストはプレジデント」
なんと、クスクス笑っていたのは勇次郎でした！！
さぁ、スーパー自業自得タイムです
来週は、大統領の土下座が拝めるのか！！？
ところで、アオリでは
『調子に乗る合衆国大統領の下へ
神出鬼没！！ 勇次郎の降臨・・・ッッ！！
奇妙な優しさが逆に怖過ぎる！！
一体、何を企んでいるのかッッ！！？』
とか言ってますが
ただのイヤミだよこんなの
確かに、最近妙に優しい勇次郎ですが、プレジデントにイヤミを言うぐらいのやらしさは持ってます
来週は、勇次郎にフルボッコにされる政治家のみなさんが見れちゃったりするんでしょうか？
あと、来週は番外編っぽい感じで、その次は３倍祭りです
３倍祭りです＝手間が増えます
３倍祭りです＝睡眠時間が減ります
背後で勇次郎が笑ってるぐらい憂鬱なんですが、
とりあえず来週はカウントダウン企画の感想を書きつつ、再来週の３倍祭りに備えようと思います
とりあえず、オフ会では３倍祭りについての愚痴からスタートするかもしれません（させんな）