範馬刃牙 
第202話「家族団欒」
 



え〜、まず最初に管理人から一言断っておきます




これはエイプリルフール企画ではありません






繰り返す。これはエイプリルフール企画ではない


いや、こうでも断っておかないとですね。もし今週のバキを読まずに感想を読んでる人がいたら、

「おいおい大吉さんよ、こんな力入れて嘘感想書いてないで早く勇次郎とバキの直接対決の感想書けよ」


とか思っちゃうでしょ? こんな感想書かれる本編なんてありえないと思っちゃうでしょ!!?





私も嘘だと思いたかったですよ



こんなに嘘であって欲しいのは、テレビの前で「嘘だと言ってよバーニィ!」って叫んだ時以来です


とりあえず、今週の内容を一言で説明するとですね






バキが勇次郎と食卓を囲んで談笑したがってる

あと、勇次郎に飯炊きをやらせようと画策している
 





















                、_ヽ、、_,,y
               -‐ヾ;;;;;ヾツ;;;;;彡_,
              ヽ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''<,_        _______
             `゙シ;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;ッ;;;;;ヾ;;;;;;;;ラ.      /
              彡;;;;;;リッヾ`ソリiiヾ、;;;;;彡     |
             ノミ;;;;/´-゙'。、ノ ノ-。、iヾミ、     i  ないない
              リi;;;ミ. `ー '  _`ー' iミ、,   ー='、
              ノ彡ヽ    -' u .!`       |  それはない
            __ノ''゙゙´\J ,-‐、・ ./\__      |
            `ヽ、 0 ./`ヽ、 ̄_/!`!) `ヽ-,   \_
         _,ィ-‐=´ ヽ. 〈  ヽ  ̄ / _/  /´`'ヽ、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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  --──ー--/`i─--   ̄ ̄ヽヽ ヽ  ノ ヽ       \
  /ヽ__   / ./!    /ヽ   ヽ\ / /´      fi   i
 ./!ヽ!__ / ! |   .// /      V  '        |i!  l
-チ/ fヽ二=/ / i ̄ // /-、     |         ..::!'   `ヽ
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二二=====── |  〈..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::ノ\::::....
  )vナ ( ヽ、_ノ`'ヲ‐'' ) ::::::::::::::::_,,,./:::''     / ヽ`''':::::..
  ヽ〈 〉:::::     /、  |:::,,::--‐'´ i /      ノ  /´ヽ::::::






私の脳内バキ君は全力否定してくれましたが、


悲しいけどこれ現実なのよね


ともかく、今からこの調子だと本編でツッコミ過労死を起こすのでそろそろ始めましょう


ストライダムさんからバキ君のとんでもない発言を聞かされ、怒髪天の勇次郎



「野郎の口からそんな言葉がッッ」

「落ち着きたまえオーガ
サービスマンが近寄れない」
 



勇次郎がナイフとフォークをへし曲げながらビキビキしますが、

ストライダムさんは眉をひそめて窘めるだけです。慣れってすごいですね

むしろこれだけビキビキしてる勇次郎と和やかに話せるあたり、サービスマンの鑑とも言えるでしょう


勇次郎相手に培った接待マニュアルを一流ホテルとかに売れば儲かるんじゃないでしょうか?

まぁ、あまりにも参考にならないから対勇次郎としてしか売れないかもしれませんけど



「ストライダム 詳しく聞かせろ」

「わたしとて驚いたさ
まさに青天の霹靂だった」
 



八つ当たりで殺されかねない相手にも、世間話をするように話し始めるストライダムさん

と言うか、勇次郎をここまで怒らせるような何をバキ君は言ったのでしょうか?


「俺、親父よりイケメンだし」とか寝言でも吐いちゃったのか?



「今 なにを言った・・・!!?」

「なにって・・・・・・」

「自分がなにを言ってるのかワカってるのか・・・・・・!!?」

「異常だよ・・・・・・
俺が今 口にした言葉に耳を疑っている
そっちのほうが遥かに異常だぜ」

「・・・・・イヤ・・・
・・・・・しかしだな・・・・・・」

「俺の言葉のどこがオカシイんだい」
 


どうやらバキ君的には当たり前の事を言ったようですが、

ストライダムさん的にはドン引きするような事を言っちゃったようですね


なんでしょうか? 「やっぱり勝てるわけないから勇次郎と戦わない」とか、


気持ちは分かるけどそれ言うのはどうよ的な発言をしたんでしょうか?



「親子でゆっくり食事をしたい
そのどこがオカシイんだい!!?
息子の俺が父親と飯を喰うッ
真っ当じゃないかッッ」
 



そう言えば、バキ君が他人と食事をする絵ヅラってほとんどありませんね

いつも一人で飯を食っている。基本的に孤独のグルメスタイルがバキ君の食事スタイルです


対して、勇次郎はいつも誰かと飯を食ったり酒を飲んだりしています

交友関係で言えば、バキ君は勇次郎に圧倒的に負けてる悲しい現実がありますが


親子でゆっくり食事をするというのは確かに違和感があります

ぶっちゃけ、父親と一緒に食事するのって普通はあんまりないと思うし(そうか?)


そんな無茶な主張をするバキ君に、ストライダムさんは言います



「・・・・・・その通りだ」

「だったら」

「バキ
トボケるんじゃないッッ
オマエこそが自分で―――無茶を口にしていることを知っている
範馬刃牙と範馬勇次郎が食卓を囲む異常さ
想像してみるがいいッッ その不自然さを!!!」
 



そして挿入される、バキ君と勇次郎が二人でちゃぶ台を囲むイメージシーン


うん、なんかエイプリルフールに漫画雑誌で見るものとしては、




ハチワンダイバーの最終回アオリの次ぐらいにショッキングなシーンでした


ハチワンの方は、気付いてから大爆笑しましたが、

こっちは大爆笑の後に「釣りだと言ってくれ」と叫びたい気持ちでいっぱいでした


何この和やか家族計画

と言うか、見方を変えるとこの絵ヅラにお母さんがいないのがなんかすごく可哀想です


まぁ、百歩譲ってお母さんがいないのは亡くなったからで遺影だけにしておくとして、



せめて兄ちゃんぐらいは呼んでやろうよ


なんでジャック兄さんの事を無かった事にしてるんだお前は


ともかく違和感が凄まじい不自然な団欒シーンです

たとえば、どこかの波斗山総理っぽい人が、




「基地問題? アメリカがグダグダ言いやがったからよ
俺が一喝してまとめてやったよ。もちろん、国外移転でキメたさ」
 


(カメラを真正面から見詰めながら)



とか言っちゃうぐらいありえない光景です

もう、どうツッコんでいいか分からないような絵がそこにあります

ここまでツッコミに苦しんだのは、先行者の実物を見て以来ですよ


と言うか、なんで魚があるっぽいのにトンカツまで並べてるんでしょう?

父と子が二人で喰うものはトンカツだと、神聖モテモテ王国に学んだ結果なんでしょうか?


そんな勇次郎ファーザーとコズエスキーの絵を想像させて、

「な? 無理だろ?」的な視線でストライダムさんがバキ君を見据えていると、

バキ君がいきなりポツリポツリと語りだします



「飯を炊き みそ汁を温め・・・・・・
つましいおかずに舌鼓を打ち 食べられることを祝福し合う
ア・・・・・・デザートもいいな
新発売のハーゲンダッツ こんなのが出たのかなんて・・・ねェ・・・」
 



突然始まったバキ君の落語の前口上みたいなトークに、

ストライダムさんがインタビューに答える首相ボケ老人を見るよう目で見つめています


ガンダムだったらそろそろ酸素欠乏症って結論が出るはずですが、

バキ君も久しぶりの出番で舞いあがってるのか、独り芝居を続けます



「日常をさ・・・・・・話し合ってるうちに時々あるんだ
世代が違う同士 意見の喰い違いってヤツが
そーなると親父もガンコだ

たわけッッ 虫酸がはしるわッッ
キサマのその腑抜けた考えッッ
叩き直してくれるッッ」
 



え? それ勇次郎のモノマネのつもり?

その、口を曲げて出来の悪い麻生太郎前首相みたいなモノマネが、勇次郎のつもり?



そりゃ話を聞いた勇次郎も怒りでナイフフォーク曲げるわ


(そう言う理由で曲げたんじゃねぇよ)


と言うか、勇次郎だったらそう言うグダグダ発言する前に、

まず拳で一発くらわせてから説教タイムに入ると思うんですが



「頭っから全否定だ
そーなったら俺だって譲れねェッ
親父はすぐそれだッッ 自分以外の意見を聞こうともしねェッッ」

「バキ・・・・・・」

「耳を貸す度量がないッッ」

「バキッ」

「もう一ぺんぬかしてみい小僧ッッその減らず口」

「バキッ」
 



流石にドクターストップがかかりました


梢江ちゃんなら「病院だようッッ」と叫んでるところです

なんかもう、ピクル戦で強く頭をぶつけたのか心配したくなるレベルです

とりあえず、出された茶をひとすすりしながら諭すようにストライダムさんは言います



「そんな・・・・・・
そんな範馬勇次郎あg―――いったいどこにいると云うのだ
どこの家庭にもある日常の小競り合い
そんなありきたりを楽しむにはバキよ
おまえ達親子は強大きくなりすぎたッッ」
 


極めての正論を吐くストライダムさん

日常の小競り合いなんて始めたら、それだけで家が壊れます

ギャグ漫画世界の住人ならともかく、一応シリアス格闘漫画なのでそれは大事です


まぁ、離れ小島の無人島に二人で隔離するならどうにかなるかもしれませんが

どちらにせよバキ君は2〜3回小競り合いしたらお母さんのところに逝ってしまいそうです


しかし、なんでいきなりこんなほんわか勇次郎の話をしだしたんでしょうか?

勇次郎に挑むため、リアルシャドーをしすぎてたらなんか変なイメージが定着しちゃったとか


ほら、二次創作とかに手を出してたら原作にないキャラクタ達の特徴とかを覚えちゃったりするじゃないですか

あんな感じで、実物より強い勇次郎を想像してたら、父性愛まで強い勇次郎をリアルシャドっちゃったんでしょうか?


ともかく、ストライダムさんが「ねぇよ」と一喝しました。それに対するバキ君のリアクションは・・・・・・



「そして―――俺ばかりが―――」

「・・・・・・・・・・・・」

「炊飯係ってのもオカシなハナシだ
たまには親父にも 飯ィ炊いてもらわなきゃなァ・・・・・・・・・」
 










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     __ _,... __. '´!、_  / ∧   :. ',        / ::::./ !   r' |   >‐''゙゙゙゙丶
  ,. ''´ゝ '゙   ゙''ー、 ヽ   ノ  ',   : ヽ      /  :/ !     ,.. '゙  ト´








なんでしょうか。バキ君が、ヤバい薬キメたみたいになってます

やっぱりリアルシャドーのやり過ぎは脳に悪い影響を与えちゃうんでしょうか?


リアルシャドー、駄目、絶対


ともかく、夢想の境地へ旅立ってしまったバキ君を、

ストライダムさんは憐れむような眼で見つめながら言います



「世の中何が起こるかワカらない
―――が それだけはないッッッ」
 



そして、それを律儀に報告するストライダム


とてもよく訓練されたパシリですね

怒るのがよく分かってるはずなのに。なんで一々報告するんでしょうか?

ここで殴られなかっただけ、勇次郎が丸くなったと判断した方がいいのかもしれません



「この俺が・・・・・・
飯を・・・炊く・・・」

「・・・・・・・・・・・・」
 


そして、そのまま店を出る勇次郎

ストライダムさんも地味に寿命が縮んだのかもしれない間が空きます


さぁ、これで「そんなに飯が食いたいなら、たっぷり喰わせてやるわー!!」と、

クラウザーさんの如くブチギレてバキ君のお腹に生米を詰め込む作業が始まるのかと思えば、


勇次郎は雑踏の中で空を見上げながら、物憂げに呟きます



「飯炊きかァ・・・」





炊く気か!!!!??



なんか、まんざらでもない様子ですよ奥さん!!

ついに勇次郎も息子のデレデレ攻撃に、デレに転じる覚悟をしたのか!!?


と言うか、いつも野生生物を狩ってそれを焼いて食べてる勇次郎です

サバイバル料理ぐらいならできそうですが、バキ君はそれじゃ納得しないかもしれません


勇次郎が、不器用ながらも頑張って飯盒でご飯を炊いてバキ君に出してみたら




「このご飯は出来損ないだ。食べられないよ」


ぐらいは言いだすかもしれません(どんだけ嫌な奴だよ)

そして日常の小競り合いがスタートする!!(その流れだと、血の雨が降るだろ)


ともかく、勇次郎の「はじめての飯炊き」編がスタートしそうな勢いです

まぁ、勇次郎が飯を炊くって言うと、チャンピオン読者だとどうしてもアレを思い出す気がします



>範馬勇次郎の飯炊き・・・駄目だ、どうしても浦鉄の垣ママのアレが浮かぶ(汗)。
>今週は、刃牙メインだったのに、面白かったですね 何かだまされているんでしょうかw



ともかく、バキ君的には受けが取れたから今回の話は成功だったと言えるんじゃないでしょうか

しかし面白かったけど、バキ知らない人にこの話したら確実にエイプリルフールネタだと思われるだろうなぁ・・・


まさに『公式が病気』シリーズでした