範馬刃牙
第187話「親友よ・・・」
今週の内容を読み終わって最初に心配した事
再来週の3倍祭り、テンション持つんだろうか・・・・・・
まぁ、年末の事を今から心配してても仕方ないので今週の内容です
いや、ネタバレ情報は事前に聞かされてたんですけどまさか本気でやらかすとは・・・・・・
とにかく、新章の主役が登場する今週は、在日米軍基地からのスタートです
そこには、胴着を纏った複数の軍人らしき人々と、一人の教官が稽古らしきものを送っています
教官は、我らがキャプテン・ストライダム。ミリタリーアーツの訓練は彼の役目なのでしょう
この人、範馬勇次郎専門の接待係じゃ無かったんだ・・・
てっきり、勇次郎専門の渉外担当とかそう言う仕事かと思ってました
普段、勇次郎の相手して溜まったストレスとかはここで教え子達相手に発散してるのかな・・・?
「繰り返すが ここに伝えるものは――人格形成を期待するものでもなく
不当な暴力から身を護るものでもない
正々堂々の暴力――すなわち戦場で行使される技術だ」
まずは、骨子となる思想から説くのは格闘技の基本ですね
精神性とか不当正当とかどうでもいいから、とにかく相手に暴力を振るえとまず教える
ここら辺は、実地で勇次郎他に叩き込まれてる経験談なんだろうなぁ・・・
「よってそこには反則がない
―――ではなく”反則があるなら即使え”―――だ」
幼年編のバキ君も、軍人相手には苦戦してました
不意打ち、だまし討ち、とにかく相手の意表をつければそれは有効手段です
『兵は詭道なり』と言いますが、これは相手の裏をかく事が重要と言う事で、
正々堂々と相手を出し抜いて戦闘を終わらせることが『戦場』で求められる技術とストライダムさんは説いているのでしょう
そして、実戦でそれを教え込むためにストライダムさんが『指導』をします
とりあえず鼻っ柱を叩き折ってから言う事を聞かせるのが脳筋に対する正しいリーダーシップです
「オマエらの経歴に目を通した マーク 立て
ムエタイのキャリアが長い そしてMMAも・・・・・・プロでも活躍している
命令だ フリーファイトで私を仕留めろ」
そして一番噛ませにピッタリの相手を選び抜きました
ムエタイが! またムエタイが噛ませ犬になる!!
今週始まった恐竜漫画に出てきた突然変異恐竜達のように、
板垣漫画で『ムエタイ』と言う種族は目立って真っ先に喰われる生物です
「お前ら現実世界で強いんだからこんな扱いでいいだろ」と、ひたすら負け犬にされる哀れな格闘スタイル
範馬刃牙が勇次郎に勝利する姿と同じぐらい勝利する姿が想像し難い格闘家がまた生贄としての道を歩みます
そして蹴り技を仕掛けたときに、お約束のように金玉に一撃を入れられます
ムエタイが噛ませになる。金玉に攻撃されて凄い顔になる
ある意味、正統派過ぎるほどの板垣漫画の流れです
まぁ、サムワンのようにズボンを脱がされて玉ピンされなかっただけ幸せなのでしょう
そう言えば板垣先生は今週の目次コメントで、
『力士よりデカいレポーターを使うNHK。
その無神経を見直せ!』
と仰ってましたが、NHKが力士に謝ったら次は先生がムエタイに謝る番だと思います
あ、でも『喧嘩商売』で「担当の嫁を寝取る漫画家」として紹介されたのには怒っていいと思います(黙れ)
「(柔道経験者ハワード 目潰し・・・・・・
ボクシング経験者リチャード 裏投げ・・・
レスリング経験者スミット 打突・・・・・・
古流武術経験者タカハシ 緊縛・・・)」
そして相手の不慣れな攻撃を的確について打倒するストライダムさん
経歴を読んで、相手の情報を得る事からすでに戦いが始まっていたと言いたいのでしょう
しかし、それならどうして緊縛の実演に美女軍人を連れて来なかったのか
経歴を読み漁って、縛りの似合う女性軍人を何故ピックアップしなかった!!?
あと、その女性軍人だけギャンブルフィッシュの山根先生に描いてもらうとか!!
それぐらいのダーティープレイを行ってこその軍隊格闘技でしょう!!?
(軍隊格闘技は団鬼六の小説を実演する場ではありません)
「民間格闘技と戦場格闘技の違い・・・・・・ボンクラのオマエらも多少は感じ取ったことだろう
ダーティープレイに徹しろ それが戦場武術の正統派だ」
とりあえずひたすら訓練兵達をボコり倒して解散の運びとなりました
今までグラップラーの皆さんの影に隠れてましたが、ストライダムさんは強かったようです
単に勇次郎のご機嫌取ったりピクルの前で全裸になるだけの人ではなかった
ひょっとしたら、加藤や末堂あたりになら勝てるだけの実力の持ち主だったのかもしれません
そう言えば、るろうに剣心で弥彦が10歳としてはありえない運動能力を見せた時に
「剣心の戦いをずっと傍で見てたから、見取り稽古としてその動きを覚えていたんだ」的な話がありましたが、
ストライダムさんも勇次郎の傍でずっと戦い方を見てたから強くなったのかもしれません
その理屈で言えば、本部さんがいきなり強くなって柳さんを倒してた理由も分かります
バキ君も一時期中国で解説系のキャラやってましたし、解説は強者への第一歩なのでしょうか?(超理論)
「(親友よ・・・・・・永く待たせてしまった・・・・・・
今・・・・・・やっとのことで・・・・・・準備ができた・・・・・・」
今なら君を・・・・・・落胆させない確信がある)」
そして、訓練後なにやら薬品を使った実験のようなものを始めるストライダムさん
ナイフに何か振りかけていたので毒でも塗ろうとしていたのかと思いましたが、
それは硬強度を誇るはずの軍用ナイフをへし折ってしまうほどの高威力爆薬でした
その爆薬を拳先やつま先に大量に仕込み、防具を固めます
仮面ライダーSPIRITSで、滝さんが怪人相手にしていたのと似たような装備です
果たして、ストライダムさんはどんな怪物と戦うためにこんな装備をしているのでしょうか?
「(この日を・・・・・・今夜を・・・・・・待ち望んだ・・・・・・
待っていろ・・・・・・我が親友・・・・・・範馬勇次郎!!!)」
・・・・・・・・・・・・・・うん、確かに貴方の仕事は勇次郎さんの接待なんですけどね
そんな命懸けの接待死合なんてしなくていいんですよ?
ちょっとどうしちゃったのストライダムさん!!?
いきなり再登場して「実は強かった」みたいなとこ見せて、「約束」みたいな行動して、「絶対強者に挑む」って
装備以上に死亡フラグが山積みじゃないですか
ピクルにもらったティラノの脳でも食べちゃって、頭が原人並になっちゃったんでしょうか?
と言うかあんた、ドイルと戦った時にはあのフル装備に散々文句言ってたじゃないですか
しかもそのドイルも、烈先生やオリバさんにはフルボッコされてましたし
この程度の装備では、下手すりゃ勇次郎が爆薬でも無傷なんてオチをさらすだけの結果に終わりそうです
いっそ左腕にサイコガンぐらいは仕込まないと
もしくは勇次郎VSバキの戦いを始めさせて、そこを空爆するぐらいしないと
まぁ、戦力に難は残りますがとにかくストライダムさんは命懸けで勇次郎に挑むようです
こうして命懸けで接待しようとするところは、ある意味ジャパニーズビジネスマンの鑑なのですが、
どうしていきなりこんな寄行に走ったのか。興味があるところなので、次回はその説明が入るのでしょうか?
そして説明で1話、勇次郎と対峙するところで1話使って、戦闘開始はまた来年でしょうか?
新年早々ストライダムさんの訃報が入らないことを今から祈るばかりです
でも、こうやって命がけの勝負を挑んでくれる親友がいるっていい事ですね
果たして、バキ君にはそんな人が現れてくれるのでしょうか?
・・・・・・毎度毎度、父親とやるって言ってはこうやって他人に出遅れてるんだよなぁ
バキ君は来年の抱負で、「今年こそ勇次郎と戦う」とか宣言した方がいいと思います
なんかこの流れだともう年内の出番は無さそうですし