範馬刃牙 
第185話「原人の帰するところ」
 



勇次郎が大統領と友好条約結んだり、バキ君の脳がアレだったり

色々寄り道しましたが、いよいよピクル問題を解決する時がやってきました


ところで。今週の巻末目次コメントなんですが

板垣先生はまぁわりとまともなコメントだったんですが、ギャンブルフィッシュの山根先生



『『覚悟』が見たくてチャンピオンの袋とじを初めて開けた。』





じゃあ、今まで袋とじのバキ外伝は読んで無かったんだ・・・・・・



ちょっと山根先生! そんな事言ったのが板垣先生にバレたら、

ソファーに座ってるうちに尻の穴から潜り込まれて「トンネル」されちゃいますよ!!




アヴィのブレインスルーショットならぬ、アナルスルーショットが発生しますよ!!!


漫画では大統領を出したり、シンクロニシティしてましたが、

どうやら山根先生的にはバキ外伝よりも覚悟外伝、ピクルよりもオヤマ!菊之助のようです


まぁ、私も生まれて初めて読んだチャンピオンで覚えてるのはバキと菊之助ですけど


それはともかく、今週の内容です

まずはピクルの今後をどうするべきか。各界の著名人を招いて議論が行われています



「どうあるべきか どう導くべきか
既に議論の余地はなく
元に戻す これ以外にはない
彼は我々現代人の好奇心の犠牲者なのですから
元通りに それが現代人の責務ではないでしょうか
いかがでしょう 皆さん」

『内閣総理大臣 波斗山征夫』 



のっけから、「問題の先送り」&「耳障りのいい言葉で飾る」&「議論するつもりがそもそも無い言い草」と、


ある意味トリプルプレーをやってくれた総理大臣


しかし、名前的にはなんかカッコいいですね

元ネタの人はよく「ポッポ」と言われてますが、この名前だとイメージは「ギャラドス」です


もし麻生太郎前総理がスナイパーとして狙っても、

素手のまま「俺の中の『鷹』を目覚めさせちまったな・・・」とか言い出しそうですね


問題発言の「家が裕福だったから申告漏れに気付かなかった」も、この総理にかかれば


「政治家が脱税して何が悪いんでェ」ぐらいは言ってくれそうです



まぁ、これでネタ作ると本編に触れないまま無限にできちゃいそうですし、

それ以前に黒服の男たちに友愛されかねないので、話を本筋に戻しますと


その波斗山総理がなんか妙な面子を集めて話し合いをしています

ピクルという超貴重人物の処遇を決めるために集められた人材とは!!?



「兎にも角にも我々は彼の安眠を妨げた
その責任は問われるべきであり――」


『政治学者 金尚中』


「責任を言う前にミスターピクルの人間としての権利
それをまず認めるのか否かという――」


『実業家 興田政道』


「権利もなにもあの人は俺らの大大大先輩なんだよ
――て言うか 全人類の最長老 ヒョットしてアンタの先祖かも知れないよ」


『映画監督 木頼武』


「しかもチョットいい男なのよね」


『住職 世戸内若鳥』 





何これテレビタックル?



一応、ストライダムさんとペイン博士はいますが、

面子的にはなんかバラエティ番組が一本作れそうなレベルの面子です


まぁ、幅広く意見を取り入れようって事なんでしょうが、

人選がカオス過ぎて迷走してる感がプンプンしますねなんかの暗喩でしょうか


いっそ、原人代表(?)って事で本田博太郎さんでも呼べば良かったのに

(お前はいつまでも「北京原人 who are you?」を引っ張るつもりだ)



「元通り――簡単に口になさるが
元とはどこを指すのか 仮に発見された場所
ニューメキシコ州の岩塩層に戻すとして――
遠い未来社会 あのピクルにどう生きろと云うのか
今 目の前にある問題を未来の人々へ丸投げし
耳に心地よいヒューマニズムを口にしているだけでは・・・?」

「同感だ ピクルの現在にこそ責任を持つべきだ」
 



ペイン博士がまた何かを連想させるような正論を口にします

というか、ペイン博士はてっきりピクルを研究対象にしか見ていないのかと思ってましたが、

意外と色々人道的に考えているようですね


なんかアレン君の師匠だったりノーベルアサシンだったりしたから、

てっきりもうちょっと水原キノコ寄りの人種なのかと思ってました(失礼にも程がある)


勇次郎に変な質問しちゃう以外は一応まともなストライダムさんも賛同してくれます

しかし、この人には西松建設問題並に触れられると痛いアキレス腱があります



「ミスターストライダム あなたねェ
あの重要文化財になにかしましたよね
聞けば格闘技や武術の専門家を相手に
ケンカの真似事をさせているとッッ」
 



そう、ストライダムさんはピクルとグラップラー達を戦うように仕向けていたのです!!





まぁ、実行犯は徳川のみっちゃんですが



むしろ、呼んでもないのに後から後からやってきたグラップラーの皆さんが主に加害者側であって、

別にストライダムさん一人が責任をかぶるいわれはまったくないのですが、


この人は他人の尻拭いをする姿が異常に似合ってしまっているので、なんか納得してしまう構図です



「それは事実ですかミスターストライダム」

「ピクルとわたしの約束でした」

「約束ゥ!?」

「言葉を持たぬピクルとどう約束を!!?」

「言葉で交した約束ではないッッ」

「詭弁ですなッッ
バカバカしいッッ」
 



ここら辺は、範馬脳の持ち主というか、

グラップラーないし『漢』にしかわからない理論なので実業家には分からないのでしょう


まぁ、実際ここで


「ピクルの前で全裸になったら分かってくれました」



とか言ったら、次のカットではストライダムさんの席に黄色い熊のぬいぐるみが座る事になります


ここら辺、真っ直ぐな軍人気質だから誤魔化すのに慣れてないんでしょうね

自民党みたいにどうしようもないから消費税上げるぜとか堂々と言っちゃうんでしょう

現与党みたいに、保険の契約条項みたく分かり難くして騙せとは言いませんが、

小学生の学級会じゃないんだから、もうちょっとホワイトライっぽく人を騙すやり方があるような・・・

(さっきから何の話してんだよお前)


とりあえず、あまりにも正直にやっちゃった発言をしたストライダムさん

これでは、この場においてはもうペイン博士の論は通らなくなってしまったでしょう


ここはもう少し、上手く誤魔化すような言い方をすべきでしたね

たとえば「秘書が勝手にやった事。なぜやったのか真意が見えない」とか、




宇宙が生まれてから137億年がどうのこうのとか



そう言えば、友愛的にはOKなはずですよ!!!


・・・・・つくづく無限にネタが沸くのでそろそろ程々にします

最近、ニュースを見るたびに「痴人夢を説く」って言葉を思い出すんですがそれはさておき



「(学校で 職場で 飲食店で 家庭で
ピクルをどうすべきか
「もとの岩塩層へ戻すべき」
「共に現代で生きるべき」
フランスで ドイツで アメリカで インドで 国連で――
全世界で――地球規模の議論は白熱した)」
 



まぁ、実際生ける原人が見つかったらこういう反応になるでしょうね



ウクライナのスーパーインフルエンザもそっちのけで


・・・・・なんか、自分でもさっきから鼻持ちならない風刺系の話題が続くので少し控えます

まぁ、この機に乗じて顔を真っ赤にして児ポ法について熱弁を振るわないだけマシだと思って下さい


(お前、そろそろ性犯罪者予備軍か政治犯として逮捕されちゃえよ)


そして議論は白熱し、世界がどういう手段をとったのかと言うと



「全世界およそ10億人という投票の結果
実にその差1000票余りという僅差 決定に至る」
 



結局、ピクルは元に戻されて未来に冷凍保存される事になりました



「10億人の投票」についてはもうツッコまないようにします



「ミスターペイン 感想をッッ
戻すことになりましたがッ」

「愚かな結論と言えます
しかしそれが世界が出した結論です
見守るしかない・・・・・・」
 


シベリア虎の時は大問題発言ぶちかましましたが、

今回は無難な感じでインタビュアーに受け答えするペイン博士


まぁ、多数決は民主的ではありませんが、

優劣はともかく多数派の意見・種を残すという意味では適した手段ですからね


マウスがマイケルに言ったように、小型獣の群れが大型獣を狩るように、

数が多いということは、そのまま「力がある」という事に繋がりますから


ともかく、ピクルは冷凍保存されて未来に送られることになりました



「たった1000票・・・
人類は愚かだった・・・・・・
ピクルにとっては・・・・・・気の毒な結論と言わねばなるまい」
 



ストライダムさんと二人で夜道を歩きながら同情めいた発言をする博士

こうなったら、もう少しピクルにサービスしてあげてみてはどうでしょうか?


未来でも戦えるように、バキ君を一緒に封印冷凍保存してみるとか


レイプしたインタビュアーのお姉さんに対して、




「未来で待ってる」とか言ってみるとか



しかし、そんな博士の思いとは裏腹に

どこぞの研究所では保管庫のような場所が破られています


予想するに、ピクルは麻酔から目覚めて自力で脱出したんでしょう


あるいは、現場にアレン君がいるので、




また彼がうっかりT-レックスのステーキを作って起こしてしまったんでしょうか?


ピクルを目覚めさせる事に関しては、ペイン博士以上のエキスパートかもしれません

まぁ、ペイン博士の得意分野はピクルを眠らせる事ですから、いいコンビなのかもしれませんね



「問題の先送り・・・
解決の糸口は・・・・・・永遠に閉じられた」
 


ペイン博士がボヤいていると、目の前に突然巨大ななにかが置かれます



「こ・・・・・・ッ
これは・・・ッッ」
 



なんと、そこにあるのは巨大なT-レックスの頭部!

そして、その上に座っているのは、



「ピッピクルッ」

「なんでー!!?」
 



突然の事態に、博士も思わず「なんでー!?」とIQの低い発言をします

しかし、笑顔を向けるピクルを見て、ペイン博士は言葉でなく心でその真意を理解します



「ストライダムくん・・・・・・・・・
これは感謝だ・・・約束を果たした君への・・・
手土産だよ・・・・・・」
 


衣食足りて礼節を知る、といいますが

ピクルもフンドシを履いて餌を食べて、感謝というものを学んだようです


しかし、ストライダムさん。なんか嬉しそうな表情してますが、


こんなの貰ってあんたどうするつもりなんですか?



少なくとも食べるという選択肢をする人ではないでしょうし、

こんなもん飾ってたら、肩書きが軍人からホームレスになってしまいます


まぁ、範馬勇次郎係っていう激務を負っているので、これぐらいは大目に見てもらえるかもしれません



「(ピクル 世界を嘲笑い――
東京へ消える・・・・・・・・)」
 


こうして、ピクルは東京というコンクリートジャングルに帰りました

これからは、餌のレックスをペイン博士からたまに受け取りつつ、たまにグラップラー達と戦いながら過ごすのでしょう



以前、ハルヒのSSで色々あって朝比奈さんが未来に帰っちゃうんだけど、

無事戻ってこれてハッピーエンドという展開を思い出してちょっとうるっときました


直後、朝比奈さんの顔がピクルで再生されて窓から飛び出したくなりました


ところで、ピクルにはちゃんと性倫理みたいなものを教え込んでおかないと、

都市伝説で野人レイパーの噂が東京中に広まりかねないんですが大丈夫でしょうか?


もしかしたら、文明に順応しまくって漫画喫茶に寝泊りするようになるかもしれませんが(ねぇよ)


あと、来週は本編はお休みのようですが、

一応、「決戦前夜」と言う事で企画があるそうなのでそれの感想でも書くことにします


えぇ、そろそろ疵面についても思い出すような事も書いておかないと色々風化しそうですし