範馬刃牙 
第184話「範馬脳」
 



久々にタイトル見ただけで吹き出しました



範馬脳て。範馬一族に関わり過ぎると、なんか脳に悪影響が出るんでしょうか?

ゲーム脳みたいに、どこぞの学者が範馬排斥運動とかはじめちゃうんでしょうか?



範馬脳の実例として、涎垂らして曖昧な状態になった梢江ちゃんとか出るんでしょうか?



(それじゃ梅毒じゃねぇか)



なんかもう想像するだけで一週分の感想が書けそうですね

まぁ、とりあえず本編を読み進める事にしましょう。決して良い予感はしませんが



「ハイお疲れさま 終了だよ」



ピクルとの激闘の後、病室を抜け出してアホくさ扱いされたバキ君は、

医者の本分でしかここ数年活躍していないスーパードクター鎬紅葉さんの病院で検査を受けていました


今の読者は、この人が一時期は勇次郎クラスのパワーを誇った事なんか知らないんだろうなぁ・・・

本部さん(職業解説屋)と同じく、グラップラーから別の道を歩んでいるある意味幸せな人達の一人です



「おせっかいだったかも知れん」

「えッ」

「しかし――この地球史上最強の男と殴り合ったとあっては・・・・・・
このくらいの検査は必要だろう
もっとも君のような人生を歩むなら この検査はむしろ遅すぎたぐらいだ
たとえプロ格闘家でも君ほどのダメージを身体に刻んじゃいない」
 



そういえば、バキ君は刑務所入りした時に検査を受けたのと、

幼少時の科学式トレーニングと高校の体力測定ぐらいで特に検査とかはしてませんでしたね



ちょいちょい入院してますが、すぐ脱走したり毒は裏返ったり

病院との縁は長く浅いせいでこういう本格的な検査の機会は無かったのでしょう



「こういうことも必要なことはワカっちゃいましたが
何か不都合があったからと云って変えられる人生でもないので・・・・・・」

「それも心得ているつもりだ
連絡がなければ問題ナシということで」

「ヨロシクお願いします」
 



バキ君も、一応は感謝をしているようです

しかし紅葉先生も、あくまで善意で検査してくれるわけですし

それに超貴重資料のピクルをボコボコにして新聞にも載らない元大統領誘拐犯として、



もっとバキ君は関係者各位に感謝すべきだと思います



ほっとくと、傲慢なとこばっかすぐ勇次郎に似ちゃうんだから!!

それでいて、父親と向き合うとすぐヘタレ化してグダグダしちゃうんだから!!

いっそ紅葉先生には馬鹿につける……もとい、バキにつける薬を貰った方がいいんじゃないでしょうか?



そして、バキ君が帰った後深夜に及んでまで検査結果の確認をしてくれる紅葉先生


お疲れの様子と思いきや、顔中に冷や汗を浮かべて焦った様子です

そして慌てて携帯電話を取り出すと、誰かにかけだします



「俺だッ 来てくれッ すぐッ
そうッ 今すぐだッ オンナなんて6000万人いるッッ
今すぐ来いッ」
 



慌てたようで、何者かを呼びつける紅葉先生

脳のレントゲンを見ているようなので、脳外科の先生を呼んでるのでしょうか?

会話の流れからすると、女性と会ってる最中の先生をムリヤリ呼ぼうとしてるのでしょうか?


ところで、6000万人ってのはどういう意味で言った数字でしょうか?



A:日本人1億2000万の半分は女だ理論


B:世界中で、ロリとかババアとか鬼女とか顔面殺虫剤を除くとそのぐらいだよ理論




C:ラブプラスでデートイベント中だけど、他にギャルゲーたくさん買ってやるから早く来い理論



……Cだとすると、こんな深夜にせっせとラブプラスやってる状況が、

下手な泣きゲーでは太刀打ちできないぐらいとても悲しいものに思えそうですね

(うっさいわ)




「(こんなことって・・・・・・ッッ)」 



どうやら紅葉先生は、バキ君の脳を見て焦っているようです

一体、バキ君の脳にはどんな秘密があるんでしょうか?


まさか脳みそがアビタニ空間へワープしているわけはないでしょうが、

最近流行りのミオスタチン関連筋肥大が見られるとか、常時脳内麻薬ダダ漏れとか、

そんな範馬的怪奇現象が脳内で起こっているのでしょうか?


そしてやってきた脳外科の先生



「紅ちゃんよォ」

「藻木 こっちへ来い」

「そりゃアンタにとっちゃオンナは6000万人いるさ
しかし俺の人生 6人の出逢いがあるかないか」
 



ギャルゲー1作品分の出逢いですねわかります



ラブプラスだとヒロインが3人だから、ラブプラス2が出るか出ないかという出逢いでしょうか?


しかしまぁ、ほんとのデートの途中で来たとすると、このよれよれのスーツはどうなんでしょうか

意外と、紅葉さんに呼び出されたのがある意味正解だったんじゃないでしょうか



「モギッ これ」



ともかく、ボヤく藻木さんを一喝すると、紅ちゃんはバキ君の脳を見せます

はたして、それにはどのような秘密が隠されているのか・・・・?



「ええ―――!!?」



脳が鬼の貌になってました



オー、ノー



…………巨大カマキリ巨大カマキリ巨大カマキリ巨大カマキリ塩漬け原始人


(あまりにも理不尽なものを目にしたときの、自分を納得させるための呪文


なんというかある意味、悟空がサイヤ人だった並のショックなんですけど



もうこいつ哺乳類ハンマ科ハンマじゃん


というか、見た瞬間思いっきり「お前はダミアンか」とツッコミましたよ! 666の痣ってレベルじゃねーぞ!!


これがジブリ映画だったら、「人だけど、人じゃなかった!」って叫んで大騒ぎするレベルですよ

それとも、脳がこんな状態だからリアルシャドーなんて超能力が使えたりするんでしょうか?


というかもう範馬脳とかってレベルじゃないじゃん。脳だけど脳じゃないじゃん


バキ君のトンデモ性を知ってる私達ですらこうなんですから、

初見のお医者様には紅葉先生の用意したドッキリだと錯覚するかもしれません



「こ・・・・・・ッ これッッ
人間の脳ォ!!?」

「れっきとした人科 日本人男子18歳の前頭葉だ」

「こ・・・この襞というか・・・・・・皺というか・・・・・・・
え〜〜〜〜〜???」

「脳科学者藻木研一郎
オマエを国内最高の専門家として質問したい
俺とてオマエほどではないにしろ脳科学者ではある
脳の皺の形状と人間性は無関係―――常識以前だ
しかし―――通常の脳と比較するまでもなく
あまりに悪魔的というか・・・・・・
なァ 藻木よ
脳の皺と人間性は無関係なんだよな」
 



もういっそ、「こいつは範馬族」って事で片づければ楽なんでしょうが

この悪いジョークのような出来事も科学的に説明しなければならないのが学者の辛いところです



「紅ちゃん 俺たちはさァ・・・・・・
脳のことなんて何・・・・・・にも知らないんだな
脳ってやっぱりスゲェよ 脳はやっぱりサイコーだよッ
偶然の産物か・・・・・・神の悪戯か・・・・・・
こんな奇跡に出会えるなんて・・・・・・ッッ」
 



この異常事態、別に脳や神は悪くないと思います


何が悪いかといえば、そうバキ君の脳が悪いとしか(悪い言うな)


突然現れたトンデモ脳を見て歓喜するモギ先生

彼女ができてもまず「脳を見せろ」とか言う程の脳フェチなのでしょう


きっと好きな映画は、ルパン三世VS複製人間の最後のシーンです(何がだ)


そしてひとしきり興奮した後、ようやく我に返るモギ先生



「アッアッアッ 質問ね
これはそう・・・・・・ウン
脳科学者として責任ある発言をしなきゃな
シワと人間性?」

「期待してる」
 



アッアッアッと言えば、ハンターハンターの脳をかき回されてるシーンを思い出すんですが、

そういえばあっちも連載再開するとの事で喜ばしいですね。どうせ来るなら連載枠に余裕がある時に戻って欲しいんですが


(サイレンやらリリエンタールやらを心配そうに見ながら)


ともかく、バキ君の脳について科学者が科学的な視点で見た科学的分析による判断が下されます



「紅ちゃん これはね この持ち主の人間性は―――
悪魔のような奴にキマッてんだろ――ッ」

「藻木・・・あってるよソレ」

「ワカんないってことなんだけどね(はぁと)」
 




結論:範馬刃牙は悪魔だった



むしろ、今週のカラー袋とじに考えれば悪鬼ですかね(何がだ)

ある意味、チャンピオン漫画の主人公として常識的な結論ともいえます


というか、紅葉さんも納得しちゃいましたね

まぁ私も、思わず頷くぐらい納得する科学的な一言でしたが

どうやら、これからバキ君は「悪魔で範馬ですから」な人になるようです


相手と会話しようとしてまずぶん殴り、

悪魔と言われたら「悪魔で・・・いいよ」とか言っちゃうんでしょう


いっそ悪魔的発想を生かして、

ハンマ族と人間の中間みたいな感じでハンマ族と戦う



梢江ちゃんを守りながら最後まで戦い続ける事を決意する






梢江ちゃん首チョンパ



悪魔といえばこのハッピーエンドバッドエンドでしょ!!?(なんでや)



きっと、勇次郎はダイアモンドを作る事はできませんでしたが、


バキ君は大統領の心臓を生贄にすればできるとか言い出すのでしょう


そして最後に、帰宅するバキ君のエピソードが挿入されます



「(この日―――都内のとある公園で
イエ鼠が大量発生したことを翌朝の新聞は小さく報道した
――が その原因が 大量発生直後に同じ場所を通った―――
たった一人の少年にあったことは誰も知らない)」
 




お前はエコエコアザラクの主人公にスピンアウトする気か?



なんでしょうか。グラップラー刃牙、バキ、範馬刃牙ときて


次はデビルバキとかになるんでしょうか?



いきなりマガタマを飲みだして、人修羅としてグラップラー達の前に立ちはだかったりするんでしょうか?


もうほんと、そろそろリアルシャドーウィングとか発動させても不思議ではないんですが

一体、彼はどこまで遠くに行ってしまうつもりなんでしょうか?


まぁ、もしかしたらバキ君が勇次郎に対抗するには、

悪魔契約するかマサカドゥスのマガタマでも飲まないと無理っていうてこ入れなのかもしれません


とりあえず、今後のバキ君に必要なのは


自分が人類であり格闘漫画の主人公であるという自覚かもしれません