範馬刃牙 
第180話「Finale」
 



今週、ついにピクル編がクライマックス!!


信じた人はその想いが正しかった今週の内容ですが、

もし信じられた人はその清い心を汚さないためにチャンピオンを読むのはもうやめた方が・・・(オイ)


ともかく、チートなパワーアップと妖術を繰り返し、

なんだかよく分からないうちにピクルを圧倒しています


とりあえずここら辺、言いたい事はまた後で言い尽すとして

今は今週の内容の感想をつらつらと述べてみましょう


そのうち、『範馬刃牙被害者友の会―主人公への愚痴を吐こう―』オフ会とか開くのも面白そうですね


私、基本的に一滴も酒は飲まない主義なんですが、



ピクル編の愚痴を肴にするならお酒を飲みたい日もありますよ



(のっけから色々しんみりするようなネタを吐くな)



烈先生の解説が無いせいか、話がサクサク進みます

そしてバキ君も何故かサクサク動き出しました


こういうところの「なんで?」って疑問に答えて欲しいのですが、

烈先生は「口を慎みたまえ」の件でヘソを曲げてしまったのか解説してくれません






これだからツンデレは!!



相変わらずゆとりに優しくない攻略対象です

まぁ、もしかしたら烈先生も拳法家ですし、こういう常識で捉えられない動きに関しては、



『考えるな、感じろ』と言いたいのかもしれません



なんか、何週間もかけてマッハ突きを会得した克巳が不憫でならないのですが、

とにかくバキ君は加速しました。きっと奥歯に『鬼の歯』とかがあって噛み締めると加速するんでしょう



「(絶望的な体力差を―――
埋め難い筋力差を――格闘技という文明の利器で克服)」
 



超スピードでピクルの飛んだ先に回り込んでハイキックをかますバキ君

もういい加減、これを技術と呼ぶのは格闘技への冒涜なのではないかと思うんですけど


もうこれは技術の中でも「かめはめ波」みたいなもんだと納得してほっとくのが一番みたいです


小学生が真似したってできる技術じゃないんだぜ!!



とりあえず、これがひと段落したら、

ちゃんと「人間ができる」技術の出番があるはずなんで、それに期待します

とりあえず、このピクル戦で若干下がった花山さんの株を上げるため、そろそろ疵面の再開が望まれますね



「(今や勝利目前!!!
そんな栄光を前にして――今 少年刃牙の心に
芽生えてしまった衝動 抑え難い衝動が生まれていた)」
 



ひたすらバキ君にフルボッコされるピクルの姿を見ていて、

もし『ゴジラ』でゴジラが自衛隊から一方的にやられる展開になったらこんな気分になるのかなぁと思っていると、


何やらバキ君の心に衝動が生まれてしまったようです

この子は衝動が生まれると、SAGAったり大統領誘拐したりするので、

ディーラーとしてキノコが現れる以上の嫌な予感がしてくるんですけど



バキ君はピクルの目の前に両手を突きだします

なんか「いい事考えたお前俺のケツでションベンしろ」って笑顔なのがムカつきます


行間読むと、顔が冷や汗びっしょりなので、

バキ君も不安が隠しきれないんでしょうが、バキ君の心理なんて読んでも

『ドカベン』で、今更山田の肩がどうなったか気にするよりも不毛なのでさらっと流しましょう


そしてバキ君のとった行動の意味とは――



「(目の前に差し出された両拳
その意味するところが――
体力勝負であることを古代人はすぐに理解した
救い難き強欲 飽くなさすぎの欲深さ
この期に及び技術による勝利を拒否
堂々の体力による勝利を狙う無謀 浅薄)」
 



とりあえず、克巳達は後で殴っていいと思います



お前、格闘儀代表やなかったんかい

どうもオリバさんの時と言い、脳筋勝負が癖になってるようですね


これでもし今後、親子対決が存在して、



勇次郎相手に同じ事やったら殺されても誰も同情しないと思うんですけど


いや、主人公として高見を目指すのはいい事なんですよ。いい事なんですけど・・・・・・



行動にまるで一貫性がみられないのでいまいち納得ができません 


お前さん、今までさんざん妖術だのペテンだので「勝てばいい」戦い方ばかりしてたじゃないの

それでいきなり綺麗な決着を望まれても、劇場版のジャイアン以上に違和感ある豹変です


思えば、今までも最初は「ピクルには興味ない」とか言ってみたり、

それを翻したら、次はいつまでもダラダラと対戦先延ばしにして勝負を横取りされ続け、

いまいち「何がしたいのか分からない」行動ばかりが続くのがバキ君の主人公として駄目な点ですね


ともかく、バキ君とピクルの力勝負です。はたして、この決着はどうなるのか!!?



「(結果―――瞬く間に体力の差異は現れ
太陽の東から昇る如く 無残な結果)」
 



その瞬間、ピクルがバキに合気の投げを敢行!!



この驚愕の事態に、烈先生たちは指を差しながら驚きます

なんか間抜けなポーズです。この間抜けな姿をしみじみ眺めていると、



彼らもまた野人戦争という戦争の被害者なんだなぁと思わせられます



というか、そもそもバキ君が力負けするのはそりゃ当然なんですけど、

だからってこんなにあっさりパワーで惨敗されちゃうと、





力比べで負けたオリバさんの立つ瀬が無くなってしまうんですが



何ということでしょう。この場にいないにも関わらず、

またバキ君の行動によって一人のグラップラーが貶められてしまいました


ここまで絡み損を誘発すると、もう何かの呪いかとしか思えませんが、

さっさと刑務所を追い出したオリバさんの慧眼は流石といえるでしょう(何がだ)


ともかく、ピクルはいきなり技術を使いだしました

今まで、使うフラグは立ってたものの成就しなかったもので、

てっきりフラグは折れていたのかと思いましたがこの土壇場で達成しました


で、なんでこんないきなりフラグが立ったのかというと



「(腕力比べの最中――確かに感じた
敗北への恐怖れ・・・・・・
永きに渡る新旧雄比べ・・・・・・
古代人は武器を手にした)」
 



要するに、バキ君の勝ち逃げフラグのダシでした


なんかもう、ピクルに一杯奢りたくなる不憫さです

で、決着は明らかについてるんですがなんでこんな事言い出すのかというと、



『堂々、497Pに渡る雄比べ!!
勝者はどちらに・・・・・・・・・!!?』
 



まぁ、バキ君はこの連載の主人公ですからね

主人公、つまりこの雑誌はバキ君にとってはホームも同然!!



そりゃKOしても判定勝負に持ち込まれるホームタウンディシジョンぐらいありますわ



いや、別に「ピクルが武器に頼ったから雄比べで負け」でもいいんですけど、

それはそれで、そんな地元有利な判定見せられた気分になるんですよね


格闘技者なら「技術使って何が悪いんでぇ」なんですけど、

ピクルが勇次郎的思考の持ち主なら、力比べで技術を使うのは敗北も同然でしょう


でもピクルも、一応対恐竜用の戦闘経験がある以上、

有効な『技術』ならばそれを使うのに躊躇いはないんじゃないかという気がします


まぁ、どういう判定になるかは楽しみではあるんですが、

これでピクルがドリアンみたいに精神崩壊エンドとかになったら流石に不憫過ぎるなぁ・・・