範馬刃牙 
第170話「柳に風」
 



今週はバキ3倍祭りという事で、
袋とじ&巻頭カラーでのスタートになりました

3倍祭りだけあって、カラーに掲載されてるアオリ文も大文字で気合が入ってます



『”勝負はこれからだ!!!”
常套句ですが・・・・・・
”勝負はこれからだ!!!”
繰り返すほどに味が増すのです
これを繰り返します!
繰り返すほどに本質に近づくのです・・・・・・』
 



バキ君の場合、勝負が始まるまでを繰り返し過ぎですが


まず勝負にこぎつけるまでに何週間もかけるのが範馬刃牙スタイル

これに耐えきればエンドレスエイトだって毎週楽しめるようになるぜ!!


・・・・・・アニメハルヒの感想書いてる友人が毎週大変そうにしてるのが凄い印象的でした(遠い目)


ともかく今週は花山さんの解説からスタートです

妖術師・バキの戦いは難しすぎるから数発殴ったら解説が必要になるのです



「なんでじゃ・・・・・・投げ飛ばしたのはバキじゃど
なんで飛ばされたピクルがスゴいんじゃ」

「難しいことはワカらねェ・・・
ただ・・・ワカっていることがある
出る力 進む力が強ぇえほど
横からの力に弱ぇえってことだ」
 


そして、拳銃の弾が跳弾した事を語ります

まぁ、外伝でもやたらと撃たれてましたからね

ある意味、日本一撃たれることに詳しい人なのかもしれません



ところで、本部先生や烈先生が知識を元に解説するのに対し、
花山さんはあくまで経験のみを生かして解説するスタイルなんでしょうか

個々人の個性が解説にも現れてる感じですね


もし克巳がこれから解説役に転向する事があれば、


音速を超えた解説を繰り返した後に、


語らない解説に辿り着いたりするんでしょうか?



「あれは弾丸だと
弾丸並のダッシュ力だと
だからあんな軽い動作であれほどまでにハネるんだと
花山氏はそう言ったのです」
 



そして烈先生が花山さんの解説に割り込みます


わずかの油断で見せ場を取られる。まさに解説道は死狂い也

手に汗を握る駆け引きで行われる解説バトルとは素晴らしいものですね


いっそこのまま、二人の解説対決を軸に話を進めてはどうでしょうか?


見たいな・・・それ・・・

(主人公の対決に興味を示してやれよ)


「花山氏の言葉で思い出した闘いがあります」 



そして烈先生はソニー・リストンVSカシアス・クレイの試合を例に持ち出します


リストンの右ストレートをクレイがパリング(払い落し)した結果、

リストンの右肩が脱臼したという事件があったそうです



「クレイのパリングが強烈過ぎたから
――と見る専門家もいるが それは誤りだ
むしろ――パリングごときで肩が外れてしまう――
リストンの拳の推力こそを讃えるべきだろう」
 



なるほど、要するにピクルの力が強過ぎるから、横からの力で吹っ飛んだと

推力が強過ぎるから、横からの刺激で大きくその力の方向性を変えられてしまったのだと

だからピクルが高速タックルで突っ込んできても、バキの一払いで吹っ飛んでしまったのだと!!



じゃあなんでその衝突があったバキ君の腕は無傷なんでしょうか


質量保存の法則的になんかおかしい気がするんですけど


衝突の寸前、高速でかちあげたのだとしても、

相当の衝撃とパワーが存在したんじゃないかと思うんですが


まぁ、そこは範馬妖術だと思って納得する他ないのでしょうか

バキのパワーなら、銃弾どころか大砲の弾やミサイルだって跳弾するんだぜ!!


範馬物理学講座が終わると、バキ君はピクルを挑発します

基本、この戦いは挑発と攻撃と解説のミルフィーユで構成されていますね


しかし今回の挑発は場合が違います


なんと、バキ君は闘技場で立ち小便を始めました!!



「どうよ・・・・・・ギリギリ8か所のマーキング
そんなところで怖気づいているうちに――俺の縄張りになっちまったぜ」
 



とりあえず、じっちゃんはピクルと同じぐらい怒っていいと思います


闘士達の血と汗が染み込んだ土が、また尿成分多めになりました。オー、ニョー、なんてこったい


ただでさえ砂とか変えてなくて衛生環境的にどうかと思われる闘技場が、

どんどん細菌の繁殖地になっていきます。きっと砂の中では範馬刃菌が「かもすぞッッッッ!」とか言ってるんだ


もしかしたら、ここでもしピクルに勝てなくても、

不衛生にした環境で病原菌を発生させてピクルの健康を害そうという作戦かもしれません

確かに、地下闘技場では武器の使用は禁じられている。しかし、細菌兵器の使用は禁じられていない!!


(人道としてどうよって話だよ)



「な・・・なんッちゅう・・・」

「(成る程オオオオッッ)」

「ハハ・・・・・・」
 


ギャラリーもこの尿プレイにはドン引きです


烈先生はなんか納得してるみたいですが、
この人、素直だから他人を挑発するテクニックとか知らなそうですからね

バキ君の挑発特化の戦闘技術は参考になるのかもしれません。決してマネして欲しくはありませんが


しかしほんと尿頻度高いですねバキ君

きっと、夏休みにプール行ったら水中で小用を済ますタイプですよ


よりにもよってバキ3倍祭りだというのに尿を自重しない


ガイアは臓物を自重せず、バキ君は尿を自重しない。自重しない3倍祭りですね


それとも、バキ君の尿は3倍祭りだからこその尿なのでしょうか?


週刊少年チャンピオンは少年誌、少年誌といえば対象年齢は子供



子供といえばうんことおしっこが大好き


バキ君はコロコロコミックのギャグ漫画のようにシモネタを全開にする事で、

小学生への人気をアピールしているんでしょうか?

きっとルミナ君の前ではいつも尿ネタでウケをとっているんでしょう


ピクルを怒らせつつ、小学生の人気もとれる。まさに一石二鳥の作戦です


まぁ、大人の読者の多くはこれでさらに「主人公≠イロモノ扱い」してると思うんで、

飛ぶ鳥を落としたと思ったら走って逃げられたようなものかもしれませんが、


ピクルを怒らせるという役目だけは果たせたようです


怒りの形相で闘技場に飛び降りるピクル

今にも怒りのスーパーモードになれそうなぐらい怒ってます



「もういいだろ 手品は終わりだ」 



もういいも何も、やり始めたのはこいつなんですが、

まためだかちゃんバキ君の「上から独善説」が発動ですよ!

そのうち、またSAGAって行き過ぎ愛情表現でもするつもりでしょうか?



「T−レックス トリケラ・・・チョットやりすぎた
原点回帰 ホモサピエンス同士――人間として戦闘おう」
 


なんだか、さも今までピクルを相手に優勢だったような発言です

実際、ピクルはほぼノーダメージでバキ君には2度の落下ダメージがあったはずなんですが


地下闘技場で烈先生と戦った時のように余裕をぶっこいてます

手品は終わりといっておいて、実はトリックで翻弄するあたりある意味本職顔負けですが、


とにかくバキ君は無策でピクルの前に立ちました


そして、無防備にピクルの一撃を受ける!!


「一度はヤリたい・・・
真っ向勝負ッッ」

「バカでしょ・・・・・・?」
 



ツンデレの烈先生も素直になってしまうバカっぷり



ツンデレがツンすら込めない罵倒って、なんかヘコみますね

ともかく、バキ君は雄と雄の真っ向勝負をピクルに挑みました


なんかトリックで散々翻弄した挙句に真っ向勝負とか、

汚いなバキ。流石汚い」とか言いたくなりますが、気にしたら負けなのでしょう


バカになったバキ君とピクル、この戦いを制するのはどちらなのか!!?

いっそ、タイトルも次回から範馬バカとかにしてみて勝負を盛り上げてみるのはどうでしょうか?

(なんでバカをフォーカスするんだよ)