範馬刃牙
第167話「天才性」
恐竜時代からよみがえった原人と戦うために、
主人公がトリケラトプスに変身した!!
これは下手すると、初見の読者のために
「この作品に出てくる人物はみんな18歳以上だよ、お兄ちゃんっ☆格闘技者です」とか、
注釈つけなくちゃいけなくなりそうなレベルなんですが、
とにかくバキ君は象形拳でトリケラトプスを再現してみせました
やたら重心の低い体勢から、力強い踏ん張りを生かして突撃する拳法でしょうか?
なんとなく、がま剣法っぽい構えですね
バキ君ががま剣法をリアルシャドーしたら、顔も頑之助っぽくなるんでしょうか?(キモいよ)
「(ひどく・・・・・・混乱していた
己の半分にも満たないこの――小さな雄――
この非力なハズの雄から何故か――
己の知る最も力強い好敵手を感じる
あの巨大な岩を思わせる重量感
あの大木が動きだしたかのような力感
そして無論――倒さずにはおかぬという硬質な意思
それらが――それら全てが こんな――
こんな小さな体躯から――確かに感じられる・・・ッッ)」
その構えは、原始を生きたピクルにもトリケラトプスの姿を見せました
ところで、再現率が高いとか実際にトリケラトプスっぽさを感じるとか、
戦闘力にあんまり関係ないところを評価されてるんですけど、
この構えって実戦的なんでしょうか?
恐竜をイメージして拳法としても、実際に恐竜の戦力が備わるわけではないと思うんですけど、
なんだかそういう前提で話が進んでる気がします
「なんでじゃ・・・・・・
なんであんなことが可能なんじゃ
170センチに満たぬ小男が
なぜあんなふうにッッ!!?」
「170センチが・・・・・・
たとえ180センチ2メートルあったところでやれる芸当じゃない
烈さん アンタならこれもワカるのかい」
「想像力・・・・・・イメージの力が桁外れなのです
わたしは以前 この場所で刃牙さんと闘っている
結果は知っての通り 惨敗・・・・・・」
「歴史的名勝負じゃ」
まぁ、何年か前に某所で行われた人気投票だと、
最大トーナメントワーストバウトに選ばれてましたが、
そういえばあの戦いからリアルシャドーの歴史は始まりました
『ガラスの仮面』で言えば、椿姫の講演をマヤが見たあたりでしょうか
「敗けて当然
刃牙さんは試合の直前まで――
試合の予行演習を完璧に終えていたのだからッッ
存在しない 想像上のわたしとの攻防を繰り広げ
あまつさえダメージすらも再現したのです
試合後・・・リハーサルが行われた場所へ案内された
あの驚きをどう表現したものか・・・・・・
まるで虐殺現場のような光景・・・・・・これがたった一人で―――
仮想格闘を行った場所だと云うのか!!?」
ほんと凄まじい戦闘跡ですね
格闘漫画でも中々見られないんじゃないかっていう出血量です
どちらかといえば、ひぐらしのコミカライズで見られそうな風景です
しかしこれ、誰が掃除したんでしょう?
一般車両らしきものが多く見られるのですが、
これに変に血がついて刑事事件とかに発展したりしなかったんでしょうか?
それとも、半分以上はバキ君が妄想した架空烈先生の血なので、
時間がたてば自然と消えたりしたんでしょうか?(もうXファイルの領域だろそれ)
とにかく烈先生による「リアルシャドーってスゲェ講座」が終わると、
バキ君は次の行動に移りました
「ぬッ 何か始るぞッ」
「(刃牙さんの意識が――上へ向かっているッッ)」
「オオオッ アレじゃないか・・・ッッ 鳥の――・・・ッ」
バキ君は次にプテラノドンの姿を真似はじめました
これだけでプテラノドンだってわかるのも凄いと思いますね
やはり、バキ君の演技力とイメージ力の強さでプテラノドンに見えるんでしょうか?
月影先生が見たら、マヤを当て馬にしてでも育てたいと思う逸材なのかもしれません
さらにバキ君のリアルシャドーは続きます
次は、恐竜といえば「コレ」とも言うべき古代の暴君
「オワッッ T−レックス たぶん」
おいこれ歌舞伎役者が見得切ってるモノマネじゃないのか?
「たぶん」とついたのも納得できる、ある意味無理のある象形がきました
なんかもう、イメージ力っていうか顔芸で強引に押し切ってるだけって気もするんですけど、
ピクルにはやっぱりそれが恐竜のイメージを伴って見えているようです
「(大地を操る妖術を駆使する魔者が矢継ぎ早の七変化
元の構えに戻ったときにはもう遅く――ピクルのその眼には
天下無敵の大怪物に成り遂げていた)」
爆竜変態! 一人アバレンジャー!!
なんかトリケラとプテラとティラノが融合してしまいました
この構えも普通の構えに見せて、実は恐竜のいいとこどりをした構えなんでしょうか?
そのうち、右手がドリルになったりして
変形合体したバキレンオーの姿に、ピクルもたじたじです
格闘ではなく、妖術で圧倒するのがバキ君の新スタイルなのでしょうか?
「ここまでくると・・・魔法じゃの」
じっちゃんもそう言ってましたし、もしかしたらバキ君は本当に魔法使いになったんでしょうか?
30まで童貞を貫けば魔法使いになれるというのは格闘者の常識ですが、
範馬なら、たとえ非童貞でも後ろが処女なら20(?)で魔法使いになれるのかもしれません
今のバキ君なら、このままの格好で街をうろついても
「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と主張できるぐらいの魔力がありそうです
来週は、古代原人VSマジカルバッキーの対決になるのか!!?
今週が恐竜だったので、来週は勇気の魔法「バーキバキバキーロ」を唱えるのかもしれません
そういえば、以前
>ゲキレンジャーが放送中なら、今週の刃牙は激獣タイガー拳で盛り上がれそうだったのに残念
という拍手コメントがきましたが、恐竜になったり魔法使いになったりしてるので、
来週あたりは侍になってるかもしれません
人間が猫と戦うには日本刀を持ってようやく対当!!
だからバキ君も帯刀して対等になろうとするのかもしれません
本部さんが今まで出ないのも、オイシイところで日本刀を投げ渡すために待機してるのか!!?
しかし恐竜拳法まで出したので、
どういう戦いになるのか本当に分からなくなってきましたね
そういえば、月刊ヤングジャンプで連載している『秀吉でゴザル!』が
「お市様に惚れた秀吉が戦場で手柄を立てようとする」漫画だと思っていたら、
最近急にスタンドバトル漫画になってビックリしてたんですが、範馬刃牙もそうなるんでしょうか?
そうすると、私の厨2本能的にこんな展開が予想されます
克巳「これが俺のリアルシャドウ『無限間接』だ」
オリバ「くっ・・・! まずい・・・封印している俺のリアルシャドウ『超巨大筋肉』が外に出てしまう・・・!」
ゲバル「無駄だ・・・俺の『地球拳』はすでにこの惑星の重心を捉えている・・・」
刃牙「これが俺の真のリアルシャドウ『脳内恋人(マツモトコズエ)』だ
君達はまんまと、彼女が実在の人物だと思っていたのだよ
あんな萌えない女がヒロインのわけねぇだろッッッッ」
問題は、最後以外は本編でも言ってた台詞だって事ですね
いっそ「地下闘技場そのものが徳川光成のリアルシャドウ」とかトンデモ方向にシフトした方がいいのでしょうか?(なんでだ)
もう、やっぱり大人しく範馬勇次郎拳でも使った方がいい気がしてきましたが、
果たして来週、ピクルとバキ君はどのような戦いを繰り広げるのでしょうか?
しかしほんと、いっそ手からリアルシャドービームとか出しても驚かなそうな空気ができてきましたね