範馬刃牙 
第165話「コロンブスの卵」
 



攻撃が利かないなら”激痛”による精神攻撃だ!!



汚いバキ君流石汚い


作戦内容的には別にあんまり汚くもない気もするけど、


改めて行動内容だけ振り返ってみるとフォローができません



バキ君の鞭打を喰らい、のたうち回るピクル

蜂の毒とはまた違った痛みに苦しんでいます


その痛みを物語るように、ピクルの肩にはくっきりと紅葉のような手形がついています


いっそこのまま愛ある文化的な鞭打ち攻撃を繰り返し、





ピクルをM調教してついでにキスマークもつけてみたらどうでしょう


(精神攻撃というか読者への精神汚染だろそれ)



戦う相手と仲良くなればそれで戦闘が終わる

そんな達人の境地にバキ君はたどり着けるのでしょうか?

(なんで格闘漫画の主人公が調教師にならにゃならんのだ)



「うッわッ 肩から背中にかけてベッタリと・・・ッッ」

「あれが鞭打です
日本国の古流体術「空道」に伝わる秘拳
我が中国武術界においても”コロンブスの卵”と讃えられる打技です」
 



なんと、空道の必殺技である「鞭打」は中国武術界でも認められるような技であったそうです





・・・・・・・・マスター国松や柳龍光見てたらちっともそうは思えないんですけど


ちょっと! そのコロンブスの卵は今、ヤクザの襲撃でつぶされる寸前になってますよ!!

やっぱり、伝承者がしっかりしてないと古流はすぐ廃れてしまう運命なのでしょうか?


それとも、鞭打は凄いけど他はちょっと・・・・・・とか思われてるんでしょうか



あと、烈先生も使えるみたいですし、勇次郎もちゃっかりラーニングしてましたし、

秘拳というわりにはアイドルのプライベートビデオ並に流出しちゃってるみたいです



まったく、とんだしゃかりきコロンブスですよ!!


(その単語は、そろそろ知らない子供の方が多そうだから無理に使おうとするな)


まぁ、どちらにせよピクルには有効なようで、烈先生も感心するばかりです



「筋肉を0レベルまで弛緩させ――
身体の末端まで脱力を極める
不思議なことに脱力が実現するにつれ
手足は重量感を増す
ついには表情からも険しさが消え失せ――
五体の鞭化完成ッ
ここまでくるともう――急所弱点という概念は消えるのです
何故なら――標的は人体最大の器官 皮膚だからですッッ」
 



うん、そこまでは分かるんですけど



表情がアホになる必要まではあるんですか? 


ちょっと! 顔が3の倍数数えた世界のナベアツみたいになってますよ!!?


ひょっとして、鞭打は顔がアホみたいにならないと使えない技なんでしょうか?


だとすると、マスター国松や柳龍光がアホ顔得意だった理由もわかるんですけど



というか、緩んだというかヤバい薬打っちゃったみたいな顔になってるので、

もうちょっと手心を加えたゆる顔にはできないんでしょうか?


たれぱんだっぽくというか、癒しアイテムとしてぬいぐるみが売れそうな感じ


もしそんなものが発売されたら、私はバキぐるみとかふぃぐまバキ君とかを買いあさりますよ!!





そんで、コミケでとらさんMSKさんにプレゼントします



いっそ自作して、会う人みんなにプレゼントするとかでもいいよね♪


まぁ、ぬいぐるみは冗談としても、夏にはネプチューンマンとマンモスマンがタッグを組んでるので準備は必要です


最近、更新が遅くてMSKさんにもツッコまれてるから、

社会人生活で身につけた言い訳術をしっかりと活かす事にしないとね!!



もう学生時代、とらさんに「最近、更新遅いですね」と言われて、


愛想笑いでやり過ごそうとしてた弱かった僕じゃないんだ!!


(成長の方向性がグラップラー時代から今のバキ君と同じようになってるぞ)



・・・・・・学生時代から、こういうネタを書いてはオフ会やチャットで怒られてるんですけどまだ懲りてませんかね私は



地雷を埋める作業はこのぐらいにして、烈先生の説明が続きます



「鍛え 研磨すまされた肉体の肌から―――気娘の柔肌まで
脱力を実現させた掌で打たれたなら 等しく痛いッッ
ドカンと打たれたとき 花山さん
赤ン坊とあなたではまるで痛みが違うでしょう
ところがです ピシャンと打たれたなら
赤ン坊と不死身の花山薫 痛みはまるで同等じなのです」
 


「(ナ・ル・ホ・ド〜〜)」



烈先生の説明で激しく納得する徳川のじっちゃんと花山さん


うん、ちょっと待って下さいね



じっちゃん、あんたそれマスター国松に直で習ったでしょ



忘れちゃダメでしょ! むしろ無かった事にしちゃダメでしょ!!

「空道? 何それ、ワシそんなのにかかわったことないよ」とか言っちゃダメでしょ!!!


(そんな酷い事までは言ってねぇよ)


まぁ、じっちゃんにはうっかり属性があるので忘れてたのはいいでしょう

そろそろ晩年のアカギみたいな症状が出てたっておかしくはないお年頃です


・・・・・・ただ、もう一人。これは本人に責任なかったりするんですが・・・・・・






・・・・・・・マスター国松、やっぱり花山さんの前で闘ったりはしてないんだなぁ



烈先生の口ぶりでは、なんかマスター国松の「空道」こそ、

不死身の花山薫に対抗できる唯一の手段みたいに聞こえたんですが、


そっかぁ・・・武器はあっても、使わなかったんだ国松サン・・・・・・


まぁ、使ったところで花山さんなら、

生まれて初めての激痛であっても眉一つ動かさずに反撃してたでしょうから、

マスター国松が鞭打を使っても出番のコマが1つ増えるぐらいの効果しか無かったでしょう


しかし、精神が子供同然のピクルには、この「激痛」というものが特にこたえるようです


追い討ちをかけるように、半開きの口のままバキ君が鞭打を敢行!!


目があらぬ方向を向いてるのがリアルに怖いんですけど

あと、ピクルの体にいくつもの手形がついてるの見ると、ちょっとした怪談みたいです



「そしておそらくは
20億年前に始まる蛋白質の突然変異から
人類に至る地球上の生物の歴史――」

「ちきゅーじょー?」

「幾百万もの生物が誕生れていようともッッ」

「いくひゃくまんてオマエ・・・」

「皮膚の全てを標的とした――
鞭的な武器を使用する生物は皆無!!」

「た・・・・・・たしかに・・・・・・」

「納得の推理じゃッッ」
 



そして突然急激にデカくなった烈先生の説明にドン引きするじっちゃん


まぁ、烈先生はすぐ中国4000年がどうのこうのと、

話を大きくせずにはいられない中2的気質があるので仕方がありません


ただ、中2病でありつつも他の人を立てる優しさも持ち合わせているので、
TRPGのプレイヤーとして是非スカウトしたい資質の持ち主ですね



そして、鞭打生物に対して、一言だけ烈先生の補足が入ります



「あえて一種類を上げるとするなら――
人類の雌――すなわち女性だけかと・・・・・」

「・・・・・・あ・・・・・・・ああ〜〜ハイハイ」
 



じっちゃんはこの説明で納得したみたいですけど、



個人的にすげぇ納得いかない回想描写がカットインされました



おいジジイ誰だその女



明らかに年齢がダブルスコアしてる女性にビンタされてるじっちゃんの回想シーン


これが単にイメージ映像なのか、実際にあった出来事かで、

私のじっちゃんに抱く殺意のレベルがガラリと変わります


てっきりじっちゃんは、グラップラーのタニマチにのめり込み過ぎて、

女房子供に逃げられた我々サイドの人間だと思っていたのに・・・・・・!

(そういう言い方すると、その理由で叩かれるようにしか見えなくなるだろ)


そしてじっちゃんがのんきに納得してる間に、

バキ君はオーバーヘッドキック鞭打をピクルにお見舞いしています


・・・・・・これ、画面で見切れてる部分がどういう姿勢になってるか凄く気になるんですけど



「オオオッ 見てみィッ
あのタフマンがハッキリと防御の体勢を」

「(あのピクルが守りに・・・・・・ッッ)
これもまたおそらく――彼の人生では初の事態でしょう・・・ッッ」



未経験の連続激痛に、思わず身構えるピクル

思わず両手を突き出して相手を突き放そうとする、拙い構えです


今までに見た事のないピクルの姿に、興奮する観客達



「やりおったなバキ・・・・・・
あの怪物を追い詰めおったァァァ・・・・・・ッッ」
 



じっちゃんの顔が興奮しすぎて怖い事になりました


じっちゃん! 目が! 目がぁ!!


ペイン博士にヤバい薬を注射されたみたいに瞳孔がブレてます

バキ君の虚ろな表情もホラーですが、この怖い顔は感染するんでしょうか?


このままピクルは、ホラー軍団の精神攻撃を受けて敗北してしまうのでしょうか?


のんきに勝利を確信するじっちゃんと違い、現役グラップラーはこの行動の意味を感知します



「イヤ・・・・・違うな・・・・・・
刃牙が与えた激痛が――
ピクルの矜持に届いた!!!」
 


ピクルがとったのは、必殺の四足突撃の構え!!

下手な防御をするよりも、とことん攻めようというつもりなのでしょうか


だとすれば、今までの単発の突撃と違い、
この構えからまた新しい攻撃方法を仕掛けてきそうです

鞭打は直線的な攻撃になっているので、
突撃の高速移動によってそれをかいくぐるつもりなのでしょうか?


まぁ、相手は変態的な動きに定評があるバキ君なので、

手で鞭打、足で鞭打に続いて頭突き鞭打や股間鞭打を仕掛けてくる可能性もあり、


単なる高速移動ではこのいやらし攻撃からは逃れられないかもしれません


果たしてピクルは、この精神攻撃をどのように破るのか!!?


(ピクルが主人公みたいに言ってるんじゃないよ)


それとも、バキ君がこのまま連続鞭打でピクルの心を追ってしまうのでしょうか

今でこそピクルは頭をバキ君に向けた四足の構えで敵意を向けてますが、



調教完了して四足のまま尻をバキ君に向けるようになるのか!!?



次号、バキ君の鞭打が歪みねぇケツドラムを打ち鳴らす!!


・・・・・・・・・・・・・そのうち、私は一度「シモネタ禁止」で感想を書いてみる必要があるのではないかと思う今日この頃