範馬刃牙
第164話「平等な打撃」
>最近、範馬刃牙の更新が遅いのは主人公が頑張っちゃってるせいですか?
「いいえ」と言う前に言葉に詰まった私を許して下さい
いや・・・純粋にここ最近は体調が優れないせいで遅れてるんですけどね
そういえば、バキ君が前面に出てるとネタ出しがやり難いというのもないわけじゃなくてですね・・・・・
あと、今週はどうしても『梶ちゃんVSキノコVSX』を勢い重視で書きたくて、
そっちを先にちょこちょこ書いてたら遅くなってたってのもあります。読み返してドン引きしたんで書きなおすかもしれませんネ!
ネタ切れを露呈した前フリはこのぐらいにして本編です
まずは妖術使いダイダ・バキッダの攻撃で混乱気味なピクルのモノローグから始まります
「衝撃に耐えた 重量さに耐えた
筋力に耐えた 危険に耐えた あれにも耐えた
五体に刻み込まれた無敵感 決して屈しないという確信」
古代最強は伊達じゃない、という事で
「あの頃ワシは無敵だったんじゃよ・・・」というピクルお爺ちゃんの昔語りです
そういえば、ピクルは色んな攻撃に耐えてますけど、
これは野生において、傷を負えばそれが命取りになるという事で、
異常な自己回復力やそもそも傷つかない耐久力を自然に有しているのでしょうか?
他の個体も今のところ確認されてませんし、
風邪でもひいたらそれでお陀仏になっていてもおかしくありませんでした
そう考えると、免疫力も現代人と比べて格段に強力そうですね
まぁ、そもそもバキ君や昂昇見てると、こいつらも風邪ひかなそうに見えますけど
もしかしたら、ピクルがいつも全裸でいるのも、
ノーパン健康法を超えた古代の全裸健康法なのかもしれません
あのフンドシはペイン博士が開発した健康サンダルならぬ健康フンドシだとか
(どこにどんな刺激を送ってるんだよそのフンドシ)
「(現代に来た 挑まれた 小さな大男たち・・・
激痛み・・・・・・これも乗り越えたッッ
―――ところがだ 初めての体験・・・・・・
想像を凌駕る体験
大地を叩きつけられるという思いもかけない事件・・・・・・
2度も ピクルでも動かせない 動かしたことがない
試す気にもなれない・・・・・・
アイツにだって出来やしない
コイツだ・・・!!!
原人はかろうじて踏みとどまっていた
この大地を動かす小さな巨人を前に)」
人間は、自分に理解できないものに恐怖を感じるもの
そこのところは、原人であるピクルだって同じ事です
現代で初めて味わう脳震盪のダメージに、
ピクルは精神にダメージを受けているようです
こうなったら、ピクルを「初めて尽くし」で攻めるために、
後ろの穴から攻撃を仕掛けてみるのはいかがでしょう?(黙れ)
「(まだだ 俺の機能は―――
未だ2度の落下のショックから回復していない
真っ向勝負はまだ・・・・・・)」
機能が回復していないというと、
バキ君がEDになってしまったみたいですね
是非そうなってくれ
そして機能不全になったバキ君は、
急に脱力するとフニャフニャした動きでピクルに迫ります
これはどういうつもりなんでしょうか?
脱力から消力による攻撃をするつもりでしょうか?
しかし、消力からのマッハ突きですらピクルの前には敗れ去りました
ならば、この脱力はどういうつもりでしょう?
機能不全になったからフニャフニャになっちゃったんでしょうか?
もうギンギンに硬く反り返っていた頃のバキ君には戻れないのか!!?
「(ピクル・・・・・すまない・・・・・・)」
「(成る程ッッ それがあったかァ〜〜〜ッッ)」
「(不本意だけど・・・・・・・
チョト・・・・・・ヤラシイことするぜ・・・・・・)」
え? いつもの行為はヤラシくないとでも?
ピクルに肉わけってもらっといていきなり喧嘩売り出したり、
オリバの時もいきなり喧嘩売るわ主人公補正でごり押しするわしといて、
今までの行為はやらしくなかったでも言うつもりなんですか!?(驚愕の表情)
それとも、ここからさらにイヤラシイ行為をするというつもりでしょうか?
ピクルにダメージを与えられそうな、バキ君のいやらしい技といえば・・・・・・・・・
いやだ〜SAGAはいやだ〜!!
(金網を見たラーメンマンのようになりながら)
レイプ専門だったピクルに、
襲われる方の気持ちを初めて味わわせるつもりなのか!!?
・・・・・・言ってて吐き気がしてきたデスヨ(泣きながら)
「ここにきてそれに気付くとは――
(あの時っ 何故あれを思い付かなかったのだ〜〜〜ッッ)」
「やはり君は天才だッッ
(やはり君は天才だッッ)」
ゆらゆらグネグネするバキ君を、
恋人でも人質に取られてるんじゃないかってレベルで褒めちぎる烈先生
え・・・これツンデレってレベルじゃないですよ・・・
そんな素直さじゃ、ただのデレデレ肉奴隷じゃないですか!!
もっとツンツンしておかないと!
ただでさえ、「デレたらもうツンデレじゃない」とかいう極右派もいるのに!!
競うな! 持ち味を生かせ!!(何がだ)
そして脱力モードのバキ君は、
ピクルの前でいきなり振り向くと、勢いをつけて一撃を放ちます
それは、かつて柳龍光が放った技、鞭打!!
バキ君が女・子供の護身技と見下した技だ!!!
・・・・・・うん、確かにやらしいですね。合理的ではありますが
「(ピクル・・・・・・地獄だぞ・・・・・・)」
「度々すまんが 烈さん」
「秘拳・・・・・・鞭打・・・・・・
赤ン坊から範馬勇次郎まで―――
全人類に等しく平等な打撃技です」
驚き役と解説役を両方こなすので大忙しの烈先生
いっそ克巳を呼んできて、夫婦(?)二人三脚で驚きと解説を分担してみてはいかがでしょうか?
ともかくバキ君がつなぎに選んだ技は鞭打でした
確かに、ピクルは皮膚までも強靭で、克巳のマッハですら通用しません
しかし、その皮膚が人より分厚いとか神経から遠いわけではありません(多分)
ダメージはほとんどない代わりに、地獄の激痛を与える鞭打こそ、
ピクルのタフネスを無効化して、精神を削る事のできる技なのでしょう
ただ、有効ではあるのは十二分に認めるのですが・・・・・
拷問紛いのことして相手の心を削りにいく格闘漫画の主人公ってのもどうよ
戦いの中で絆を生むとかなんとか言ってた素直な子が、
今ではすっかり戦いの中で相手をいたぶるような子に・・・・・・(嫌な言い方するな)
いや、クレバーな戦い方だってのは認められるんですよ
認められるんですけど・・・・・・人格が今一つ認められないというか・・・・・・
築いたイメージってのは大事なんだなとしみじみ思いました
こうなっては、今までのイメージを払拭するためにも、
ここで読者にいいイメージを与えられるような戦い方をするしかありませんね
気付けバキ君! お前jの相手はピクルじゃなくて、
全国の冷やかな目をしてる読者の皆さんだ!!