範馬刃牙
第159話「ダイビング」
ピクルがバキ君のチョークスリーパーを外すため、
地上数十メートルに駆けあがって、決死のダイビングを敢行しました
ところでこういう男二人でしがみついて落下するシーン見てると、
やっぱり真っ先に連想するのはサイボーグ009で
002が009に「ジョー、君はどこに落ちたい?」ってシーンですよね
まぁ、バキ君の場合は、「バキ、君はどこまで落ちたい?」
って感じですけどね(とらさんの範馬刃牙語録を悲しそうな目で見つめながら)
そしてバキ君とピクルが流れ星のように落下するシーンでまず1ページです
「あ、ほら、流れ星!」
「カズちゃん、何をいのったの?」
「えへへ、おもちゃのライフル銃がほしいってさ・・・」
「まあ、あきれた」
「じゃお姉ちゃんは?」
「あたし? あたしはね、範馬刃牙が活躍をしますように・・・
幼年編と同じぐらい熱い主人公的展開を見せてくれますようにって・・・いのったわ」
まぁ、実際の観客はそんな悲しすぎる願いを星に届かせようとしませんでしたが、
「(高いッッ 高すぎるッッ
受け身が利かない
20・・・イヤ30メートル!!?)」
「(うッわッ)」
「(ヤバイッッ 高すぎだッッ
ただではすまねェッッ)」
花山さんが驚き役やってるのに違和感があります
外伝ではすっかり長門をしのぐ無口キャラになってるのに・・・
いや、モノローグが雄弁な無口キャラはそれはそれで萌えるんですけどそれはおいといて
バキ君の試合だけあって、驚き役に使う人材が贅沢過ぎますね
しかも、結局落下するシーンだけで今週のページをほとんど使う潤沢ぶり
なんだかお札を燃やして明かりにしている成金を見ている気分です
私がパリ市民だったら革命を起こしてる贅沢ぶりですね(無駄遣い扱いじゃねぇか)
ともかく、花山さんも驚く超高度落下です
命にかかわるこの緊急事態に、バキ君のリアクションは!!?
「(ライト近ェ〜〜ッッ
高ェェェェェェ!)」
お前は初めて東京タワーに昇った田舎者か
いや、よくあるスピード感を出すための
「ちょっと関係ない思考」の連続だというのは分かるんですけど、
バキ君がやるとなんかやる気無いみたいでイラッとしますね
(だからお前はもうちょっと主人公に対して深い愛情を持て)
ただ、他の思考を拾ってくと、
「(デカいんだな・・・・・・・・・)」
「(初めて見た)」
「(傷・・・・・・があるな)」
「(埃・・・・・・が目立つ)」
なんかエロい言葉に聞こえますね
(最後のエロいか?)
ファンロードが健在だったら、
背景をベタで塗りつぶして「新婚さん」のコーナーに投稿するところですよ!!
(するな)
そして急上昇が終わったら、おまちかねの急降下です
見開きで「高ッッ」という大文字感想が飛び込んできます
「(30メートルね・・・・・・・・・
ムリね・・・・・・受け身・・・・・・)」
なんかのんきな感想を持ちつつ、落下するバキ君
ちなみに、次のページでは観客のみんなを見つけて
「来てたンだ」と、写植の名前をまぜこぜにしつつみんなの名前を呼びますが、
これはあえて正ヒロインを特定させないために、
誰を最初に呼んだのか分からないようにしたんでしょうか?
きっと、後で烈先生に誰の名前を呼んだのか聞かれたら、
「お前の名前が一番短いから」って返答するんでしょう
うん、ロレンスごめん(謝るぐらいならネタにするな)
「(近いッッ 地面・・・・・・
加速・・・・・・砂地とはいえ・・・
どエラいことに・・・・・・
地面・・・・・・衝撃・・・・・・
歯・・・・・・爪・・・・・・窒息・・・・・・激痛・・・・・・)」
いよいよバキ君が地面に激突する瞬間が!!
まぁ、私はなんか緊迫すると言うよりも、
窒息ってなんだろうとか関係ない事考えてたんですが、
2人とも頭から地面に激突してしまいました!!
バキ君、結局最後までピクルを離しませんでした
ここは、「離したらその瞬間反撃される」と判断したのか、
それとも五接地回転法のやり方を忘れたのか、
頭から着地してワンバウンドしました
この時、バキ君は木人みたいな目をしてましたが、
ピクルは意識がはっきりしているようで目に生気がありました
そして次のページでは、ワンバウンドから普通に着地!
「立っとるッッッ」
なんかえらく普通に立ちましたね二人とも
いっそバキ君には立ったけど首が嫌な方向に曲がってるとか、
立った上に股間も侠客勃ちしてるとか、
それぐらいのインパクトが欲しかったですね(いらねぇよ)
「(バカなッッ
ピクルはともかくとして――
あの高さから落下てすぐ様立ち上がるなんてッッ)」
「(あり得ねェ・・・・・・)」
「(範馬刃牙とはそこまで強靭な戦士か・・・・・・!!?)」
烈先生と花山さんはバキ君が立ちあがったのに違和感を覚えるようですが、
ぶっちゃけバキ君ですからねぇ
主人公補正というか範馬補正というか、
なんか気づいたらオリバさんレベルのパワーを手に入れてるので、
そのうち「エターナルフォースブリザード」とか撃っても不思議ではありません
ほんと、最近は「小学生が考えた超人」並に戦闘力がインフレしはじめてますから
普通に立ち上がっても驚きはないですし、それどころかもし落下したピクルに潰されて、
平面グラップラーとして転生してもあまり驚かなかったでしょう
(そこは驚けよ)
ともかく、二人で弾んだところで仕切り直しです
立ちあがったピクルは、悠然とバキ君へ歩を進めていきます
「(間合いに入っとるじゃないか・・・ッッ)」
じっちゃんはうろたえますが、バキ君は微動だにしません
ピクルの手がゆっくりと近づいているというのに、
バキ君は口を半開きにしたまま静止しています
本能で立ちあがったのはいいけど、意識を失ってしまったのでしょうか?
それとも、色々妄想しながら落下したので
妄想に集中してしまっているのでしょうか?
うん、バキ感想のアイディア考えながら仕事してて、
いきなり声かけられたりすると凄い驚きますよね(ちゃんと仕事しろ)
まぁ、ここまで来て「このまま気絶して負けて、修行編に突入」とか、
主人公にのみ許される悠長モードには入らないでしょうが、
ここからどう勝負を転がしていくのかは気になります
気絶は「本能での防御」とかで打開できるとしても、
ピクルのタフネスに対し、有効な攻め手が存在しないのは事実です
また範馬筋肉によるラッシュで終わらせるのが一番ありそうですが、
・・・・・・ぶっちゃけ、二度もあんな決着見たくないので、
色んな意味でバキ君にはピクルに有効な一打を見つけて欲しいですね