範馬刃牙 
第154話「範馬の系譜」
 



天才バカボンの主人公はバカボンじゃないんですよ 



・・・・・・いえ、別に 


今週の作品名とタイトルと展開見ててなんとなく豆知識言ってみようかと 


さて、前フリは一切関係ないわけですが!! 


ジャックが敗北を認め、挑戦者の座が空いた野人戦争 


ここにきて我らが主人公がとった行動とは!!? 



「今はフェアじゃないと――待つそうじゃ 
何日でも――何日でも――その時がくるまで」
 



奴は死ぬまで保留する・・・! 



・・・・・・いえ、別に 


最近ワシズ人気にあやかってアカギを読みなおしたんで、 


ふと名台詞でも言ってみようかと思っただけですよ? 



しかしバキ君は何がフェアじゃないというのでしょうか? 


刑務所でもいきなりオリバに殴りかかったり、 

不意打ちはされる方が悪いってのが信条みたいな人なのに 


しかも別にピクルは特に怪我してるわけでもありませんしね 


バキ君が一体何を待っているのかがよく分かりません 


それともまさか、この戦力差はフェアじゃないから 


ピクルが弱るまで待つとでも言うつもりでしょうか? 


ピクルが「ほぼ逝きかけました」ってなったところで攻める作戦なのか!!? 


(格闘漫画でそんな主人公嫌過ぎるよ)



「問題はその場所じゃ 本人の眼の前じゃと・・・・・・」 


まぁ、チャンピオンが試合に出ようとしないのも問題ですけど、 


24時間ずっと居座り続けるのもとんでもない問題ですね 


あとその場合、食事はともかくトイレはどうしてるのか気になります 


おいおい、そこは闘士達の血と汗が染み込んでる砂であって、 


君達のトイレ砂じゃないのよ?(最低) 



「観客一人いない地下の闘技場で
男同士向かい合い
飯も喰わず何日も――」
 



軽く地獄絵図ですなそれ 


『銀と金』の誠京麻雀編で、「人間を檻で飼う」ってのがありましたが、

なんとなくそれを彷彿とさせるような、傍から見てて凄い嫌な絵ヅラですね


まぁ、バキ君ならピクルがお腹を空かせて座っている間、 


自分はリアルシャドーフルコースを食べてみるとか挑発できそうですけど 


バキ君の妄想力なら、妄想さえあればオカズはいらなそうですし 


ちなみに会話の場所は徳川邸 

バキ君の現状を肴に添えて、 じっちゃんと勇次郎が晩酌をしています 


勇次郎は、基本的にお酒のお誘いは断らないみたいですね 

愛息子であるバキ君が飲みに誘ったら意外と感激してくれるかもしれません

感激のあまり、勢いあまってうっかりピクルを撲殺したりして 


しかし、二人で仲良く飲んでるのはいいんですけど、 

ペイン博士はどこに行ってしまったんでしょうか? 


変なのも呑まず食わずではりついちゃってる事ですし、 

研究対象から目を離すわけにはいかないと監視を続けているのでしょうか? 


それともノーベル暗殺賞のスキルを生かして、 


今も天井裏に潜んでたりして 



バキVSピクル、勇次郎VSノーベル暗殺賞 

2009年はビックカードで目白押しですね(ねぇよ) 



「勝てるかの刃牙は・・・・・・?」 


ここぞとばかりに質問してみる徳川のじっちゃん

いや、それは読者全員も疑問に思ってることだと思いますけど


・・・・・・真実を聞いちゃうのは残酷すぎないかな・・・? 


(お前、主人公の戦いについてどんな前提で考えてやがんだ)



「拳雄烈海王が倒され 新生愚地克巳が惨敗 
怪物ジャック・ハンマーまでもが・・・・・・」
 



克巳が惨敗とか酷い言われ方してるのはともかくとして、 


なんで烈先生のポーズが百戦百勝脚やねん 



「のう勇次郎、ワシの知る限りあの3名――
地球防衛軍最強と云える戦士達じゃ 
この3名なら誰だって―――
誰だって範馬刃牙に勝っても不思議はない」
 





酸だー!! 





・・・・・・いや、私地球防衛軍の知識ってそれぐらいしか無いのですけど(なら言うな) 


しかしいつからこの三人は地球を防衛する立場になったんでしょうか? 

範馬刃牙という強いんだ星人を倒すための戦士という意味では確かにそうですが 


あと、大怪獣ユージローが現れたら役立たずになる意味でもそうですね


じっちゃんは彼らの戦力について熱弁しますが、
勇次郎は興味なさそうに酒肴を味わっています



「北海道産のメフンじゃ・・・・・・」

「鮭の内臓の塩辛だな」

「・・・・・・ホォ〜・・・グルメじゃのォ」

「好物だ」

「ッヘェ〜・・・」
 



まぁ、グルメっていうかグルメ細胞とかもってそうですけどね 



多分、範馬刃牙の第一話で倒してたあの巨大象も、 


正式名称はリーガルマンモスとかです 


・・・・・・同じ毒使いなのに、ココと柳の扱いの差になんでこんな格差があるんだろう・・・

(さっきから何の話をしてるんだお前)


まぁ、勇次郎も一人で食事する機会とか多いみたいですし、

北海道で熊と競って鮭を捕ったり、無礼な店員にアームロック極めたりしてそうです


メフンとかも食べたら、


「メフッ メフッ メフッ!」 


とか笑ってリアクションしてくれそうですね(怖いよ)


しかし和やかな食事風景ですね 

じっちゃんもくつろぎながら酒をふるまってる感じです 


あと、勇次郎が大人しく美味しそうに食べてくれてるのも、 

ご馳走する方としては料理出してる甲斐があるってものですよね 


これが息子のバキ君だったら、 



「このメフンは出来損ないだ。食べられないよ」


ぐらい言いそうですけど(どこのグータラ社員だ) 



そしてのんびりとした空気になりますが、

じっちゃんはふと自分の質問を思い出して聴き直します



「だからァ 3人の戦力は刃牙と五分ッ ――と云うことはじゃ――」

 「爺ィッ 刃牙にはあって――あの3名にはないもの
兎にも――角にも――刃牙は俺の血を引く 明らかな範馬の系譜」

 「えッ ジャックだっておぬしの―」

 「あれは薄い」

「・・・・・・・・・うす・・・・・・」

「結果を見れば明らか あれは血が薄い」

 「・・・・・・はァ〜・・・・勝てぬということは血が薄い・・・
なんとまァ 呆れ返った自負心じゃ」
 



なるほど、負けたから血が薄い 

肝心な時に勝てない者は範馬足り得ぬという事ですか



その理屈だと、私的にバキ君は本当に勇次郎の子か疑わしくなるのですが 


いや、勝つべき時にはしっかり勝ってるんですけど、 
時折、勇次郎だったら夢オチでもありえないぐらいの醜態をさらしてくれるので


勇次郎は親馬鹿なので、親の欲目とかありそうです

「ジョルノよりもバキの方が強い!」とか本気で言いだしそうですし



 「ところでオーガよ。おぬしはやらんのか」 


じっちゃんがまた踏み込みました


ストライダムさんといい、なんでそう好き好んで地雷踏みたがるんでしょうか

ピンポンダッシュしたがる小学生のように、
遠まわしに勇次郎を挑発するのが彼らの楽しみなんでしょうか?


そして、徳川のじっちゃんの言葉を受けた勇次郎がとった行動とは――?



いきなり畳返し! 


そして、己の力を示すように手刀で畳を縦に引き裂いてしまいました 

とりあえず畳で試し割りして、メインディッシュの到着を待っているんでしょうか? 


多分、この場に加納さんが控えてたら、 


割かれてたのは畳じゃなくて加納さんだったと思います 


この屋敷、変なのばっかやってくるので、 


護衛の3Kっぷりは半端じゃない気がします 



「心配するな爺ィ・・・・・・ 
ああ見えて範馬刃牙 
そう捨てたもんじゃねェ 
いずれにしろ二人は闘う運命 
立っていた一人を―――俺が喰うまで」
 


畳を真っ二つにしながら、
じっちゃんの諸々の質問に答える勇次郎

淘汰され、残った強者を喰らってこそ『地上最強の生物』だと 

雄と漢がぶつかり合い、お互いを高めた存在になった時、

それを喰らってこそ価値があるという事なのでしょうか?




まさに蟲毒のグルメですね 


きっと、ジャックが現れた件でも、

ジャックと刃牙で範馬の血がかぶってしまったなとか考えてたんでしょう 



ってーか、勇次郎がそんな言い方で「俺も待つぜー」って態度だと、 


一生バキVS勇次郎が始まらないんじゃないかって気がするので 


是非ピクルを倒した暁には不意打ち上等で襲いかかってほしいですね