範馬刃牙
第144話「この闘いとは――」
花山さん主役の外伝には花山さんの活躍が載っていますが、
こちらには主役の活躍が載っていないためご注意下さい
(それは注意書きじゃなくてただの言葉の暴力だ)
活躍するのは主人公の兄であるジャック・ハンマーです
噛み合いに負けて顔の皮を剥がされても、
ベストパンチが通用しなくても、それでもジャックは闘志を燃やしてピクルに挑みます
「(なァ先輩・・・・・・・・・・・・
教えてくれよ先輩・・・・・・・・・・・・
俺たち現代人はさァ・・・・・・進化できたのかい???)」
地面に叩きつけ、投げ飛ばしながらジャックが問います
道具が使えるようになったとか、コミュニケーション能力が上がったとか、
様々な方面で人類は特化し、その方向に進化しましたがジャックの求めるものはそうではありません
それら一切を否定してでもシンプルな『強さ』を求めて、
それによって古代最強であるピクルを超えられたのか。その一点につきます
「(感じ取ってくれてるかい?
俺がさァ・・・・・・何を想い―――
何を生きてきたのか―――)」
受け身なしで投げられても、平然と立ち上がろうとするピクル
まぁ、恐竜の突撃を喰らっても耐えきるタフネスを持っているのですから、
たとえ頭から落としてもさほどダメージは与えられないのでしょう。渋川先生涙目です
ならばと、ジャックは起き上がろうとするピクルの顔面に渾身のローキック!
一撃での打倒がかなわないなら、コツコツとダメージを積み重ねていくつもりでしょうか?
自分で薬を調合したり、ドーピングの準備をしたりとジャック兄さんは意外とマメなようです
「(美食も――――
美酒も――――美女も――――
金銭も――――地位も――――名誉も――――
一切興味はない たった一つあればいい
たった一つのための――――人生でいい
強きこと!!!)」
明日さえも、全てを捨ててただ強さを求めるのがジャック・ハンマーという男の人生です
弟が美女(?)を喰って強くなろうとも関係ありません
隣でチートやっててもただ信じた道を行く心の強さは、確かに最強の自負に恥じぬ心意気です
弟が女で強くなったなら俺は薬で強くなってやるとばかりにドーピング&特訓を繰り返します
そのうち、博打打つと強くなる範馬一族も出てきそうですね(なんだその駄目人間の一族は)
「(特訓を止めなかった―――失禁してもなお
薬物を摂取した―――死の淵まで
大きくなりたかった―――骨延長―――
激痛を引き換えに身長を手に入れた
生命活動の全ては―――強さの獲得
この一点にのみ向けられた)」
『何のために生きるのか?』
人にとって普遍のテーマと言える問いですが、
ジャックの答えはシンプルに「強くなるために生きる」のようです
強くなりたいから薬だって打つし失禁しても意に介さず特訓をする
薬打っておもらししてたら完全にヤバい人ですが、
そんな周囲の冷たい目線だってジャックは気にしないぜ!!(ちょっとはしろという意見もある)
とにかく、ジャック兄さんは強くなるために鍛えまくります
ある意味、花山さんと最も対極にいるのがジャック兄さんなのかもしれません
生まれながらに強くとも、さらなる強さを求めてしまう
その業もまた、ある種の「人間らしさ」なのかもしれません
このまま強さを求めて、下手すりゃそのうちサイボーグになったりしたりして(しねぇよ)
まぁ、「強くなりたいってなら核ミサイルの保有もありだ。スイッチ押す前に殴るけど」
がテーマの板垣世界の住人ですから、ジャック兄さんはそれでも己の筋肉を科学兵器以上の『力』だと信じて鍛え続けるかもしれませんが
とりあえず、ナノマシンを入れるぐらいまではアリなのかもしれませんね
もしくは、わざと放射能を浴びてみてもっと巨大化してみるとか(それは昭和の発想だ)
強くなるためにはなんだってしてきたジャック兄さんですから、
突然現れた小動物に魔法少女に変身しろと言われれば躊躇わず変身するかもしれません
今、脳内にセーラー服美少女風グラップラーが爆誕して脳が激しく揺れましたが
よく考えればダメージは実写版セラムン(セーラールナってなんだ)の方が上だったのでだったらイケるぜ
「(そんな俺が―――現代人を代表する)」
現代人を代表してピクルの耳たぷをカプッと噛んじゃうジャック兄さん
このまま全身の柔らかい部分を得意の噛み付きで攻めていく作戦でしょうか?
最初はキス、次に全身リップ攻めとはなんて基本に沿ったサービスなんでしょうか
(〜何の基本だと思った純心なお子さんは、お父さんに聞いてみましょう〜)
きっとそのうち、興奮してないと柔らかい部分もじっくりと噛んでいくつもりなのでしょう
ところで、すっかり背景で徳川のじっちゃんと一緒にただ驚くだけの存在になっているバキ君
いっそもう画面に映してやらないのが優しさだと思うのですが、
まぁ、バキ君の事ですし目の前でピクルの耳が噛み噛みされるシーンを見たら
むしろ興奮してくれるだろうという板垣先生の配慮なのでしょうか?
失禁するまで特訓しても「カッコいい」ジャック兄さんと、
ただ見てるだけなのに変態ネタにされるバキ君の違いって、どこにあるんでしょう?
(疑問に思うぐらいならネタにするのやめてやれよ)
「(ジャック対ピクルとは
最新VS―――最古の闘いッッ)」
ついにピクルにダメージらしいダメージを与えたジャック兄さんは、
食いちぎった耳をピクルの顔面に叩きつけます!
これは、ピクルの肉を食うつもりはないという意思表示でしょうか?
食べるつもりはないけど、お前を徹底的にボコるぜと言うタチの悪い意思表示だったりして
今週はとにかくジャック兄さんの矜持を19ページに渡り改めて示すお話でした
きっと次の外伝を狙っているのでしょう(オイ)
今の外伝では、花山さんが本気の拳を握るとかってフリで始まりましたから、
ジャック兄さんの外伝では兄さんが本気のドーピングをするのでしょう
そりゃもう「人間やめますかグラップラーやめますか」って感じの勢いで
「明らかに摂取した薬物の量がジャック・ハンマーの体積よりも多いッッッッ!!」ぐらいはやってくれるかと!!
・・・・・・むしろそれぐらいやんないと、薬物打ちまくるアレな人が主人公の話なんて通んない気がしますし(現実に横目を向けつつ)
とりあえず、バキ君ももう本編の活躍は諦めて外伝で頑張ってみるとかはどうでしょう?
G・Mも、勇次郎は神だと思っているらしいので、
いきなりドアを蹴破って「僕が神だ!」とか言ってみるとか(どこの榎木津だよ)