範馬刃牙
第138話「本分」
勇次郎から重大なミスを犯していると突きつけられた独歩
子育てに関しては独歩の台詞だと思いますが、そういう事ではなさそうです
「貴様等は重大なミスを犯している」
「仰る通りだ」
「ほう。自覚があると―――?」
どうやら、勇次郎の言うミスは独歩も自覚があったようです
つまりトンデモ理論の押し付けではなく、独歩も素直に認めるよおうな
本当に「大きなミス」についてわざわざ指摘するためにバーにも付き合ってくれたという事でしょうか
やっぱりSAGA夫さんは親切だお!
他人にアドバイスをくれる時だけツンデレになるいいお父さんです
う〜ん、普段奔放でたまにツンデレ、そして性教育のスペシャリストとなると、
TSの素材としては最高なんですが野趣が強すぎるのが惜しいところでしょうか(何の話だ)
「今頃になって自分を―――嫌悪している
甘きに・・・・・・傾きすぎた・・・・・・・・・」
どうやら独歩には何やら苦悩があるようです
独歩の独白を聞きながら、勇次郎はバーテンに酒を注文します
友(?)の愚痴を肴に酒を飲む。中々の『粋』を魅せてくれますね
なんで息子の情操教育にそれを活かせなかったんでしょうか?
克巳があんなに孝行息子ぶりを発揮したのにバキ君ときたら・・・!
二代目の出来の悪さに泣くのはどこのお父さんも同じなようです(酷い言い草)
そして勇次郎はスコッチをジョッキで一気飲みします
わざわざボトルの底をねじきってジョッキに移しているのは、
「お口で迎えてあげて下さい」と言ったバーテンダーへの意趣返しでしょうか?
「甘きに傾きすぎたと・・・・・・」
「そう・・・・・・息子 克巳の成長に目がくらみ―我を忘れた
三段跳びで成長する倅を前に―――飛躍しようとする我が子を前に
己の本分を忘れ去った 武術家の本分をッ
例え親兄弟でも手加減はするなッッ そう教えている俺が そう嘯いてる武闘集団が
皆が甘ったるい成長物語に酔いしれた 地上最強のカラテ・・・? 聞いて呆れる」
独歩や神心会のやっていた事は、
父や仲間、あるいは人としては正しい行為だったかもしれないけれど、
武術家としては間違っていた。そう言いたいのでしょうか?
武術家たるもの克巳を押しのけてでも自分達が挑むべきだった
独歩はそう言いたいのでしょうか?
・・・確かに難解で常人には理解しにくい意見です
しかし、私には独歩の気持ちが痛いほど伝わってきました
私も、先日の『とらドラ!』を録画失敗してかなり後悔してますから
ここんとこ立て込んでたために発生した残業や、
退職する仲間を送るための飲み会で深夜に及ぶ帰宅・・・
そういった瑣末な(?)ものに気を取られて、アニメの録画予約に失敗したのです
私が甘ったるい社会人に酔いしれた
地上最低の駄目人間・・・? 聞いて呆れる
(ほんとに呆れた話だよ)
己の本分を忘れた事による自責の念
それを私は木曜の日中、いやと言うほど噛みしめました(仕事に集中しろよ)
私にできる事と言えば、ピクルに肉体を差し出した克巳よろしく、
動画サイトで見逃したアニメを探すような甘えを己に許さず、敗北をぼやかさずに受け入れる事だけです
『次の機会』は必ずある・・・しかし、それを得るのがそんなに安易なものであっていいはずがない
故に、DVDまで血反吐を吐きつつ待つ所存です。駄目人間には駄目人間の矜持というものがあるのですよ!!
(そうやってワケのわからん自分ルールを通そうとするから最近の若者は協調性が無いって言われるんだよ)
え〜と、話が範馬刃牙からそれたので元に戻します
「愚地独歩 全部言われちまった」
一吸いでタバコを一本消費し、煙をバーテンに吹きかけながら勇次郎は言います
・・・・・・しかし、なんでこんなにオイシイとこ持ってんでしょうかこのバーテン
バーテンとは、カクテルの脇役に徹するべき存在のはず!
それがこんなイジられ易い立ち位置で笑いをとるだなんて・・・
城アラキ原作の漫画を全作読み返す事からやり直しなさい!!
「コロラドの地下深くに存在する動かぬ地層厚さ1000mもの岩塩層
そこに1億9000万年眠り続けた古の戦士
そんな代物があっさりと現代に甦っちまった
独歩よ 貴様はこれをどう解釈する」
そして独歩がアドバイスするまでもなく事実を受け入れていたため、
ネチネチ追い込みをかける事はせず実りある話題に話を変えようとします。流石SAGA夫さん
昔はこういう気配りとか基本的にしない人だったんですが、
どうも宇宙の膨張と同じく成長し続けているために精神的にも進歩しているようです
まぁ、調子にノるといきなり殴られそうなのは相変わらずですが、
少なくともそこら辺の能力が退化しちゃってる息子さんよりは100倍マシですね
「あの・・・・・・紙とペンを」
バーテンにメモを借りて、何やら数字を描く独歩
その数字は、50/190000000
「1億9000万とはピクルの睡眠時間の年数
50とは個人差はあれど我々が現役でいられる年数
解答は380万分の1だ」
「ほう・・・・・・」
「数学的見地から言うなら
確率が30万分の1以下なら0%と言えるらしい
つまりそれが起こる可能性は無いって言えるんだ
この数字 偶然じゃない」
以上、証明終了です(Q.E.D)
まぁ、どちらかというと同じ英字3文字でもMMRって感じの理論でしたが
勇次郎のリアクションは薄かったですけど、
もしここに加藤とか末堂とか本部さんがいたら、
顔面アップで「なんだってぇー!!?」と叫んでくれた事でしょう
偶然じゃなかったらなんなんだ、その答えを2人はすでに出しています
「思い上がっていい とてつもなくデカい何かが気付いちまった」
「天上の誰か・・・・・
地球史上最強を決定るのは”今しかない”―――と」
今の時代こそ、地球史上最強を決定するに足る猛者がそろっている
そんな神の意志がピクルを蘇らせたのだと―――
酔っ払い二人が言っておりますな
(一気に胡散臭くなるような事言うな)
まぁ、真実はともかく有無を言わせぬ勇次郎理論です
ピクルを倒し、地球史上最強になるのは誰か?
この戦いは、そういった名誉を奪い合う戦いになっているようです
はいそこ、そこの『腕っこきのハンター最強説』肯定論者の方、
「ピクルを麻酔駐車で倒したペイン博士が地球史上最強じゃね?」とか言わない
アレはほら・・・・・・お話の都合上仕方なかった事ですから・・・(身も蓋もない弁解)
それならいっそ、
「史上最強を決めるなら、復活したキリストや魔界転生した天草四朗とか、
歴史上の『最強候補生』が次々蘇るのかなぁ?」
とか厨妄想に浸るだけにとどめましょう(そっちの方がより末期じゃね?)
範馬刃牙最終トーナメント『ワールドヒーローズ』編、始まります(ねぇよ)
ともかく荒唐無稽ながらも納得せざるを得ない意見を残し、
『史上最強候補生』の二人は歓楽街のネオンに消えていきました
これから二人はどこに行くのでしょうか?
このまま別れるのか? それとも武術家の縁として立ち会うのか? それとも―――
「夜の歓楽街に飲んだくれが2人・・・・・・・・・
風俗でしょう」
という事で、『風俗は浮気じゃありません』と特攻かけるのでしょうか?
そしてSAGA夫さんが独歩に風俗遊びのレクチャーをしてあげるのでしょうか?
『独歩が風俗に挑戦するようです』でスレが立ちそうですね(立たせるな)
そして所変わってバキハウス。そこには、すっかり永住してるバキ君の姿が
・・・・・・正直、私ならこんなところで老後を過ごしたくないんですけど
この子は一体いつまでここに居座るつもりなんでしょうか?
ともかく、バキ君にはピクルを倒すための修行が必要です
そのために何をするか? バキ君には、その方法は一つしかありません
残念ながらリアルシャドーです
「スゴいな・・・こんなのは初めてだ・・・・・・ッッ
まるで映像が―――影も形も浮かんでこない・・・・・・ッッ
ピクル・・・サイコーだよアンタ・・・・・・・・・」
どうやら、バキ君はピクルを間近で見ても、REXがイメージできてもなおピクルをリアルシャドーできないようです
これはやはり、童貞を喪失したため妄想力が失われたのでしょうか?
妄想力は大事ですからね
よく『30まで童貞を貫いたら魔法使いになれる』と言われるのも、
魔法を使うための集中力・イメージ力には童貞並の妄想力が必要になるからですし
だからネギ先生もあんな顔して実はすごい妄想が得意だったりします
(民明書房刊行『魔法先生ヌキまくり!』より)
ここはひとつ、イメージトレーニングのため、
バキは『保険体育のスペシャリスト』勇次郎にアドバイスをもらうべきでしょう
やる夫と一緒にセクロスについて学ぶがいいさ!!
(お前、本当に『やる夫がセクロスに挑戦するようです』が好きだね)
梢江ちゃんにフラレたのも、実はバキ君のテクがアライJr以下だったという説がありますしね(ねぇよ)
このやる夫シリーズは現時点で2スレ目が存在するので、SAGA夫さんの活躍が見たい人は是非(見るべき点を間違えている)