範馬刃牙
第130話「成りし時」

今週の巻末目次コメントより、板垣先生のコメントを抜粋



『この半年、愚地克巳を話す時、不覚にも涙する』 



・・・・・・それ、人死にが出て感動させる系の涙じゃありませんよね?



いや、板垣先生の事ですからそんな安易な展開ではないと思いますけど!!

ただ、板垣先生は自キャラに対しネウロ並にドSなので、不安は尽きません


そんな不吉なタイミングで、克巳がついに自分だけのマッハ突きを放ちます

果たして、克巳オリジナルのマッハ突きとはどのようなものなのか!!?


そしてそれは、本当にバキ君にパクられずにオリジナルを貫けるのか!!?



(当てる貫く・・・・・・)(当てる響かせる・・・・・・)(当てる跳ばす・・・・・・)
(当てる壊す・・・・・・)(当てる弾く・・・・・・)(当てる潰す・・・・・・)
(当てる抉る・・・・・・)(当てる砕く・・・・・・)(当てる切る・・・・・・)(当てる折る・・・・・・)
 



「(当てることだけを考えてきた・・・・・・
強く当てること・・・・・・速く当てること・・・・・・
当てて効かせる・・・・・・そうッッ)」
 



空手家である以上、拳足を相手に当てて倒すのが必定です

いかに速く、いかに強く、いかに公的に当てるかが打撃の要になります

武術家なら、誰でもそうやって「当てるため」の工夫をするとおり、当てる事は非常に重要です



かつて「む、胸が当たってるんですけど・・・」「当ててんのよ」が一世を風靡したのも、



「当てる」と言う行為がいかに重要かを表しています(そうかなぁ?)


しかし、ただ当てるだけでは意味がありません

たとえば、もし貧乳が当てたとしてもそれは最高のご褒美です

一般の人々にとっては、たいした破壊力は生まないでしょう。当てるだけではいけないのです



「(効かせるため・・・・・・筋肉を備えた
効かせるため・・・・・・脱力・・・・・・緩を備えた
効かせるため・・・・・・決して曲がらない骨を―――
力技(イメージ)で鞭にまで変貌た
そして誕生れた最新―――最強―――
最善―――最良―――現在最も進化した打撃)」
 



全身を多重関節にイメージし、克巳は4度目のマッハを放つ!!

しかしその壊れた拳は、もはや拳の形を保つ事ができていません

それでも構わず克巳は拳を加速させ、そしてその指が空中で踊るようにしなります



「(俺自身が驚愕いてるんだ・・・・・・
だってよ・・・・・・ブチ当てることだけを考えてきた日々・・・・・・
そうして・・・・・・最後に辿り着いた最終形態・・・・・・が

あろうことか―――当てない打撃だったなんて・・・・・・・・・)」
 


なんと、当てていないはずの拳を喰らい、
四足タックルで突っ込んできたピクルは逆に大きく吹き飛ばされます

当てない打撃とは一体なんなのでしょうか?

まさか、拳をイメージして相手にぶつけるリアルリアリティシャドーではないでしょうが、


不可解な技である事はたしかです


そして、観客席にまで鮮血が吹き飛びます

果たしてこの血飛沫はどちらのものなのか!!?



「(偶然の産物か神からの贈り物か
手動でありながら音速を発生させる道具 鞭
その鞭の最もスピーディーな瞬間とは―――ここ
打ち込む加速時ではなく 振り戻すその瞬間にこそあるという妙
当てることに全生涯を そこには何一つ疑問の余地はなかったハズ
当てるという常識 当てるという大前提 当てるという全財産を手放した
そして手にした・・・・・・・さらなる音速・・・・・・さらなる衝撃波・・・・・・)」
 



なんと、克巳オリジナルのマッハ突きとは、

マッハで拳を引いたときに出る衝撃波で相手を打つ事だった!!

当てて全身のエネルギーをぶつけるのではなく、
衝撃波を発生させる事にエネルギーを費やして、相手を打つ発想

あえて当てない事で、その力を引き出す
これが克巳の新兵器、「当ててないのよ」だ!!!


下手に当てるよりも、妄想力を刺激しそうですね(何の話だよ)


このカウンターで吹っ飛べば、流石にピクルにもダメージはあるはずです

仰向けになったまま寝転がってて傷一つ無いのでちょっと心配ですが、
これで無傷だったら流石にバキ君すっ飛ばして勇次郎の出番になってしまうでしょう


あれ? でもピクルが無傷って事は、さっきの血飛沫は・・・・・・



「そりゃそうだ・・・・・・
鞭でもない・・・・・・多関節でもない・・・・・・
ふつうの・・・・・・骨だ・・・・・・」

「(魔法がが―――解けた・・・・・・)」
 



なんと、衝撃波は克巳の肉をも削いでいました!


少年誌の限界に挑戦するような剥き身の骨と爆ぜた肉が晒されています

もはや空手家としての再起どころか、
生命の危険すらある負傷を負ってしまった克巳

次週、このままピクルは寝ててくれるのか!!?


いや、ダメージの具合を見ると、腹に一発喰らって無傷っぽいので、

下手をすれば小島義男並の勢いで立ち上がりそうなんですけど


しかし同じ至近距離で衝撃波を喰らった克巳の腕は崩壊しているのに、

ピクルの腹筋にはノーダメージってどこまで化け物じみたタフネスを持っているのでしょうか


いえ、それよりもこのピクルの姿で驚くべき点は、なにより










なんでフンドシが無傷なのかって事です



おいおい、このフンドシは克巳の腕よりも丈夫なのかいボブ?(誰だよボブ)


ピクルが破いて脱ごうとしても脱げないNASA素材のフンドシなのでしょうか

それとも、もしかしたらこれは聖闘士の聖衣なのかもしれません。フンドシ座の聖衣とかで

(ねぇよそんな星座)


きっと大気圏突入でも耐えられる江田島塾長が履いてたようなフンドシなのでしょう


しかし克巳も惜しいですね

これがピクルの腹筋を直撃するのではなく、

人体最大の急所である顔面とか、



股間を直撃していたら、もっと勝ちフラグはあったでしょうに


あの衝撃波をまともに股間に食らっていれば、

たとえペイン博士の新素材フンドシであったとしても一撃破壊ですよ!

なんてったって衝撃波ですからね衝撃波!

衝撃波がまともに当たっていれば、ピクルのREXも一撃で絶滅ですよ!



衝撃波! 衝撃波! ピクルの股間に衝撃波!!


(SEXマシンガンズ)



まぁ、もしそうなった場合、


グロ描写としては克巳の腕の比ではなくなるので、

流石に克巳君も同じ雄として配慮したのでしょうか?


股間狙いなら、確実にピクルはもう勃てなかったでしょうが、

腹部狙いではまだ立ってくる可能性が多く、克巳の安否が心配されます


そうなったらまた左手や右足を犠牲にするしかないのか!!!?

しかし、その場合は克巳が被るダメージ以上に、

実際に骨を見てしまった克巳がまた多関節をイメージできるかと言う問題が浮上します


今回でも、「魔法が解けた」とか言われてますしね

言わば今の克巳は変身ができなくなってしまった魔法少女です

18禁同人誌で言えば、本当の戦いはこれからだ!ってタイミングですよ(黙れ)


これがバキ君だったら、あまりのイメージ力に
むき出しになった骨が多関節になってる可能性もありますが、

克巳はあくまで範馬一族ではなく一般人なのでそこまでの妄想力はありません


精々、実際に妹がいても、



「俺にはトゥルー家族がいるからいいんです」



と宣言できるぐらいの妄想力が一般人の限界です


まぁ、こっちも宣言した瞬間凄い衝撃波が生まれますけどね

(上手い事言ったつもりか)


克巳の運命は板垣先生のたなごころに任せるとして

確かに、この真マッハは克巳だけのマッハでした


なんせ、主人公が使ったら自爆しちゃいますし


おいそれと使える技じゃないでしょう

いや、あのマゾの事だからはにかみながら挑戦しかねませんが


まさに一撃で倒さないと自分も危うい一撃必殺の型と言えます


むしろ必ず死ぬのは自分の方だという技です


板垣先生は、この死地にある克巳を救ってくれるのか!!?

それとも、すでに克巳の死に様を涙ながらにネーム切ってるのか!!?


そして、疵面の連載はどうなっているんだ!!?



様々な予測が飛び交う中、そろそろ克巳VSピクルも最終局面です


願わくば、克巳が勝って幕を引いてくれる事を・・・!


そして、できればドクター紅葉が再生医療がどうのこうの言い出して、

いつの間にか烈先生の足や克巳の腕が治っちゃってる事を・・・!(男塾かよ)



・・・でも、克巳がこんな事になっちゃったら、

これからは烈先生が克巳の右手になったりするんでしょうか?(嫌な含みを持たせた言い方をするな)