範馬刃牙
第127話「狩り」
真・マッハ突きの衝撃波がドーム内を吹き荒れる!
たとえとか誇張とかではなく、本当に衝撃波が出ています
予想外のとばっちりに、応援団も驚いて耳を塞いでいます
恐らく、今週姿が見えない末堂はこの衝撃波でKOされたのでしょう
地下闘技場で使ったら、狭い分見てる方のダメージも大きかったでしょう
ある意味、今まで出てきた技の中ではガイアの大声に次いで周囲に迷惑な技です
しかし、衝撃波でそれ程なのだから喰らった方はたまったものではありません
その威力を目の当たりにし、烈海王の顔もこわばります
なんか、この中では一番焦ってるように見えます。そんなに克巳が心配かこの野郎!
そして烈先生の見守る前で、ついにピクルがその膝を折ります
良かった。ティラノがどうこう言ってたからヤバい気がしてたけど、ちゃんと利くんですね
ピクルのダウンに、観客も沸く。ドームが揺れるぐらい沸きます
沸きすぎてマグマになっちゃってるような感じですが、とにかく大盛り上がりです
まぁ、ある意味正拳の究極系みたいなものを見せられて、
それで古代最強の雄に膝を屈させたわけですから、空手家として歓喜もひとしおでしょう
でもフツーに近所迷惑そうな大歓声だから、ドームで隔離してて正解かもしれません
真・マッハ突きの威力に観客は沸くばかりですが、
グラップラーの皆さんとしては、克巳のこの成長に驚きを隠せないでしょう
郭海皇ですら、その威力に驚いているような気がします
主人公のバキ君は、自分が喰らってもいないのにもうなんか負けてる表情をしています
吹き出しも無いのに「バカな・・・」とかってつぶやきが聞こえそうな表情です
もしかしたら、心の中で「ヤベ、妄想ティラノなんかと戦ってる場合じゃなかったわ」とか
思っているのかもしれません。ってか思え
「(ピクル1億9000万年の人生・・・・・・初
得体の知れない苦痛が腹部に発生」
いや、それは正直サバ読みすぎでしょう
クラウザーさんだってもう少し控えめな年齢を申告してくれるでしょうに
2億年と言い切らなかった点は評価できるとしても、
30過ぎの人が20を自称するか19を自称するかぐらいの違いしかありません
まぁ、ヨダレをボタボタたらしてうつむいてる姿からは、
確かに高齢を感じさせなくもありませんが(それでも無理があるだろ)
「(Tレックスの尾の重量感を持ったものが―――
自身の胃(ストマック)にピンポイントで突き刺さる
過去に体験したどの攻撃とも違う
彼らが手にしていない武器であった)」
ここでようやく人類の武術にピクルが驚いた感じです
良かった、ただのティラノアタックなら、
「ピクルに同じ技は二度通用しない。これはすでに常識」
とかわされていた可能性がありますが、初体験なら話は別です
ピクルも初めてがあまりに痛かったためか、うずくまってしまっています
若干烈先生の立場がありませんが、
克巳の天性と技術があいまって、ようやくピクルの野生に追いついたところでしょうか。つまり、
「1億年の才能と1億年の技術!
これがピクルの1億9000万年を上回る
2億年パワーだ!!」
これならピクルが1億9000万年を名乗っていた理由が分かりますね(分かんねょ)
「(思った通りだ・・・・・・
いかにピクルといえども・・・・・・
マッハの速度をまともに受けたなら倒れるしかない・・・・・・
そしてもう一つ・・・・・・マッハの速度で正拳を打ち込んだなら・・・・・・
拳も破壊される・・・・・・ッッ)」
そりゃそうだ。今まで、関節が無限だのマッハだの言ってたせいで、
ちょっと現実が見え難くなっていました
まぁ、勇次郎とかピクルクラスになれば、
マッハ超えて殴っても無傷で済ませちゃいそうですけど
まだギリギリ人間の側で踏みとどまっている克巳にとっては、
超マッハの衝撃には耐えられなかったようです
「(過去何人もなし得なかったピクルのノックダウン
空手家の命とさえ言える拳と引き換えに手にした
なのに戦士は・・・・・・・・・歓喜していた)」
克巳が拳を壊して喜ぶわけとは?
これがバキ君なら、ドMだからの一言で片はつくんですけど、
ヘタレ属性強気攻めの克巳がそれをやると、腐女子の皆さんに指導を受けそうです
(「五体に刻まれたマッハの感触・・・・・・
今や繰り出す技の全てに最新の方程式は当てハマった)」
あの一撃で開眼した克巳は今、全身マッハのマッハ人間になったのです!
筋肉はマッハ! 牙はマッハ!
燃える瞳は原始のマッハ!!
襲い掛かろうとするピクルを、マッハ回し蹴りやマッハパンチで迎え撃ちます
己の身体を壊しながら、マッハの世界を克巳はロケットで突き抜けます
しかし、ピクルにもまだ4足歩行アタックが残っています
先に切り札を切って弱り行く克己では、あと10週持ちこたえるのは辛いでしょう
このまま克巳は、痛みを知らない子供や心を失くした大人を嫌ってバイバイしてしまうのか!!?
下手をすると、克巳はピクルにマッハをコピーされ、
マッハで頭突きしてくる捨て身のピクルが爆誕してしまいます
いっそそうなったら、マッハ回し受けで防いでみるという手もありますが
他にも、マッハ紐斬りとかマッハ玉ピンとかマッハ変態秘奥義地獄のタイトロープとか
今まで出てきた技術を統合し、克巳流マッハ空手に昇華させてみるのはどうでしょう?(どうもこうもあるか)
いっそ、胴着もスピード社製にして、さらなる加速を狙ってみるとか
「(空手家 愚地克巳21才の夏・・・・・・灼熱の時間―――)」
壊れゆく肉体とのせめぎあいの果て、克巳は何を掴み取るのか!!?
なんか死亡フラグが立ったみたいな扱いですが、どうなるのでしょう?
まぁ、この世界では拳が壊れるぐらいは10週ぐらいで忘れられるとして
最悪、喰われさえしなければまた復活できるはずです
喰われても、下手すれば烈先生は普通に復活して最前線で戦いそうですが
克巳はこのマッハの速度で、
神心会みんなの期待に応えられるのか!!?
あんまりマッハ過ぎると、女子部の井上さんとかの期待には応えられないかもしれませんが
(結局最後までシモネタかよ)