範馬刃牙
第122話「対野人戦準備」

克己が完全マッハ突きしたら道場のガラスが吹っ飛びました


いやぁ、先週からあの「バシャア!」に関しては、

克己の体が技の威力に耐えられず弾けとんだ音だと各所で噂されてましたが、


まさか本当に爆発するとは思いませんでしたよ



この驚天動地の結果に、神心会の皆さんもビックリです

道場で稽古をしてた人達や、トレーニングルームで筋トレしてた人達も驚きます


そう、道場で指導していた末堂も・・・筋トレしていた加藤も・・・





お、お前達―――!!?


(絶対に死んだものと思っていた連中を見る目つきで)


特に末堂はドリアン編でジェットコースターから落ちて以来の登場(?)なので、


生死不明が囁かれてからざっとかれこれ7年ぶりぐらいの登場でしょうか



蝉かお前は


きっと、この7年ぶりの登場も1週間の命と言う暗喩なのでしょう

きっと次に末堂が出てくるのは、あと7年後とかそんな感じなのかなぁ・・・?


こち亀の日暮さんじゃねぇんだ


まぁ、『魔王』で言えば蝉と言えばナイスツンデレなので良いとしましょう(どんなフォローだ)


あと、7年間生死の境を彷徨って(シュレディンガー的な意味で)から復活と言うと、



月宮あゆを思い出しますね

(お前はいつまでKanonを引きずりながら生きるつもりなんだ)


ああ、そう言われてみれば復活した末堂のアゴがなんか長くなってるような・・・(東映版自重)



ともかく門下生の皆さんも、この緊急事態に大急ぎで駆けつけます

そもそも、このビルは一度テロに襲われてるのでみんなかなり過敏になってるはずです


門下生としては警察よりも早く現場に駆けつけ、

身内の不始末だったら大急ぎで隠蔽する必要があります

(どこの虎眼流だ)


そしていの一番にかけつけるのは克己の懐刀(?)である寺田さんです



「なァ寺田・・・・・・・・・
えれェもんだな・・・
何か一つでもいっぱしを身につけるってのは・・・・・・」
 



あれ? 爆発してないぞ?


爆心地にいたはずなのに、克己は無傷です
てっきり、爆弾岩(DQ)とかボム(FF)とかサイバイマン(DB)系の技を身につけたと思ったのに

そして克己が肝心な事には何も答えてくれないので、
寺田さんは今の発言とガラスの破損痕から何が行われていたかを推測して尋ねます


「いったい・・・・・・
何を身につけられてるんです・・・・・・?」

「ヒッサツワザ? 新型の・・・」
 


すっとぼけたツラで答える克己
まぁ、確かに一般人相手だったら確実に殺せそうです

しかし克己はさらっと言っていますが、空手で真に必殺技と言えば、
その究極の信仰である『一撃必殺』を意味します

もし一撃で相手を確実に殺せる突きを編み出したとしたら、
それは克己が本当の意味で「空手を終わらせた」と言えるでしょう


そして、集まってきた門下生達の前で技の「とりあえず」の完成を告げる克己



「(完成なのか・・・!?
不思議だ・・・・・あの感触・・・・・・
右手に残る・・・・・・想像ってもいなかったあの感触・・・・・・・)」
 


音越えの速度で空を突いたその感触
克己が感じたその不可思議な感触とは一体なんなのでしょうか?

あるいは、その手は本当に空手の終着点に触れてきたのかもしれません







時に。読者の皆様はエアおっぱいと言うものをご存知でしょうか?


「時速80キロで走る車の窓から手を出すとおっぱいを揉んだのと同じ手ごたえがする」

この噂ならば、聞いた事のある人がいるでしょう。実践した人もいるでしょう


もちろん、私もやりました(人としての終着点を越えた思い出)


さて。時速80キロの速度で空を切ればおっぱいの揉み応えがするのですから、


もし仮に亜音速のスピードで空を切れば・・・どんな手ごたえが手にあるのでしょうか?


克己がとっていた菩薩の拳と言えば生まれたばかりの赤子の取る手の形

そして、生まれたばかりの赤子が最初に手にするものと言えば・・・そう、おっぱいです


もしかしたら克己のとった空手を極める道とは、

或いはおっぱいを極める道に似ているのかもしれません


この漫画はマイティハートじゃねぇんだ


克己が不思議な感触を手に感じ取っていた頃、
川原では小学生を連れた不審者がうろついていました


ってーか、まだルミナ君とつるんでたんですかバキ君
警察も多分、この友達いないんだ星人を全力で見逃してくれてるんでしょう


その強さと引き換えに友人と恋人を失った孤独のグラップラーは、

克己の新技完成と同時になんらかの「音」を聞き取っていたようです


その音は、ルミナ君には感じ取れなかったけれども、バキ君には確かに届いていたもの・・・

・・・単に、範馬一族の可聴域が人類のそれを凌駕してるだけって説もありますが


とにかくバキ君は、『何か』を感じとったようです。そして、



「(たぶんそうだ・・・・・・
急がなきゃ・・・・・・・・・)」



と、何かに追い立てられるような焦燥を漠然と感じています


多分、聞いたのは主人公の座を追われる警鐘です


急がないと、タイトルが『愚地克己』になっちゃうよ!

・・・誰ですか、首を左右に振って手遅れを告げる方々は


しかし、今まで散々駄目駄目なところを見せた主人公ですが、
ここで頑張ればまだ挽回はできるはずです。まだ慌てるような時間じゃありません


要するに、ここでカッコ良く読者ウケする戦いをして、心をひきつければいいのです

そのために、どうやらバキ君は試合をするようです



「試合って・・・・・・誰と・・・・・・?」

「今 あらわれる」
 


川原で、今はまだあらわれてない誰かと試合・・・・・・

私の全細胞が悲鳴をあげるように危険を告げていますが、ちょっと無視します


いやいや大丈夫! きっとバキ君は誰か凄い強い人とスパーをするんですよ!

なんせバキ君は今まで戦いの中で色んな人達と絆を結んできましたからね

一声かければ、試合をしてくれる人なんて山ほどいるはずです!
伊達に10年以上連載してるわけじゃないんですよ!!


そして川原に現れたのは・・・



「ストライダムさんと!!?」


ルミナ君は、その男を買いかぶりすぎです


試合どころかアップにもなりはしません

精々、「いつもオヤジに媚売りやがって!」とストレス解消に八つ当たりするぐらいです



「誰モ来テナイヨウダガ・・・・・・
誰ト闘ウンダ?」

「・・・・・・・・・え?」
 



対戦相手はきていない。観客はルミナ君とキャプテンストライダム

そして留めに、バキ君の「今あらわれる」発言


この隙の無い伏線の固め打ちに、
私の中の警報装置が全力でワーニンワーニン喚いています


いやいやいやいや! まだ最後まで希望を捨てちゃいけませんよ!

もしかしたら、ここでいきなりピクルが現れるようなサプライズがくるかもしれません!


末堂が生き返ったのが伏線で、
今までにバキ君が関わった人達が続々集まってくれるとか!


祈るようにすがるようにバキ君の行動を見守っていると、
次第にバキ君は緊張しながらその目線を徐々に上方修正していき・・・・・・



『この時点で―――
対戦相手を想定し終えているのは
まだ刃牙一人だった・・・・・・』
 



範馬刃牙VS妄想ティラノサウルス!!!




・・・・・・・・・・・うん、大丈夫。このぐらいじゃまだヘコたれない


『ヤンキーフィギュア』が終わった事に比べればまだ悲しくない


『マイティハート』も終わりそうになってる件に比べてもまだヘコみませんよ!!


またリアルシャドーかと思うと、読んでてちょっと足にきましたがまだ大丈夫です


しかもよりによってティラノです。ピクルにとっての餌です

なんで今更、バキ君はピクルの餌を相手に戦いを挑んでるんでしょうか?


ひょっとしてピクルに一撃喰らったせいでちょっと卑屈になって、


「お前がピクルの餌なら、俺は勇次郎の餌だ!」と対抗心を燃やしてるんでしょうか?


チクショウ! 結局この主人公は一人きりじゃないと強くなれないのか!

むしろ、トレーニングに付き合ってくれる友人が一人もいないのか!!


寂しくて、唯一の友達である小学生や、
呼べばホイホイ来てくれそうな物好き軍人呼んじゃうぐらいなのか!!


私の見立てでは、まだもうちょっとぐらいバキ君を気にかけてくれる友人はいると思ったのに!

花山さんも花山さんですよ!
ここでバキ君を見捨てるぐらいなら、
あんたは一体なんのためにこの前出てきたんだよ!!?











>オールカラー袋とじ
>バキ外伝疵面
 




このためか!!!

うん、納得した!!!
(するな)





ちゃっかりPRしにくるあたり中々抜け目がありませんね花山さん


きっとこの後、中華料理屋での克己座談会の方にも顔を出して

自分が喰らったマッハ突きがいかに凄い威力だったかを語って双方の株を上げようとするのでしょう


流石、組織を預かる身。中々クレバーです

そりゃバキ君ももう戦いの中の絆が信じられなくなったはずですよ


でもまぁ、せっかくなんだから呼べる友人は呼んで協力してもらった方がいいと思います

野人戦争に関わろうとして、ちょっと出ただけで出番を失った人達はいっぱいいた事ですし


いっそ、とらさんも認めた『ミスター立場レス』鎬昂昇を呼んでみるとか


きっと、神心会からも干されて出番も失ってるから、
口では文句言うかもしれませんけど、渋ろうとしたらすぐホイホイついてきますよ


べ、別にあんたなんかどうでもいいんだけど、
可哀想だから特訓につきあってあげてもいいんだからね!


とか言ってついてきますよ(なんでもかんでもツンデレにすればいいってもんじゃない)


いっそバキ君も、克己を見習ってイメージ修行をし、
理想の肉体をイメージして戦う」、とかやってみたらどうでしょうか?


関節が無限になるのがアリなら、イメージでパワーが上がってもいいはずです

もしそれが可能ならば、バキ君には或いは父親超えが成るかもしれない可能性がありますからね。なんせ、






『隠れ父親萌え』バキ君が考える範馬勇次郎の肉体をイメージすればいいんですし



きっと、地面を殴って火山の噴火を止めるぐらいのパワーはあるはずです


問題点は、これだとバキ君はたとえ試合に勝てても人として負けちゃうって事でしょうか


・・・・・・もう本格的に「主人公の勝利」がイメージできなくなりつつあるのですが

私も、ティラノが見えるぐらい妄想力(もうそうぢから)を鍛えるべきでしょうかね?


二次元美少女なら、ギリギリ見える時があるんだけどなぁ・・・(病院池)