範馬刃牙
第121話「天賦の才」
破壊力=体重 × スピード × 握力 × 妄想力!!
克己がついに新必殺技に開眼いたしました
真剣にイメージすれば、自分の中に無限の関節を作る事だって可能なのです
きっとこれも、克己の今までの修行の成果なのでしょう
恐らく克己は、愚地家に引き取られてから今まで、
自分には血の繋がらない妹がいたと妄想していたはずです(ねぇよ)
それぐらい常に妄想をたくましくしていたからこそ、
今回の関節イメージも易々と行えたはずなんですよきっと!
ただ、やりすぎるとどこかの主人公みたいに、
リアルの彼女がめんどくさくなっちゃうので社会的には諸刃の剣です
(別にバキ君は梢江ちゃんを捨ててリアルシャドーに走ったわけではない)
そして、先週姿の見えなかったはぐれ中国人コンビは独歩の接待で中華料理屋にいました
なんか、相当高級そうな店ですね
まぁ、この二人の事ですから下手な中華料理屋につれてくと、
「貴様は中華料理を嘗めたッッッッ」と叫びながら暴れだし、
店主に喧嘩を売って烈先生が究極の中華、郭海皇が至高の中華を勝手に作り始めません
多分、その頃克己は高級フレンチを妄想しながらスクランブルエッグを食べてます(イジメられっ子か)
途中、よく考えてみりゃあ俺は高級フレンチなんて食べた事なかったヨと我に返っても、
克己の童貞力ならきっと本物以上に本物らしい高級フレンチを妄想して堪能できる事でしょう
悲しい食卓はともかく、独歩達は克己の話題を肴に中華料理を堪能しています
「烈よ・・・かつておぬしが
あの子を一撃で倒したと・・・・・・」
「残念ながら事実です」
烈先生は口の中に食べ物詰め込んでるせいで喋れないため、
独歩が代わりに返答します。こっちも口の中に物入れながらですが
無礼講の宴って事で二人とも砕けた態度になってるんでしょうか?
もしサムワン海王が同じ事してたら股間の卵にマッハデコピン百連発の刑だと思いますけど
「にわかには信じがたいの」
「過去のハナシです
現在の克己氏ではありません」
なるほど、口に物を詰めてる事を理由に一瞬答えを放棄し、間をおいてから
「い、今の克己は強いんだからっ!」と反論しておく
素直に肯定すれば自分の名誉になりますが、
克己を安く見られる事だけは許容できずに、かと言ってまともに擁護もできない
そんな複雑なツンデレ性を表現した良い演出ですね(オタク特有の無駄深読み)
烈先生としても、海原先生が山岡さんと和解し、
沢近がツインテールをやめたりマガジン本誌を去った今、
これからのツンデレ界を背負っていくのは己だと言う自負があるのかもしれません
「いまやったとしたらどうじゃ」
その言葉に、思わずチャーハンを食べる手も止まります
ピクルに対してさえ、勝てると公言した男が返答に窮します
きっと海王の心中では色々と複雑な思いがうずまいている事でしょう
「どうでしょうな いまなら・・・」
そして独歩はここぞとばかりに息子を褒めます。やっぱり親馬鹿です
「拳雄烈 海王の天才を
十分に認めつつ―愚地克己の
天賦の才は恐るべしと言わねばなるまい」
「異論はありません」
口の中にソバを詰め込みながら器用に褒める海皇
口の中にチャーハンを詰め込みながら返事をし、
ほっぺを膨らませて若干の不満を演出する海王
素直に克己を褒められてもそれはそれで不満
相変わらず細かいところでツンデレっぷりをあらわしてきますね
誰ですか、単に食い意地張ってるだけだとか言う人は。それはそれで萌え
「先日氏に伝えた新たな打拳
おそらくは既に身につけ
ひょっとしたら もう今頃は その遥か先に・・・・・・」
郭海皇が確かに感じた予感、それは克己がさらなる高みへと・・・・・・って、
烈先生口の中に物詰め込みすぎ
ほっぺが膨らんでるとかそういう次元じゃなくなりました。おたふく風邪みたいになってます
まぁ、これはきっと烈先生のほっぺが凄いぷにぷにで柔らかいから、色々物が入るんですよ
(そんなフォローは必要あるのか?)
そしてみんなが美味しいものを食べてる間、
スクランブルエッグを食べながら修行をしていた克己
リラックスしたような立ち姿で道場の中央にたたずんでいます
「(これだ・・・・・・今なら実感る
この備えこそが正しい・・・
極上の打撃を放つためには―――
この構えこそが必然・・・・・・)」
この構えこそ、攻めの消力!
かつて郭海皇が使用し、勇次郎にあっさり真似された技です
まぁ、勇次郎はカタルシス派なので攻めの方までは真似しませんでしたが
克己は着実に中国拳法の4001年目に近づいているようです
しかし、このままでは空手の面目が立ちません。立ち姿は消力、しかしその拳は・・・
「(まるで・・・・・・武器であることを拒否するように・・・
握らない・・・開かない・・・あの形・・・
あの頃の・・・握らない・・・開かない・・・
人生最初に形造る手の形・・・・・・)」
菩薩拳! 父、独歩にしか使えなかった奥義すらその拳に宿しました
なんだか今までお世話になった方々から色々パクリまくっているようですね
特別コーチをあちこちから召集しまくっていたのも無駄では無かったようです
昂昇に関しては無駄になってるみたいですけど
・・・スペシャルサンクスで、指の形がちょっと紐斬りっぽいとか言ってみたらどうでしょう?(哀れもうとするな)
そして全身の関節は無限関節にイメージし、準備は万全です
「(フフ・・・・・・
自分で震えてやがる・・・・・・
何もない空間に 空突きを放つ
そんな・・・・・・道場ではごく日常的な行為の以前に震えてやがる
確かに手にしたあの感触を・・・・・
肩から先しか動かさぬあのイメージを―――
全身で・・・・・・全力で・・・・・・)」
ついに放たれる、『完成されたマッハ突き』、その威力は・・・?
バシャア
水風船が爆ぜるような轟音が道場に響く!
果たしてその拳に宿った破壊の力はいかほどのものか!?
来週、その威力が明らかにされるのでしょう
これで次回、突きの威力に耐え切れず克己が爆ぜてたとかだったら、
『103話〜121話はなかった事にしてください』
とか言うコメントが載ったりするんでしょうか?
あとは、バキ君やピクルもくしゃみのしすぎで爆死すれば完璧ですね
(そろそろZOO1は通用しない読者層が生まれている時代だと思う)
しかし克己の新必殺技は完成し、
達人達からも褒めちぎられてますがこれは危険な兆候です
なんてったって、板垣先生には雑巾を徹底的に飾ってやる習性がありますからね
散々持て囃された挙句、どん底まで落とされたグラップラーは数知れず
下手をすれば克己は、ピクルと戦う前にバキと戦って、
その間2秒でやられて郭春成と同じ立ち位置まで引き摺り下ろされる可能性もあります
・・・思えば、親馬鹿の多いこの世界で、
父親からあそこまで冷たくあたられた息子は春成ぐらいかもしれませんね
もしバキと戦う段になって、バキが
「俺には克己さんほどの才能は無いよ・・・」とか言い出したら相当危険なフラグです
まるで、さもバキ君が努力で克己を上回ったかのように勝ちかねません
と言うか最近のバキ君は新聞紙丸めたぐらいしかした事がなく、
何週間も特訓した克己がそれに遅れを取ったらもう切腹しか道が無くなりそうなので
できればバキ君にはもう数ヶ月ほど冬眠しててもらいたいものです(ヒデェ言い草)
とにかく克己の消力マッハ菩薩拳は完成しました
・・・今までネタで言ってきたけど、まさか本当にやるとは
しかしバキ君みたいにただパクるだけではなく、
パクった要素を自分のオリジナルとしてまとめているので、
技としての完成度は高く、期待もできるものかと思われます
あとは、ピクルかバキ君にあっさりパクられない事を祈るのみです