範馬刃牙
第119話「完全技」
今週はピクルが扉絵です
ついに主人公はここにも居場所が無くなりました
しかも、ピクルは腰布一枚で水浴びまでして、よりグラビアっぽいですよ!
あんな仏頂面でただ突っ立ってるだけの被写体とは、営業努力が違います
もうこうなったら落ち目気味のバキ君は、
脱いで男優としてイカ娘SAGAに出演するぐらいしか道は無いのかもしれません
(妄言はともかく、イカ娘を巻き込もうとするな)
まぁ、ピクルの完全勝利で決着した扉絵戦争はともかく、野人戦争はまだまだ続きます
そして、突然ですが御伽噺です
『かつて一人の日本人が中国に渡ったそうな
数多くの武術家と比武(試合)を繰り返し
その全てに勝利したそうな 愚地独歩
帰国した独歩はサーカスから子供を買ったそうな
自分を超える才能に怯えた独歩は
大金を払い味方に引き入れたのです』
「ハハ・・・・・・おやじヒデェ・・・・・・」
「そんなお伽話が我が母国にはある」
どうやら中国で独歩はある意味伝説になってるようです
後半からただの中傷になってる感がありますが、中国に伝わる御伽噺のようです
・・・・・・月打されたら、クリーチャー化した独歩が飛び出してくるのかなぁ
月光条例の舞台が中国じゃなくて良かったです(そういう問題か?)
「しかし今の君を見ていると
この話 あながち嘘ではないような・・・」
「当たってるよ サーカスまではね
父 愚地独歩がそんな甘ちゃんなら・・・
俺もずいぶん楽できただろうに・・・・・」
おとぎ話では悪役ですが、
独歩は克己の才能を磨くため、己の空手の全てを叩き込んでいました
こういう言い回しすると、とても私好みな話になりますね。物語で語られなかった真実っぽくて
愚地親子のハートフルな話に、思わず烈もほっこり笑顔です
汗の匂いが染み付いた道場に、BL臭がむせ返っているようです
「君は手にしている
貫手という空手固有の刃に
人体で最も重い部分 頭部を乗せた
あえて表現するなら―――マサカリの重さを持つサーベル
つまりは―――存在し得ない武器を手にしたのだ
そんな完全技を 超音速で発射する」
日本刀はよく「鉈の重さに剃刀の切れ味」と表現されますが、
新マッハ突きは、存在し得ない武器として表現されています
まぁ、マサカリとかサーベルとかはあまりなじみの無い武器なのでピンとこない人がいるかもしれませんけど
どれぐらい存在し得ないかをたとえるなら、
「外見が詩織で性格虹野。夜は鏡。そんな娘」
とでも喩えればいいのかもしれません。でも、それだとゲームの中にいるな(黙れ)
そして道場で完全技の完成に満足し合う、二人だけの世界構築中のマッチョ
そこへ、お邪魔虫と言うかなんか干物みたいなのがぼーっと突っ立ってました
「郭老師 いつ日本へッ
連絡いただければ空港まで迎えにうかがいましたものをッ
こんなに早く来ていただけるとは」
どうやら、新マッハ突きのために海皇まで呼び寄せていたようです
ってーか烈先生。克己が最初突っぱねていたからよかったものの、
マジでこの人、克己を中国4001年目の人にするつもりだったんじゃないでしょうか
郭老師には、そりゃ礼を尽くして日本に招いたのでしょうけど、
克己の反応を見る限り、この特別コーチに関しては完全に事後承諾です
タチの悪い地上げ屋の手口を見ている気分ですが、まぁコーチとしては確かにこれ以上ありません
ってーか、どんだけ克己のコーチングに力入れてるんでしょうか烈先生
下手をすれば、他にも克己を地上最強の弟子にするため、
柔術の師匠に渋川先生やムエタイの師匠にサムワン海王を連れてくるかもしれません
いや、ムエタイ混ぜちゃったら弱体化するから駄目か(オイ)
中国拳法を引き継がせるために、中国拳法そのものの登場です
このまま特訓を受ければ、本気で克己もバキのレベルにまで高められるのかと期待してしまいます
そして特別コーチが見たところ、新マッハ突きの出来は・・・
「日本人はつつましい民族と聞き及んでいるが
聞きしに勝るつつましさじゃのォ・・・・・・
あの程度の技に”完全”を冠するとは なんと欲の浅きことか」
まぁ、完全扱いしたのはお爺ちゃんの国の人なんですけどね
しかし超・達人は克己や烈先生など比較にならないほど欲深いようです
マサカリサーベルぐらいではまだまだ不十分だと
完璧な彼女を一人用意するぐらいなら、
タイプが違う姉や妹の19人家族を用意してみせろと
そういう事でしょうか(違うと思う)
「ごらんになっていたのですか 老師」
「見とったよ ずっとね
君はもう手にしている
サーベルだァ マサカリだァ 音速だァ
ぜ〜〜んぶ聞いとったよ」
二人の恥ずかしいやり取りを聞かれ、赤面する克己と烈
フフ・・・真っ赤になってるのは、気配に気づかなかった事を武術家として恥じているのか、
それとも昨夜の道場での出来事を聞かれていたのを恥らっているのか、
果たしてどちらかな・・・?(後者は選ぶ以前にオフィシャルには存在してねぇだろ)
と言うか、男二人で赤面してる様は冷静に見ると凄いキモいです
もう完全にこいつらホモなんじゃなかろうか。烈はホモだったのかッッ!!?
まぁ、最近のやり取り見てると、
もう克己と烈は恋人がどうこうって感じじゃなくて、
頑張る旦那様とお世話を焼く若奥様って感じなんですけど
あとはもう、米屋の寂さんに気をつけるだけです
そしてバカップルの片割れは、海皇に真の完全技について問いただそうとします
しかし、海皇はその発言を手で制すると、こう返しました
「あるもんかね この世に”完全”などというものが
あるんだな これが」
一人ノリツッコミっぽく返してくれるおじいちゃん。案外お茶目です
ひょっとして、たった一人で日本までやってきたのも、
実は神心会に来る前に秋葉原のメイド喫茶によってきたかったからとか
或いは、ダイレクトに歌舞伎町方面かもしれませんね
烈と克己の仲睦まじい姿をデバガメしてましたし、新宿二丁目方面的な意味で
そして完全技を実演してみせるため、
烈先生に卵を糸で釣らせて持たせます
脆くて軽い卵が、不安定に吊られている状態です
この卵を攻撃するのが、完全技なのでしょうか?
こんな、指で弾いたら割れてしまいそうな卵を・・・・・・
卵を指で弾く=タマゴをピンと弾く=タマピン
まさか、完全技とは、サムワン海王を倒したあの技なのか!!?
確かに、ムエタイを使う海王ほどの猛者を倒した技です
完全技と呼ぶには相応しいかもしれません
相手のズボンを下ろす必要があるので実戦向きではありませんが、
こと全裸原人を相手にする場合に限り、この技は発動の隙を限りなく省けます
金玉を指でピンと弾く・・・これが空手の501年目・・・・・・
さて、そろそろ空手界から刺客がきそうなので、お爺ちゃんの実演を見ます
「よォ・・・く 見とけ
これが・・・完全技・・・・・・」
そして郭海皇の右手が消えます
音速を超えた音だけが辺りに響き、そして卵は・・・
なんと、底面だけが切り取られ、そこから中身が零れ落ちました
驚愕の必殺技に、驚愕する克己と烈先生
そして生卵をこぼさないように受け止めて啜る郭海皇
『試し割りに使用した卵は、必ず食べるように。』
板垣先生ご推奨の試し割りの作法です
でも、この時期はサルモネラ的な意味でやりすぎは危険です
「計27か所の間接どころではない
加速のための間接など いくらでも増やせる
百でも千でも なんぼでも・・・・・・」
手についた卵白を丁寧に舐め取りながら、郭海皇は新たなる技のヒントを見せました
そうだ、次のプレイは卵ローションプレイだ
超音速により、脆い卵の底面だけを切り取る必殺技!
果たして、どのような技なのでしょうか?
そもそも間接を増やすってのはどういう事か分かりません
普段は運動のために可動していない間接も可動させて加速するって事でしょうか?
速さにくわえ、この鋭い切れ味も気になるところですしね
はっ・・・!? まさか、この完全技を使用していれば、
弾かれるだけでなく、サムワンの卵からも中身がこぼれていたのか!!?
その場合、サムワンは色んな意味で再起不能になっていたところです
「試し割りに使用した卵は食べなければいけない」ルールに救われたのでしょうか?(いい加減タマピンから離れろ)
果たして来週、パーフェクトマッハ突きは完成するのでしょうか?
ひょっとして、音速を超える光速を手に入れるため、
光ファイバーを腕に埋め込むとかそんなオチなんでしょうか?
(それはゆでたまごの分野です)