範馬刃牙
第117話「オアシス」

今週のタイトルはオアシス

つまりは、地下闘技場がピクルにとってのオアシスになるって事ですか


まぁ、闘技場は今、クロロホルム風呂になっているわけですが



「ドラム缶で140ダース
空気との比重は約1.5倍
クロロホルムだ 隙をついて液体を流し込み・・・・・・・・・
眠らせることには成功した」
 


戦士達の血と汗が染み付いた地下闘技場に今、
後で地面に顔押し付けたら眠くなるんじゃないかってぐらいクロロホルムがしみこんでいます

まぁ、クロロホルムってそこまで即効性は無いみたいですけど
頑張ってクロロホルムしみこませたハンカチと相手の口の間に真空を作れば

運良く相手が一瞬で眠ってくれるかもしれません。危険ですので真似してはいけませんが(できるか)


とにかく博士はピクルを閉じ込めて保護し続けるつもりのようです
そのため、こんなところにピクルは置いておけないと、完全な監禁施設の設置を提案します



「忘れてはいけない
ピクルという奇跡の標本に出遭えた幸運
我々には責任があるのです
出遭ってしまった故の責任が
全人類のため 未来のためにピクルを生かす責任がッッ」
 



ペイン博士、ヤンデレっぽいなぁ


きっと幼馴染のピクル君(違う)相手に、
「ピクルちゃんは、ここにいるのが一番安全なんだよ」と、
自分の部屋に監禁してお世話をしてあげるようなヤミヤミデレデレな子なんでしょう


ひょっとしたら、最近出番の無いアレン君も監禁中の恐れがあります


これが『君が望む永遠』の某シナリオだったら、そろそろペイン博士以外に興味をもたれないために
自ら豊胸手術を受けている可能性があります。・・・いや、本当にそういうシナリオあるんですよあのゲーム


しかし、「天才科学者が人類のためとか言い出したらヤバイ」フラグを立てるヤンデレ博士に、

ご奉仕軍人(メイドアーミー?)ストライダムさんが異を唱えます



「フム・・・・・・こちら側に立つならその通りだ
忘れてはいけないことがもう一つある
”ピクル本人は何を望んでいるのか”・・・・・・・・・だ
超Aクラスの研究対象であることは疑りようもないが
彼はモルモットではない 人格を持つ1人の人間なのだ」
 



つまりストライダムさんは、


「あの子を解き放て! あの子は人間だぞ!!」


と言いたいみたいです(微妙にニュアンスが違う)


当然、ペイン博士に「黙れ小僧」みたいな目つきで睨まれちゃいますが

下手をするとこのまま鉈を振り回しかねないよこのヤンデレ博士!


すると、そこに三爺の一人、徳川老が口を挟みます



「ピクルを閉じ込める施設 いらんよ
奴ァここを動きゃせん
ピクルが刃牙を蹴っとばしたあと・・・・・・
クロロホルムで眠らされるまでの数時間―――
彼は一歩もここを動いていない
鉄の扉をブチ破る力を持ちながら
自らの意思でここに留まり続けたんじゃ
気付いたのじゃ ここがオアシスであることを
ここにさえ居れば・・・・・・餌にも遊び相手にも事欠かないッッ
誓ってもええ・・・・・・眠りから覚めても ピクルは逃げやせん
あんな連中を置かんでも逃げやせんよ」
 



じっちゃんの北風と太陽理論によると、
ピクルは自ら望んでここに居残っているようです

閉ざされていると思えば牢となり、出たくないと思えば城になるんですね(お前ほんとに『モノノ怪』好きだね)


と言うか爺さん、餌与えることはもう黙認ですか

先週も勇次郎怒らせるわ同じ間違い何度も繰り返すわ、ほんと懲りない爺様です


群れのボスに一番大事なのは危機管理能力だってキレイな勇次郎トリコさんも言ってたのに!!


もうこの代で徳川も完全に終わりかと時代の滅びを実感しますが、

まぁ、口車で超A級の戦士を闘技場に確保できそうなのでじっちゃんも満足なんでしょうか


もうオアシスって言うより、じっちゃんのための動物園ですね

まんまジェラシック・パークって感じですけど


でも餌に関しては、いっそ地下闘技場にトラックが入れるようにして、
餌の時間になったら肉を乗せたトラックを闘技場に突っ込ませればいいから大丈夫かもしれません

あとは、じっちゃんが「まぁ、ロブ・ロビンソンぐらいなら喰わせてもいいか

とでも思ってるかどうかの問題ですね(完全にコロッセオの再現)


しかし現実主義のペイン博士
グラップラー至上主義者達にお説教をします



「よもや忘れたワケではあるまいな
羽田エアポートで見せたピクルのケタ外れの野生
ピクルは現代人ではないのだッッ
その行動様式は我々の予想の範疇をはるかに超えるッッ
自らを素人と自覚したまえッッ」
 


いえいえ、何を仰いますかペイン博士

確かに、この二人のジジイは人類学や生物学に関しては仰るとおりまったくの素人


しかし、はた迷惑な存在に振り回される事に関しては大ベテランです


地上最迷惑の一族相手に、今まで被害を最小限になんとかかんとか頑張ってきたジジイどもです

そのジジイどもの見切りは、果たしてノーベル賞の予測よりも正しいのか・・・!?


そして会話をさえぎるように、クロロホルムの雲海から浮上するピクル
すっかり麻酔に耐性でもできちゃったのか、クロロホルムの中で大あくびしています

こうなると、『ノーベル殺人賞』ペイン博士が再び背後から注射しても倒せないかもしれません


ピクルは麻酔を克服しました。この進化にも匹敵する環境適応こそ、野生の真骨頂です



多分、『コナン』の毛利小五郎もそろそろ麻酔が利かなくなります


ってーか、麻酔が効かないと手術とかする時大変ですね

別の意味で鎬紅葉にしかできない手術になりそうです


藤木の腕を切り落としたぐらい、大惨事な手術になる事でしょう

助手の昂昇を盾役にすればなんとかなるかもしれませんけど。10秒ぐらいは


そして目覚めたピクルは餌ないし遊び相手を探します

じっちゃんのその主張を、ペイン博士は「バカなッ」と一蹴します

中原麻衣ボイスで脳内再生された私はそろそろヤバいかもしれません(ある意味L5)



「ピクルウウゥゥゥゥゥ
餌も友達ももう少しじゃあッ
まだ休んどってもええぞォッッ」

「そ・・・・・・その言葉がワカるとでも・・・・・・?」
 


しかし博士の疑惑に反し、ピクルはクロロホルムの中に沈んでいきました

戦士の心を知るじっちゃん達にとっては、これも予測の範疇だったようです


ノーベル賞がとことん虚仮にされる瞬間ですね
ペイン博士も、巻き返しのためにピクルから得た知識を研究に生かし、
徳川のじっちゃん達を見返すような研究成果を出せばいいと思うんですよ


たとえば、ピクルのデータから身体能力増強の新薬とか作って、


それをアレン君に注射すると、ロデムって別人格が出るようにするとか


(どこの『廃ビルの怪人』だペイン博士)


ともかくピクルは闘技場で餌&友達の到着を待ちます

起きてると腹減りますし、寝てた方がいいのでしょう


寝てる方が体力使うって話もありますが、それはさておき


場面は、バキ君の特訓風景に移ります。そこ、露骨にガッカリしない(お前だよ)


バキ君は握力を鍛えるため、片手で新聞紙を握りこんでいます



「以前は決して隠すことのできなかった一枚の新聞紙・・・・・・
今は完全に拳の中に隠せる 次はぶつける・・・・・・
この力を思いきり・・・・・・言わずもがなピクルへッッ」
 


まぁ、「言わずもがな」って、この子の場合ちゃんと言ってもらっても、

また口でグダグダ言い出して流れをブチ壊しますからね
口約束でも、ちゃんと宣言してもらわないとこっちがどんどん不安になります

言葉にしてもらわねば、譲れる道も譲れませんよ!(誰だよ)


ともかく、カツレツタッグと同時進行でバキ君も修行中です

花山さんなら新聞紙どころか、雑誌だって握り締めて隠せちゃいそうですけどね



自分の連載が休載になったチャンピオンREDとかね・・・


もしかしたら花山さんも、顔ではにこやかでも
心の中では涙を流し、血が出るほど拳を握り締めているのかもしれません

・・・ひょっとして、花山が本気で拳を握るってそういう事なのか?(絶対違う)


まぁ、悲しくなる話はさておいて、盛り上がっている新マッハ突きの修行です

これで、今新聞紙まるめてる天才にあっさり進化させられたら、

私は克己の無念を晴らすため勝ち負けでない戦いを板垣先生に挑むしかありませんが


このタイミングでの新聞紙特訓ですから、もしかしたら今後、
「握力」が何かの鍵になってくるのかもしれません


たとえば、マッハ突きも握力でパワーアップをさせるとか


たまたま持っていた鉛板を握りこんで殴ってみるとか(「空手」じゃねぇ)


もしくはそのまんま新聞紙を握りこむ技術を応用して、


拳の中にハトが入ってたいたり、花束が入っていたり、





ドリアンにやられた加藤が入っていたりするとか


(死んでるよそれ)


右の拳には加藤、左の拳には末堂を入れるとバランスも取れそうです(ねぇよ)