範馬刃牙
第114話「羽化」



今週の特典は、花山さんの疵面巨大ポスターです

これは花山さんファンにとっては嬉しいサービスですね

最近は花山さんも本編に多く出てますし、サービス多めになっています


めでたいですね。外伝連載が休止してそっちの出番が無くなりましたけどめでたいですね



うん、正直、結婚で盛り上がってる岩鬼ファンが恨めしい


そしてポスターはともかく、1ページ目からカラーで全裸の原人が登場


秋田書店はサービスってものを理解してやがりません


カラー2ページ目は主人公がなんか


バットマンのジョーカーみたいなツラで笑ってますし(正直、似過ぎだと思うこのシーン)


3ページ目ではオチ担当と主人公の狭間で揺れ動く男、克己のカラー


立て続けにこれらを見ると、
もうカラーグラビア見ても男として何も感じなくなりますね。ハハ(乾いた片平巡査笑い)


色々なものがどうでもよくなったところで今週の内容

言い訳するようにブツブツ呟きながら戦闘準備をするバキ君
相変わらず煮えきらず、あくまで「自分は巻き込まれただけ」みたいなスタンスのようです

そんなタチの悪い青少年に、花山さんがポツリと問いかけます



「いいのか・・・・・・・・・?
こんな初いのを 巻き込ンじまって・・・・・・」



ちょっ! 花山さん何言ってんですか!!?
いくら自分が活躍の場を無くしたからって、バキ君からやる気を奪うような事言わんで下さいよ!!


これは私だけの意見ではありません


同じ意見を持ったジジイも、「余計な事言うな」ってツラしてます



ってーか、徳川のお爺ちゃん。あんたはいい加減懲りなさい


その「せっかく・・・新しい死に方が見れそうだったのに・・・!」ってツラはなんですか

つい先日も虎が喰われて問題になるわ烈先生が喰われるわで大事になったんですから


まぁ、流石は兵藤会長、廃ビルの怪人Q太郎に並ぶ三大変態暴力爺ではありますが


ともかく花山さんの一言は、
常に「やらない理由」を探している少年の逃走本能に火をつけてしまったようです



「助けられたよ花山さん
5年前に犯したミス
再び繰り返すところだった
静かに暮らしていた罪もない者たち―――
その領域に踏み込み
ムリヤリ生き死にの闘いに引きずり込んだ
迷惑なハナシだ」
 



なるほど、どうやらバキ君は夜叉猿を虐待してしまった事を未だに悔いているようです

まぁ、確かに心優しいバキ君の事ですから、
いくら戦いの後に絆が芽生えるとはいえこんな形で戦いを挑むのは本意ではないでしょう?

父親より少しだけ強ければそれでいい男は、
たとえそれが強者の本能だとしても無為な戦いは好まないのです


え? なら「オリバと戦いたいから」って理由で大統領誘拐までやらかしたのは誰だって?


知らないよそんな犯罪者の事は


まったく、そんな悪い奴には心優しい幼年編範馬刃牙君の爪の垢でも煎じて飲ませたいですよ!

ほら、お優しいバキ君は、もうピクルに対して反省の意を示してますよ



「チョットだけ退屈してただけなのに
チョットだけ遊んで欲しかっただけなのに・・・・・・
俺はそれに乗じて思いを遂げようとした
バカをやるところだった・・・・・・」
 



バキ君・・・・・・退屈してたんだ・・・・・・


ほんと、なんのために父親の前哨戦にオリバを選んだんでしょうか?


あと、烈先生の仇とかは心からどうでもいいようです

格闘技者としてはそれでもいいかも知れませんが、ほんと人として、いえ主人公としてどうなんだろ・・・


さて、そんな2ページちょっとに渡り反省の言葉を述べるバキ君に対し、

ピクルはいきなり見開きで蹴りを放ちました!


多分、「話長ぇんだよお前」って怒りもあります(ねぇよ)


そしてギャグ漫画のように吹っ飛び、客席に激突するバキ君

岩鬼並に豪快なホームランでした


きっと目の前にいた少年の性根が捻じ曲がっていたから悪球に見えたんでしょう


と言うかバキ君、5年前犯したミスについては忘れてたみたいですが、


1年ほど前に犯したズール戦でのミスも忘れちゃってたみたいですね


きっとバキ君は過去の事なんて振り返ってられない未来を生きる火の玉ボーイなんでしょう

こういう奴が家族がいないはずのツェペリさんにうっかり孫を作っちゃうんですよ!!


さて、一発蹴られてバキ君もようやく目が覚めたかと思いきや、

なんとピクルがいきなり勝利のダンスを始めました



え・・・何しにでてきたのこの子・・・?


まぁ、ある意味痛快だったので、初めてピクルを褒めたい気もしますけど

それともこれがバキ君の作戦だったのでしょうか?

烈先生を食って、読者から憎まれているピクルがみんなに好感を持たれるように、

自分があえて叩きのめされるという「泣いた赤鬼」作戦だったのでしょうか?


個人的に、『月光条例』で出てきて欲しいエピソードナンバー1なのですがまぁそれはさておき


ガンダムの主人公みたいにウジウジ続けてたバキ君に爽快な一発を叩き込み、

ピクルは勝利のダンスです。今までそんな事しなかったのに。よっぽど嬉しかったんでしょう


烈先生の時なんて号泣までしてたのに、今回は小躍りですよ

ピクルの気持ちが大変よく分かるあたり、主人公の人徳的なモノが測れます


それとも、この踊りには別の意味があったりするんでしょうか?

作品の展開も大分進んできた事だし、そろそろもう一度アニメ化してはどうか、とか





次の製作会社は京アニで頼むよ、とか


そんな意味がこの踊りには込められているのかもしれません(ねぇよ)

まぁ、流石に萌え界の鬼才・京アニをもってしても、

この作品を京アニクオリティにする方法なんて

精々松本梢江の声優を平野綾にするぐらいしか無いでしょうし


ピクルには頭上に挙げた拳でウマウマしてもらうぐらいが精一杯でしょうね


そして声もかけられない敗者はただ地に伏すのみです



「一パツじゃったの・・・
運んでやるか・・・食われんうちに・・・」



さらっと酷い扱いをされて退場する主人公


もういいじゃん、喰わせとけば(駄目だよ流石に)


やはり勝負事ではメンタル面って大事になるようですね

ただでさえやる気の無かったバキ君は、ピクルの一撃を食らって

鼻水は垂らすわ涎はこぼすわ、虚ろな目になっています


・・・・・・ほんと、とことんカッコがつかないと言うか


板垣先生、なんかこの子に恨みでもあるんですか?


花山さんも仇なんて考えもせずに、バキ君を運ぼうとしているようです

付き合いがいいのは分かりましたが、この人もほんと何しにきたんでしょうか?


ひょっとして、自分の連載が打ち切られたからバキ君の醜態を見に来ただけだったり

いや、高潔な花山さんがそんな事欠片も考えるわけありませんよね。バキ君じゃないんだから(オイ)


でもまぁ、じっちゃんも花山さんも、バキ君の事を
ピクルを呼び込んだ客引きみたいな目で見てましたし(まるで好きではない)

どちらにせよ主人公の好感度が二人の間で首相の支持率並に下がったのは間違いないでしょう


主人公がとことん堕ちてしまった一方その頃、

影の主人公として頑張る克己は道場で稽古中です

それはかつて、まだ克己が白帯だった頃に父から教わった稽古法


たとえ自分がその師である父を越えていたとしても、
結局はその父に教えられた「空手」にすがるしかないのが空手家・愚地克己です



「牛か・・・・・・
フフ・・・・・・相手が牛だったらどんなに楽か・・・・・・
だからと言ってどうするッ
空手家である俺が――空手以外の何にすがる」
 






カッコいいなぁ、こいつ



主人公があんな事になったせいで、ますますカッコ良くキメてやがります

ここまでくると、ケチをつけるようとしても


「独歩がいないのは、散々啖呵切って対決に行って、
結局逃げられたから気まずくって顔合わせられないんだろうね」


ぐらいしかつけようがありませんよ!!(そもそもケチをつける必要が無い)


そんな主人公モードで決めている克己の前に、一人の男が現れます



「烈さんッ」

「同志よ・・・・・・」
 



片足カンフー・烈海王の登場だッッッッ


流石にこの欠損は「無かった事」にならなかったようです

しかし主人公・バキ君は自分から烈先生に会いに行かねば出番はありませんでしたが、


克己クラスになったら烈先生の方から会いにきてくれるようです


ここはやはり、フラグの立て方が違うんでしょうね


だってほら、ゲーム開始時には「水溜り」呼ばわりしてた烈先生が、

克己の事をタワリシチとか呼んでるんですよ(なんでロシア語だ)


もうこれはビンビンにフラグが立った状態ですね

来週は間違いなく、CGの一枚絵が一つ埋まるぐらいのイベントがくるはずです


さぁ、烈先生の訪問の目的とは!!?


次週、デレるやデレざるや・・・!



どうでもいいですけど、今週片足で登場した烈先生も痛々しい姿だったのですが、


正直、その前の主人公の方がよっぽど見てて痛かったので普通に受け入れられました


・・・そういう意味では・・・出てきた意味もあった・・・のかな・・・?(精一杯の慰め)