範馬刃牙
第102話「烈という意味」




烈先生が足を失ってしまいました

流石に、足なんて飾りですと言うわけにもいかないでしょう


範馬一族ならなんか首だけでも飛んでいきそうですけど(妖怪かよ)


ドムの足でもつけてパーフェクト烈先生として復活するんでしょうか?

『ミスター・フランケン・ふらん』鎬紅葉先生の活躍に期待が寄せられます


生死不明のまま消えている末堂の足を移植してみるとか
足だけでも出番が増えるぞッ!(意味があるのかその行為)


再起云々はともかく、烈先生は流石に入院中です

敗れ、足を喰われ、そして烈先生は何を思うのか?



「(済まないッッ
約束を違えた・・・・・・ッッ
ピクルを欺いたも同然)」



いきなり謝罪の意を示す烈先生
ノーと言える日本人以上に珍しいソーリーと言える中国人です


しかも、「ちゃんと食べられてあげられなくてごめんね」と、

なんだか健気系ヒロインみたいな台詞まで吐いてます


食べられるなら、今から「ピクル! おかわりだっ!」と戻っていく手もありますが、

これはそういう問題じゃなく烈先生としての信義の問題なのでしょう


海皇のお爺ちゃんなんかは「生きてりゃ勝ち」と仰ってましたが、
烈先生にとっては、この心こそが生命より大事に護るべきものなのでしょう



「(心の底では・・・・・・・・・・・・
生き永らえること・・・・・・
現実には喰わせるハズはないと――
期待していたのではないのか!!?
恥を知れッッ)」
 


負けた悔しさよりも、足を喰われた辛さよりも、

己の覚悟が紛い物であった事を恥じ入り、己を責める



見事な一人羞恥プレイですよ(台無しだ)


ハードトレーニングで自分の体をイジメた後は、
こうやって自らの精神をイジメる。完璧なフォーメーションです


あまりの高いツンデレに目を奪われ、
見落としてしまいそうだけど

烈さんの真の価値は そのM性の高さにこそある
 


(ねぇよ)


烈先生が葛藤に苦しんでいると、いきなりバキが入ってくる。ノックは人類最大の発明です

そのうち、結婚して年頃の娘ができてもノックせずに部屋に入りそうだなぁ
まぁ、基本的に範馬家にノックって風習が無いのが原因って気がしますが


ともかく、烈先生の見舞いにやってきたバキ君



「齧られた―――ではなく喰われた
烈さんの五体一部失ったと聞き耳を疑いました」
 


私もお見舞いの一番乗りにバキ君が出てくるとは思わずに目を疑いました(酷すぎる)


まぁ、手土産の一つも持たずに来る辺りバキ君らしいですけど
もし先にお見舞いがあって果物篭が置いてあれば、とりあえずメロンを持っていきそうです


しかし他のグラップラーの皆さんにはまだ連絡が行ってないんでしょうか?

寂あたり、これをチャンスに烈を口説くためにあれこれ手を尽くしそうなんですが


女を落とすなら弱っている時だとファーザーも言ってましたし


フラレナオンならぬ、(足を)クワレレツというカモネギを撃ちもらすとは何事かー!?


まぁ、攻め役の克己も来ていないので、
ひょっとしたら二人で烈の見舞い権を争ってるのかもしれません

「烈を(別の意味で)喰うのは俺だッッ!」とかで。うん、すみません(謝るぐらいなら言うな)



「武術家が闘いに敗れ
肉体の機能を失う そこに恥ずべき点はない」

「同感です」

「恥ずべきは・・・・・・・・・
ありもしない覚悟をあるかのように
できもしない勇気をできるかのように語ったこと」




自分を倒した相手に恨み言はなく、あくまで己の未熟さを責め続ける

武術家の鑑のような人です

誰だよ、こんな素晴らしい人をマゾツンデレ扱いしてるの(お前だよ)


とにかく烈先生は、己の覚悟が偽りであったこと、

ピクルの餌になってやるという申し出が、


小学生の「命賭けるか?」と同じような軽さだった恥をバキ君に吐露します


その烈先生の静かだが血を吐くような告白に、バキ君はどう応える!!?



「五体を・・・・・・武器と化す
そんな人生を歩む烈さんが身体の一部を失った 大事件です
なのにあなたは失った脚にではなく 心の有り様に苦しんでいる
その苦しみ どうか誇ってください
烈 海王という類稀な武術家
大国 中華人民共和国にとっての宝です」
 



大統領を誘拐して日本の恥になった人が言うと感慨が深いですが、それより大事件です


バキ君が、なんかすっごくまともな事を言っています


え? 最近は、口を開けば相手を小馬鹿にするような事しか言わなかったバキ君が?

バキ君は一体どうしちゃったのか
ちょっと不安になってもバキ君のターンはまだ終わっちゃいません



「いつか調べたことがある
烈という言葉の意味
烈―――はげしい はなはだしい
そして――道にはずれない
あなたそのものだ
あまりの高い技術に目を奪われ
見落としてしまいそうだけど
烈さんの真の価値は その精神性の高さにこそある」
 


バキ君が烈先生の気高い心を褒め称えます
それに対し、烈先生は「ありがとう」と深く静かなデレで答えます


はげしく、はなはだしく、そして王道(道にはずれない)


まさに、ツンデレそのもの


ひょっとして、この一族はみんなツンデレだったんでしょうか?

まぁ、ツンデレ同士じゃ恋愛どころかフラグの一つも立たないので、

逆上する百舌谷さんみたいに生まれてくるのがツンデレと分かったりする一族なんでしょうか?


ともかく、そんなツンデレがバキの一言に対して素直な感謝の意を伝えました

うおお、なんですかこの圧倒的な主人公っぷりは


これがギャルゲーなら間違いなくCGが一枚埋まってますよ


エロゲーなら差分含めて3〜4枚埋まってる可能性すらあります


ってか、この人本当にバキ君ですか?
誰かがバキ君の顔を剥がして被ってるとかじゃなくて?


すぐに病室に駆けつけられてますし、
ひょっとして今は脳手術の帰りだったりするんでしょうか?


もしかしたら、またセイカクハンテンダケを食べてしまったとか

頭打って、精神が幼年編まで退行してしまっているのかもしれません


烈先生にハルヒっぽくフラレたのがショックで改心でもしたんでしょうか?

谷口からキョンに生まれ変わったような、そんな精神的成長を感じます


これは烈先生としても、バキ君に自らの武術を継承して、

私の夢になってよ」とか言い出すフラグなんでしょうか?

まぁ、どうせなら片足だけでデーモンスパイラルみたいな技を編み出して欲しいものですけど


そして完全に日が落ちてから病室を後にする主人公モードのバキ君



「(範馬勇次郎が ときに使用する喰らうという事場
喰らう それは比喩だ もののたとえ―――表現方法にすぎない
勝つ―――ではない 倒す―――ではない 喰う!)」

「ハハ・・・・・・喰う・・・・・・って
(なんてステキな奴なんだッッッ)」
 



あ、いつものバキ君に戻った(どういう意味だ)


他人の心配しなくて、父親にデレデレで、なんか変態っぽい・・・そんなバキ君が戻ってきた!!!


・・・・・・・・・・・・・・返品お断りって一言添えた方がいいんでしょうか?(酷い扱い)


パパに思いを馳せつつ、ピクルにそそられるバキ君

戦ってる最中、興奮して逆にピクルを食わないよう注意して下さい


大統領誘拐に加えて、世界遺産破壊とかはマジ洒落になりません

表沙汰になってる分、勇次郎よりタチが悪くなってしまいます


次週はバキがピクルに挑もうとするんでしょうか?

まぁ、その前にピクルもまだまだ空腹でしょうし、
昂昇や克己あたりが骨になって闘技場に転がってるかもしれません(どんだけ噛ませなんだよ)