餓狼伝BOY
Vol.8 『咆哮』
ジャンプで『ごっちゃんです!!』が打ち切られてかなりショック
やはり相撲ってジャンルは小中学生には受けないんでしょうか・・・?
まぁ、静先生の場合、相手がノンケでも相撲の素晴らしさを身体に教え込みそうな気もしますが
「とんでもねェセンコーだな」
跳び箱の中からボワッと登場した丹波君
真っ直ぐに下着一枚の教師を見つめています
「なんだ・・・・・・・・・・・・・・・きてたのかい」
丹波君の劇的な登場シーンにも関わらず、動じない静先生
しっかり驚いてあげないとわざわざ跳び箱に入ってた丹波君が報われませんよ?
木戸君など、最初のページでも地味に「・・・・・・ッッ」とたった一人で先週から驚き続けていると言うのに
ちなみに伊波さんは「・・・??」と話についてこれてない様子
いや、ついてこられても困るのでこのまま添え物でいいんですけど
そして、木戸君が「タンバくん」と呼んだのをきっかけに静先生も丹波君の名を知ります
やはり調べられたのは生徒の木戸君だけだったようですね
となると、この展開は静先生的に飛んで火に入る夏の虫と言った状況でしょうか
「タンバくん・・・・・・・て言うんだ フフ
カッコよかったなァッ 跳び箱からバカーンてさァ
ヒーローの登場シーンてのは ああでなくちゃあ なァ」
カッコイイかどうかはともかく、『ヒーロー』って単語使う辺り自分が悪役って自覚はあるようです
いや、タイミングはヒーローのそれでしたけど、出てくる場所が
少なくとも、本郷猛が跳び箱に入って仮面ライダーになって出てきたら凄く嫌
「ただその・・・・なんていうか・・・・」
「・・・・・・」
「見せ場がくるまで
ジッと箱の中でしゃがんでた姿を想像するとさァ」
それはヒーローに言ってはいけないお約束です
きっと静先生は変身しようとしているライダーにも殴りかかるタイプです
「てことは伊波と俺のアレも見ていたワケだ」
その一言で急に赤面してうずくまってしまう伊波さん
「{な・・・・なんてことだッ}
{やっぱッ やっぱりそう・・ッッ}」
木戸君は何かワカっちゃったようでパニクってますが、はて私には何の事やら
夜の学校で教師と女生徒の二人がする事?
そしてその事に女生徒の方が赤面してしまうような事とは?
はてさて、皆目見当もつきません
「深夜の教室で教師と女生徒が二人きり・・・・・・・・・・・・交尾でしょう」
本部さんは黙っていて下さい
そんな事無いですよ! だってコレは少年誌ですよ!?
きっとアレですよ。伊波さんは静先生に勉強を教えてもらっていたんですよ
で、それがあまりにも簡単な問題だったから恥かしがっているんですよ。そう考えると全て辻褄が合います
そうですよ! 二人は単にお勉強会をしてただけですよ! 深夜のお勉強会ですよ!!{最低の単語}
ともかく、丹波君はそんな事に興味無さそうに静先生に問います
まぁ、むしろ関わりたくもないって感じなのかもしれませんけど
「シンイチから聞いたぜ 大相撲・・・・
調べてみたらオモシロイことがワカった」
先ほど、木戸君は彼を「タンバくん」と苗字で呼びました
しかし、この場で丹波君は彼をシンイチとファーストネームで呼びました
この前の一晩でかなり一方的に親密度が上がった様子です
木戸君、本当に恐れるべきはまわし絶倫男ではなく、
ひっそりと跳び箱に隠れるストーカー予備軍少年Aかもしれません
それとも丹波君、ミギーを意識してみたとでも言うつもりでしょうか?{どうしたシンイチ?}
「本名 切雨 静
シコ名は華ノ花
現役最高位は前頭十枚目
辞めた理由は・・・・傷害
稽古場でのあからさまなかわいがりにブチ切れて
大関に暴行 球場に追いやる
その日のうちにマゲを自ら断ち切り
廃業――引退を宣言」
一瞬、華ノ花が栗の花に見えて、すげぇピッタリだと思いました{ぶっちゃけありえない}
それにしても静先生、キレ安い若者だったようですね
つーか相撲に教師と、人格がある程度備わってないと向かない職業な気がするんですけど
いや、「人格最悪でも強けりゃいい」で横綱になった某ドルジさんとかいますが{某の意味が無い}
しかしまぁ、丹波君これだけの情報どうやって調べたんでしょうね?
新聞読んだりPCで検索したりって行動取るようなタイプには思えないんですけど
それに人に聞こうにも、木戸君の他に友達いなさそうですし
「”転校しろ”ってよシンイチ
こいつはよォ・・・・
力で俺らの口をふさごうとしている」
あくまでも木戸君にはフレンドリーな丹波君
しかし、次の瞬間深く身を沈ませ、丹波が吼える!!
「いやアアアアッッ」
「(まるで――獣の咆哮)」
まさに若き獣の咆哮
内側に飼う獣が静先生の暴力に屈する事を拒否し、吼えた
何気に咆哮で木戸君の髪の毛がスーパーサイヤ人状態になってるのも見所です
「ワカるかいシンイチ
こういうときのためだ
こういうときのための格闘技なんだ」
「やる気だ
{やる気なんだ!!}」
そして股割でもするかのように深く沈みこむ丹波君
不条理な暴力に対し、屈しないための技術。それが格闘技
己の意思を曲げずに貫けるための『強さ』と言う事でしょうか
そして次の瞬間、丹波君が静先生に向けてつっかける!
「金玉ァッッ」
まずはその絶倫過ぎて三つぐらいありそうなモノを潰してやるぜ! って感じで丹波君の蹴りが襲う!
しかし、そう思わせといて次の瞬間には変化したハイキックが静先生の顔面を捕らえます
「{いつのまに顔を・・・・ッッ} {効ィ・・・・}」
丹波君が暴力を駆使して静先生を攻撃してるのに対し、
木戸君も超知力をいかし、一人で複数の解説&驚きをしています
「張り手ェェッ」
そして勢いをつけ、全体重を乗せた張り手を静先生の顔面に見舞う!
その威力に、流石の静先生も一瞬浮かされてしまいます
さらにその機を逃さず、次々と矢継ぎ早に攻撃を仕掛ける丹波君
「(これがッ これが喧嘩!!!)」
あまりにも激しい攻防に驚きっぱなしの木戸君
しかし、次の瞬間さらに驚くべき出来事が彼を襲います
なんと、バンと言う凄まじい音と共に、丹波君が窓を破って外まで張り出されてしまいました
本物の張り手を見舞われ、やや驚いた感じの表情を浮かべている丹波君
そんな丹波君に、悠然と近付きながら静先生が言い放ちます
「名優だなタンバ」
はて、名優とはどういう事なのでしょうか?
AV男優だったら静先生の方が合ってますし{最低}
それはともかく、裸足だとガラス踏みそうで危険だと思います
まぁ、静先生の場合、面の皮どころか足の皮も厚そうなので大丈夫なのかもしれませんが
ともかく、来週は屋外でのガチンコバトルです
体格差から言っても、組み付かれては勝ち目がなさそうです
もし組み付かれてしまったら、その場で伊波さんよろしく
餓狼伝BOYSAGAの世界に突入してしまいます
そして木戸君が「これがッ これがSEX」って驚くとか{ぶっちゃけありえない}