餓狼伝BOY
Vol.14 『期待』
え〜、今週の本編についてたアオリ文
『”衆人環視”の仲で暴かれる”偽りの拳”の正体!!』
普通に『衆道環視』って読んじゃいました
・・・僕が悪いんじゃない。そうとしか見えない状況を作った板垣先生が悪いんだ{人のせいにするな}
ともかく、丹波君、学校で切雨先生に追い詰められてます
「言った通りだろ
効かねェだろ・・・・・・・・・コイツのパンチ・・・・」
わざわざ山田君に肯定させる切雨先生
丹波君、山田君に肯定されちゃった事で冷や汗ダクダクです
「石を割ったりビール瓶切ったりする拳で叩かれたら死んじまう
・・・・と思っていたが 実際に叩かれてみたらどうだ
痛ェことは痛ェ・・・・・・・・・しかしどーってことねェと言えば
どーってことねェ そんなところだろうよ・・・・ん・・?」
再びわざわざ山田君に肯定の言葉を吐かせる切雨先生
とことん衆人環視の中で丹波君をいたぶりたい様子です
そして、山田君に調子づかれちゃった丹波君、
このままじゃ不味いと思ったのか再びハッタリをかまそうとします
「よし・・うん よし わかった・・・・わかったよ
パンチが効かなかった それでいい
どーってことなかった それもいい うん
だからさ・・・・もーいっかいやろうぜ山田」
とりあえずハッタリで誤魔化しちゃえという意識が悲しい程見え見えな丹波君
うろたえる山田君に近付き、襟首を掴んで叫びます
「そんな? おい
おめェはさっき イキナリ人の面ァひっぱたいたんだぜ
ワカってんのかてめェッッ」
丹波君が凄むと山田君、冷静なまま受け答えます
「はなしてくださいよ イタいなァ」
「こ・・この・・・・」
「いいですよ殴り合わなくたって
もうワカりましたから インチキだってことは」
ハッタリが失敗し、逆上した丹波君、
髪の毛をぞわっと逆立たせてからいきなりパンチ!
悲しいほど小者全開で山田君を殴り続けますが、
切雨先生に「タンバァッッ」と一喝されてビビって止まってしまいます
・・・丹波君の内側の餓狼は、餓え過ぎて死んじゃったのでしょうか・・・?
「そのへんにしておけタンバ」
自分で焚きつけておいたくせに自分で止める切雨先生、
しかし、たった一度の勝利{?}で蚊トンボから獅子に変わった山田君は止まらない!
なんと、余所見している丹波君にいきなりパンチをかまします!
「やってやるッッ もうダマされないぞ」
これにはもう、ギャラリーも「ウソだろ? 山田と五分五分かよ」と呆れちゃってる様子
いや、むしろここまで来ると山田が耐久力の天分があるんじゃないかとすら思えてきます
ほら、漫画だとよく、あのイジメられっ子に実はこんな才能が・・・みたいなのありますし・・・
と思いつつ次のページを開いてみると
凄まじい威力のビンタで山田君をふっとばし、ギャラリーを黙らせる切雨先生
「調子に乗りすぎだぜ山田くん」
自分で焚きつけておいて自分でビンタ
つくづく自由です。つーかむしろコレも想定内の事でしょうか?
元々、合法的{?}に自分と丹波君の格の違いを回りに知らしめるために彼を利用したとか
生徒を殴っちゃ立場上不味いのではと思うのですが、この場合
止めたのに喧嘩をやめない山田君をいさめたように見えなくもありません
なんて事でしょう。つくづく黒い性格です
きっとそのうちレンゲルに変身するに間違いありません{キリュウ違いだ}
そして、なおも切雨先生の追い込みは続きます
「ところでタンバ 友達がきてるぜ」
切雨先生が指し示した方向には、なんと心配そうな表情の木戸君の姿が!
「ご・・・・ごめん・・切雨・・・・
センセイに・・連れられて・・・・ワカらなくって・・」
弱々しい態度の木戸君。お前、あれからナニされたんだって感じですが、
とにかく丹波君はもう極限まで追い詰められてしまってます。しかし切雨先生が駄目押しとばかりに叫びます
「よーし持ってこいッッ」
そしてその声に答えて、丹波君の舎弟だった連中が現れます
その手に、見覚えのあるビール瓶やら石やら板を手に持ち、わざとらしく「オッスタンバさん」などと挨拶してきます
「アレがなんなのかはワカるよなタンバ」
丹波君、もうコナンの犯人ぐらい追い詰められちゃってガチガチと震えだします
これが火曜サスペンスだったら、崖から海に飛び込みかねないぐらいの追い込まれっぷりです
そして震える丹波君の前でトリックを使って自然石割や瓶切りを敢行する不良達
「スゲェじゃねェかオマエたち」
わざとらしく褒める切雨先生と、さらにわざとらしく拳法の型を真似する不良
さらに不良達、板が接着してあるだのビール瓶にライターで焼いてヒビ入れてあるだの次々とトリックをバラします
「板もインチキ石もインチキ瓶もインチキ
すべてはタンバ オマエの部屋にあったものだ」
完全にネタバラシを行い、全校生徒に全てがハッタリだった事を教えてしまう切雨先生
前回はあの道具持ち出しで「住居不法侵入じゃね〜の?」とか思いましたが、
きっとこの不良達を使って抜け目なく持ち出したのでしょう。とことん悪知恵が働きます
「シンイチ オマエたしか言ったよなァ
あのタンバが俺を倒す 期待にこたえろタンバァッッ」
木戸君の頬を触りながらエロティックに言う切雨先生
全ては木戸君と丹波君の仲を引き裂くためだと言わんばかりのセッティング
つーかどこまで大人気ないんスかあんた
きっと来週は全校生徒を巻き込んで『人方屋』とかやろうとするに違いありません
そして全校生徒の目の前でシンイチ君と勝利のメイクラブとか
まぁ、メイクラブは無くてもまわし一丁になるぐらいは平気でやりそうですが
ともかく木戸君の目の前で流石にこれ以上無様な真似はできません
果たして餓狼としての、木戸君の王子様としての面目は躍如できるのか!!?
ところで、他の先生方が姿を表さないのって、そこら辺すでに掌握しちゃってるからと考えてよろしいのでしょうか?