刃牙道
第69話「300点」


>本部さんがまた錯乱している。大吉さん、お薬を出してあげてください。



ボトックス注射を濃縮した物がいい感じなんじゃないでしょうか



ちなみにボトックス注射とはシワをなくしたり小顔にするために使う注射なので本部さんも安心ですね♪

あまり聞き馴染みのない薬ではないのかもしれませんけど、濃縮したものは喧嘩稼業の梶原さんも使ってましたし!

(要するにボツリヌス菌の毒素を美容のために活用しているという本部さん暗殺計画に見せかけた医療の豆知識


と言うわけで、錯乱しきった本部さんについての感想です

烈先生が武蔵にズンバラリされて、それについてバキ君と本部さんがトークしています


そしてついに、本部さんが刃牙君に「俺が守護らねばー!」発言をしてムカつかれています

このままではバキ君がキレる17歳(?)になって本部さんを撲殺してしまうかもしれません

そんな窮地にも関わらず、本部さんは涼しい顔をしています



「ふざけるなと・・・自分より遥かに弱いおっさんが
何をハネっ返ってるんだと
俺は天下の範馬刃牙だと
見損なってんじゃねぇと
概ね そんなところか・・・」
 



なんか貫禄たっぷりにバキ君を挑発する本部さん

一体どうしちゃったんでしょうか。ちょっと早いけどもうボケがきちゃってるんでしょうか

それともなんかテンションがアゲ☆アゲ☆になりすぎて

単行本1巻で独歩に「今の貴様なら1分で殺せる」とか言ってた時代に戻っちゃってるんでしょうか



「ちょっと違うけど・・・いいやそれで
本部以蔵だからじゃない
誰であれ許さねェよ
俺を守護ることは許さねェ」
 



本部さんの言い分にムカつきながら格闘者の矜持を示すバキ君

まぁそうですよね。格闘技ってそもそも自分を守るための技術でもありますし

それを曲がりなりにも一定水準極めた人間が戦う前から他人に守られるなんて侮辱されるようなものです


ましてやバキ君はなんだかんだで勇次郎とも引き分け・・・引き分けた・・・?人間ですし

地上最強の自負もあって、守護られるなどという発言を受け入れる事をよしとはできないのでしょう


ところで、普通はこの場合の「ちょっと違う」ってのはもうちょっとマイルドな言い方になるって事なんでしょうけど

バキ君の場合は「テメェのような横綱の四股でペラッペラにされるクソ雑魚ナメクジの出番なんぞねぇやボケ

みたいな罵詈雑言を本当は言いたいけど我慢してやるみたいなイメージになりますよね

(感想を長期間サボりまくっても主人公に対する低い評価を変えない感想書き)



「見たか刃牙くん
武術史上最強の剣豪
宮本武蔵のあの強さ
我らが誇る拳雄 烈海王を一刀両断だ」
 


そしてそんなバキ君の挑発をどこ吹く風と武蔵アゲをはじめる本部さん

会話の主導権を握りまくっている感じですね

いつものバキ君ならここでとにかく相手をムカつかせる発言を連呼して

相手をイライラさせてリズムを崩す喧嘩商売の十兵衛をさらに嫌な奴にしたような戦法を取るところですが


今は本部さんのリズムに完全に乗せられてしまってます

これはある意味、本部さんの兵法にハマってしまっているんでしょうか?



「なんか・・・嬉しそうスね」

「烈 海王の死――それ自体は悲しむべきこと
疑いようもない
しかしだ刃牙さん 武術家なのだよわたしは
いけないかね 我が道の向かう先――
その到達点の目的を喜ぶ
そこはどうか許されたい」
 


あっ、烈先生はなんか普通に死んでたんですね

ピクルに食われても生きてたからなんか頑張って生きてるもんだと思ってましたが

そこは流石に「刀で胴体をほぼ真っ二つにされたら死ぬ」という常識路線でいったようです


ただ、本部さんが適当こいてる可能性があるので

臓器をクローン培養しながら冷凍睡眠させてるとか処置してる可能性はあります

と言うか、何かしら対処してないと徳川のじっちゃんマジでただのろくでなしですからね


あの爺さん、烈先生敗北直後は殊勝に「ワシが間違ってたと言ってくれ!」とか叫んでましたけど

すぐ舌の根の乾かぬ内に武蔵に「烈と佐々木小次郎はどっちが強かった?」って野次馬根性丸出しの質問してましたからね

マジで烈先生なんの打つ手もなく死んでたら、人として間違え過ぎててどうしようもないですからね


あと、本部さんももっと烈先生の死を悲しむ素振りを見せないと

マサキさんを代表とする全国の烈先生ファンの怒りを買っちゃいますよ

尻の穴に刀剣を2本ぶっ刺される絵を描かれてファンサイトのTOP絵にされちゃいますよ!!

(お前は烈先生のファンをなんだと思ってるんだ)


しかし本部さんが武蔵の出現で興奮するのは分かりますが

武蔵が本部さんの武の到達点とか言われるとなんか本部さんが主人公みたいですね

ここでバキ君が本部さんにボコられて倒されたら、次から本部道が電撃新連載されるんでしょうか?


で、そんな調子乗りまクリスティな本部さんは続けます



「ただ・・・残念なことだが
まだ我々は全力の宮本武蔵を見てはいない」

「すげェ褒めかただ
烈海王に圧勝して尚全力じゃないと
なるべく多くを体験しておきたかったのだろうな
現代の闘争術を」

「手こずったワケではないと?」

「実力者ではある
ただし不覚を取る相手ではないと」
 



なんと武蔵は現代格闘術を学ぶ場として烈先生との戦いを活用していた!

闘争の場では極論すれば「いかに相手に得意なものを出させないか」が大事になります

いかに自分のペースに相手を巻き込むかというのが問われる戦場で

相手のペースを維持させたまま勝つというのはまさに実力の差を意味するのでしょう

ここら辺の分析力は流石の本部解説王ですね


現代の闘争術を学んだ武蔵がさらに強くなるのであれば

解説術で敵を分析し続ける本部さんも強さを増しているのかもしれません

今はもう、何も知らずに横綱の小指を取っちゃった無知な本部さんではないのですよ!!



「だからこそだ・・・
わたしには君らを守護る義務がある」




それは流石に論理が飛躍し過ぎです本部先生



「本部さん
どこいらへんが「だからこそ」なんだい?」



バキ君もそりゃツッコみます

烈先生の死を利用してバキ君をイラつかせて自分の会話のペースを保つ

本部さんの卑劣な会話術が光る!(勝手に株を下げるような中傷めいた評価をするな)



「なるほど
範馬刃牙の徒手(素手)は如何ほどのものか
100点満点中の100・・・否・・・120点だって付けられる
しかし・・・たかがだ たかが120点だ」



そんなバキ君に、上から目線で採点をしていく本部さん

「お前は強いけど、あくまで素手での話だよね」とスポーツ格闘技をバカにするヤンキーのノリですね

バキ君もイライラしています。これはイライラしています



いつもの行動を考えると、わりとざまぁみろですね


(主人公にしていい評価ではない)


そしてバキ君を散々小馬鹿にした後に自分の評価に入る本部さん


「一方――本部以蔵の徒手の実力はどうなんだ?
60点? 70点・・・? どう甘めに採点しても80点は越えねぇ」





いや甘過ぎだろ調子こいてんじゃねぇぞ三下



(30過ぎた男が思わず素に戻って罵倒するの図)


ちょ、ちょっと本部さん!? バキ君を120点にして自分が60点〜70点!?

試験作った先生が平均点を均一にするために超簡単な問題と難問でも同時にいれたのかと思うレベルのクソ採点です

まぁ、バキ君もバキ君でとりあえず武蔵に何回もボコられてからスタートのレベルなんで

実は1000点満点のテストとかいう可能性もあってそれなら納得なんですけど(オイ)


いや、勇次郎が頂点なのは認めるんですけど一応それに並んでるバキ君の強さが

銀魂のシリアス回ぐらいふわふわと変動するから明確な点数はつけられないでしょうけど



「ところがだ・・・剣 槍 杖 鎌 縄
忍に至るまで・・・全て合わせりゃ300点は下らねェ」



そして「武器を使えば俺は強いし!」と言う評価を始める本部さん

正直、「お爺ちゃん、それはもう最凶死刑囚の時にやったでしょ」と言いたくなりますが

本部さん的には超実戦の場では武器使いまくって無双できると言いたいらしいです

まだ雑誌を取っている人は見て下さい本部さんのこの自信に満ち溢れた顔

今にも「試験では評価されない項目ですからね」とか言い出しそうなドヤっぷりです

「グラップラー科高校の劣等生」とかってタイトルでなろうに作品を投稿したくなりますね

(なろうでも全力で拒絶されるレベル)



「全部使用ったらいい
計算違いを思い知らせる」



流石にキレるバキ君

このまま本部さんの計算違いを思い知らせてやろうと

ボコボコにして全裸で土下座させて写真に撮ってツイッターにアップしてやろう

そんな決意を秘めた感じで本部さんに向かって構えますが・・・


ここでなんと、まさかの煙幕が炸裂



ど、どうしたの本部さん!? まさか凄い屁でもこいたの!!?

そしてバキ君が虚をつかれてる隙に後ろに回りこむと、日本刀を後頭部に突きつけます



「御明算かな・・・・・・?」



バキ君、本部さんに負けるの巻



な、なんという事でしょう! あの勇次郎と引き分けた・・・引き分けた?男が本部さんに!

煙幕で油断させて後ろから武器を使うという、それ最凶死刑囚でも似たような事やったじゃんって感じで!


まぁ、最凶死刑囚編の時はバキ君はデートしてセックスして毒でやられたぐらいしか特に活動してなかったので

不意打ちに対策ができてなかったと言う可能性もありますが、それにしても鮮やかに不意打ちが決まりましたね


そりゃここでいきなり煙幕となると読者は確かに意表をつかれましたが

かといって地上最強タイの主人公がこんなあっさり出し抜かれると他の格闘者の皆さんの立つ瀬がありません

ここはもう、戒めのためにバキ君にちょっとしたペナルティをつける必要があるのではないでしょうか。たとえば、そう






名前を「バキ・ハンマ」じゃなくて「本部に負け太郎・ハンマ」に変えるとか



そうなると単行本のネーミングも変えていかないといけません

「グラップラー本部に負け太郎」「MOTOBENIMAKETAROU」「範馬本部に負け太郎」「本部に負け太郎道」


いっそこれで再アニメ化するぐらいの刻印を刻み付けてやる必要があります



と言うかこの状況、勇次郎が気を使って手料理を作ってくれそうですね

作った後は刃牙ハウスの前において「ここに置いておくから、食べたら食器だけ出しておいてね

・・・それから、部屋から出る気になるまでお父さん待ってるからね」とか言ってくれそうです



勇次郎が気を使ってくれるとなると、ジャック兄さんあたりはどうなるんでしょう

あの人は刃牙君から前に「アンタはもうwwww戦士(ファイター)としてwwww終わりなんだよwwww」とか言われてましたし

(勝手に草生やすな)


この機会に報復する・・・と思いきや、意外とフォローしてくれるかもですね

いくらジャック兄さんでも、本部さんに負けた男に鞭打つような真似はしないでしょう

ピクルに負けるのと本部さんに負けるのではわけが違いますからね


本部以蔵に負けると言う事は、言うなれば格闘技が解説術に敗北したことと同じなのです

(お前はどんだけこの感想で本部さんとバキ君をサゲるつもりだ)


まぁ、次回になったらしれっと後ろ回し蹴りで本部さんを吹っ飛ばすバキ君がいるかもしれませんが

なんだかんだでそうやって株を下げないバキ君がいる可能性もいるので


今週のうちにバキ君をサゲられるだけサゲようと感想を急いで書いてみました


(ネットに漫画・アニメ感想というジャンルができて以来これほど最低な理由で感想書いたクズもおるまい)


と言うか、これで株を回復してもらわないと本当に親子喧嘩はなんだったのかって話になるので

次のバキ君には頑張って欲しいですね


これで次も負けてたら、マジで次の感想から本部に負け太郎って名前で感想書こうかな・・・