刃牙道
第65話「次に・・・」


烈先生が斬られました




いきなり衝撃の展開から再開ですね

まぁ、今までにも烈先生の緊縛号泣事件、通称くっころ事件

他にもなんか色々とありましたが烈先生の追悼記念と言う事で感想を久しぶりに書いてみます


で、拳を斬らせて剣を掴む荒業を披露しましたが胴体をさっくりやられた烈先生

その危機に、脳裏によぎる思いはなんなのか・・・!?


と言うところで、過去に烈先生が対武器術の稽古をして師匠に質問してるシーン




「知りたいのです
果たして斬られたらそこで終わるのでしょうか」

「終わるのかって・・・死ぬだろそりゃ」
 



師匠(なんかやたら若いけど劉海王? 板垣先生、顔の皮剥いでから元の顔忘れちゃった?)も

烈先生の突然の発言に「何言ってんだこいつ」みたいな目をしています


いやだって烈先生だってたとえば外国の武器使いとかが

「拳法家の拳とかで殴られてもそんなに効くの?」なんて言われたら

ノータイムで相手をぶん殴って終わりにしそうなめんどくさい人ですし


師匠としてはそんなめんどくさい人に人は斬られれば死ぬのよと教えないといけないのです

刃物持ってるキチガイを説得するのと同じぐらいの難易度が求められるわけですね


と、言うわけで烈先生の言い分がこちらです




「斬られたらいずれ死に至る
それは理解ります
しかしこの――薄っぺらな鉄の板一枚が――
実際に身体へ食い込んだとします
たかがそれしきで一切の反撃も出来ぬほど
損傷を 痛手をこうむるものでしょうか」
 



何言ってんだこいつ


だからあんた「そんな拳を鍛えただけでどんだけ人体に効くの?」なんて言われたら

フンハフンハ叫びながらボクシング編で身に着けたサンドバッグ叩き技術を人体相手に発揮するでしょ?


多分この人、もっと言えば「拳銃の弾丸なんて小さいもんじゃ俺倒れねーし」とか

後輩にハッタリかます田舎のヤンキーみたいな論法も飛び出させかねません


つーかあれですね烈先生。過去の回想シーンですし、これは若かりし頃なので



ジャパンRPGのやり過ぎなんでしょう



あるいはダイの大冒険読んで「ヒュンケルみたいにHP1で耐え続ければ問題ない」

みたいな事考えつつ、一人でこっそり武器術の稽古の最中にアバンストラッシュの練習もしてるのでしょう


ちなみに外国のゲームではダメージ受ければ負傷してコンディションが低下し能力値も下がるのに対し

日本のゲームはどんだけボコボコにされてもHP1さえ残れば全力を振り絞る事ができるので


あいつらゲームにまでサムライの武士道を持ち込んでやがるとか言われてたりします



ちょっと話がそれましたが、そんなゲーム脳丸出しの質問をする烈先生に

師匠は生徒の想像力を伸ばす能力を妨げないように優しく考えさせます



「おまえはどう思うのだ・・・? 烈よ」 


「剣 槍 古来より拳法界にはびこる
刃物への盲目的な恐怖心
わたしは嫌います
 
首をハネられぬ限りは――
反撃――逆転は十分に可能ッ
否! 必ず反撃してみせます」
 



クソガキ理論じゃないですか烈先生



小学生がなんかバリアー張ったから無敵とか言ってるのと同レベルじゃないですか!

と言うか無根拠な自信でものを言ってるあたり、噛ませ犬理論の華みたいなもんじゃないですか!!


そんな、「高貴な騎士たる私がオークなんかに負けるはずがない!」みたいな事言ってるから

武蔵に縛られてくっころ状態になって読者からくっころ海王とかアナルが弱そうな海王とか言われちゃうんですよ!


弱そうだからとアナルを責められたらうっかり裂けちゃって

アナルが裂傷海王とかそんな風に言われちゃったりするんですよ!!

(そこまで酷い事を言えるのはお前だけだ)


あとそういえば、この首がはねられて云々は日本でも有名ですね

ギロチンで首を落とされても瞬きしてたってんでフランスとかでも有名ですが

日本では「首を落とされても首だけになって噛みついてやる!」みたいな捨て台詞もありましたし


ちなみに昔、そうやって斬首前に「死んでも恨むぞ!」と啖呵切って、殿様に

「じゃあお前、首切った後に目の前の岩にかじりついてみろよ。そうすりゃ信じるから」って言われ

本当に首を飛ばされた後に岩にかじりついて、家臣達が「この恨みは本物だ!」って怯えたら殿様は笑って

「こいつは石に噛みつく事に最後の執念を燃やしてしまい、ワシを恨む余裕をなくしてしまったのじゃ!」とか屁理屈こねられた話が


たしかとらさんとこのなんかの感想で見たような気がします

えぇ、久しぶりの感想でもこうやって他人のフンドシで相撲をとっていきます。バチバチです

(あの漫画、周囲に生き様を残して鮫島引退ENDで終わりそうだから本当に怖い)



「試してみるか」

「一向に構いません」

「ハハ・・・取っておきなさい その瞬間まで」
 


そして結局、師匠は「どうしようもないなこいつ」みたいな軽いやり取りで終わらせました

多分この師匠、この試合の顛末を聞いたら「あのバカマジでやったの!?」って呆れ果てると思います


とりあえず烈先生は、肉や骨は固いから体内の内臓を破壊しようとか

そういう思想のある中国拳法の使い手でありながら内臓ごと筋骨断てる刃を軽んじて

なんでこの期に及んで噛ませ犬っぽく振る舞ってるのかが疑問ですね

ここまで勝利フラグに繋がらない回想シーンってのもある種貴重かもしれません


そして、現在の烈先生に戻り胴体を横に一薙ぎされて膝をつきます



「胴体に予感したラインを・・・
なぞるように滑り込む白刃
切り裂かれる臓腑・・・切り離される背骨・・・
どれもハッキリと感じた・・・
 
嗚呼・・・・・・反撃どころではない・・・・・・
立ち上がることすら・・・遥かに遠い・・・」
 
大きな収穫だ・・・・・・
次に活か
る・・・・・・・・・ 


「勝負あり!!!」



お葬式用BGM流しておきますね



あ、うん。そりゃそうですよね

いくらなんだかんだ精神論こねくり回しても


脊椎真っ二つにされて立ち上がったら脊椎動物としておかしいですもんね

根性論とかじゃなくて、糸の切れたマリオネットが動き出したらホラー以外の何物でもありませんからね


と言うわけで、烈先生はちょっと胴体がヤバい感じでぶった斬られてしまいました

次の犠牲者は誰になるのか興味をそそられるところですね(人間のクズか)


いや、もう少し心配しろって思われるかもしれませんが。だってバキ世界だし……

考え付くところではこんな感じの未来があります


1.スーパードクター紅葉さんがなんとかしてくれる


困った時の紅葉さん頼みです

スーパードクターの技術とグラップラーの生命力が化学反応してスパーク

普通は脊髄レベルで背骨が断たれたらどうしようもないだろとか

腸がズッタズタにされたら取り返しつかないだろとかありますが

なんかこう、スーパー技術で縫い合わせちゃうんじゃないですかね(適当過ぎる)

伊達に首筋に視神経を通してそこを手術で治したりする一族の人間ではありませんって事で


そんな感じで人工臓器で頑張って繋いでみるとか

試合前に食事をせずに腸内洗浄とかしてたのが功を奏したとか

中国拳法は凄いから腹筋の操作で内臓をどうにかしたとかでふわっと良くなるのでしょう


凄いね、人体(はぁと)



あと、どうでもいいから紅葉先生はレックスに何をしたのか白状しなさい


2.海皇が頑張る


大体1と同じですが中国拳法万能説です

烈先生が腹筋で内臓の傷を抑えてたところを外部からほぐして治療するとか


筋肉でどうにかなるもんかねって気もしますが、そこはグラップラーですから

そういえば、推理小説のタブーでおなじみのノックスの十戒でも「中国人を登場させてはいけない」とありますが

あれは中国人が気功とかそういう常人には理解できないエネルギーを使うと信じられていたからで

ノックスがグラップラー刃牙を読んだら「推理小説にグラップラーを登場させてはいけない」って付け加えそうですね



3.武蔵が頑張ってくれた


達人が切った切り口はキレイだからすぐにくっつくと言うアレで

烈先生の命を取り留めながら武蔵の株を上げるパターン

ぶっちゃけ1や2以上に無茶言うなって説ですが


花山さんをあっさりボコった今の板垣先生なら武蔵アゲのためにそこまでしそうですね


地味にこれが一番可能性高そうと思えるあたりが自分でもどうかと思います



4.本部さんもっと頑張れ



あんたいつになったら本気出すんだよ




きっとあれですね。徳川のじっちゃんとこんなやりとりしそうです

「以蔵! いつになったらグラップラー達を守護るんじゃ!」

「も〜! 今、守護ろうと思ってたところなのに!

そんな言い方されたからやる気なくなっちゃったじゃない!」


つーか本当にいつになったら本部さんは本気出すんですかね

もしかしたら、武蔵を煽ってた観客の民度の低さを見て


「こんな地球人、本当にワシが守護る価値があるのか……?」


って悩んでる最中なのかもしれませんが(何者だよ)



とりあえず、今までクソの役にも立ってなかったので

せめて蘇生パートでは役に立てって願いを込めた説ですね


まぁ、正直これは無いなって思ってますし

花山さんが噛ませ犬以下にされた現状だと烈先生普通に死ぬんじゃと思うんですが

なんだかんだで助かりそうな気もすると言うか、個人的な心配度で言えば



Gメンの瀬名拓美君がEDだって発覚した方がよっぽど心配なのですが


EDて! あのメンタルもイケメンな拓美君がEDだなんて!

神様! どうか拓美君をまたギンギンにしてあげて下さい!

代わりにバキ君のチンコをフニャフニャにしてもいいですから!!

(Win−Winの関係を構築)


と言うわけで、拓美君のチンポと鮫島の力士生命の次ぐらいに烈先生が心配なわけですが

果たしてどうなってしまうのか。7月中にはまた感想が書けるようにこちらも頑張ります