刃牙道
第44話「そういう人物」〜
第50話「解禁」




>いよいよ本部さんの出陣ですよ!大吉さん再始動ですね!
>今週の本部の感想楽しみにしています。
>流石にもうそろそろ更新再開してくれますよね?
>樫の木おじさんを性的な目で見てる大吉さんへ。本部先生がまた何かやってくれそうです。次の感想はいつになりそうですか?
>ずっと待ってるんですけど、感想まだですか?

>本部「今の私なら烈海王にも勝てる」




バカな・・・この俺が本部以蔵に追いつめられている!!?



はい、と言うわけでそろそろプレッシャーに耐えられなくなってきたので

思わず横綱の小指を握っちゃった本部さんのように勢いで見切り発車再開いたしました

なんだかんだで干支が一巡する以上長くやってるこのサイトなんですが、

サボり癖だけは一向に改善されないという事で

私の人生と言う名のSLの時刻表はイタリアの鉄道並と言うのが露呈しつつ

のんべんだらりと私に感想を急がせたペナルティで本部さんをクソミソに書こうと思います(八つ当たり)



「宮本武蔵への武器解禁
武術 格技を見つめ続けた御老公
あなたの洞察力には敬意を抱きます」

「・・・・・・なんじゃ・・・?
なんじゃその――奥歯にものが挟まったような」
 


感想を書いてなかった前回、「烈にマシンガン持たせてやって下さい!」と、

本人に聞かれてたらまず自分が穴だらけにされてたんじゃないかって発言をした本部さん

徳川のじっちゃんも、バキ君や独歩を相手にしてた時とは正反対の仏頂面で相手しています


多分、「アナウンサーが解説席から出てくるなよ」とか

「こいつと会話してるなら庭でハトのフンと会話してた方が有意義だわ」とか

そんな事より『実は私は』の両親娘をまとめて4Pしちゃう超親子丼の薄い本とか出ないかな」とか

そんな事を考えつつ話を聞いてるのではないでしょうか


緑苑坂先生に関しては「元の姿に戻っちゃうのはちょっと」派と

「最高のご褒美じゃねぇか」派で分かれると思うのですが、私はまぁ中間で



「しかし悲しいかな
実践を経ぬ者の限界・・・このような暴挙をやらかしてしまう」

「言ってくれるのォ
言いにくいことをズケズケと」

「御老公 図らずもこたび
あなたは自分が素人であることを
自ら曝け出してしまった」
 


そしてなんか偉そうにじっちゃんをねちねちこき下ろしだす本部さん

もうちょっと空気が悪かったら、じっちゃんがわざと相手に聞こえるレベルの小さな声で

「あらゆる打撃攻撃捌けるように研究したとか言いつつ、力士の小指を取っちゃったくせに」と呟き攻撃したり

「独歩の弟子の加藤はちょいちょい出番があるのに、誰かの弟子の花田ときたら・・・」とか人格攻撃まで始めそうですね


ともかくまぁ、最近の大人げないと言うか倫理観の無さが前面に出てるじっちゃんにズケズケ言う本部さん

そろそろ「素手で戦ってみろよ」とサメの群れがいるプールに投げ込まれそうですが、まだターンは続きます



「宮本武蔵という怪物中の怪物
あなたはまるで理解できていない」

「ワシの眼が”フシ穴”だった
それは良いとしてだ
自ら名乗り上げ武器解禁まで希望んだ烈海王
彼まで素人扱いするつもりかい」
 


ワシの事は嫌いになっても格闘家の事は嫌いにならないで下さいと心の涙を流しながら言うじっちゃん

普通なら「奴の覚悟を無駄にするな!」的ないいセリフになりそうなもんですが、

この人、ピクル編からクローン作成にかけてやらかし過ぎてるのでもう盾にしてるようにしか見えませんね

(酷すぎる)


で、本部さんは「烈さんは相手が強かったら突っ込んでく自走式クレイモア地雷じゃないっスか」と

不良漫画に出てくる狂犬キャラみたいな扱いを、オブラートが座布団になるまでの厚さで包みながら言います

要するに、周りが止めてやれって事なんですがどうやって止めるんだよって話ですし

とりあえず煽るだけ煽ってぶつけてフォローはするじっちゃんのやり方もある意味正しい気がしてきました


そしてわざわざイヤミだけ言いに来たっぽいおっさんに、結論を急がせるじっちゃんですが……



「おぬしもやりたいか本部以蔵」

「わたしの場合は・・・闘争たいというよりは
守護りたい――ですかな」
 



心とカラダを守ってくれる本部イマックス!!? 


ここで「絶対に失笑してはいけない刃牙道24時」とかあったら、読者全員アウトだったと思うんですが

山籠もり最中になんか悪いキノコでも食べちゃったんじゃないかと疑うような発言をする本部さん



「剣豪と謳われる宮本武蔵ですが
剣しか使えぬワケではない
あの時代のサムライ・・・そんな甘いタマじゃない
剣ッ 槍ッ 弓ッ 棒ッ 薙刀ッ 縄ッ 馬ッ 手裏剣ッ
武芸百般やれぬ事などない」

「・・・で?」

「はばかりながらこの本部
それ等の武技 全てを修めます」

「ほう・・・」

「それは範馬勇次郎にも出来ぬこと」

「・・・はァ・・・」

「わたし以外におらんのですよ
仲間達を武蔵から守護れるのは!」
 



お、おう・・・



こういう時、感想書きとしては次の言葉が出なかったら負けだと思うんですが


これ「お、おう」以外になんて言葉出したらいいか本気で分かんないよ



いやでも、考察するならもうちょっと順序だてて考えないといけませんから頑張ってみましょう

まず本部さんの素手の実力は、横綱に四股で潰されるから多分全盛期の虎城親方ぐらい


武器に関しては……まぁ、柳さんには圧勝してたんで超実戦主義の看板に偽りはありません

勇次郎が出てきた瞬間、プチパニックになって咄嗟に構えて刀を折られるお茶目ぶりを披露しましたが

まぁ馬にも乗れるとか言ってますし、マキバオーにでも乗せればそれなりにいい感じの戦力になるかもしれません


総合的に考えてみると・・・勇次郎にも出来ない事でみんなを守る、と言う本部さんの考えはわりと妥当かもしれません


なぜならば、勇次郎は多様な武芸を修めているわけではありませんが、使える武器が無いでもありません。そう、








本部さんを『ドレス』で振り回せばいいのです



武蔵がいくら日本刀で攻撃してこようとも、本部さんシールドは最強の盾!

きっとギャグキャラ補正でなんとかなるし、それをドレスで全身に纏えばまさに無敵!

なんだかんだでここ数年は解説役もやってないので、別に本部さんがやられても作品にダメージは無い


あらゆる面で合理的な本部さんドレス。なるほどこれは確かに本部さんにしかできない守護方法ですね!

後で「グラップラーの守護聖」としてアンジェリークにでも出しておかべ本部さんも浮かばれるでしょう


とりあえずそんな感じで自身の狂気をアピールした本部さん

多分、この後じっちゃんは凄い優しい目で「うん、そうだね」って言って見送った後、

アルツハイマー予防法をドクター紅葉に聞いて実践を始めたと思うんですが


そのまま本部さんは神心会にフラフラ徘徊していきます

そこでは、烈先生が武蔵対策に消力を海皇から習っている真っ最中

奥義を伝えて海皇もご満悦ですが、克己とその弟子にも見せてるあたり克己にデレ過ぎだろこいつら


まぁ、克己も中国拳法の4001年目を継いでるのでこのデレっぷりも納得なのですが

多分、春成君あたりが家庭の相談室かなんかに泣きながら電話してると思います


そして「羽毛になれば日本刀じゃ切れない!」→『武蔵は羽毛も切れます』と言う

着実に悲しい事になるフラグを積み立てていきましたが、そこで本部さんが乱入します


なんか海皇相手に「片腹痛い」とか言っちゃってますが、


痛々しくて見てられないので正直やめて欲しいです



お前、今の状況は言うならヤムチャが初期状態のまま話が進んでいって

ナッパとベジータが地球に来たところで初遭遇して「消えろ、ぶっとばされんうちにな」とか言うようなもんだぞ


で、本部さんはなんかそれから「今の中国拳法なんて戦国時代に比べればレベル低い!」とか

進学校寄りの真面目校のヤンキーが「俺、喧嘩で負けた事ねぇし。喧嘩ならボクサーにも勝てるし」って言うような

夢見がちな寝言をこき続けます


技術についての云々は前の感想で真面目に話したのでもういいとして

いや洗練化されたがゆえに「本来の用途」にそぐわない使い方ができないってのは分かりますが

対武器術を前提にした格闘技では『受け』よりも『避け』を重視してスポーツ格闘技の試合では効果が薄いとか

そういう「状況に最適な技術」について触れて忠告するなら分かるんですが、これ単なる精神論だしなぁ・・・


なんか甲子園狙えるようになって最新トレーニング導入した高校に

元野球部の近所の自営業のおっさんがやってきて「俺らが若いころはこれで強くなったんだよ!」

ってうさぎ跳びをさせようとするみたいな状況になってきたんですが、どうするんでしょうね


海皇なんか露骨にキレかけてるんで、このままだと本部さんが

手足切り落とされて顔の穴という穴潰されて便所穴に捨てられそうなんですが


しかしそんな空気もどこ吹く風。本部さんは「この本部を超越てゆきねェな」とかますます調子こいてます

ここまでくると、「そういえば俺の屍を越えていけ2って話題一切聞かなくなったな」とか考えながら見守るようになってきたんですが、


そして売られた喧嘩は全力で勝っちゃう烈先生も当然買います。買うんですが




本部先生、会話をしながら無造作に近づく



「烈つァん 勘違いじゃねェよ」



間合いに踏み込んで烈先生の顔パンを誘う



ボクシング編を経た烈先生の右を首で挟み、肘を折ろうとする



「凄まじい・・・危うく肘を破棄されるところだった」

「相手は拳雄 烈海王
手加減の余裕はないぜ」
 



誰お前?



え、いや、うん、分かる。分かるんですよ。本部さんは強い

板垣先生も一押しの強キャラとして初期から頑張ってるんですが

なんか活躍のレベルが、サブヒロインが大人気の漫画で唐突にメインヒロインエンドを迎えてるレベルなんですけど


え? いや、うん、ニセコイの話はしてないよ(迫真)

ちなみに私はハーレムエンドか決着つけないエンドじゃなければ千棘エンド希望なんですが

それはそれとして本部さんは烈先生に押されながらも本気で戦わせるという確変状態に入ります



「(強い・・・ッッ 烈さんの強さは当然として・・・
本部以蔵とはこんな水準だったのか!!?)」

「さすがは烈海王・・・・・・
俺以上・・・なのだろうな しかし
武蔵以上・・・じゃねぇ・・・」
 





正体を現せ悪魔よ!!(恐慌状態)



違うよ・・・これ絶対本部さんじゃないよ・・・鳳凰幻魔拳か何かだよ・・・

もしくはこれは本部の見てる夢で、「貴方はこんな幸せな顔で死ねますか?」エンドだよ・・・


いやほんと、誰よこれ。ただ強いだけなら「バランス調整間違ったんだな」で済むけど

このムーブは「実力では劣るけど経験や駆け引きで勝負に勝つ武人」のムーブでしょ?


なんなのこの人?


喧嘩稼業と出る漫画間違えたの?


文さん並の強キャラ臭を漂わせちゃってるんだけど、それだともしかしたら

花田がヤクザに雇われた喧嘩屋にボコボコにされて修行してるのかもしれません


このまま本部ワールド(ボーボボワールドみたいなもの)に読者はとらわれてしまうのか!?

そう思っていると、郭海皇がさらりと本部さんを気絶させて動きを止めます


良かった・・・このままだと読者が混乱し過ぎて、チャンピオンがネクロノミコン級の禁書になるところだった・・・

ともかくまぁ、一応は何も知らない烈先生が一太刀でズンバラリンされるフラグは折れました(多分)


こんな感じでちょいちょい絡んで忠告していけばある意味守護れた事になるんでしょうが

果たして本部さんはどこに行こうとしているのでしょうか?


ちなみに最新話でもバキ君は出てきてましたが、相変わらずチョイ役です

もしかしたら本部さんの目的はこのまま存在感を主張し、タイトルを本部道にのっとる事なんでしょうか?


と言うわけで、烈先生の武器使用マッチが始まるのですが、

あまり長くなりすぎてもあれなので一旦区切って次回に引く事にします


次の感想は早めにする……そう言ったら、お前さん信じるかね?(武術家的駆け引き)