刃牙道
第23話「衝撃映像」
第24話「印象」
第25話「対面」



花山さんの次なる活躍に期待いたします



……23話分の感想とかもうこれでいいんじゃないかな(いいわけねぇだろ)


まぁ、そんな感じで「結局花山さんはあの一撃で負けてました。そしていよいよ武蔵とバキとの出会い!」とかいう話でしてね

バキ君と徳川のじっちゃんはなんか「ワンパンで倒される運命でも勇次郎に挑んだ花山さんは男だ!」という

どうやったら悪意を絡めずに解釈できるのか非常に高度な難題を感想書きに与えてくれました


まぁ、この人達に「素直に他人が見て尊敬できるような行動・言動がとれる」って思考ルーチンがあれば、

刃牙道始まって以来各所でボロクソに言われたりしてませんからね。彼らなりに心から褒めてくれたのでしょう


いや、だからってここで素直に「それで花山は細胞が怖けて空振りしおってな! ゲラゲラゲラ!」

「流石親父だぜ! 地上最強過ぎてヤクザ如きじゃ触れられもしないんだ! ゲラゲラゲラ!!」とか、

100%ピュアな振る舞いをされても、それはそれでこっちも100%ピュアな殺意を向ける事しかできなくなるので


とりあえず花山さんについてはもう触れないのがやさしさなんだと思いました。外伝の3作目とかを楽しみに待ってます

いや、好意的に解釈したら「勇次郎への潜在的恐怖を乗り越えて花山さんはさらなる漢に」って展開がありえそうですが、

正直、今までの傾向から言ってとりあえずページが余ったから花山さんをボコボコにする展開で穴を埋めたって気もするので

悲しくならないように、花山さんの事はしばらくそっとしておきます。もしくは時事ネタで花山さんがよさこいを踊るネタでもしておくか


で、バキ君が「俺は武蔵の存在に気付いているぜ」アピールをするんですが、

これももうちょっとタイミングと言うか・・・いや、ストーリーとしてはテンポよく進んでるんですが

花山さんの絡みで「別に他のグラップラー達は武蔵の予感なんてなくて、親子喧嘩の影響でアクビしてんじゃね?」疑惑が出たので

そこを払拭してくれないと、単なる武蔵とバキ君だけの問題に話の枠が収まっちゃうので、やっぱり花山さんの扱いがなぁ・・・


で、バキ君は隣に誰かいるのは使用人かもしれんじゃろというじっちゃんのからかいに、

「俺は範馬勇次郎の息子だぜ」と強者には強者が分かっちゃうんだよなぁオーラでアピールしています


まぁ、武蔵復活はじっちゃん渾身の玩具(敬意が欠片も感じられないしほんとに心の中でこんな認識してそう)ですし

できるだけからかおうとするのもわからないでもないんですが、自分を褒める形容詞が範馬勇次郎の息子ってそれでいいのか地下王者


普通に考えたら、地上最強の息子ってのはそれだけでステータスなんですけど、

正直、好感度で言えば仕事を選ばないけど元総理大臣の孫であるアピールは控えめにするDAIGOに比べたら足元にも及ばないので


あと、勘違いしてる人がたまにいるので彼の名誉を考えてここでちょっと要らん事言いますが、


メンタリストのDAIGOさんってのとこっちのDAIGOさんは別物ですよ


まぁ、メンタリズムは(売り方に問題はあるけど)手品としてはちゃんとした技術なので、

メンタリストを詐欺師みたいに扱うのもどうかと思うんですけど、少なくともその論争にDAIGOさん巻き込まないであげて


ところで、今やってる遊戯王のアニメがやたらとパロディネタが多いので(内容はかなりアツい)

ちょっとDAIGOさんもヴァンガって欲しいのですが、流石に危険すぎてできませんかね

料理王のもこだみちおってキャラが出てきたり、クイズ王なキャラが出てきてコロンビアのポーズとったり

頭がおかしいパロディがちょいちょい出てくるのでこれかも弾けて欲しいです。あと権現坂さんは男の中の男です


まぁ、DAIGOさんや遊戯王を絶賛するのならこの後も延々とできるのですが

私が書いているのは刃牙道の感想なので、徳川光成や範馬刃牙を絶賛して…………………………


あ、ごめんね。ちょっと泣いちゃったんだ。うん、10秒待って。落ち着いて、感想続けるから



で、気配を感じちゃってビクンビクンしたバキ君

その背後に、ゆらりと現れる戦国無双


バキ君は武蔵にキノコ雲のイメージを見て、

武蔵はバキ君に地平線まで並べられた大ご馳走のイメージを見ます

キノコ雲のイメージは、戦国最強としての武力がどれほどの兵器であるかの暗喩でしょうか

懐石料理のイメージは、最初は超美味しいけど食べてるうちに量だけ多すぎて飽きちゃう事の暗喩でしょうか

(あらゆるイメージをバキ君のネガティブイメージに繋げる技術だけはバキ感想随一かもしれない)


で、バキ君はこの人が宮本武蔵じゃないかという直観を得ました

強者は強者を知るんでしょうが、まぁ、この世界は幽霊も古代人も普通にいる世界ですし、

そのうち宇宙最強トーナメントの地球代表とかに選ばれても不思議ではないのでそう思うこともあるのでしょう


じっちゃんはサプライズを大事にするので、25話では「気は確かか」とか言ってますが、

この作品で一番気が違っちゃってる人にはバキ君も言われたくないと思います


ともかく、イカレた科学とオカルトと格闘者が交差していよいよ刃牙道も最初の山場です

出会ってしまったからにはもう言葉は要らない。二人は立ち会うことになりました


バキ君に素手でいいのかと問い、あんたも素手だと返されますが

武蔵さんは「剣がなくても人が斬れる」という便利な剣の使い手です

構えるだけでバキ君の目にはありありと剣が見え、次の瞬間には斬られたイメージが……



あ、うん、ちょっと待って。一応確認しておくけど、




もうリアルシャドーがどうこうって話じゃないよね?



天下一で姿がそのまま刃だからって、なんかイメージの刃で人を斬るとかじゃないよね?

もしそうだったらもう、「新手のリアルシャドーか!」って次々にリアルシャドー使いと戦う展開に転向でいいと思いますが


えと、うん。精一杯好意的な解釈をすれば、剣を振るう動きが体に染みついてて、

武器術の理念が体にしみこんでるって事なんですかね? 素手の武術でも、武器術の訓練で体裁きを学んだりしますし

そういう解釈なら、武蔵はこのまま素手で戦っても剣士っぽいイメージで戦えますしね

そうだと言ってくれ。お願いだからそうだと言ってくれ。嘘だと言ってよバーニィ!!


ともかく、バキ君は武者震いしながらも武蔵と向き合って今回は終了

まぁ、どうせ1回は負けるのがパターンなんですけど

テンポが速いのはいい事なんでまぁ、さっくりと進んでくれるといいですね


まぁ、感想もここまでさっくりするとどうかと思うんですが

ちょっとコンパクトにやってみるとどうかなと思って実験してみましたとさ



で、今回はバキ感想で書いたコメントレスとかにまつわる遊戯王ネタは無かったので遊戯王関連のレスはありません

今やってる遊戯王は脇役が凄い痺れるキャラばかりなのでそのうちガッツリ語りたいのですがいつになる事やら

あと、普通のWEB拍手レスも日曜感想が終わったら書こうと思ってるんですが日曜感想自体いつになる事やら


一応、「姫は「胸に手を当ててよく考えてみて」って恋心を考えるように言われてたけど、


サイクロンの同人誌で腹にパンチを当てられて絶対服従宣言してたよね」とか


一言二言ペースでちまちま感想書いてるんですけど。気付いたら2週間ぐらい経過してお蔵入りになるってのを繰り返しているので

そろそろ更新に対してザトペック投法で全力投球しなきゃらなんなぁと7月の頃から思ってるんですが(こいつもうダメだ)


まぁ、8月中は意外と予定ぎっちりなので難しいんですが、次のライダー始まるまでになんとかなるといいなぁ(願望)


と言うわけで感想にまつわる内容のWEB拍手レスです。興味ない人は、来週をお楽しみに



>「丸腰(素手)」という注釈の必要性がどれほどあるってんですか秋田書店さん
>別の方のWeb拍手読んで思ったんですが、もしかして今登場してるみっちゃんのどちらかはマモー的な存在に勝手に作られたクローンで、
オリジナルみっちゃん率いるグラップラー軍団と、クローンみっちゃん率いる過去の英雄クローン軍団の戦いとかになりませんかねならないか



丸腰(素手)は、理論上存在するはずの少年読者に配慮したという可能性がありますね

武蔵が目覚める時の股間のモザイクも薄くなったり濃くなったりで配慮してましたからね!

もしかしたら、丸腰って言葉を性的な意味だと勘違いされる事を畏れたのかもしれません(なんでさ)


あと、みっちゃんはほんと100人ぐらいクローン作って殺し合わせて、

一番善人っぽい振る舞いを見せたみっちゃんを残して後は殺せばいいんじゃないでしょうか

(火の鳥でもそこまでの扱いはしなかったぞ)


しかしここまで無茶苦茶やるならほんと、英雄クローン軍団対グラップラーとかやった方がB級っぽくて面白かったんじゃないかなと思いますね



で、例によってここからバキのバの字も出てこないレスになるんですが……


>>両親も居ない家庭+相談出来る相手は淫獣のみ+弟子は居なくなり一人でひたすら戦ってた女子中学生が、ようやく仲間が兼後輩が出来て多少浮かれただけでゴミメンタル扱いですか
大吉さんは中学生の時とても強靭なメンタルしてたんですね。
>>マミさん。

>ワザとボケてるだけとは解ってますが一応言います
マミさんの本領は単純な攻撃のみの銃じゃなく、拘束など色々使えるリボンの方で、
チーズ相手の不覚は「相手を確実に拘束出来るリボン」を「際限ない脱皮で無効化出来る」っていう相性最悪の相手だった故の結果だと思います
(因みに相性が悪いは公式のアナウンスだったと思います)
いや自分でもネチネチしつこいと思いますが、刃牙道感想で心技体の心が足りない代表みたいに言われたら、
「あのデブ刃牙や板垣学と同類だろ」とか言われてる気分になるので。




これはまぁ、バキ感想へのレスとするのはおかしいかなと思わないでもないんですが、

感想で出した内容に関するコメントはこっちでレスしていく方向で考えてるので載せてみました

今後もそういう感じでレスしていきますが、バキ感想であまり関係のない話は読みたくないって人は……



いや、よく考えたらバキの話が読みたい人が私の感想読むわけねぇな


(どこかに大きな矛盾を孕んでいる言葉)


あと、ちょっと私も含めての反省なのですが、このレス書いたのが実は2週間近く前で、

その時は上のコメントしか届いてなかったんで、「なんだよゴミメンタルって

こいつ自称マミさん好きかもしれないけど、そんなの好きなキャラを貶めた相手をさらに貶めるためなら

自分の好きなキャラを平気で貶められる程度の自己愛でしかねーじゃん」と思いつつ、皮肉っぽいコメントを書いてたのですが

コミケ初日当日に下のコメントもらって「思い込みが激しくて私の感想真面目に読んでないけど会話はできそうな人」だと思ったので真面目にコメントしておきますね





何言ってるんですか! マミさんは心が足りてないんですよ!












だってマミさんの技と体が作中最高レベルだから



いやほんと、マミさん=王虎のたとえがまさにそれで。あの人、公式チートクラスに能力高いんですよ

劇場版見てもらえれば分かると思うんですが、あの人本気出したらほむほむが足元にも及ばないスキル持ちなんです

メンタルさえ乱れてなければ、時間止められようが不意を打たれようがどんな状況に追い込まれても必ず一歩その上を行くんですよ


ここら辺、私も公式での評価以上にマミさんを評価している部分があるかもしれませんが

マミさんの事は、能力だけなら(神クラス除いて)劇中最強の魔法少女なのだと思っています

そんな最強のマミさんが何故負けるのか? 答えは、女子中学生並のメンタルしか持ってないから

あの世界を見て下さい。まど神、ほむビル、聖女あんこちゃんは言うに及ばず、スクールデイズにも立派に登場できるさやかちゃん

Fate/ZEROの世界に放り込んでも順応できそうなメンタルの持ち主が並ぶ中、我らがマミさんだけは……なぜか年齢相応のメンタルしかないのです

あと、漫画ではオリコとかいうロールシャッハをマイルド風味に女子中学生っぽくしたようなのもいるんですが、それでもマミさんだけは普通の女子中学生なのです


ここら辺、チャットでちょくちょく話題にするんですけど。マミさんって、日常への憧憬が強すぎるんですよね

だから非日常に耐えられずすぐ壊れ、幸せな日常(友達ができた)を夢想すると足元がおぼつかなくなってしまう

過去にあんこちゃんを取りこぼした時も、たしかゲームとかで「弟子相手に未練があったから」って理由も説明されたと思いますし

非情な戦闘マシーンにさえなれれば、マミさんのスペックは劇中の魔法少女最強だと思うんですよ。でもなれない

そういう意味では、「良い意味でバキや板垣学のような存在」だと思っていますね。あいつらは傲慢な隙ゆえに最強になれませんが、

マミさんは女子中学生らしさという甘さを捨てきれないゆえに最強になれないのです。だからマミさんは、心が足りてないとしか言いようがないのです

ぶっちゃけ、マミさんの心技体が充実したらタイマンで勝てない魔女なんてクリームヒルトとワルプルギスぐらいじゃないですかね?


まぁ、こういう話はですね。興味ない人にとっては興味ないですし

だから言いませんが、それで誤解されるってのも感想書きとしては未熟の証なので

感想とか読んで、「こうやってネタにしてるのが納得できない」って部分があれば、

毎週金曜〜日曜は21時ちょいぐらいからチャットでオンラインTRPGの待ち合わせしてるんで

その時に入室して質問していただければ自身の考えについて、ネタを挟まずに説明いたしますので

今回のマミさんのように、どういうつもりでネタにしてるのか分からないと思われる時は是非いらして下さい


私はネットの道化師の一人として基本的に、ただ真面目なだけのネタを挟まない文章をこのサイトに載せるつもりは一切ないので

100人が愉悦できるんなら、書いてる自分と他にもう数人ぐらいは不愉快な気分になってもいいってのがサイト運営初期からの私の哲学です

(それはもう人としてどうなんだ)


長くなりましたが、マミさんに関してはこれからも「無冠の帝王」としてイジっていく方向でいくのでよろしくお願いします

あと、以前のモンゴル相撲マミさんだけど、まだ登場させて無いけどリボン(まわし)で縛って相手に受け身を取らせずに投げる技が生えました

リボンで金玉を縛って投げるって言ったらなんとなく元ネタが分かってもらえると思うんですが、私の中のマミさんはどこに行こうとしているんだろう・・・?



そしてここで書くのはどうかと思うのですが、「たくさんサボるよ!」と言う文章をサイトに載せたところ、このようなコメント群が



>そして感謝はしていつつもそれはそれとしてめんどくさいから更新をさぼるのです>
とりあえず急遽入院でとかじゃなくてほっとしてます。なんだ、いつものかって感じで(オイ)。
読む側としては、なるべく頻繁に更新して欲しいけど、大吉さんのそういうところも含めて梁山泊の個性だと思うんで、大吉さんの思うままに更新すれば良いんじゃないでしょうか。
・・・刃牙感想くらいはネタが新鮮なうちに読みたい気もするけど(チラ見)。
>面白いゲームを引き当てると、仕事に行くのも嫌になりますよね(社会人とも思えない発言
俺屍2、代々受け継がれる家宝の「武器」ってシステム、あるんでしょうか?(PSPリメイク版俺屍1にはあったシステムだそうですけど)
>ハンタやタイタニアやアルスラーン戦記をずっと待ってた身からしたら大吉の更新ペースぐらいどうってことないぜ
>冒険王ビィトまでいくとキツいですが

>オヤ・・・?更新がこねェな 試合放棄かな?
>がんばれ



管理人の悪意と読者の善意が反比例し過ぎだろこのサイト


なんだこの漫画の悪役が「俺にもあんな仲間がいれば・・・」とか涙を流すレベルの温かい優しさは

しかも一番下のコメントなんか、チャットで「5年ぶりに自律神経がバグって現在、寝込んでます」って書いた後にきたので多分そういう事で

ここまで優しい読者に恵まれて、それで感想サボるとかどんな屑だよ!とキレそうになったら私の事だったので、鏡に向かって「もぅ・・・ダメだぞ?」とお説教

(自分への甘さで砂糖を吐きそうなレベル)


とりあえず、こんな温かいコメントをもらえるなら、もう2度とコメントがもらえなくてもあと10年はサイトを続けられそうですね

うん、某動画や生放送で有名コテハンとしてイジったりイジられたりしてる場合じゃないね(何やってんだ)







……で、ここから先はほんと、読まなくていいんですけど

そんな温かいコメントをもらって、口の悪いコメントも遠回しな愛情が伝わってきて、

今まで私は私に向けられる意見に関してはキレた事があんまりないんですけど


ちょっと天元突破したコメントがきたので、色々な戒めを込めてレスしてみます

ほんと、読んでて面白いものでもないのでエンタメ感想を期待している人はここまででお願いします




>>この件でオボちゃんオボちゃんと浮かれてた人達は錬金術師に騙されてた中世の人達と大差ないので
そんな事ないですよ、自分オカルト好きで、錬金術現実に信じてますし。






血管がブチギレるかと思いました



以前さー、サイトでさー、「我々はもっと科学的視点を養うべき」みたいな冗長な文章書いたんだけどさー

あれ書いた後に、「中立を装った長文で煙に巻いてオボ擁護するな」ってコメント送ってきた人いるんですが、その人はほんと私に謝って下さいよ


上のコメント送るような認識の人にも一から分かるように書いたのがアレなんですよ。まぁ、ここまでのものとは想像の斜め上だったわけですが

中立ってのはこんな認識の人を敵にも味方にもしてもいけないから、あぁやって全方位に喧嘩売るしかなかったんですよ! 結果がこれですが!!


正直、「実はこれ全部理解してる人が、私のツボまで把握して釣ろうとしてるんじゃないか?」って思いましたが、

ここまで見事な釣り餌みせられたら飛びつかないのも無粋だから全力で飛びかかってみます。で、まぁ、そういうわけで基本の一言








錬金術はオカルトではありません 



正直、「恐竜が現実に存在したって信じてますよ。ファンタジーとかSFが好きですから」って言われた気分なんですが

(前に「ワイバーンをドラゴンの上位種だと思ってる人っていますよ」って言われて失笑してたけど、ガチでそういう人いるんだと確信できた)


まぁ、興味のない人は、錬金術ってのは両手でパーンとやると真理の門が開く魔法だと思っちゃうんでしょうが

実際はちゃんとした科学の一分野です。詳しく知りたかったらヴィキペディアでも読んで下さい

ググろうとする手間も無しに知識を得ようとしても、身になりませんからね。知的な共有財産は大事に使いましょう



で、ググっても(多分)すぐには出てこない話で錬金術の雑学トークするとですね

錬金術ってーのは統合学問なので色々あるのですが、手っ取り早く化学の方の錬金術を例に出しますか

当時は化学も心理学も同じ根っこで究める事ができると思われて研究されてたんですが、現代では化学の面が有名ですからね


年齢が20も後半の人は、小学校の理科とかで「物質の三態」と言うのを習ったと思います

物質は固体・液体・気体に変化して、それで言うなら錬金術なんて嘘っぱちだとよく比較されたんですよ

錬金術では固体(土)、液体(水)、気体(風)はあるけど火なんてないから間違ってるってのが当時の教科書の常識


で、最近の10代なら常識で分かると思いますが、熱エネルギーをくわえて粒子の結合をゆる〜くしていくと、気体(風)はプラズマ(火)になります

ここで「プラズマって何? UFOの正体?」とか高校生以上四十路未満の人に言われるともう人類に絶望して滅亡させたくなるので説明とかは一切省いていきます


とにかくまぁ、錬金術の考えの通り、物質は四大元素によって姿を変えていたわけですよ

この概念は1990年代の大衆の科学知識で言えば、「非科学的でオカルト的な出鱈目」だったわけです

1990年代の常識が間違ってるとかって話ではありません。厨2風に言うと、発達した科学というのは魔法と同じなのです

専門家でなければ技術の仕組みが理解できない。それは永遠に変えられないテーマみたいなものです

(まぁ、その時代ごとで常識とされていた知識の誤りを嘲笑うのは、人類としてとても下品な事だとは思いますが)


古代の錬金術師がどのような発見で元素(エレメント)の概念に至ったのかは分かりません。ただの偶然かもしれません

しかし、偶然の一致にも理由がある。それを追及するのが学問と言うものです。分からない事を分かるようにする。それが科学の志なのです

錬金術もまた、未知なるものに納得できる理屈をつけるためにあの手この手で研究されていた立派な黎明期の学問だったわけですが



じゃあなんで錬金術師のイメージってオカルトっぽいのと言いますと

答えは簡単。「俺は最先端超科学技術で財宝を作れるよ」って言ってたバカがたくさんいたから


錬金術は、さっきの四大元素と結びつかない5番目の元素を抽出するのが究極の目的です

それができれば、液体が固体になったり気体になったりするのと同じように、黄金にだってできるはず

そんな極論をまぁ、「マイナスイオンは体にいいんだぜー!」って感じで広めた連中が大勢います

ただのクーラーでは売れませんが、マイナスイオンが出るクーラーと言えば飛ぶように売れるからです

ちなみに、「学問を通して精錬すればバカも利口になれる」という錬金術の哲学的な側面は「そんな事より黄金だ!」と黙殺されました


とりあえず「俺は錬金術師なので俺の研究が上手くいけば金がもうかります! ただ、研究費がね・・・

と、ちらちらしながら貴族にすり寄れば研究費という名目で酒代と風俗代とその他諸々が手に入るのです

そういう自称錬金術師が山ほど出たので、西洋の方では錬金術師という単語は詐欺師の隠語になってしまいました

日本でも鉱山技師である山師が詐欺師の代名詞になったように、高度に専門的な技能と言うのは世界中で詐欺に使われるのです

そして高度に専門的な技能というだけで理解を放棄して盲信する人間が世界中でどの時代にもいたという証明でもあります

さらに言えば、世界中で「科学者=偉いから信じる→科学者=詐欺師だから信じない」のルートを通ってそれを何回も繰り返しているのです


で、これで悪徳貴族から金を巻き上げてたとかならねずみ小僧みたいでまさに錬金術師なんですが

実際のところ、当時はそういう科学者や芸術家を貴族がパトロンとして支援するのが一般的な考え方で

貴族は彼らの研究成果や育てた栄誉を得られる代わりに、金のかかる研究や活動を援助するのです


ただ、ここで問題なのは裸の王様みたいに平和が続くと貴族の皆さんは少しボケまして

「研究費出してくれれば黄金作るから見返りでウハウハですよ!」とか言われると、

それは「一般人には理解できない最先端科学の常識」であるがゆえに頭から鵜呑みにしちゃうんですよね

で、結果的に本当に支援が必要だった研究者や芸術家が大勢援助を受けられず不遇のまま終わったわけですよ


余談ですが、実際に成果を出した真面目な錬金術師もわりと不遇です

有名な話では、白磁を作った錬金術師は一生幽閉されて研究だけさせられて生涯を終えたりとか

あと、不本意だけど「金を作る研究をするよ!」って言わないと化学の実験もさせてくれないパトロンが増えたとか

中国の方でも、練丹術(錬金術の中国版)で火薬が発明されたんですが、なぜかそこの経緯があやふやだったりとか


こんな感じで正直者がバカを見るのが世の常なんですが、じゃあなんでバカを見るのかと言うと

「錬金術師は金が作れる! だからみんなで錬金術師に研究費を払おう!」とか

「村の知恵袋のお婆ちゃんはキリスト教には無い知識を持っている! つまり悪魔の知恵を持った魔女だから殺せ!」とか



世の中学ばないバカばっかりだから正直者がバカを見るんです



騙す方が騙される方よりも悪いってのは正論ですが、それを言っていいのは第三者でさらに騙される事自体が問題じゃないんですよね

騙される方は、自分が騙される事で赤の他人もその騙しの手口に巻き込まれるんだって自覚をしなきゃいけないんです

決して加害者ではありませんが、被害者ぶった瞬間加害者になってしまう危うさを認識しないといけないのです



だから知識の問題ではなく、科学的視点……つまり、失敗を失敗のままにせず学ぶ努力を持とうとする意志が必要になるわけです

それが無ければ、大衆は未来永劫、錬金術師(山師)の詐欺に騙され続けてしまうのです。感情論だけで人が救えるなら医学書なんてこの世に必要ないんですよ


で、ここまで言っても「でも今は科学万能の時代だからもう錬金術師になんて騙されないよ(笑)」って反論してくる人はいるんですよ

いや、私も「流石にそんな人はいないだろう」って思ってて、そうしたところに上記のようなコメントが送り付けられたわけですが


錬金術の知識が漫画やラノベの題材だと思ってるレベルの人達には私が何に目くじら立ててるのか分からないでしょうが

尊敬してる歴史上の偉人を、「○○(漫画に載ってたトンデモフィクション)の人でしょ? 知ってるし、俺も尊敬してるよ」って言われたようなもんで

『学ぶ』って事がどれほど人間にとって大事で、そして難しい事であるかを深く深く教え込まれたわけですが


と言うわけで、何の足しになるか分かりませんが、折につけこういう雑談をしつつ、

「正しい理解を求める行為は大事だよ」ってのを誰かに届く事を信じて書き連ねていこうと思います


んで、ここからちょっと大人げないあてこすりみたいな事書くんですが



そもそも、むしろこれで細胞が実在したら心の底から小保方さんを軽蔑しますよ

本当に世紀の発見だったら、その正当性を万難を排して実証する責任が小保方さんにありました

科学者にとっては、研究成果は血肉を削って正しさを証明すべきもの。正当性が証明できて初めて成果と認められるのです


もし世紀の発見をしたら、何はなくてもそれが正しい事であると証明しないといけないのです

世界で一番美しいダイヤの原石の所有権を主張するなら、万難を排して最高のカッティングを施さなければ全てを台無しにしてしまうのです



つーかぶっちゃけ「動物細胞の外的刺激による脱分化」ってアイディア自体は大昔からありましたし



STAP細胞があるかないかで論じるのは、とっくの昔にやってました

それこそ「金も石も硬いから、凄い薬液かければ石は金になるんじゃね?」レベルで論じられてました

で、小保方さんは「私はその凄い薬液を実際に作りました!」って言ったからすげぇすげぇと言われていたわけで


あの涙の会見では要するに「薬液はまだできてません! しかし、石は金になります!」って訴えてたんですね







どうやってやるんだよって話ですね



まぁ、もしかしたらそのうちサンジェルマン伯爵が現代にタイムスリップして現れて、

「石を金にするには、この粉末を使うんだよ」って言いつつ粉を作ってくれるかもしれませんが

それで「粉末を使えば石は金になるんだ! 小保方さんは正しかったんだ!」ってなりますか?って話で


だから「STAP細胞が今後発見されるかもしれない!」ってのは欠片も小保方さんへの擁護になりません

小保方さんが提唱してるやり方でできれば擁護になりますが、現在それは流出すれば他国に奪い取られる国家機密(核爆)のようですからねー


だからもうSTAP細胞の有無が問題じゃなく、小保方さんの態度が問題なんですが

何故かSTAP細胞の有無が焦点だと思っちゃってる人は、ちょっと専門家の意見とかググって下さい



それでも納得できないと言う人は、こう考えましょう

もし小保方さんが小保方晴子という名前ではなかったとしたら?


そう、彼女が産まれた後、ご両親が晴子という名前ではなく、

「この娘は将来世界中を騙すインチキ研究者になる!」と確信して、



小保方・愚民どもを騙し太郎とか名づけていれば




現在で起こってるような騒動は起きず、STAP細胞で地球は救われていました

悪いのは小保方晴子さんじゃない。ちゃんと『愚民どもを騙し太郎』と名付けなかったご両親

いえ、そうなるように届けられた出生届を善意で改ざんしなかった役所の職員、つまり国家と社会が悪い

あと東電とマスコミと中国と韓国とアメリカと軍隊とネトウヨと砂糖とスパイスと素敵なものたくさんが悪い


だから貴方も小保方さんも悪くは無いのですよ・・・(アルカイックスマイル)



この考えで納得はできない、科学的視点なんて身につけたくない、でも小保方さんを疑いたくないって言われたら、

逆に私はなんて答えればいいのか分からないので、もう今後は小保方さんとマイナスイオンと錬金術を信じる人は私に話を振らない方がいいんじゃないかなぁ?


昔、電波少年の企画かなんかで変装したテレビスタッフが河童目撃騒動を捏造するとかって企画で

京極夏彦先生が「遠野の河童は赤いんです!」ってキレてたけど、あの気持ちがすげぇよく分かりました

信じるか信じないかで事象の視点を一元化するのって、学問や文化に対してどれほどの侮辱であるかってのが魂で理解できましたよまったく


あと、マイナスイオンに関しては分かってて書いてるんでドヤ顔で電離がどうこうとか教えてくれなくても結構です

江戸時代の落語とかは、こういう表現を「科学の停滞がどのような悪影響を招くかを第二次世界大戦前後の事例から寓意としてマイナスイオンと言っているんだな」と

教養ある民衆の方で暗喩を理解してネタを受け取ってたくれたものですが。大多数の現代人相手だとネタの説明とか一から全部しないといけないので大変ですね


……魔法科高校の劣等生の説明セリフとか、ひょっとしてあれぐらいやらないと意味が理解できないって読者が最近では増えてるからなんですかね?

(いくらなんでもそりゃねぇだろと思いつつ、天然の実例を見ちゃうとどうしても否定しきれなくなった)


んで、言葉を尽くしたんだから伝わったと思うのは大きな間違いだって分かったんで、しつこく繰り返しますね

別に小保方さんがSTAP細胞発表して、それを信じたのはいいんですよ。他人の言う事を疑ってかかってたらこの世は生き難いですし


でも、飛ばし記事の段階で「STAP細胞は凄い。それに比べてIPS細胞は時代遅れ」だとか

「よく分からないけど凄い発見なんだから、事業仕分けして予算を全てSTAP細胞研究に振り分けるべき」だとか

無根拠で無責任な軽挙妄動に走るのは慎んで、それをやったら反省をして次はしないようにしろって言ってるんです


私だって第一次安倍内閣ん時に、今の山本太郎みたいな事をこのサイトで言いまくってましたしね

あの時はスパイ防止法案関連を、よく内容を調べもせずに言葉のイメージだけで批判して、数年後に実情を知って大恥をかいたんですが

過去の過ちは恥だけど恥じゃないんです。過去の過ちを恥じずに繰り返す事が恥なんです


だからまぁ、誰かを擁護する時や批判する時は、せめて1日ぐらいは送信前にその内容を吟味する時間を作ろうねというお話でした


あと、私は基本的に京極夏彦タイプの『妖怪を信じる』人間(またの呼び方を『卒業論文のテーマを「社会経済史と妖怪の関連性」にしたアホ』)なので

下手に「私もオカルトが大好きなんです!」って声かけてくるととても30代男性とは思えないブチギレ方をする可能性があるので、

私とオカルトトークがしたいならせめて徹夜で語れる情熱かヴィキペディアに書いてある事は網羅できる知識のどっちかは最低限持ち合わせて下さい

「大吉さんは妖怪好きだって言いますけど、妖怪ウォッチも好きなんですか?」って聞かれたら最低2時間かけて妖怪千体説や豆腐小僧についての講義が始まります


部活とかで格闘技やってる人間がチャラ系男子に「でも実戦じゃ役に立たないんでしょ?(笑)」って言われたら多分こんな腹立たしい気持ちになるんだろうなぁ