刃牙道
第17話「覚醒」



今週はふろくでバキ語録がついてましたね

柴千春の「だったらイケるぜ!」や渋川先生の「あと20年は現役でいる」

など有名でありつつもファンの心にしっかりと残る確かな名言が載っていてニヤリとさせられたんですが




「勝たなくていい 守れりゃいい」

「俺は二番目に弱い生物でいい」

「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
 



これらって名言かな?



い、いや、分かるんですけど・・・最初のと二つ目のとそれなりに名言で

作品のテーマ的にも中々深いセリフではあるのですが・・・もっといいセリフあったよ絶対


3つ目のには完全に、ネットで有名なコピペだから持ってきただけだよね!!?

名言とかじゃなくて、要するに主人公をオチに使っただけですよね!!?


私の感想も大概主人公をネタに使ってますが、公式もそんなイメージのようなので

これからもガンガン主人公をネタ要員として使っていく方向で進もうと思うのでよろしくお願いします

(よろしくできなさそう)


まぁ、ネタ要員で確定した主人公はともかく

今週の本編は前回、サングラスを握り潰した勇次郎からのスタートです



「なァ・・・花山の・・・
この範馬勇次郎にどうしろと・・・・?」
 


どうしろってまぁ、答えは見えているのにあえてこういう聞き方をするケレン味がいいですね

ただ、これで花山さんが「僕と契約して魔法少女になってよ!」とか言い出したらビックリですが

(ある意味それはそれで喧嘩開始の合図になりそうな発言)


しかしまぁ、どうしろとって聞いてきてますけど、

オズマ大統領の時といい、勇次郎は最近なんか人のお願いを聞いてくれるようになったので、


これでなんでもお願いを1つ聞いてもらえるとか言うといい感じですね

最近では願いは叶うけど魔法ゾンビ少女にされて延々酷い目に合い続けるアニメとか、

勝てば願いが叶うけど、3回負けたら願い事がマイナス方向に働く罰ゲームを受けるカードゲームアニメとか

(なお、勝ったら勝ったでまた酷い事になるという事実が最近発覚した模様)


なんか一部の脚本家集団が「誰が一番少女の願いに悪意をもって応えられるか勝負しようぜ!」

とゲームしてるとしか思えないレベルで願い事を持った人に酷い目合わせている風潮がありますが

たまにはスッキリ願いをかなえてくれる善良な存在がいたっていいはずですしね!


とりあえず、鬱エンドを避けて願い事をするなら、花山さんはここで



「君のようなオーガにずっとそばにいて欲しい」と言えばいいと思うんですが


(なんだかんだで現役高校生とかじゃなければ若い人にも十分通じるレベルの知名度だよね。……だよね?)


ともかく勇次郎がフレンドリー(?)に花山さんに喧嘩を売ってきています

初対面の頃からは考えられないレベルで交友度高いですね。ときめき度足りすぎィ!



「なるほど・・・とんだ無礼をはたらいちまったようです
仰るとおりだ アンタと俺は・・・
”お話し”するために逢ったんじゃない」

「フフ・・・せっかちでいけねェ・・・
いきなりやるのもアレだから・・・・歩くか・・・・と
言い出したのは俺だった」
 



そう、花山さんは別に勇次郎とグラップラー会をするために呼んだのではありません

この場合の"お話"とは、高町なのはさんが言うところのお話なのです

(多分、少年がなのはさんに「童貞を捨てたいんです!」って告白したら、優しく人の殺傷の仕方を教えてくれると思う)



で、勇次郎もやっちゃうよオーラを出しつつ、焦らしにかかります

息子があんなんだったからすぐに勝負が始まるって発想が出てこないのかもしれませんが


そんな二人のそばに近寄る一人の青年が



「あの・・・オーガセンセイ・・・サインを・・・・ッッ」 



なんといきなりサインをねだりだしました

え? なにやってんの青年? その人は別に芸能人じゃないのよ?

確かにちょっと、しかめっ面だから顔のパーツが中心に寄っちゃってるけど、前田敦子ではないのよ?


まぁ、握手会にノコギリ持った男が現れても、警備員が苦笑いしながら

「俺ならマシンガンを渡されてもやりたくない相手だがね」とか言っちゃうレベルなので

オーガがアイドルになったら色々安全だと思うんですけど、息子とは違ってえらく人気が出たものですね


息子さんの方は今週号で読者応募サービスのクオカードにポーズ取ってますけど、正直普通に1000円札貰った方が嬉しいですしね


しかし昔は首相官邸を襲撃して青少年への悪影響がどうたら言われてたのが、

今ではすっかり力に憧れる若者達のヒーローみたいな感じになっちゃってますね


で、サインをねだると勇次郎に鋭く睨まれて思わず失禁する青年

そして勇次郎はそのまま色紙を人差し指で穿ち、一瞬で十字に引き裂いてしまいました



「見てわからんかッ
取り込み中だ・・・下がれ」
 



そして青年はお礼を言って下がり、他の観衆は羨望の目

花山さんもあれはサインより嬉しいと勇次郎の優しさに微笑んで・・・




プロのヒールかあんたは



え、なにこれ。最初に睨んだところから完全にファンサービス入ってるじゃないですか

悪役レスラーが子供を軽く脅かすようなポーズと言うか、獅子舞が子供の頭に噛みつくようなもんじゃないですか


ってーかほんと相手が格闘者じゃないと優しくなりましたね勇次郎さん

相手が格闘者だったら高校生の部活動にも殴り込みかけて全員再起不能にしそうなのに

相手に闘争の意志が無ければとりあえず親切にしておくという強く優しく頼れる父親像

そのうち野原ひろしか範馬勇次郎かって勢いで父親にしたいキャラランキングに輝くんじゃないかと思いますが


ともかくまぁ、勇次郎が株を上げつつそろそろ戦闘の筋に話の照準を合わせましょう

あんまり父親の方を手放しで褒めすぎると、息子を貶してるみたいになっちゃいますからね


まぁ、父親の方が株上げたせいで息子の方の株が相対的に大暴落していると言えばバチバチの王虎なんですが


あっちもチャンピオンの連載漫画らしくいいツンデレ親父……って言うか

虎城親方の場合、ツンデレっつーか、漫画に出てくる実は少女趣味の不良レベルに本音下手ですからね


普通のツンデレだったらイケメン君が「素直になれよ!」って言えばそれで済むんですけど

虎城親方の場合、それ言ったら自分の耳を引き千切っちゃうので素直にさせる難易度で言えば海原雄山以上だと思います

虎城親方はツンデレではない。もっと恐ろしいナニカだ(何の話をしているの?)


で、戦闘に入るんですがその前に最後に軽いやり取りをします



「フフ・・・ホントにお優しい」

「おい」

「よもや天下のー」

「おいッッ!」

「いつからそんなおしゃべりになった」

「失礼しました」

「チッ」
 



なんて言うか、バキ君と違ってイヤミがないやり取りですね

バキ君の場合、「それでお前になんか迷惑かけたの?」ってキレたくなるレベルでネチネチ文句言ってきますからね


きっと徳川のじっちゃんもこういう爽やかな空気が嫌で退散したんでしょうね

あの爺さん、勇次郎に健康の心配されたら親の仇に吐くような罵詈雑言浴びせましたからね

もっとバキ君が相手にするように、憎しみを煽り立てる感じで相手を見下しながら殺し合いをして欲しかったんでしょう


(こいつの感想の中で主人公とその後援者が凄い勢いで人でなしとして扱われていく)



「さて・・・・長引かせる理由もない
いきますか・・・・こんな場所ですが」

「キサマからこい・・・それでフェアだ・・・」

「ウス・・・それじゃ・・・遠慮無く・・・・」
 


そして爽やかな会話をしつつ、一瞬で空気が変わります

和やかな談笑から一気に殺し合いへもっていく常在戦場ぶりがやはりこの二人の魅力ですね

そして来週はいよいよ花山薫の拳が勇次郎に叩きこまれるんですが・・・その前に武蔵パート


なんか起き上がった武蔵がサブ子さんの顔面を掴んで持ち上げます。やっぱり舌を入れられたのがそんなに屈辱だったのでしょうか


そしてそのままサブ子さんをホナー博士達の方向にぶん投げ研究者の皆さんをなぎ倒すと、


「「その方ら・・・命までは取らん
(魂と・・・肉体・・・構えと・・・鼓動・・・ここに重なる)
正直にこたえられよ・・・・」
 


と、博士達の背後の扉を塞いで立ちふさがります

まず虚をついて機先を制し相手の逃げ道を塞ぐとはなかなかの兵法家ぶりですが

ドクンという鼓動音が股間に重なる事で陰部を隠しているあたりもなかなかの兵法dすね(兵法かそれ?)


と言うわけで武蔵が起き上がりました

なんかいきなり研究者の皆さんに聞くみたいですが何を聞くんでしょうね

魂が武蔵のものなら、サブ子さんの口寄せでケネディ大統領みたいに事情は把握できてるはずですし

(でも会社で倒れたお父さんは事情を把握してなかったから、口寄せに気づかない魂もあるのかも)


聞くにしたら、やっぱり自分をこうやって復活させた理由と必要性でしょうか


でもここで自身の復活の必要性を聞くとしたら、





「みんな花山と勇次郎の戦いに夢中だし、

俺本当に復活する意味あったのかな・・・?」
 



とか凄いめんどくさい絡み方されそうですし、博士達も対応に困るでしょうね

「そんな事ないっスよ! あの伝説の剣豪が蘇って現代の最強少年戦士と戦うなんて、読者も大興奮ですよ!」と、

どこかの漫画家をフォローする編集者みたいに接待トークをする必要がありそうです

(何の話をしているのかな?)


ともかくまぁ、返答次第では命は取られないかもしれないけどヒゲぐらいはむしられそうな武蔵との緊迫したトークが始まります

まぁ、もしかしたら研究者の皆さんの返答に関わらず惨劇が始まるかもしれませんけど


そう、研究者が気づくと扉がロックされてて。いつの間にか扉の前には日本刀が転がってて、

扉のガラス窓の向こうには、「宮本武蔵はやはり人を斬ってこそよのぅ?」とニヤつきながら様子を見つめる徳川光成の姿が!!


これならホナー博士にも報酬は支払わなくてもいいし、一石二鳥というわけですね

(『黄門さま〜助さんの憂鬱〜』の黄門様でもそこまで酷くは無い)


まぁ、こういうときの責任者というかそもそもこいつが言いだしっぺなんですから

武蔵への対応はこの爺さんがやるべきなんですが、来週はどうなるんでしょうね

これで「じゃあ、武蔵は復活したからワシは花山と勇次郎の喧嘩見てくるわ」って立ち去ろうとしたら

ブチギレた武蔵が東京に飛び出し、クローン剣豪が町を破壊するという国際問題ってレベルじゃない大事件に発展しそうですが


来週はどうなるのか。楽しみですね

まぁ、楽しみついでで言えばできれば武蔵云々はさらりと流して

心置きなく花山薫と勇次郎の喧嘩を堪能したいところなんですが


……いやほんと、武蔵が復活したけどそれを意に介さず喧嘩を続けるような雄度が無いと

この2パート同時進行に目移りする展開が疲れるので、物語にしっかり入り込める感じで展開に筋を通して欲しいですね



>今週の刃牙道ラストページ。板垣先生やめて下さい。妙な場所に嫌な効果音つけるのは。
薄い本のクライマックスシーン見る度に板垣武蔵が浮かぶようになったら、どうしてくれるんですか!!(酷い言いがかり・・・でもない気がする)
・・・・・自分で言ってて吐き気と目眩がしてきた(自業自得)。
ちょっと「ディーふらぐ」の船堀さんの薄い本でも探してこの傷を癒すことにします。
残りの苦情は大吉さんにお任せする方向で(最悪な置き土産)。
 




まぁ、私も最近なんか頑張れとかぴゅっぴゅとかそういう単語聞くたびに



伊東ライフの同人誌が思い浮かぶのでお互い様なんですが



いやほんと、最近ワールドカップが盛り上がってるせいか、

女子アナとか女性タレントがよくテレビでがんばれニッポンがどうこう言ってて

それ聞くたびに「なんのAVだよこれ」とか思ってるんですけど、これは仕方ない事ですよね

声がしてからテレビ見ると、「あれ? 今、女子アナが手コキしてなかった?」とか錯覚しちゃうんですけど、


それもこれもきっと板垣先生のせいなんですね(酷い風評被害を見た)


あ、いや私は別に輪姦が好きだけど和姦を憎んでいるわけではありませんよ?

ただ嫌がっていない女性の表情に劣情を催すような性癖を持ち合わせていないだけ

伊東ライフ先生が描くような心から他人を笑顔にできる明るい和姦は日本の宝の1つだと思っています


(こいつは何の感想を書いてるんだろう)



>先週の感想読む限り何だか武蔵を童貞扱いして
おつうについても言ってましたが
実際は武蔵はかなりのヤリチンだったようですよ。

たとえば武蔵は播磨国龍野藩の円光寺の住職の娘と援助交際を行い、
娘を設けたという言い伝えがあります。
小倉に滞在していた頃も、ある女性との間に女児を設けたが早逝し、
人目もはばからず大声で泣いたという話が伝わっています。

1720年の江戸吉原の妓楼主人・庄司勝富によって書かれた
『異本洞房語園』によると、武蔵は遊郭の常連客で
1637年頃江戸に滞在していた武蔵は、吉原新町の局遊女・
雲井とねんごろになって店に入り浸っていたそうです。

この記録には更に島原の乱が起こったときも
武蔵は雲井のもとにおり、遊女屋から
たくさんの女たちに見送られて出陣したとあります。

武蔵は(半ばデッチ上げの)いろんな武勇伝を土産に
仕官のため日本各地を放浪しつつも
各所でいろんな女とヤりまくっていたようです。
(まあ3000石とまで言われる、武蔵が提案する
あまりに途方も無い俸禄のため、
ほぼ全ての大名に仕官を断られ、
客分として滞在するのがせいぜいだったようですが)

武蔵に子供がいなかったというのは、
武蔵は生まれつき選民意識が強く、
相手の女性の家柄を軽んじるあまり、
子供として認知しなかったという事でしょう。
庶民相手の落胤がいると知れれば
武蔵にとっては精神鍛錬だの、強さの追及だのより
遥かに優先事項である「仕官」に差し支えますし、
本人にとってはただの遊びだったというわけです。

ちなみに武蔵は親子ともども裕福な生まれ育ちなのですが
宮本村の幼馴染のお通という人物は実在しません。
武蔵と同時代に、美濃の出身で信長や秀吉に仕えたとされる
小野於通(おののおつう)という女流小説家がいたのですが
この人物から名前だけ借りた吉川英治の創作です。





あ、うん。童貞云々は、このクローンボディは32才のボディで生まれて女性との接触が無いってのをたびたびネタにしてたやつでして・・・


とりあえず武蔵ヤリチントークが出たんですが、これはこれで色々ネタにできそうな話ですね

円光寺の住職の娘とか、もう脳内で新子憧でイメージされちゃってますし(酷い風評被害パート2)


上半身で持つ剣と下半身の剣の二刀流で頑張ってたとか書くと、色々はかどりますね(何が?)

きっと真名も宮本武指原とかそんな感じだと思うんですが(センターの座を巡って吉岡一門と総選挙対決)


そしてライバルである佐々木・小林よしのり・小次郎と巌流島討論会場で決闘

よしりんブチギレ→指原「コーマンかましてよかですか?」→夜のともだチンコ→二人は親友!


「格闘技の奥義とは自分を殺しに来た相手と親友になってしまう事さ」という美しいオチでシメられると思うのですが

こういうネタをしてるとまた「武蔵をなんだと思ってるんだ」って怒られそうなので程々にしておきます

あと、AKBのファンがバイオ4のチェーンソー男みたいな勢いで襲ってきそうな気もするのでナイフ1本で武装しておきます



ところで、この理屈で言うとこの漫画のこの後の展開で命までは取られないけど女研究者はレイプされそうなんですが

ピクル編の事を考えるとその線もあながち冗談で済みそうにないのが怖くてたまらないですね・・・


あと、なんかの兵法で「寝込みを襲われてもすぐ盾にできるように、女は騎乗位で抱け」ってのはなんでしたっけ?

とりあえずこういうゲスの兵法は武蔵ってイメージがあるんですけど(どんだけ風評被害を重ねるんだこの感想)