刃牙道
第10話「最強という言葉」



まぁ、ある意味様式美なんで仕方ないと自分では納得してたんですが、

WEB拍手で寄せられるコメントや周囲の反応を見るに、




さっぱり展開が進みませんね



今週で連載10話目。ジャンプ漫画だと早ければもうまとめに入ってるんですが

こっちはまだなんか、武蔵が復活する予兆として登場人物達が退屈してるって説明だけで単行本1冊分


ここら辺は編集部ももうちょっと意識させた方がいいんじゃないかと言うか、



聖闘士星矢の作者の次回作を13話で打ち切りにしたジャンプ編集部をちょっとだけ見習うべきと言うか



まぁ、なんにせよもうちょっとスムーズに話が進むような方向性で進めるのがいいんじゃないでしょうか?


で、ちょっと早いんですが今週の板垣先生の目次コメントが



『1月5日から無休で漫画やってる。
まだ褒めなくていいぜ。』
 




1週休んでネーム作る時間を倍にして下さい


(ネタ感想書きとしてあるまじきレベルの真顔でコメントを眺めながら)


いやほんとに。それこそ隔週連載になってもなんの文句も無いんで

むしろ休んでない発言を見て、背筋に冷や汗伝わらせながら次回予告見ましたからね

まさかまた合併号に3倍祭りとかやるんじゃないかって、魂に刻まれた恐怖が目を覚ましかけましたからね



と言うかほんと、ネタが出ないならそれは出るまで待てばいいんですけど、

問題はこの前振りみたいなのを延々楽しんで描かれてるとしたらちょっと困りますね

確かにまぁ、平和な日常パートをしっかり描く事でどんな作品でも後の展開にめりはりが生まれるんですが


もう武蔵クローン誕生化計画っていう、起承転結の承にあたるような部分見せられて、

そこからまた起に戻ってステップ踏んでいる状態なので、これは言うならば





AV観ようとしたら女優のインタビューを2時間やって、

その後1時間フェラした後でまた別の女優のインタビューが始まったようなもの




期待が燃え上ってる段階で延々引っ張られるとモチベーションの維持が大変なんですよ!!

もう武蔵が復活するぜ〜みんな鍛えてて闘争の予兆だぜ〜の段階でボルテージがMAXなんですから


これで読者の大半が富田流の伝承者だったのなら、無極を使って

「富田流は男優のケツを凝視した直後にフェラシーンで抜ける」とか言えるんでしょうが

(それだとなんか男優のケツで興奮したみたいになっちゃうだろ)


まぁ、今週の内容に関しては皆さん期待してる部分があると思うので

お前こそ要らん前振り延々してテンポ悪くするんじゃないよと言われそうですし

今週の感想に入っていきましょう



とりあえず単行本1巻分ぐらい、登場人物がずっとアクビばっかしてるだけという


特殊性癖用のAVみたいな展開が続くわけですが、今週もそこから入ります



今回アクビしているのは、みんな大好き喧嘩ヤクザの花山さん

みんながトレーニングしてるって話では、花山さんは何もしてないと言われてましたが

アクビだけは感染しているようで、バーで酒飲んでてもアクビが出ちゃってるようです


で、その隣で真っ赤な顔してるのは特攻隊長の柴千春

最近は特攻隊長ってより花山さんファンクラブの会長みたいな感じですが、

今日も花山さんと一緒にお酒飲みにきてるようです。仲がいいですね


しかし、ハイペースで飲みまくる千春の顔は真っ赤です

あれあれどうしたんでしょう。ついつい飲み過ぎちゃったんでしょうか?

それとも大好きな花山さんの隣に座ってるから発情しちゃってるんでしょうか?


そんな雌犬の顔をした千春が花山さんに言います



「何回だと思います?
ここに座ってからのアクビの数ッスよ
多過ぎてワカンないッスわ 自分も」
 



どうもなんか、花山さんが自分と一緒にお酒飲んでるのに

退屈そうにアクビばっかしてるのが気に食わなくてヤケ酒してるようです




彼女かお前は 



あたしと一緒にいるのが楽しくないってわけ!?と憤慨する千春

きっとデート(違う)前日は夜も眠れないぐらい楽しみにしていて、反動で怒りが増してるんでしょう



「自分が退屈させてんなら
消えちまいましょうかッッ」
 



別に隣り合って酒飲んでるだけだからアクビしてたっていいと思いますが、

どうも花山さんのアクビに退屈さを感じたのか、気に入らなくてキレる千春さん


完全に態度が彼女なんですが、控えめに言うあたりはやっぱり花山さんに憧れる後輩キャラですね

文句を言いつつも、顔中に汗をかいて言い過ぎた事をちょっと後悔してる感じがウブくて萌えますね



これが梢江ちゃんだったら、バキ君がデート中にアクビなんてしようものなら



「あたしが退屈させてんなら消してやろうか?



と殺気を放ちだしかねません(お前の想像の中の梢江ちゃん、舅に似過ぎだろ



で、千春がちょっと鬱憤ぶちまけちゃったのに対し花山さん、一昨日のお話



「拳銃で狙われたんだ」 



なんか鉄砲玉を送り込まれてた花山さん

まぁ正直、拳銃でとれるような人とは思わないと言うか、

外伝だとライフルで頭部も含めて蜂の巣にされても生きてたので、


なんかあんまり驚く事じゃない気もしますが、

千春にとっては憧れの人が拳銃向けられたと知ってかなり驚いたようです


そして拳銃向けられて一触即発の花山さん

あくまで堂々と真正面から歩み寄ったんですが、その時



「悪いとは・・・思ったんだが・・・
止められなかった・・・」
 



拳銃を前にして、なおも止められぬアクビ!

なんか出ちゃうから仕方ないんだよって事で千春を納得させる花山さん

千春が古いのを倒してしまって、バーテンダーから差し出されたグラスに新しくワイルドターキーをついであげます


自分を慮ってくれる優しい兄貴に無礼を働いてしまった事を泣きながら詫びる千春君

ここら辺、やっぱり花山さんの男気あふれる魅力が感じられますね







バキ君なんて悪いとも思ってませんでしたからね



思えよ。対戦相手の前でアクビとか普通にかなり失礼なんだよ

主人公なんだから、せめて読者には自分が悪びれてるとこ伝えろよ

こういう細かい気配りができないからバキ君はダメなんだろうなと思いつつ


ここで花山さんはある事を思います



「(この退屈・・・・・・
あの人の前だと・・・どうなるんだ・・・・・・)」
 



この消せぬ退屈、果たして勇次郎の前でも感じてしまうのか!!?

確かに、今までは「こんな危険な状況でも退屈でアクビが出ちゃうんだよ」アピールされてましたが、

それが危険中の危険、相手をする事は自殺行為であり退屈なんてのとは無縁な最強生物の前では、出てしまうのか?


非常に興味深い意見が花山さんから飛び出しました


ところで、千春にこの感覚が分からないって事はアクビは出てないんですかね

じゃあまぁ、千春レベルのグラップラーだと感じられない予兆なんだってことなんですが





ならなんで本部さんは山籠もりしてんの?



え、あの人はアクビ出てるの? 千春も出てないのに?

ちょっと疑問ですが、まぁ『本部が強くて何が悪い』という言葉もありますし、

そういえば本部さんが山籠もりしてるって情報はありましたが、アクビをしている姿は出ていません



もしかしたら、山籠もりとか言われてるけど、


実は山菜摘みに出かけたら遭難してるだけだったりして



で、ところ変わって悪の徳川研究所

武蔵の培養が終了したので、外に出して爪とか切ってます


まぁ、これだけ爪が長いと起きた時に大変でしょうしね

研究者達も徳川さんも、一見普通っぽい肉体の武蔵を見ながら


その迫力を感じて涙をってチンコデカいな武蔵



縮尺とかあるんでしょうけど、同じコマにある徳川のじっちゃんの頭と同じぐらいデカいです



他にも足の甲がいような盛り上がりをしてるとか、

トレーニングとかせずに今出てきたばっかなのに筋肉が全身を覆ってるとか

色々ツッコミ入れたい部分も多いのですが、チンコのデカさがまず目を引く武蔵でした



今後、この人がどういう事件を巻き起こすのかが気になるところですが、

次のページでそれをはるかに越えるインパクトあふれるワードが飛び込んできました


ところ変わって、花山さんと向かい合うじっちゃんの口から飛び出す衝撃発言



「オーガと試合いたいと・・・」 



退屈を感じているなら、とても退屈できない環境に飛び込めばいい!

思い立ったら即行動の武闘派ヤクザ、範馬勇次郎に挑戦を決意!!



ちょ、ちょっと花山さん!? そんな事していいんですか!!?


貴方がそんな、即断即決で地上最強に挑んだら、ましてや少しでもいい勝負しちゃったら、





また主人公の株が爆下がりするんですよ?



今んとこ、あの子は「勇次郎と親子喧嘩した」って実績で、

あと3年ぐらいは真剣勝負とかしないんじゃないかって態度でいるんですよ?


まぁ、花山さんのバキ君とかかわるたびにろくな目に合ってないので、

ちょっとぐらい迷惑かけた方がいいんじゃないかって気もしますが(主人公の株が下がるのは自業自得だし)



と言うかまぁ、もしこれで花山さんが戦ってみようと思うのが、勇次郎ではなくバキ君だったとしたら、



花山さんを目の前にしたバキ君がアクビして終わりとかになりそうですしね



勇次郎ならまぁ、いきなりアクビして戦闘がうやむやになるとかはないでしょうし、

じっちゃんに居場所を聞いていきなり仕掛けて、新連載に相応しい激闘を繰り広げてくれれば満足です


今まで散々、「アクビが出るのは読者の方だ」みたいなコメントが出てましたが、




花山さんならそのアクビを止めてくれるはず!! 




もう題名も花山道とかにして、花山さんの男道を学ぶ漫画にしてもいいんじゃないかって思いつつ、

武蔵のクローン作るとか言い出した4話以来、久しぶりに次週を楽しみにできましたね



>刃牙道
紅葉さんの存在は…
おそらく戦士達VS武蔵をやり尽くした後
みっちゃんに「戸籍作ったり、総理のSPとかの仕事を彼にやるのはワシらがやるから
お前はテロメアとかの急激に老化しない為の治療を頼む」
と押し付けられる為に出てるんですよ!

>花山薫VS範馬勇次郎!?
み、見たい!流石花山さんや!物語がグダってきたら、つべこべ言わずに行動あるのみ!
一方刃牙は姿すら見えなかった・・・・・通常営業か(深い溜め息)。
まあ、ここ最近の展開を考えると、不発に終わりそうなドリームマッチだけど、
万全の状態であの二人がぶつかったら、どうなるか非常に興味があるので、何とか実現して欲しいです。

> あまりのスローペースにアクビが止まりません
この分では武蔵が言葉を喋るまであと1ヶ月
自力で歩くまで2ヶ月
グラップラーと戦い始めるまで3ヶ月
そしてようやく刃牙と戦うまで1年半
バトル終了まで2年かかりそうですね
バキ世界の中では2年経っても大して話しが進まないのに対して
2年も経てば、リアル世界の様子が大きく様変わりしてそうですね
(主に悪い方向に)




と言うわけで、読んでる方もネタに走り出している昨今

久々に正統派に面白そうな展開がきたので楽しみですね


これで来週あたり、チャンピオン買う前に

やっぱり神様なんていなかったね」的なコメントが送られたら

そこで心が折れそうなんで、花山さんには是非頑張ってもらいたいところです