バキ
最終話『地球規模』
バキの最終回がどうなるんだろうと思ってチャンピオン開いたら、
新連載『範馬刃牙』の予告が載ってました
ちなみに、その巻頭トラップを回避するため、目次を開いて真っ先にバキを読もうとしても、
『御愛読感謝! また逢おう・・・・・・・・・・・・・・・来週あたり。』
と言う、板垣先生のありがたいお言葉により、誰もドキドキせずに最終回を読む事になるスペシャルトラップ
まぁ、ある意味『バキ』と言う物語を締め括るにはふさわしいかもしれません
次作のタイトルも『SON OF OGRE』って。親の七光りがないとキャラ立てすら不可能になってるんでしょうか
ともかく、一応最終回です
最終回って言うか、ガンダムSEEDが終わってガンダムSEEDDESTINYが始まるようなもんでしょうか
ほら、最終回で結局なんの解決にもならなくなったとことかそっくりですよね♪(黙れ)
さて、前回から独歩VSバキと言うビックカードが切られそうになってのお話
まぁ、来週もあるって事が分かったんでもう何がきたって想定の範囲内にできそうです
「おかしなことだぜ
最強目指す者同士・・・
いつでも会える距離にいながら
一度も立ち合ったことがない」
足を組み替えながら、世間話のような調子で言う独歩
しかし、バキ君もさるもの。すでにその身の動きから、独歩が臨戦態勢にある事を気付きます
「「そうですね」と―――
言うと同時に蹴りが跳ねてきそうだ」
思わず殺気が外に出すぎていた故か、
「・・・・・・っと」と、自重するように胡坐に組みなおす独歩
独歩は立ち合うための意識は満ち満ちていると言った感じでしょうか
きっと、バキが用意したお茶にも用心して手をつけていないのでしょう
だって、下手にバキ君と梢江ちゃんの体液のブレンドとか混入されてたら大変ですし
むしろ、あまり不用意にそこら辺べたべた触りたくないぐらいです
もしかしたら、この座布団も独歩ちゃんが自前で用意してきたものかもしれません
ともかく、やる気満々の独歩ちゃんに対し、やる気なさげにそれを制しようとするバキ君。さらなる口撃が続きます
「愚地さん
あなたは一つだけ・・・
俺に関して思い違いをしている」
「ほう」
「俺が武や強さを志す目的―――
それはあなた達とは違う
俺は地上最強を目指しちゃいない」
まぁ、一つって言うか予想が大外れしたり、
バキ君はもう独歩ちゃんの考えているバキ君ではなさそうです
しかしここにきてもまだバキ君の親父超えさえできればいい宣言です
梢江ちゃんにもフラれた分際で、そこにはまだ固執し続けるつもりのようです
まぁ、最終回だから今までのまとめが必要だとはいえ、
この台詞が『バキ』の物語を統括するものだって考えるのはかなり嫌な感じですね
グラ刃牙時代なら、まだ梢江ちゃんとの交際を含めて全てを暖かく見守ってあげれたのに・・・
グラ刃牙はグラ刃牙で、あの「俺、もっと強くなります」発言は
物語の最終回を締め括る上で最高の台詞でしたが、なんでそれを台無しにするような発言になるのさ・・・
ともかく、それで独歩ちゃんもやる気をなくしたのか、
場面は夕暮れの地下闘技場へ。何故か人気のない観客席に二人で座る独歩と渋川先生
なんか最近この二人仲いいですよね
最大トーナメント以降、達人同士で親睦が深まったのでしょうか
あるいは、新しいカップリングを作る事で新たな層の開拓をしようとたくらんでいるのか
まぁ、その場合どっちが受けか攻めか判断に困るとこですが。達人のBLは難しすぎるッ!
「な〜〜んて言いやがって・・・・・・・・・・・・」
「おやおや」
「父親がたまたま地上最強だから・・・」
「かっかっかっ・・・・・・・・・・・・・・・」
「それでしょーがねェからって・・・・・・」
「それはまた随分と
運のワルいことで・・・」
なんか渋川先生は同情モードですが、
なんだろう・・・これっぽっちも同情できない自分がいる・・・
「親父がもし地上最弱の生物なら
俺は二番目に弱い生物でいい」
格闘漫画の主人公のモチベーションとして、
ここまで覇気の無いのも凄い話ですが、ともかくバキ君の動機はそんな感じ
目的を明確にする事で次作に繋げる展開なんでしょうけど、
バキ君の目的が明確になればなるほど、前作の良さを思い出すばかりになってしまいます
「ふ〜〜ん
あのヤロウそんなことを・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああ・・・・・・言ったらしいぜ」
「そのハナシが事実なら
確かに違うな――――――我々とは・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「ところでアイツさっきから・・・・・・
何やってんだ!?」
別の通路からバキの姿を見守るのは、
先週も登場してた加藤・烈・克己の三角関係三人
まぁ、何やってんだって言うなら、先週も言いましたが末堂さんの安否なんですが
次作では出番があるんですかね?
それとも、このまま無かった事にされちゃうんですかね
きっと、独歩辺りが木の名札を握りつぶして
「いなかった! 我が神心会に末堂なんて男はいなかった!!」とか吼えたんでしょう(あんまりだ)
「動かんな」
「たぶんまだ・・・・・・・・・・・・」
驚き役と解説役のバランスの取れた二人も見守ってます
と言うか、なんでこいつら数人でバラバラに包囲してるんでしょうか
万一の場合、バキが逃げ出さないようにみんなで閉じ込めているんでしょうか
そして本部さんが久々の解説技をキめようとした刹那、
横から掻っ攫うのは10人目ぐらいのスカーフェイス、鎬昂昇
きっとこの傷だらけっぷりは、前に「今の私なら烈海王にだって勝てる!」とか言ったのを、
克己辺りにチクられて、「貴様は中国拳法・・・っつーか私を嘗めたッッ」と烈先生にボコられたせいもあるんでしょうね(オイ)
とりあえず、本部さんの解説は新連載までのお楽しみって事でしょうか
「イメージの具体化を待っている」
「そろそろかな・・・?」
「彼の持つ意志力なら
あと・・・・・・4〜5分てところか」
なんか紅葉の顔が微妙に梢江ちゃんに似てた気がしますが、それは置いといて
・・・いや、最終回にも出てこないメインヒロインってすげぇ話ですよね
まぁ、出てきたからなんだって話ですが。・・・女人皆無の最終回なんて見るの、男塾以来じゃなかろうか・・・
「出ルゾ・・・」
「出る?」
「見テロ
アレガバキノレベルダ」
結局、納得したのかしてないのかよく分からないジャック兄さんと猪狩さんです
猪狩さんの方はすっかり徳川のじっちゃんの付き人みたいな感じですが
そういやぁ、じっちゃんも来てませんね。まぁ、どうせまたよからぬ事でもたくらんでるのでしょう
バキと勇次郎の試合用に、またなんかどっかから妙なアイテム取り寄せる準備とか
いっそノーロープ有刺鉄線金網電流爆破デスマッチとかやるぐらいの勢いで色々考えてそうです
まぁ、どちらかと言えば個人的にはジャック兄さんの戦いのモチベーションが知りたいのですが
弟があんな事になっちゃってますが、ジャック兄さん的には地上最強についてどう思ってるんでしょうか
これで「二番目に弱い生物決定戦」とかやられたら、最大トーナメントの決勝が台無しになっちゃうんですけど
まぁ、それは次作に期待するとして、ジャック兄さんの言う「バキのレベル」が見せ付けられます
そしてそれに驚く会場の面々! おおっ、これは凄い!!
読者の度肝を抜くようなすさまじい展開が目に飛び込んできます!!
なんと! 本部さんのヒゲが消えました
・・・リアルにイメージしちゃうと登場するんでしょうか、このヒゲなし本部さん
きっと、餓狼伝のゲームの隠しキャラの一人なんでしょう(永遠に隠しとけそんなもん)
まぁ、さっきの登場から5分もたっていることですし、
5分で急いでヒゲを剃ったと言う線も考えられますが(ぶっちゃけありえない)
・・・つーか、最終回でこんな凡ミスされるなんて・・・
勇次郎に挑戦して一瞬とはいえまともに戦えた数少ない一人なのに・・・
相変わらず、愛されてるんだか愛されてないんだか微妙な線です
まぁ、小ネタはともかく、バキのリアルシャドーの進化系がお目見えです
「他者ノ眼ニマデ イメージガ見エル」
そう言ってバキの眼前に見えるのはなんと、範馬勇次郎の幻!
バキ君のリアルシャドーはついに、他者にその存在を知覚させるにまで至ったのです
なるほど、これで最近のバキ君の行動の謎が解けましたよ
そりゃそうですよね、こんな能力を手に入れる事ができたんなら、
生身の彼女なんて要りませんよね
むしろ「もう三次元など邪魔だ!」と言うバキ君の雄雄しい決意さえ見て取れました
きっと、Jrが梢江ちゃんと出会ってた時も、バキ君は妄想梢江ちゃんとデートしてたのでしょう
Jrが梢江ちゃんとSAGAってるとしても、妄想梢江ちゃんとSAGAれるから別にいいとか思ってそうです
いわば華をJrに持たせ、実を取る作戦・・・!(どこのアカギだ)
梢江ちゃんへの執着がなくなった理由も最終回で明らかになって、さっぱりしましたね♪(するな)
さっきから凄い勢いで脱線してますが、そのまま妄想勇次郎に挑むバキ君
「(親父・・・・・・・・・)
イクぜ・・・」
午後8時、妄想勇次郎との対戦開始
・・・これで試合当日に「勝ったのは俺だ」とか言い出したら、
神や板垣先生が許しても読者が許さないと思うのですが、どうなるんでしょうね
いっそ、ここでまず一回コテンパンにされてもう一度修行編にでも入ってもらいたいものです
で、バキ君が妄想修行をしているその頃
東アフリカはタンザニア連合共和国セレンゲティ国立公園
そこで、百獣の王をビクつかせている漢がいます
まぁ、今更誰だと言うのも野暮ですが、ご存知『地上最強の生物』範馬勇次郎(本物)です
バキが妄想と戦っている間、こっちは実体のライオンと戦って調整をするようです
日本との時差 実に―――六時間!
そして、六時間の時差を超え、
妄想に向けたバキの殺気が勇次郎に届く!
そして勇次郎が背後を振り返ったところで、「バキ」完
・・・毒に侵されたり裏返ったり嫌な性格になったり妙な能力を手に入れたり
『バキ』では主人公、ほんとろくな成長してないと言うか、戦闘力以外が軒並み下がったような感じですね
ともかくまぁ、愛を知って愛を捨て、超絶の妄想力を手に入れた主人公
新連載ではどのような活躍を見せるのか・・・・・・・・・活躍、できんのかなぁ?(オイ)
とりあえず、色々仕切りなおしって感じがするので、
バキ君にもグラ刃牙時代の熱いモチベーションを取り戻してほしいものです