バキ
第259話『自由』
なんだか最近は毎回のようにJrがボコられながら始まるのがパターンなので
いい加減掴みのネタ考えるのが億劫になりました(オイ)
とりあえず例によって今週もJrがボロボロになってる状態からスタートです
2コマ目からもう負け犬の顔つきをしているのを見ると、
「除海王戦がピークだったのかなぁ・・・」となんだか悲しくなってきます
そして徹底的に焼き入れモードに入った独歩
Jrの右拳を破壊してさらにとことん追撃にいこうとします
「許してあげない」
ここで独歩が目つきしようとして、Jrがパンッと両手を叩いて、
催眠術オチ再びとかだったらある意味予想の遥か上をいく超展開なのですが
Jrにとっての現実は甘くなく、独歩の蹴りが右拳をさらに破壊します
そして、痛みに悶えるJrをお構いナシに返す刀の空手チョップで左拳を破壊しようとします
「試合」でも「殺し合い」でもなく、
いかに効率よく相手の肉体を破壊していくかの詰め将棋
完全に独歩のペースに飲み込まれ、Jrは必死に距離を取るのがやっとです
ジャックの猛攻でも歪まなかったJrの表情が苦痛と屈辱に歪みます
「なんて面してやがる
喧嘩で相手の弱点を攻めるのは常識じゃねェか」
わざわざ喧嘩の常識とか言い出して挑発する独歩
まぁ、この人の常識ってのもある意味凄いのがありますからね
ドイル相手に「空手は使わない」と言っておいて、
次の瞬間「空手家が空手使って何が悪いんでぇ」と切り返す
むしろ常識と書いて「自分ルール」と読む勢いです。ワガママ貫きまくりです
独歩の言葉に、JRは上着を脱ぎ、
惜しげもなく破いて拳を保護するための簡易グローブを作ります
相手が弱点を攻めてくるなら、そこをなくそうと言う事でしょうか
余裕たっぷりにその様子を見つめる独歩。まるでそれに気付くのが遅すぎると言わんばかりです
「カマンッ」
「カマンじゃねェだろ ・・・・・ったく
グラブができるまで人を待たせておいてよォ」
確かに1ページ以上使って服グラブを作るのは長すぎです
花山さんなら、その半分の時間でふんどし一丁になれているところです
「ま・・・・・・いずれにしろ
これで少しはカタチになるか・・・・・・」
苦しそうなJrに対し、余裕たっぷりにさっさと間合いを詰める独歩
接近されたJrは、なんかまたビビったような表情になります。心を折られかけている兆候でしょうか?
ボックスにした左拳で迎撃しようとするJr
しかし、独歩は空手の受けを使うまでもなく、上半身の動きだけでかわしていきます
さらに、そこからJrめがけて跳躍する独歩
突然の空中攻撃にJrもステップバックし、壊れた拳で顔面をガードしようと警戒します
しかし、相手の守りの裏をかいて攻めるのもまた喧嘩の常識
独歩はそのまま真下に急降下し、完全に無防備だったJrの右足の甲を踏み潰します
ボクサーを相手にする時は下半身を狙えとは言いますが、
こうまで見事なフェイントに隠された足狙いはJrも予測してなかったのでしょう
足の甲を踏み潰された激痛とフェイントにひっかかった屈辱にJrも激怒します
「オウ 怒った怒った」
その呼吸を読んだかのように挑発する独歩
相手のペースを徹底的に乱してこちらの思うように誘導する技はまさに百戦錬磨
怒りとともに反射的に放たれたJrの右フックを肘で受けます
ボクサーにとって、基本的な武器は拳だけですが、
空手家はまさに全身武器。拳よりも硬い肘を駆使するのも基本技術です
これで完全に拳が砕けてしまったのか、
Jrの表情が凄まじい苦痛に歪みますが、
そこはダメージを受けると勃ちあがってしまうJr
歯を食いしばり、残った左拳で起死回生の一撃を狙います
「ヘッ・・・」
それをわざと涼しい顔で受ける独歩
むしろ、殴ったJrの方が激痛で顔をゆがめています
「無理してやがる」
そしていまだ無傷の左ひざに必殺の正拳を叩き込む!
これで必殺の武器も、地面を蹴りステップを踏むための足も、
Jrが攻撃に必要なものを全て奪い去った状態にもっていきました
将棋で言えば、相手の王将だけ残して全ての駒を取ってしまった状態
そして、完全に相手の投了待ちとなった状態でさらに独歩は追い込みをかけるような言葉をJrに浴びせます
「さァ坊や
これで 武器は全てなくなっちまったワケだ
俺らはもう帰るがよ 続ける続けねェは坊やの自由だ
勝手に後ろから襲いかかるもよし 敗けたと思うなら放っとくもよし
決めるのは坊やだ」
ダメージを受けても立ち上がって相手を挑発できるJr
しかし、ジャックの時と違って今度は挑発の意味でも独歩の方が上手です
手も足も口すらも出せず、ただ意識がありかろうじて立っている状態で独歩を見送るJr
Jrにとって相手を倒して去る事が決着なら、これはまだ決着ではありません
しかし、そのまま試合放棄して悠々と立ち去ろうとする相手を泣いて見送るしかできないこの現実
きっと今のJrは、バキSAGA直後の柳さんぐらい悔しいに違いありません
肉体的損傷よりもプライドごとへし折ろうとするこの仕打ち。Jrはこの屈辱からどう再起するのでしょうか?
ジャンプならここで父親とか勇次郎が現れてアドバイスの一つでもしていくのでしょうが、
チャンピオンだと下手をするとこのまま花田やシコルスキーが手招きしている方向へ引き摺り下ろされる展開すらあります
これで来週また梢江ちゃんと会うってのも、
また今度は範海王辺りと鉢合わせそうで嫌な感じです
つーか、もうファミレスネタも枯渇気味なのでまたやられても困るのですが
でもまぁ、もし今度Jrが梢江ちゃんと会おうとしても、
今のJrは両手が破壊されちゃってて使えそうにない状態ですからね
きっと、梢江ちゃんの前で手が使えなくて犬食いで飯食ったりコーヒー飲む事になるんでしょう
それぐらいハッチャケてくれればネタにもなるのでOKです(展開的にはちっともよくない)
もしくは、手が使えないからと言って甘えて、
梢江ちゃんに手ずから食べさせてもらおうとするとか
窮地をプラスに転じてこそ一流の戦術家と言うものです
まぁ、冗談はさておき、なんか延々ブツクサ言ってた事ですし、
Jrの再起には梢江ちゃんがキーになってきそうな気もします
だからと言って梢江ちゃんの愛のパワーでパワーアップするJrSAGAやられても困りますが
いっそ、同じSEXパワーアップなら、質より量を求めてみるとか
メジャーどころは意外に格闘技経験者の多いAV男優になってみて、
『JrのJrはヘビー級チャンピオン』とか撮ってみるとか(参考資料)
最近、プレイボーイでも加藤鷹が主人公の漫画も始まりましたしね(だからどうした)
エリートのプライドをかなぐり捨てて、汁男優としてイチからやり直すJr
・・・なんか別の漫画が始まりそうな勢いです。今週のチャンピオンの新連載みたいな方向性のやつが
とりあえず、来週Jrがこの屈辱を糧にどういう結論を出すかが楽しみです
まぁ、AV男優にはならんでしょうが(当たり前だ)