バキ
第258話『愚地の拳』
今週は巻頭カラーなので、扉絵のバキ君もカラーです
そして、ややカラフルになってる煽り文にも力が入ってます
『溢れる力―――
沸き立つ闘志―――
総てを込める瞬間を待つ!!』
あのー、待ち疲れたんですけどそれ
いつになったら込めるんだよそれ!
待ってる間にマスター・ガン・マスターも終わっちゃったよ!!
つーか、ガン×ソードが連載終了する前に再登場する気はあるんでしょうか?
なんか、今週の番太郎の姿見てて未来のバキ君の姿が連想されるような・・・(遠い目)
むしろ、あれぐらいのアグレッシブさがバキ君には欲しいとこなんですけど
・・・つーか、ガン×ソードといいショーバンといいバキといい・・・
チャンピオン漫画の主人公ってこんなんばっかだよなぁ(何を今更)
まぁ、どんどん駄目な主人公ばかり増えてくのはある意味正しい流れだとして
とりあえずこっちは脇役対決の続きをいきましょう。・・・と言っても、ある意味リンチモードですが
「いいかい 2度とご免だと言わせるんだ」
「・・・・・・・・・」
生徒に教えるような口調でJrに言い放つ独歩
まぁ、相手の心を折らないようでは完全な決着とは言えませんからね
私も、バキSAGA感想書いた後、色んな意味で二度とご免だと思いましたし
ともかく独歩の執念にJrも腹をくくったようです
痛めた拳を保護していた包帯を自ら取り外し始めます
「OKィ 受けよう
今・・・ボックスヲ造ル」
そして、折れて固定していた人差し指を無理矢理曲げ、拳を作ります
拳を作らないボクサーなど、小指を立ててカラオケを歌うより間が抜けています
しかし、何度も念入りにへし折られた指を無理矢理固める苦痛は生半可なものではありません
拳を握り締めるJrの顔も苦しそうです。アニメ見た後に漫画のガン×ソード見た読者ぐらい苦しそうです(偏見)
「拳という箱・・・・・・
ボックスをぶっつけ合い競い合う
ゆえにボクシング」
ほぅ、ためになる話ですね
つーか、箱って言って今連想するのは、
ジャンプの脳噛ネウロに出てきたアレとか、
魍魎の匣に出てきたアレとかなのですが(猟奇的すぎるわ)
ちなみに、さっきの「ほぅ」は鈴が転がしたような声でって事でどうか一つ(黙れ)
そしてJrはボックスになった自分の拳を見てから独歩に言います
「3度目ハナイ
君ヲココデナックアウトスル
ソノ後俺ハ・・・君ノ顔ヲ何度モ踏ミツケル 力イッパイ」
「今度こそ心を折ってやる」。そうJrが宣言します
いっぱしの「こっち側の格闘家」らしく腹を括ったって宣言でもあるのでしょうか
「許シヲ乞ウ君ヲ俺ハ決シテ許サナイ
踏ミ続ケル 泣イテモ 拝ンデモ 祈ッテモ
決シテ君ヲ許サナイ 踏ミ続ケル」
つまり、久我重明に稽古をつけられた鞍馬状態にしてやるって事ですかね
独歩の心を折るまで踵の下段蹴りを延々と続けてやる、と
そして独歩が飛び起きてパンツから携帯出して夏江さんとデートの約束をする、と(絶対しねぇ)
「終わったかい ハナシ」
独歩を睨みながらステップを踏むJrに、素っ気無く独歩が言います
前口上で相手を脅そうとしているようじゃまだまだと言ったところでしょうか
負ければ死んでもおかしくない戦いだからこそ、「ぶっ殺す」なんて言葉は必要ないと
つまり、「ぶっ殺した!」なら使っていいと(ジョジョじゃねぇんだよ)
まぁ、バキ世界風にこのプロシュートアニキの台詞を言い変えるなら
「童貞を捨てる」なんて言葉は使う必要がなく、
「童貞を捨てた!」なら使ってもいいと言う事でしょうか(違うと思う)
ともかく、散々脅そうとして失敗したJrに、
一見無防備なほどにヅカヅカと独歩が近づいていきます
「なら行かせてもらうぜ」
一気に間合いをつめる独歩
しかし、その隙を見逃す程Jrも甘くはありません
独歩が制空圏に侵入した瞬間、渾身の右ストレートを独歩に叩き込みます
流石に、負傷している左拳から使うのは気が引けたのでしょうか
しかし、それを甘んじて食らったままでは独歩もきた甲斐がありません
これでまた一撃KOとかにされてたら、全国でチャンピオンが焚書されて板垣先生が埋められかねません
なんと、独歩の顔面を破壊したはずの拳は、
逆に独歩の前頭部にて受けられ破壊されてしまいました
ハードパンチャーは自分のパンチの威力でよく自分の拳を壊すそうですが、
Jrの場合も、自らのパンチ力がありすぎたために手の甲が裂ける程の反動を食らったのでしょうか
ともかく、前回一撃で脳を揺らされて負けただけに、
今回はきちんと顔面への高速パンチへの対応考えていたようです
ボックスの形が崩れた拳を見つめるJrに独歩が言います
「知らねェのかボウヤ
ベアナックル時代には基本的な防御だったんだぜ」
わざわざ相手の土俵の歴史を語る事でさらに挑発しようとする独歩
Jrも何か挑発で返せればいいんですが、息をきらせてもう余裕がなさそうです
「アララ・・・もう息上がっちゃって
いいのかいボックス造らんでも」
Jrの「ボクサー」の部分を刺激するように挑発を繰り返す独歩
その挑発に突き動かされるかのように、今度はJrから近づいて仕掛けます
両方の拳が壊れたのならもう同じ事と、
人間の反射神経を凌駕する左ジャブを矢継ぎ早に連発!
しかし、それを読んでいたのか、あるいは痛みでスピードが遅れたのか、
Jrの打撃が当たるより早く独歩が互いの足が交差するほど懐に近い位置に踏み込み、
すでに破損していたJrの右拳に向かって、一種カウンター気味に必殺の正拳を叩き込みます!
相手の弱みを狙うと同時に武器も破壊する
意識を断たずに相手を無力化して心をへし折ろうというつもりでしょうか
「決して許してあげない」
Jrに「2度とご免だと言わせるんだ」とか言っておきながら、
シコルスキーに対する地下闘技場の連中並に容赦しない態度を示す独歩
リベンジついでに、徹底的に心を折ると言うのがどういう事か教え込もうってハラでしょうか
それとも、なんか一撃で負けて悔しいから徹底的にイジメちゃおうってつもりなんでしょうか(マテ)
とりあえず、来週は独歩ちゃんによるスーパーリンチタイムが始まりそうですが、
ぶっちゃけその・・・ジャックん時みたいにただボコるだけだと、
未熟な私ではもう感想書く前に心がへし折られそうなので勘弁してもらいたいところです(笑)
まぁ、Jrが花田レベルに落ちるかさらにシコルスキーレベルまで落ちるか
奇跡が起こって本部さんレベルまで復権するか、今後に期待するとしましょう