バキ
第256話『大変』
渋川先生の大人気ない復讐劇が今、始まる
きっと、Jrをボコボコにしたら、そのまま恥ずかしい写真を撮って梢江ちゃんに渡すぐらいはやるでしょう(やらんわ)
先週は下がコンクリートの方が良いのでは? と思いましたが、
周囲に木と言う武器がいくらでもある上に、下が柔らかい地面ならば、
Jrのフットワークをわずかでも殺せるのでは無いかと言う策略なのかもしれません
とりあえずリベンジのために、打てる布石は全て打っておこうと言うつもりなのでしょうか?
もしかしたら、草むらに本部さんが潜んでいて、渋川先生が不利になったら
いきなりJrの足を掴んで援護する作戦かも知れません(アゴなし運送の社長じゃねぇんだよ)
ともかく、渋川先生のエゲつない技がJrを襲います
指を折る。顔面をたたきつける。頭をこする
一つの技で三つの効果を相手に与える、見事なコンボです
たたきつけられた樹木から煙が出る勢いで削られ、
額からボタボタとおびただしい血を流しながら自分の折られた指を見るJr
神の拳を破壊されてショックだったのか、呆然としたようにそれを見続けるJr
しかし、そうやって隙のできたJrの後頭部に直足袋による達人の蹴りが叩き込まれる!
「決闘してんだぜ兄ちゃん」
と、鬼を踏みつける不動明王のようにパンチラしながらJrに言う達人
・・・柔道着や剣道着の袴の下はノーパンが基本ですが、
流石に普段着の時は達人も下着ぐらい穿いているようです
まぁ、これで穿いてなかったらシブカワSAGAに突入しかねないのですが(嫌過ぎる)
「ボヤっとしてんじゃねェよバカヤロウ」
すでに決着をつけたと思っていた相手から、踏みつけられながらかけられる言葉
それがJrの自尊心を傷つけたのか、声にならない叫びをあげながら達人の足を振り払います
「おほッ」
激昂するJrを見て、面白そうにする達人
ますます大人気なさに磨きがかかってる感じです
・・・これ読んで育った少年がどんな大人に育つか、今更ながらに心配です
そんな達人に怒りの一撃を叩き込むべく、
指を折られてもなおその手で達人の顔面めがけて拳撃を放ちます
しかし、それに反応しようとすらせず、
Jrのアゴに掌底アッパーをかます達人
動揺したJrの拳からは容易に殺気が読み取れるという事でしょうか
ひょっとしたら、そのために達人はわざとJrを怒らせるために色々言ったのかも知れません
・・・まぁ、それが素にしても策略にしても、どっちにしろ嫌な奴なことには変わらないのですが
そしてアッパーから地面にたたきつける達人の必殺コンボ
脳にダメージを受け、Jrに迫る達人の顔もドロドロに見えてしまいます
拳の次は距離感を掴むための視覚を奪う。達人の攻撃は徹底して実戦的です
「兄ちゃん
大変なことになったぜ・・・・・・」
まぁ、ジャックにボコられて達人にイジメられてる時点で、
シコルスキーを思い出させるような大変な事にはなっているのですが
もっと言えば、梢江ちゃんにプロポーズした時点で凄く大変(読者が)だったのですが
・・・脳を打ちつけたショックでまともな嗜好に戻ってくれないかな・・・
ともかく、達人の言葉にJrが反応した時には、
すでに達人はJrのへし折れた人差し指を握っていました
その恐怖に、思わず逆毛立つJr
あの松本梢江からすら元気を貰っちゃうような男が恐怖しています
そして、そのビビったツラを見て二ィ・・・と微笑む渋川先生
どんどん決闘と言うか、ただのイジメの様相を呈してきています
二度と挑戦するつもりが起きないように、徹底的にイジメて心を折るつもりでしょうか?
そして取ったJrの指をひねり、ダメージを受ける前にスタンドさせてしまう達人
きっと指のとり方次第では下半身さえスタンドさせてしまう妙技も持っているのでしょう(最低)
「ほい(はぁと)」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ」
つま先立ちになったまま身動きの取れなくなるJr
今までJrが体験してきた攻撃とは、何もかもが一線を画する攻撃でしょう
そしてそのまま周囲を見回す達人
「え〜〜〜〜・・・・・・っと」
達人の目線にあるのは数多の木々
そして、適当なものを見つけたのか、さらにJrの指をひねります
顔を苦痛に歪め、木の側面に頭をたたきつけられるJr
「ほいっ」
ただでさえへし折れている指を、
まるでゲーム箇体の十字スティックのように乱暴に扱い、
Jrの体を軽々と操って次々と木に顔面をぶつけさせていく達人
「ほいっ」 「ほいっ」 「ほいっ」 「ほいっ」
あまりに何度も木にたたきつけられ、
一時期のバキハウスのようにゆさゆさと揺れる樹木
きっと、さっきは次々とぶつけて痛そうな木をわざと選んでたんでしょう
もしくは、Jrに恐怖を与えるために10秒間隔で投げてた可能性もあります
さらに、ジャックに散々ボコボコにされた顔を集中して狙っています
まぁ、単純に顔殴られた仕返しだから徹底的に顔殴ってるって可能性もありますが
達人が息をきらす頃には、
Jrはもうボロボロになって木にもたれかかった状態で、
顔から全身が濡れるほどに大量の血を垂れ流しています
「フゥ・・・いい汗かいたわい」
そう言う達人の手に握られたJrの指は、
あまりにも激しい投げ技を次々と仕掛けられたため
ジャンプだったらモザイクかけられるんじゃないかってぐらいグズグズになってます
「どーするよ兄ちゃん
もうチョイやるかい」
スタンド&ファイトをするどころか、
意識を完全に断ち切られ返事をする事すらできないJr
ジャックでさえ、最後までJrの意識を断ち切る事ができなかったと言うのに
・・・そんなに一撃で気絶させられた事が悔しかったんでしょうか、おじいちゃん
「はは また逢おか 兄ちゃん」
意識を失ったまま地面に転がるJrを放置して帰るお爺ちゃん
また逢おうかって、またボコボコにしてやろうかって事でしょうか
達人の復讐は執念深すぎるッッッッ!!{どこぞのアナウンサーっぽく}
ともかく、まさに弄んだと言う感じでJrを完封した達人
言い換えれば、彼女とのデート中に男を連れ去って弄んだと!(言い換えるな)
しかし、達人は名誉挽回しましたけど、独歩はどうするんでしょ?
一応、独歩は「真剣勝負」ってくくりにして負けちゃってるわけですし
その真剣勝負で達人が圧勝しちゃうと、独歩は立つ瀬が無いと思うのですが
Jrもこれから巻き返せるのか落ちるとこまで落ちるのか分かりませんし
それぞれのキャラのフォローがこれからどうなるかが気になりますな
フォローどころか、未だに生死不明のまま話が進行させられてる末堂とか