バキ
第241話『原点』

バキが勇次郎との再戦を決意し、日本に降り立ちました
ほぼ全ての読者が「寝言をこくな」と一蹴しましたが、
バキ君はすっかりやる気満々で朝からロードワークをしています

そしてロードワークで向かう先は青木ヶ原にいる長老の下です

『バキ』からの読者は、先週からのバキの無謀発言で、
ついに自殺を決意したのかと勘違いした人もいるかもしれません



「ごぶさたしてます長老・・・」


いっそここでまたバキ君には1年ぐらい瞑想しててもらって、
チャンピオンREDの花山さんの話を本誌でやった方がいいんじゃないかと思いましたが

バキ君は長老に手を触れるだけでヨガの眠りにはつきません



「タフだなァ
最初から最後まで
俺のペースについてきた
なんの用だい」



バキが振り向くと、そこにたっていたのは魔法滅土Jr
タフなのはともかく、最初からバキについてきてたって事は、
バキの家の前でこっそりロードワークに出るのを待っていたのでしょうか?

うっかり通報されてたら凄い勢いでスキャンダルだったでしょうな
マホメド・アライの息子、日本にてストーカー容疑で逮捕。手鏡没収(植草か)



「君は・・・」


意外な追跡者に驚くバキ君
そんなバキ君を無視するように周囲を見渡すJr



「ココガ・・・
君ニトッテノ原点・・・・・・・・・ソンナ所カナ」

「俺に・・・・・用かい」

「君ガ使用ッテタノカ」



なんか文字にしてみると違和感ありますが、
この人達は会話をする気が無いのでしょうか?

まぁ、うちのチャットではよく見られる光景なのですが
と言うか、Jrがバキの問いかけを一方的に無視してる感じです

まぁ、私も先週から主人公の言動を無視したい思いで満ち満ちているわけですが


そして、Jrはバキのサンドバックに近づくと、
ジャブの一閃で中身をぶちまけてしまいました

これで最近行方不明だった末堂とか柳とか出てきたら樹海が激震していたでしょう


ほら、森にゴミを捨てると環境保護団体が五月蝿いですし(ヒデェ)
それを考えると、この後始末はバキ君がJrがいなくなった後でやったんでしょうか?

梢江ちゃんと結婚した後は、専業主夫もやれますね(やらすな)


そして、回りくどいやり方でようやくJrがバキの問いに答えます



「君ト対決シタイ」

「断る」



即答するバキ君
わざわざ樹海まで追っかけてきてくれた人に冷たい態度です

昔のバキ君だったら、もう少し面白いリアクションしてくれたのに・・・
つーか、梢江ちゃんとデキて以来バキ君はずっとこんな感じのままなので、
よく考えると女作ったら付き合い悪くなる男みたいで、わりと最悪っぽい感じです


彼女とイチャイチャして、偉大すぎる父親に無駄な喧嘩売る主人公

言葉にするとかなり嫌です。まぁ、これだけ書いてると、
バキ君の事を言ってるのか美味しんぼの山岡さんの事なのか分かりませんが



「君とは・・・
イヤ・・・俺は誰とも戦わない
たった一人の例外を除いてね」



バキ君、すっかり世捨て人モードです
きっと後々「戦いでできた絆云々」とか言ってた頃を思い出して、

「あの頃は俺もヤンチャしてたなぁ・・・」とか言い出すに違いありません。ファッキン


つーか、これが最近トレンドの「戦いをやめさせようとする主人公」でしょうか
梢江ちゃんと付き合うために今風の男にイメチェンしたって事なのでしょうか

きっとそのうち範馬の血に侵食されて暴走するとか言うイベントが始まります(始まらんわ)


まぁ、バキ君の心境変化はともかくJrも食い下がります



「誰カナソノ幸運ナ者ハ」

「人に話せるほどリッパなハナシじゃない
醜い親子喧嘩だよ」



そしてJrの脳裏に浮かぶのは、悪鬼の表情をした勇次郎
どうやらJr的にはこの容貌が勇次郎の表情のデフォルトイメージらしいです
以前おっかけられた恐怖がちょっとトラウマになっちゃってるのかもしれません



「殺サレル」


今週の感情移入できる台詞No.1


読者の心が今、Jrと一つになりました
素手でタイラント最終形態に特攻していくような、
スペランカーがエンパイアステートビルから飛び降りるような、
1upキノコが谷底に落ちたのを見て慌てて後を追っかけてしまうような、


そんな確実すぎる死がバキ君の前に広がってます

しかし、覚悟完了――ここでこの単語使うと、葉隠覚悟に失礼な気もするのですが――してるバキ君は、


あくまで冷静にJrに言います



「でもヤルんだよ
勝つからヤル 負けるからヤラない
そういう闘いじゃない
誰が強いとか弱いとか―――
もうそんなことには興味がないんだ」



なんか、言ってる事はカッコいいのかもしれないけど、
擂台賽とかでの態度見てるとお前が言うのはなんか違うって気分になります


猪狩さん、とりあえずまた愛人の人出してください
むしろ特殊メイク頑張って、100人ぐらい出してください


つーかバキ君、実力差ありすぎてヤケになってませんか?

なんかもう立ち振る舞いが切腹前の武士みたいな勢いです


「デモ君ハコウシテ鍛エテイル」

「知っているだろう
あの男がなんと呼ばれてるのか」

「地上最強ノ生物・・・・・・・・・・・ダッタナ・・・・・・・・・・・・」」

「じゃ・・・」


そのまま立ち去るバキ君

・・・なんか最近、バキ君が勇次郎と戦うのは、
勝ち負けじゃなくて勇次郎と「決別」するためなんじゃねぇのかって勘繰ってるのですが


いや、なんつーかもう勝とうとする気概が見られないと言うか
強い弱い勝つ負けるに興味が無いと延々繰り返すのが逆に言い訳臭いとか

身体を鍛えてるのはひょっとしてヒロシみたいに生き残るためじゃないかとか


これで最終回でバキ君が勇次郎にボコボコにされるけど、
実はまだ生きてて「良かった・・・鍛えてて・・・」で話が終わったら、
バキ君にトドメ刺すために二次元に入る方法を探すところですが、


・・・・・・・信じていいんだよねバキ君?(不安そうな表情で)


なんか最近の態度が気負いが無いって言うより
虚無感を漂わせるようにしか見えないので不安です



そして、去っていくバキ君の煤けた背中を見つめながらJrはつぶやきます



「バキ ハンマ
(君ハ僕ト闘ウコトニナル
シカモ―――君ノ方カラ望ンデ)」



どうやらJrにはバキと闘う秘策があるようです
バキの闘争本能を呼び起こさせるための考えがあるのでしょうか?
むしろ頑張れJr! あの頃の、輝いていた頃のバキを取り戻させてやってくれ!!


そして、そのためにJrがした事は・・・



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・」


非通知で梢江ちゃんの携帯に電話










バキ、新章〜ハンま!編スタート〜



結局は、梢江ちゃんの呪縛からは逃れられないのか・・・

つーか、Jrの策はひょっとして梢江ちゃんを利用しようと言う事でしょうか?
ひょっとして、元々そのためにJrは梢江ちゃんに近づいたってのは深読みしすぎ?


でもまぁ、Jrの策がこのままなら、Jrの脳内シミュレートは



Jr「HAHAHA、梢江ハ僕ガ貰イマシター!」


バキ「テメェ、よくも人の女に手ぇだしくさりやがったな!

許せねぇ、ぶっ殺してやる!!


って感じなのでしょうか?

いやそれ、格闘漫画の主人公の戦う動機として正直どうよ・・・?


もうちょっとマシな動機で戦ってくれると、読者としても嬉しいです

つーか、ここでマシにならないと主人公としての資格を失っちゃうんじゃないかな・・・って


そう言えば、バキが終わって『ユウジロウ』が始まると予想したら、

とらさんに主人公交代は無いと予想されました
と、言うワケでもっと自然な主役交代イベントを考えてみました(要らん事するな)


とりあえず、勇次郎はともかくジャック兄さんの存在が最近微妙なんですよ

と、言うワケでこんな展開はどうでしょう



勇次郎と戦うために松本家を後にするバキ

しかし、勇次郎と戦いに行く最中、バキは
車道に飛び出した子供を助けて身代わりに死んでしまう

バキ死亡の報を聞き、霊安室に駆けつける梢江ちゃん
そこには、すでにジャックがバキの死を看取って立ち尽くしていた







ジャック「綺麗ナ顔シテルダロ
死ンデルンダゼ・・・ソレデ・・・」




・・・・・・・・・・・え〜と、




あだち充先生とそのファンの皆様、正直スマンかった


ほら、板垣先生も一緒に謝って!!(なんでだよ)


でもまぁ、この展開は駄目ですよね
だってこれだと、ジャック兄さんの恋人が梢江ちゃんになっちゃいますから(そう言う問題じゃねぇ)