バキ
第220話『開眼!!!』
寂の必殺のHG{ハゲ}が無防備な烈海王に炸裂する!!
ぶっとい寂のモノ{ハゲ頭}がずっぽりと烈{の顔面}にめり込んでます
そりゃ初めてなら烈も泣くさ! 血も出るさ!! まぁ、実際は色んな意味で初めてじゃなさそうですけど
ともかく、寂のインチキ技で烈に頭突きがクリーンヒットです
そして何故か盛り上がる観客達。あるいはもう殺気だっちゃってるのかもしれません
しかし、どんな状況でもお構いなしのマイペース寂さん、息を弾ませながら烈に言い放ちます
「烈さん
強いだけではつまらん くだらんぞ」
まぁ、確かに強いだけでは、「その間実に2秒!」とかつまらん結果だけ残りますが
だからって「やったァァァァ! 勝ったぞォッ」とか、面白くても逆にどうかと思うんですけど
なんかもう、実力差はありすぎるぐらいなのに、徹底的に挑発し、お返しを食らう。つくづく誘い受けな人です
とりあえず、もっとリラックスして視野を広く持てって事でしょうか?
ホラ、よくマガジン漫画で不良生徒とか不良教師がガリベン学生に対してよく言うやつ
しかし、これはマガジンではなくチャンピオン
相手はガリベンではなく、アモンと融合したかのような表情の海王です
そして次の瞬間、怒りに任せて寂に飛び掛る烈! さしずめ烈ウイングってところでしょうか
しかし、寂もさるもの。いきなり反転し、再び亀のポーズで烈を迎え撃ちます
バキ君だけが「はは」と笑ってます。なんでしょうかこのサブリミナル実況は
細かく主人公を出す事で、主人公に愛着を持たせようとの作戦なのか
そう考えると、たびたびバキ君が扉絵に出てくる理由もそれで納得できそうですが{そうか?}
でも実際はちょびちょび出られても逆にムカつくだけなので、サブリミナルは失敗かもしれません
ともかく、烈のジャンピングニードロップが寂の後頭部に炸裂!
完全防御でダメージはある程度凌いでいるようですが、そこへさらに烈の猛攻撃が浴びせられます
「(なるほど
見た目はどうあれ
これは良き構え)」
どこがだよ。読者からのツッコミを他所に、寂の独白は続きます
「背中の耐久力は正面の約7倍
ダメージは蓄積されるが
正面ならとうに倒されていた
誘い受け護身開眼!!!」
・・・護身って、ジリ貧の代名詞じゃないと思うんですけど
それとも、いずれ烈が攻め疲れると読んでのガードなのでしょうか?
もう読者的にも観客の皆さんの通り「おい・・・終わりだろあれ」って感じなのですが
とりあえず、背中見せるのが護身開眼なら花山さんは克己に負けてなかったと思うのですが
とにかく、烈もこのままでは埒が明かないと思ったのか、
攻撃の手を一旦止め、息を整えて静かに寂の背中に手を当てました
「許せ」
そして、そう呟いた次の瞬間、烈の一本拳が寂の脊髄に命中する!
その途端、弾かれたように勢いよく立ち上がってしまう寂海王
相手を自分の意思とは関係なく立ち上がらせてしまう。これが中国4000年の技と言うものでしょうか?
曲がった背骨を真っ直ぐにする技。あえてこの状態を「逆ジャガった」と名づけたいですね
きっと他にも相手を勃ち上がらせるツボとかも心得てそうです。流石中国4000年
「!(いつのまに・・・・・・・・・・・・立って・・・?)」
いつの間にか立ってしまった寂の目の前に、いつの間にか烈海王が立つ
その烈は、今にも「ハローベイビー」と言ってキスをしてきそうなぐらい不適な面です{奇跡の少年ネタなんて誰に通じるんだ}
無防備な正面を晒してしまい、寂も思わず「ヤバッ」と若者言葉で反応してしまいます
若者を導くためには、まず若者の文化を理解せねばならないと言う事なのでしょうか?
もしかしたら、このスキンヘッドを生かして土曜日深夜はクラブでサタデーナイトフィーバーなのかもしれません{表現が古い}
「(しまっ・・・・・・・・・・・・た)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そして烈の直突きを食らい、暗転する寂海王の意識
これはもういよいよ来週は寂の敗北姿が晒されるって事でしょうか?
そして、この試合内容で本当に寂は烈を日本へ連れて帰れるのでしょうか?
まぁ、このまま試合場出ても生きて日本の地は踏めなそうですけど
下手をすると観客にリンチされるか、勇次郎にボコられるかの二者択一です
まぁ、観客相手なら背中丸めてればいいでしょうけど、
勇次郎相手なら逆ジャガるならまだいい方で、下手すりゃそのまま潰されます
とりあえず、負けた後の方が今から気にかかると言うのはある意味春成と一緒ですね
あと、負けた後の事と言えば、この後寂は
むしられたヒゲをどうするのかってのが凄く気になります
いや、剃ったらもう二度と登場できなくなりそうですし。ホラ、色々被りそうだから