バキ
第210話『心涼しきは・・・』

超筋肉と超知力を併せ持つ男、オリバ

いや〜、この試合始まる前から「オリバはきっと知力を生かして頭を使った戦いをするのだろう」と言われてきましたが、



まさかこんな使い方{頭突き}をしてくるとは


・・・やっぱり脳みそまで筋肉に侵食されちゃってるんでしょうか?
ともかく今週の扉絵はバキ君。最近本編ではめっきり見られなくなったマジモードの面してます


先週から引き続き、スマートに龍さんに頭突きをかます龍さん
全身の筋肉をバネのように生かしたそれはまさに大砲の如き威力です

これはカノン砲を腹に受けられる金剛拳の楊海王ですら耐えられぬのではないでしょうか?


つまりアレは何をしよう一撃で沈む運命だったと。・・・不憫だなぁ



「オマエサンハ・・・・・・少し・・・・・・
スマートサガ足リネェ
ナァ・・・・・・龍センセイ違ウカナ・・・」


鼻を潰され、噴水のように血液を吹き出す龍に言葉をかけるオリバ
大量の血を顔に浴びながら、オリバは龍の頭を押さえつけて真っ直ぐに見据えています



「ケッ オリバの顔面突きかよ
想像したくもねェ」


呆気に取られている息子の隣で解説する勇次郎
勇次郎ですら想像したくも無いと言わしめる一撃を浴びた龍さん、
もちろん無事でいられるはずもなく、大量の鼻血を出しながら涙目になっています

そして、ボロボロになりながらも何事かを呟きはじめます


「はは・・・心・・・・・・・・・・・・
涼・・・しき・・・・・・・・・は・・・・・・無敵・・・・・・なり」


そう言って抜き手をオリバに放つ龍さん・・・ってオイオイ、板垣先生確信犯かよ


え〜、一応説明させていただくと、この龍書文さんのモデルと言われている
『雀鬼』こと桜井章一さんの名言に「心温かきは万能なり」と言うのがあるのですが、

これはまさにそのまんまと言うか。いや、あくまで勝ちを捨てずに冷静に逆転を狙う龍さんと実にマッチしてるんですが


ファンにとってかなり心憎い演出ではないでしょうか? いや、誰が分かるんだこんなのってのはともかく


しかしこれで龍さんは作者公認で桜井さんモデルってワケですね

・・・「板垣漫画の中でモデルになったキャラが負けると本人も酷い目に合う」の法則が発動しなきゃいいんですけど{汗}


ともかく、龍さんの反撃
これに観客も「反撃だッッ 龍がまだ戦えるッッ」と大興奮
しかし、勇次郎はそんな観客達を嘲笑うかのように「フン」と鼻で笑います


親友の勝ちをすでに確信しているが故の嘲笑

バキ君は、こうやってさりげなく出番と台詞を稼ぐアグレッシブさをもっと学ぶべきだと思います


そして驚愕する龍さん

なんと、打ち込んだ指拳は、オリバの鉄壁の腹筋により阻まれへし折られてしまっています!



「無理ダ・・・
オマエサンガコノ貫手ヲ身ニ付ケルタメ
ドレホド指ヲ鍛え込ンダノカ知ランガ俺ガ本気デ腹筋ヲ固メタトキニハアキラメタ方ガイイ・・・」


まさに砕けぬダイアモンド
きっと本気で固めたら、金的も通じなくなるに違い在りません{何がなんでもシモネタに持っていこうとするのはヤメロ}


あと、上で『鍛え込ンダノカ』の『え』だけ平仮名なのは私の間違えじゃありません


多分担当さんが写植をミスったんです


しかし以前のマホメドがモハメドになってた時のといい、
どうしてこう細かい粗だけ目に届くかね自分?{A:根性が腐ってるから



「オマエサンガ強クナルタメニ
想像ヲ絶スルトレーニングヲシタヨウニ
俺ハ俺デヤッテイルノサ幾度モ幾度モ幾度モ」


オリバのトレーニング。それは、飛び立とうとするヘリに綱をつけ、
筋力で引っ張り込もうとする荒行。腹にも鎖を巻きつけ、地面に固定しています

金剛拳でワーワー言ってた楊さん、トレーニングの規模ですでに負けていました


そして次の瞬間、そんな超常特訓によって鍛えられた筋肉を使ってジャンピングヘッドバット!!


しかし、是ほどの威力ならオリバさんの頭の方にもダメージは帰ってきそうですが、

そこら辺は流石の頭脳と言うところでしょうか? やっぱり中身は侵食されちゃってるのかなぁ・・・


しかし、ミスター不可拘束はまだ勝ちを諦めてはいません

「華ァッ」と叫びながら、超速の拳打がオリバの顔面を捉える!!


しかし、折れてしまった手ではさしたるダメージも期待できません
それでも何度も何度もへし折れた手でオリバさんの顔面を打ち続ける龍さん

観客も、「骨折た手で・・・・・・殴ってるよ・・・・・・」と、その執念に驚愕しています


そして、なおも折れぬ龍さんの心を折るべくオリバが三度目の頭突きを敢行!!

顔面をひしゃげさせ、ついに龍さんの意識を刈り取ってしまいます



「フン・・・マダヤッテイヤガル・・・」


なんと、オリバさんの頭突きを食らいながら、
なおも龍さんは居合拳法のためのハンドポケットを貫いていた!!


決着の鐘がなり、小坊主達に運ばれていく龍さん。しかしその手はなおもポケットの中



「ハンドポケット
最後ノ最後マデ
スマートナ野郎ダゼ・・・」


最後まで己のフォームは崩さない。これが雀鬼流!!
まぁ、ちょっと残念ではありますが、双方立派に戦い抜いたので満足です


二人の戦いをプリキュアの白黒に例えたりしてみましたが、

まぁこれで白派が負けたワケじゃありませんしね!!


しかし油断はなりません

モデルの一人である李書文はすでにこの世の人ではないので大丈夫ですが、
{と言っても最期が一説によれば弟子達による毒殺なのである意味酷い目にあってますが}

他のモデルである桜井さんと雪城ほのかが板垣漫画の法則で酷い目に合うかもしれません{ほのかはモデルじゃない}


もしこれで今度のプリキュアでほのかが酷い目にあってしまったら・・・・・・それはそれで望む所だなぁ{最悪}



ともかく次は次峰戦
初戦を落とした事で中国連合軍も必死です


下手すりゃ郭海皇、見せしめにボロボロの龍さんに公開タマピンを仕掛け

息子の春成君に、もし負けたら息子の息子を切り落としてやると脅してくるかもしれません
もちろん、バキ君も勇次郎パパから負けたら梢江ちゃんとセックス禁止とかってペナルティを宣告されるでしょう


いや、そうなったら俄然春成君を応援するでしょうが、
とにかくある意味お互い後がありません。バキ君も主人公がこれ以上負けるわけにはいきません


是非とも主人公らしく盛り上がる試合内容{重要}で勝って欲しいものです


間違っても「次峰、バキパルドン行きます!」って展開は勘弁です