バキ
第203話『日米軍結成!!』
郭のワガママから急遽決定した
日米勝ち残りVS中国連合軍の団体戦
擂台賽の伝統や名誉やらを二の次にしてしまった究極のワガママ
そのワガママを押し通せる理由も「強いから」と言うシンプルなもの。つくづく化け物チックな老人です
そういやぁ、最近梢江ちゃんが紙面に出てきませんが、
やっぱり郭海皇が「アイツいらない」って言って消してくれたんでしょうか?
ともかく、試合場でにらみ合う格闘者達
しかしあの勇次郎が大人しくしていると言うのに、
Jrはしっかりシャドーボクシングで相手を挑発しています
やっぱり、魔法滅土とか当て字されたのが相当腹に据えかねていたのでしょうか?
きっとあのシャドーも、「お前の金玉も潰してやるぞ」と言う意思表示なのかもしれません
「闘う各々が
向き合っているゥッッ
ビスケットオリバと急遽参加の龍 書文が
範馬刃牙と同じく急遽参加の郭 春成が
寂 海王と烈 海王がッッ
M.アライJr.と範 海王がッ
範馬勇次郎と郭 海皇がッ
各々が向き合っているッッ」
何と言うか、大将戦のインパクトで主人公のバキ君の印象が凄く霞みます
勇次郎にとっても、団体戦なんてはじめてなのかもしれませんが、
私も、主人公が次鋒でここまで扱い薄くなるような団体戦見るのははじめてです
そして、ある意味主人公的な存在感を醸し出す勇次郎が郭に向かって言い放ちます
「郭 海皇よ・・・・・・
さきほろ裏で――
俺にほざいたリッパなお言葉
そっくりそのままお返しするぜ
今のおまえは足りぬものに満ち満ちている」
そして、印籠を見せた後の黄門様のように高笑いする勇次郎
郭は一言も言い返しませんでしたが、この発言にはどう思ってんですかね?
なんか言い争いが子供の喧嘩みたいですが、
きっとムカついたでしょうから後で毛海王をボコってストレス解消する事でしょう
でもアナウンサーも、自国の国手が{やり返されただけとはいえ}侮辱されてるのに
「範馬勇次郎が笑っている
勝つのは俺達だと言わんばかりに
高らかに笑っているッ
選手――退場ッッ」
とか煽ってるので、きっと後で毛と一緒にボコボコにされます
「料理―――
医療―――
房中術―――
こと人間の本能に根ざしたジャンルを追求させたなら
中国という国は生半可ではない」
中国について語りだす勇次郎
まぁ、本能に根ざしたジャンルって言ったら
スープ作って、残したら「食べてないじゃん」とツッコんだり
涙と愛で裏返してみたり、SAGAだったりする梢江ちゃんも負けては無いのですが
「他国には想像もつかぬ
思いもかけぬ発想で独自の境地に達する」
そりゃまぁ、毒の治療するから命懸けで闘えとか
砂糖水を14キロ飲み干せとか、普通は思いつきませんが
そのうち、今度は少年誌でSAGAをやれとか言い出しかねません
「そんな中国が
闘争本能という生物として避けては通れぬジャンルで
4000年もの時は掛け――――――丹念に積み上げて辿りついた
それが中国拳法なるものの現在だッッ
中国拳法がなりふりかまわず牙をむいた
全勝だってよ」
静かに勇次郎の話を聞く一同
まぁ、ここで口挟んで「私とこの範氏の試合はどうなるのです」などと言った日にゃ
4人の連合軍を強引に完成させられてしまいます
例え貧血で倒れる事になっても勇次郎先生の長話を遮る事は出来ないのです
「バキよ」
いきなり名前を呼ばれてビクッとしてしまうバキ君
また微妙にヘタレの血が疼きだしたのか、少し心配です
「俺はそんな4000年の歴史を踏まえた上で
踏まえた上でなお烈 海王の全焼発言を許しちゃいねェ
ぶっちゃけたハナシ―――
その4000年とやらを虚仮にしてェ
バキよ 俺に協力できるかい」
勇次郎、相変わらずとことん性格悪いです
4000年の偉大なるクンフーの歴史を積んできた中国を虚仮にしてやるぞと
中国拳法をロシア人のサンボ並にしてやるぞと
パンツをずり下ろしてタマピンしてやるぞと
まさに鬼の諸行です。そしてそんな鬼の諸行に協力できるかと聞かれたバキ君は・・・
「俺は―――あなたが大嫌いだ
思想も生き方も貌も 全てがだ」
貌で言うなら、SAGAん時のバキ君の喘ぎ顔の方がよほど嫌なんですが、
まぁ、「でも梢江ちゃんは大好きだ!」とかノロケ出さなかっただけマシという事にしましょう
「ただ・・・・・・
現在の中国拳法に対する思い
その一点だけはあなたと同じだ」
なるほど、つまりバキ君も中国拳法を虚仮にしたいと
むしろ最大トーナメントで範馬の血>中国四千年の方程式打ち立てた事で充分虚仮にしてましたけど
とりあえず、春成がイケメンだったので梢江ちゃんが輝くボディを見てコーフンする前に始末しようって事でしょうか?
「とにもかくにも―――
各人各様の思いを胸に秘め
今ここに―――
チーム結成!!!」
まぁ、寂の場合は怒りってよりも、
いかにして烈をヘッドハンティングするかでしょうが
やはり神心会と烈を巡って争う展開になるのでしょうか?
もしくは、「今の私なら烈海王を倒せる!」と、紅葉に改造手術を受けた昴昇が乱入してくるとか{ぶっちゃけありえない}