バキ199話
『失せろッッ』
バキ君が完全復活しましたね
そうそう! この小生意気さが『バキ』当初のバキですよ!!
できればグラップラーがついてた当時の頃の彼の性格に戻って欲しいのですが
「俺達にとっちゃ
大擂台賽なんてどーでもいいことだろうよ」
小憎らしいスマイルで勇次郎を挑発するバキ
多分、武術省のお偉いさんの方がよっぽどキレ気味だと思いますが
ここまで散々擂台賽ブチ壊されては彼らにも立つ瀬がありません
勇次郎はともかくバキを連れてきたのは烈なので、烈に慰謝料請求があるかもしれません
そして請求書は烈→神心会にたらい回しにされるとか
「それともまさか・・・
本気で俺なんかにビビってんじゃないだろうな」
まぁ、方や『バトリズム』で出生物語
方や『ヤングチャンピオン』でセックス編なので
レビュー書けって言われてどっちがよりビビるかは明らかに後者なので
どうせビビらせるなら、バキ君が服を脱いだ隣に
全裸の梢江ちゃんを配置したらもしかしたら勇次郎をビビらせられたかもしれません
「バキよ
無理するな
足が震えてるぜ」
バキを小馬鹿にしたようなスマイルを浮かべる勇次郎
「え・・・」と言いながら己の足が震えているのを自覚するバキ君
どうやら体が恐怖してる分饒舌だったみたいですね
そして、次の瞬間一気に顔を捕まれ、壁に押し付けられるバキ君
噛ませ犬海王達の呪いか、一撃で勝負が決まった感があります
まぁ、縦に潰されたりタマピンされるよりはマシですけど
「挑発するにせよ 言葉を選べ
かりそめにもこの俺が怖じ気づくなどと・・・・・・・・・・・・」
すっかりマジギレ状態の勇次郎
バキ君もすっかり情けなく声にならない悲鳴をあげています
その気遣いをサムワン君にも考えてあげて欲しかったですけど
でもまぁ、アレはアレで仕方無い事ですよね。所詮サムワンですから
「三流拳法家に勝ったぐらいで
拳の底を見たかの如き言動
青二才・・・・・・・・・うせろッ」
そしてさらに力をこめてバキを壁におしつける勇次郎
そのあまりの衝撃に、バキは壁を突き破って外に転がり出てしまいます
だからコレ誰が修理費出すんでしょうか
勇次郎に請求書渡してもその場で破られるでしょうし
やっぱりバキ連れてきた責任として烈に請求書渡るのでしょう
そしてやっぱりコレも請求書は神心会に回される、と
そして吹っ飛ばされて仰向けになったバキ君。一般人にすら
「あのキミ・・・・・・
ダイジョウブかね・・・」
と、心配されてしまいます
でもまぁ、これぐらいなら大丈夫でしょう
試合場にはもっとダイジョウブじゃない海王の皆さんがたくさんいらっしゃいますし
「つ・・・強い!!!
本当に強い・・・・・・・・・・・・・・・
誇りたくなるほど・・・・・・
”上には””上がある”という言葉が―――
あなたの前では まるで空しい!」
相変わらず絶望的なまでの戦力差がある親子です
梢江ちゃんと100回ヤっても縮まりそうにありません
そして急いで穴の中に戻るも、そこにはすでに勇次郎の姿はありません
そして拳を握り締め、わななかせるバキ
「俺は・・・ホッとしているのか俺はッッ」
倒すつもりでやってきたのに、相手に去られてホッとしてしまう
格闘者にとってこれ程の屈辱はそうは無いでしょう
あとはお姫様抱っこで逃げられるかタマピンされるかぐらいです
とにかく、毒からの超回復を経ても勇次郎の足元にも及ばない
強くなれども強くなれども、それ異常の速度で相手に成長されてしまう
母の仇を討つため、己が己であるために勇次郎に挑まなくてはならないのに
圧倒的戦力差故、相手に去られた事にホッとせざるを得ないと言う最悪の決着
この絶望的な状況を、果たしてバキはどう受け入れると言うのでしょうか?
これで「梢江ちゃんに慰めてもらう」って選択肢に分岐したら哭きますが
そして所変わって廊下で練習している烈海王
相変わらず大量の汗であたりを濡らしています
体液好きの範馬一族でも近付きたくなさそうな空間ができあがっています
まぁ、さっきはバキ君が汗の蒸気で廊下を湿らせていましたが
ひょっとしたら、この汗で辺りを濡らすって言う行為は彼らにとって
一種のマーキング行為かなんかなのでしょうか?
烈は縄張り意識強そうですし、信憑性は高そうです
そして、そんな烈に、廊下の向こうからやってきた小坊主{?}が烈に言います
「老師ッ 行ってまいりました
手術はまだ時間が掛かりそうですが
命には別状ありません」
「ごくろう・・・・・・」
流石に心得たもので、汗にはツッコまず用件だけを伝えます
とにかくまぁ、劉は命は助かりそうですね。良かった良かった
サムワンは社会的キャラ的精神的に死にましたが
そのうち、「サムワン海王はあの日死んだ。今の俺は謎の戦士マスク・ド・サムワンなり!」
と、再登場してくれるかもしれません{ありえない}
ともかく、烈のフェティズム溢れる修行法に、小坊主も流石に遠回しにツッコミます
「たん{漢字無かった}椿・・・・・・
いったい何時間そうして・・・・・・・・・・・・」
「25年前――――」
えぇ?
一瞬、「ドリアンのボケがうつったのか?」と思いましたが、
どうやら単に相変わらず人の質問に答える気が無かっただけのようで
過去話を勝手に始めだしました
「入門したその日
劉 老師から最初に習ったのがこれだった」
とりあえず、汗を大量に垂れ流す練習が白林寺流らしいです。やっぱり汗臭そうな寺ですね
ともかく、無残に敗れた師との『絆』とも言うべきクンフーを経て、烈が試合場に向かいます
「そのわたしが今・・・・・・
白林寺を背負う!」
特別参加者を除けば最多枠の白林寺
その一人は勇次郎に噛まれ、もう一人は結果的にオリバに噛まれました
二度噛まれる事は三度噛まれるのか?
それとも三度目の正直があるのか?
果たしてどのような結果が烈を待っているのでしょうか
とりあえず、ピンチになったら応援席で
神心会ご一行様が上段正拳突きでエールを送ってみるとか