バキ
第197話『三合拳』
ジョジョ第四部のサブタイトルは『ダイアモンドは砕けない』
まぁ、靭性だのなんだの置いておいて、ダイアモンドは砕けないってのが一般論です
そう思えば、確かに楊海王も砕けてはいませんよね!
ペチャンコにはなりましたけど
美しいダイアモンドのカットはブリリアンカットといい
最も美しく光を反射する58面体を持つようにカットされるワケですが
もしかしたら楊の身体も58面体になるように計算されて折り曲げられたのかもしれません
そう思わせる程に、あまりにも笑える美しい負け姿です
「怪力無双!!!
ビスケットオリバッッ
こんな怪力は―――見たことがないッ」
海王サイド負けがこんで自棄になったのか
アナウンサーがオリバのダイアモンドの筋肉を褒め称えます
すると、オリバは全身に力を入れ、自分の服を破いてしまいます
「きッ 強烈なデモンストレーションだッ
これ見よがしの逆三角形ッッ
強さとは力だッッ
強さとは筋肉だと言わんばかりの
中国武術の技術へ対しての
明確なアンチテーゼだ!!!」
逆三角形ってより、膨らみすぎて蝿の頭みたいですが
ともかく楊も「強さとは防御力だ」みたいな事を言ってたので益々哀れです
とりあえず、中国拳法界に殴りこみをしてきたぐらいなので
あれから日本で渋川先生相手に合気対策とかしてきたような気がします
そうなると、純粋技術の塊である郭海王との戦いとかになると面白そうなのですが
まぁ、後の事はともかく、今の問題は
この後誰がこの楊の残骸を片付けるのかって事です
はっきり言って下手に持つと益々酷く折れそうですし
筋肉堅そうなので治すのも大変そうです。オリバさん、ついでに片付けてってくれれば良かったのに
「大擂台賽第一回戦ッッ
特別試合を含め6試合中既にッッ
4名の海王が特別参加者の前に敗れ去っていますッッ
一回戦残り3試合 風雲急の大擂台賽ッッ
いったいどーなってしまうんだ」
自棄っぽいハイテンションで叫び散らすアナウンサー
まぁ、主催者はもうハラキリするしか無いような事態でしょう
もしくは、公衆の面前で郭にタマピンされるとか
ともかく、そんな中国拳法的に台無しになりつつある大擂台賽ですが
それをぶち壊した当事者である勇次郎とオリバの二人は、通路で何やらアイコンタクト
「決勝で待ってるぜ」みたいな感じなので、二人して益々擂台賽を台無しにする気満々なのでしょう
そして次の試合は寂海王VS陳海王
擂台賽がこれからどーなるのかは知りませんが
また一人中国産の海王が散る運命となったのは分かりました
話によれば寂の元ネタは少林寺拳法の開祖、宗道臣氏らしいですからね
よもや板垣先生も一回戦で見せ場も無しに散らせるような真似はしないでしょう
・・・と、思ってたんですが・・・なんか・・・眼鏡取ったら・・・その、ちょっと
噛ませ犬っぽい面構えですよね
こりゃちょっとヤバイか? と少々不安になりましたが
まず仕掛けたのは寂海王! 裏拳を陳の顔面に叩き込・・・もうとした瞬間
陳の放つ凄まじい突きを食らって吹っ飛び、なんとか受身を取って立ち上がりました
久しぶりの中国産海王のまともな活躍に、観客も大喜びです
少なくとも、タマピン決着やらペチャンコにされるよりは嬉しいはずです
「気と拳・・・
この2つの融合が
中国武術を特別なものにした
拳に気を加えることにより
他国の格技がとうてい達し得ぬレベルに到達した
しかし・・・それでは不十分
足りぬからこそ突出した筋肉などに不覚を取る」
何気に負けた海王パッシングを始める陳海王
楊海王とか、「だったらお前が潰されてみろよ」とか思いながら見てそうです
でもまぁ、不十分なのは気とか拳とか以前に、華とか板垣先生のお気に入り度合い{重要}だったりしますからね
「気と拳・・・さらに加えることもう一つ 地
気 拳 地 以上3つの融合を以って三合拳
環境利用と今風に言うとワカリやすいか」
なるほど、確かにワカリやすいですね
ガイアがいきなり乱入してきそうなぐらいワカリやすいです
もしかしたら、寂が劣勢になったらいきなり自分の髭を剥いで
「ジャクからガイアに交代した」とか言い出すかもしれません{ありえない}
「なるほどな
バカに強力な突きだと思ったが
地の利を加えたと言うワケだ
つまり このコンクリートの理を・・・」
そして、寂が陳の突きを解説をしていると・・・
「海王の名を海外に持ち出すだけのことはある
理解が早いッッ」
解説が終わるより早く攻撃!
これはいけません。マナー違反です{なんのマナーだ}
寂も、日本出身と言う事でせめて本部さんを連れてきていれば、代わりに解説してもらえたのに・・・
そして一方的に寂を殴りまくる陳
まぁ、どうせ後で逆転されるので今は頑張ってもらいましょう
もういっその事、来週いきなりぺしゃんこにされてても私は驚かないです
そして、その頃、復活したバキ君は勇次郎と対峙していました
「首の皮一枚でつながったと言ったところか バキ」
「親父・・・話がある」
赤ん坊の頃から地上最強の男とその息子の対峙
顔では笑っていても、勇次郎はバキが死ぬとは思って無かった節があります
ともかく、バキの話ってなんでしょうかね?
まぁ、それを知るには来週休載なので二週間待たねばならんのですけど
ともかく、来週の焦点は、バキの話の内容と、陳海王の負けっぷりですね
サムワンを筆頭に、それぞれ海王達は素晴らしい負けっぷりを披露してくれているので、陳海王も是非
楊海王の負けっぷりがそれでは不十分と思えるような負けっぷりを披露して欲しいものです