バキ
第189話『食らうッッ!!』
さて、前回はバキが復活してこれからどうなる!? って極上のタイミングで休載でした
二週間は長いけど、その分板垣先生は楽しませてくれるからね! と期待し続けた二週間
そして、今週の巻末コメント
「二度目のラスベガス、感動の補給に行ってまいりました。」
うん、読者はもうガス欠だったんですけどね
でもまぁ、いい取材が出来たんならそれに越した事はありません
補給した分の感動を読者にも分けてもらいましょう。と、言う事で今週の内容
バキの昇龍拳っぽいのアッパーが李のアゴを打ち抜き
その必殺の威力に、李の身体が上方向に浮き上がります
そして虚ろな表情のまま着地する李
さらにバキは駄目押しとばかりに一撃を見舞おうとしますが
その一撃は、風圧が顔を多少歪ませるだけの寸止めで終わります
すでに李の意識は断ち切られていたのです
「李 海王さん」
李に背を向け、バキが「ドクターッッ」と叫びます
烈先生の時は頚椎へし折りかけて無言で去っていったのに
「理由はなんであれ
動機はどうであれ
俺が今こうして立っているのは
あなたのお陰です」
そして梢江ちゃんに微笑みかけるバキ
拉致ってきてくれた烈先生には感謝するどころか無視決め込んでます
そして試合終了の銅鑼が鳴り
観客達がバキの健闘を称えて歓声をあげます
「以前にも増し
以前にも増して
力強く立っていられるのは
あなたのお陰です」
そして歓声をあげる観客達に一礼するバキ
あるいは、李への感謝の気持ちもあるのでしょう
でも主催者の長老はきっと『旋風の橘』読んだ愛媛県民みたいなツラになってます
ゲスト三連勝と言う最悪の幕開け。世が世なら主催者は切腹ものでしょう
そして廊下で対峙する梢江ちゃんとバキ君
「サンキュー」
「ざまァみろ・・・・・・
やっぱり・・・・・・・・・・・・変わってない」
そして抱き合う二人
このまま勝利のメイクラブが始まったらどうしようかと思いましたが
そんな事はなく、次のページでバキ君の眼前にいたのは大量の中国料理
例によって烈先生のお手製でしょうか?
そして、何時の間に作っていたのでしょうか?
もしバキが死んでたら、通夜に振舞われていたんでしょうきっと
「・・・・・・・・・・・・」
「さ」
「たぶんくるとは思ってたけどよ」
「食うんだ
ん・・・・・・」
「アンタさ ほんっ・・・と優しいのな」
「食うんだ」
ヤ・オ・イ・受・ケ・・・・・・・・・・・
見事な・・・・・・{「見事な」じゃねぇ}
凄いです。何気無い会話の後、顔を赤らめながら「食うんだ」
ある意味梢江ちゃんよりよっぽど恋人チックと言うか、萌えです
克巳×烈が叫ばれている昨今
板垣先生はこの現状に意義を訴えているのでしょうか?
「お前ら何を言っているんだ?」と
「克巳×烈? そんなワケないだろ」と
「刃牙×烈こそがスタンダードなんだぞ」と
流石ラスベガス帰りの板垣先生
これが本場のハードゲイと言うものでしょうか?
そう考えると、梢江ちゃんが烈先生をボコった理由も分かります
きっと、今のうちにライバル候補を亡きものにしようと思ったのでしょう
次のバキSAGAは『プリンセス』誌上でバキ、烈先生、梢江ちゃんの三角関係がエロティックに描かれるのでしょう
そして愛情たっぷりの烈先生の手料理を食するバキ
「うンめェ〜〜〜」
膝を叩きながら全身で美味さを表現するバキ
これが味皇だったら口から黄金光線吐いて、無呼吸連打で大阪城崩してるところです
そのままガツガツと料理を平らげるバキ
ダイエット中の私には酷な程美味そうに食ってます
きっと、柱の陰で梢江ちゃんが睨んでます
「食ってるじゃん
食ってるじゃんッッ
私の料理は残したのにッッッッ」
と、下手をしたらバキ君は復活早々梢江ちゃんに殺られます
「食ったァ〜〜〜〜〜〜・・・・・・」
大量の料理を食い尽くして満足げなバキ
心なしか、腹が膨らんでいるような気がします
次の試合でボディ打たれたらえらい事になりませんか?
「片付いたようだな デザートだ」
新婚ホヤホヤの若妻のような笑顔を向ける烈先生
多分、梢江ちゃんは鬼姑みたいな表情になってます
「食うぜ なんでも」
美味そうな格闘者を見つけた父親のような発言をするバキ
深読みすると
梢江ちゃんどころか烈も食っちゃうぜってメッセージとも受け取れますが
きっと来週からはバキが烈を食ったり
途中で乱入してきた梢江ちゃんに食われるバキSAGA2が始まるのでしょう
そして擂台賽の試合は同時進行で隔週連載
同じくヤングチャンピオンでも隔週連載でバキSAGA2
まぁ、もしそうなったらまた私はレビューを書きますが
ともかく、バキ君デザートの時間です
「これ」
一言だけ言ってバケツを突き出す烈先生
ボボボーボ・ボーボボ並にシュールです
「これ」て! 「これ」て!!{パニック中}
私的にはもう「救命阿!」、「私は一向に構わんッッ」並の名台詞なのですが
バキ君の関心はむしろ謎の液体がなみなみと注がれたバケツに集中しております
「なんだい・・・? それ・・・・・・」
とりあえず、デザートって事は甘いんですかね?
蜂蜜とガムシロップ混ぜた泣き虫サクラ特製メニューでしょうか?
そんなものバケツ一杯飲まされたら糖尿になりそうな気がするんですけど
そして所変わって通路で勇次郎と対峙している郭海皇
「ほう・・・・・・・・・・・・」
前大擂台賽覇者に、勇次郎も少し興味を持った様子
すると、郭の口からとんでもない一言が!
「弱いのう・・・・・・・・・・・・君は」
『勇次郎』と『弱い』
この『板垣作品世界のロシア人』と『最強説』ぐらい関連性が薄い単語を易々と使ってのける郭
これはどれ程の実力の持ち主か、否が応でも期待が高まります
まぁ、似たような事言ってた劉は瞬殺で返り討ちにあったワケですが
とりあえず、この挑発を受けて勇次郎がどう動くかを考えただけで来週が待ち遠しいです
気になると言えば、もう一つはやはり『デザート』なワケですが
どういう意図で用意したものなんでしょうかね?
痩せ細ったバキのコンディションを完全に回復させられるものなのでしょうか?
まぁ、これで来週
これを食ったバキの体型が元に戻ってたら笑うのですが
先々週以上に来週が待ち遠しいですな