バキ
第188話『復活ッッ』

今週の扉絵のアオリ文



「梢江の涙がバキの心を濡らす時 バキの肉体が遂に目覚める!!」



微妙に官能小説っぽいと思いました


あと、目次の作者コメント



「あの島袋光年氏と酒飲んだ。もちろん報道とは大違いのナイスガイだった。」



それよりも、どういう経緯で儲けられた酒の席かが気になるんですが

まさか週刊少年チャンピオン誌上で島袋先生のその後を知るとは思いませんでした。まぁ、元気そうなので何より


まぁ、しまぶーはともかく今週のバキ



毒が裏返り、死の危機を脱したバキ
完全復活の狼煙を李の屍の上に立てるのか!?



「ああ・・・・・・・・・
・・・・・・・・軽ゥ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まるで・・・・・・・・・あそこまで・・・・・・
一気に跳びあがれそうな・・・・・・・・・・・・」


すっかり元気になったバキ
健康体を満喫している真っ最中のようで
李海王を無視して天井なんぞを見上げております


李もどうしたらよいか分からず
「・・・・・・・・・・・・」と、呆然としながらバキを見つめます
そして、それに気付いたバキが相変わらずゆるい調子で李に詫びます


「ごめん すっかり待たせちゃって」


読者的にも「遅ぇぞチャンプッッッッ」って感じですが
これでようやく完全復活した主人公によるバトルが見れるようです


そして両掌にペッ ペッと唾を吐きかけ、パンッと手を叩くバキ

そう言えば、今のバキの唾には
先週飲んだ梢江ちゃんの涙が含まれていたはずです

つまり、これはさっきまで毒素が混じってたバキの唾と
梢江ちゃんの涙が混じった液体を手に馴染ませる範馬流毒手という事でしょうか?{ありえない}



「さァ すぐに」


頬骨が浮いているものの、引き締まった表情で李を見据えます
喩えるなら、筋肉質になった草なぎ剛とでも言うような風貌でしょうか?


散々脇に回されてきた李ですが
落ち着いた様子で軽く息を吸い込むと
内腿をパンッと叩いて舞うように前へ飛び出します

そして再びバキへ毒手の一撃を見舞おうと掌を上にしての変則手刀!

しかしバキは平然と手刀を出す腕が伸びきる前に、掌の付け根にてこれを受けます


これには流石の李も驚き
そして少しムカツいたのか、青筋を浮かべながら
空いている右毒手による掌打をバキに打ち込もうとする!
しかし、これもバキに手首を指二本で捕まれ、止められてしまいます


あまりの事態に声一つ立てられぬ観客
ならば裏をかいて足だ! と言わんばかりに蹴りを仕掛ける李
しかし、これもまたバキに読まれ、足の付け根を足で押さえ込まれてしまいます



「止めてる・・・・・・・・・
攻撃が形になる前に止めてる・・・・・・」


観客もこの驚愕の光景を目の当たりにしてざわつきます

相手の攻撃に力が乗り切る前に止める
毒が回復したとはいえ、筋肉が落ちているバキにとって
これは理想的な避け方といえるでしょう。ただ、実現できるかどうかは別として



「李が・・・・・・読まれてる」


兄の範海王も驚いています
相手の先を読んで対応するのは戦闘者として基本の行動
恐るべきは、それを海王相手に完璧に行ってしまうバキの格闘センスでしょう



「いずれにしろ・・・・・・
毒が裏返った・・・・・・・・・
それだけは確かなようだ」


攻撃の手を休めてトークに入る李
自分が不利なので仕切りなおそうって事でしょうか?



「陰と陽2つの毒素に君の―――――体内の何か
君の闘志によって脳から分泌された脳内麻薬か・・・・・・
あるいは そこに立つ恋人が流した涙によってもたらされた多幸感
そしてその昂ぶりから・・・・・・・・・・・・形造られてしまった化学物質か
あるいはそれ等全てが君の内部で出会ってしまい―――

化学反応を起こしスパーク・・・・・・・・・」



・・・え〜、なんか李さんが言ってる事は
どうやってバキが回復したかってのの仮説のようですが・・・

とにかく、バキが治った理由は
陰と陽の2つの毒素がバキ君の体内に入っちゃって
で、脳内麻薬とか多幸感、あるいはその昂ぶりから生まれた化学物質が
バキの身体に作用したorそれら全部が混ざって化学反応を起こしてスパークしたって事ですか







ゴメン。僕文系だから、さっぱり分からないや



そもそも説明になってない
気がしますが、そこはご愛嬌
つーか、烈が先週言ってた解毒に転じる条件ってのがそれでしょうか?

しかしまぁ、脳内麻薬とか多幸感とか精神の昂ぶりとか
なんだか麻薬服用後の症状みたいな感じなのばっかりですね


私には全く理解できなかった李海王の説明でしたが
オリバぐらい頭のいい人だったらこれだけで理解できるんですかね?

とりあえず、ドイルは治療のため、脳内で化学反応を起こしスパークしてるんでしょう


恋人いないから、婦警のコスプレで多幸感と昂ぶりをもたらして
闘志を燃やすために正拳の練習して、化学反応起こしてスパークして治癒


自分でも言っててワケが分かりません


ともかく、バキが解毒された説明は終わりました
いっそ説明しない方がよっぽど納得できた気もします



「わたしにとっては・・・
あまりありがたくないことが君に起こったようだ
永くこの道を歩んでいるが・・・・・・・・・・・・・・・
わたしにとっても初めての現象だ」


まぁ、こんな非常識が二度も三度も起こってはたまりませんが
擂台賽で海王が三連敗{予定}なんてのも中国拳法界初めての出来事でしょうし

もうここまできたら何が起こってももう不思議じゃないでしょう
もしかしたら、不条理繋がりでサムワンの一回戦勝ち抜けもあるかも?



「頭ァあんまりよくないんで・・・・・・・・・・・・・・・
言葉による説明ではさっぱりだけど
ただ・・・身体がね・・・・・・あんたをヤっちゃえって・・・・・・・・・」


痩せ細った体にパワーがみなぎっているのが分かります
薄くなった外側を突き破って内側から何かが吹き出そうなイメージです


とにかく、化学物質がスパーク云々よりはよっぽど説得力のある台詞です
格闘にあけくれるかセックスするかで勉強なんかろくにやってなかったでしょうし


ところで、バキ君も「中国語だし」って断ってますが
李は擂台に来るんだったら中国語理解できて当然とか思ってるんでしょうか?

烈や劉は英語や日本語も使いこなせてるようですし、意外と{失礼}頭がいいのかもしれません


しかしまぁ、なんかバキの発言も
李を格下扱いしてるような感じがするんですが

ひょっとして、まだ主人公による一進一退の攻防は見られないのでしょうか?



「言ったろう
決着は早ええって」


勇次郎が笑いながら言います


そんなご無体な


せめてもう少し見せ場が欲しいです
兄の範も弟のピンチに焦っているように見えますし
やはり、兄の涙で多幸感を与えて裏返すしか無いのでしょうか?


とにかく、バキの必勝宣言に李も青筋立てて挑発し返します



「おもしろい
やってみたらどうだ」


日本語によるバキの台詞に反応する李
つまり、李も日本語を理解できるって事なんですね
じゃあさっきも日本語で説明してやればいいのに


しかしまぁ、海王って、みんな語学堪能なんですね
頭いい代わりにどこか人格が破綻してる連中ばっかですが


そして即座に攻撃をしかける李
勢いよく手刀をバキめがけ打ち込みますが
何度打ってもその攻撃は紙一重のところでかわされてしまいます


ただ、細ったとはいえ毒の拳で擦過傷ができてるんですけど

もうバキには毒が通じなくなくなったって事なんでしょうかね?


なら、同じような理屈で




もう勇次郎に麻酔銃は通じなくなったってのも考えられそうです{笑}


そして、バキは毒手刀を散々かわし続けた後
なんと、飛んで来る毒手の中指目掛け平拳を打ち込みます!



「・・・・・・・・・ッッッ」


砕ける己の拳を見て呆然とする李
その次の瞬間、バキのアッパーがアゴを射抜く!!


なんかイっちゃった目になった李海王
これで完全決着か!? ってところで次号に引き。そして次号休載


・・・まぁ、まともな試合は二回戦以降に期待して
とりあえず今はバキが完全復活した事を喜びましょう


今回、ガリガリのまま復活してましたけど







二回戦始まる頃には何故か元の肉体に戻ってるかもしれませんし



どうでもいいですけど、恋人の涙飲んで多幸感味わえるって

かなりアブノーマルな趣味をお持ちですねバキ君


次は○○○を食ってさらなる『幸せ』を得るのでしょうか?
{最低}