バキ
第182話『祈り』
アニメ研究会の合宿に行ってきたわけですが
『バキ』に関しての意見は一部ではあまりウケが宜しくありませんでした
まぁ、「中国行った辺りの展開がよく分からない」とかって意見もわからないでもありませんし
最大トーナメント編の頃のストーリーが一番面白かったってのも、別に私としても異論は無いのですが・・・
だから最大トーナメント編アニメの話はするなと何度も言ってるだろうがお前ら
集団の属性的に、バキの話題になるとどうしてもコレを避けて通れないんだよなぁ・・・
まぁ、それはともかく今週のバキのお話
あの後、結局烈海王は納得して控え室に帰ったのでしょうか?
師に恥をかかせないために大人しく控え室に帰ったんだとは思いますが
二回戦で勇次郎とあたるように組み合わせ変えろって主催者に詰め寄るぐらいはやりそうです
そう言うわけで、一回戦第二試合は
烈と誰かの試合になるんじゃないかな? と予想し
ワクワクしながらページをめくった私の目に飛び込んできた名前は
龍王券の使い手、巨人・除海王と
魔法滅土Jr
・・・誰だこのコミックドラゴンの漫画に出てきそうな名前のキャラは?
一瞬、サムワン海王が『キン肉マン』七人の悪魔超人編のプリプリマンみたいに無かった事にされたのかと思いましたが
その次のコマでアナウンサーが
「2試合めの発表だッ
ボクサーVS巨人 除 海王ッッッ」
と叫んでいたので、この名前は『マホメドJr』と読む事が分かりました
まったく、危うくドラグスレイブとか読み仮名振っちゃうところでしたよ{それは竜破斬}
まぁ、これぐらいの当て字ならいいでしょうね
怒李庵とか、なかなかセンスが光っている名前だと思います
少なくとも
ライトニングボルトに『雷光放電』って当てる聖闘士星矢Gより百倍はセンスいいと思います
個人的にはサムワンにどういう当て字当てるか気になります
そしてその頃闘技場へ向かう廊下では
魔法滅土Jrがウォーミングアップの真っ最中です
なんか微妙に顔が老いてますが、それだけ真剣にやってるって事でしょう
そして一通りメニューをこなしたJrが一息ついていると、何者かが背後から「あの・・・」と声をかけてきます
「覚えてますか
東京で逢った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
忘れたくても忘れられぬSAGAを背負った女、松本梢江
しかしマホメドJrはそのまま「・・・・・・・・・・・・・・・」と呆けてしまいます
やはりSAGAを読んで無い人間には認知度はこんなものなのでしょうか?
しかしJrは彼女の手に握られてる人形を見て瞬時に思い出します
なんか大事そうに握られてますが、多分下半身部分は握り潰され、捻じ切られてます
「オオ―ッ ナンテコトダ
君モ来テイタノカ」
「驚きました・・・・・・・・・・・・・・・
あなたが出場することを知って・・・・・・・・・」
「ハハハハ ダイジョーブボクガ優勝スル」
なんか微妙にかみ合ってない気もする挨拶ですが
梢江ちゃんの不安を感じ取ったのか、Jrが優しく問い掛けます
「誰ガ出場ンダイ?」
そして詳しい説明シーンを端折って再びJrの台詞
「オドロイタナ・・・・・・・・・・・・
範馬刃牙ガ君ノ恋人ダッタトハ・・・・・・・・・
シカモ・・・・・・・・・彼ハベストデハナイ」
分かりきった事ではあるが、やはり改めて言われると不安が止まらない
そして涙と鼻水も溢れて止まらない。俯いたまま顔をグシャグシャに濡らす梢江ちゃん
そんな梢江ちゃんの顔の高さまで屈み、グイ・・・・と腕を握ってやるJr
「ダイジョーブ
ミスター刃牙ノ無事ヲ私ト祈ロウ」
そして梢江ちゃんをしっかりと抱きしめるJr
「イイカイ 祈リトハ
出来ソウモナイコトヲ願ウ
ムシノイイ心根デハナイ
必ズ実現サセルト誓ウ決意」
そう語るJrの表情もまた強い決意を思わせるもの
まぁ、一回戦はともかく二回戦の相手は勇次郎ですからね
これほどの『決意』がなければ、相対する事すらかなわぬのでしょう
そしてJrはゆっくりと梢江ちゃんから離れ
梢江ちゃんの目の前で祈るように跪きながら言います
「彼ガ私ト当タルマデ・・・・・・・・・・・・
ソシテ私ト当タッタナラ・・・・・・・・・
必ズ無事ニ終ワラセマス」
まぁ、むしろ次の試合無事で済むのかって話ですけどね
このイベントで勇次郎VSJrの戦いはかなり期待度がアップしましたね
そして次のページではまったく期待されていない除海王との試合です
「ほんとうにデカいッッ
天を撞く巨人ッッ 除 海王ッッ」
片やッ拳闘流拳法 マホメド・アライJr」
ここでマホメド・アライ流と表記しなかったのは
またモハメド流とか表記ミスするのを防ぐためでしょうか?
まぁ、最大トーナメントでも烈は『中国拳法』で括られちゃってましたからね
解説者にとってみれば中国拳法以外の武術の内訳はあまり重要ではないのでしょうか
そして、小坊主の手によってドラが思い切り鳴らされる
「闘いを告げる銅鑼が・・・ッッ
今日初めて鳴らされたアァァッッ」
第一回戦は劉が不意打ち気味につっかけた感じですからね
烈の乱入といい、百年に一度の大舞台に対する気配りが見られません
まぁ、蛮勇揃いのトーナメントですから、ある意味それが正しい進行なのかもしれませんが
見開きで対峙する除とJr
己より遥かに大きな相手にどう挑むのでしょうか?
そしてその拳はバンテージによる最低限の保護しかしていません
ボクサーとして闘うアライにとってはやや不利な状態であると言えなくもありません
そしてJrが除の間合いに入った瞬間
その顔面目掛けて大振りな蹴りが放たれる!
「シィッ」との掛け声とともに、その表情はジャックそっくりです
と言うか、テコンドーの李猛虎ですら
ボクサー対策として射程外の攻撃に拘ったのに
いきなり顔面を狙って蹴りにいったのはどういう事でしょうか?
蹴りに慣れてないボクサーを秒殺するためとも言えなくもありませんが
いくらなんでも大擂台賽参加有資格者に対し、海王としては少々お粗末な選択です
当然、そんな攻撃が当たるはずもなく
あっさりとかわされるばかりか、カウンターで股間に一撃を入れられました
「打倒ォ〜〜〜ッッ
打倒ォ〜〜〜ッッ
早くも決着ウウッッ」
無様に転がってしまう除海王
海王を名乗る身にしてはあまりにあっけない敗北
もう一回洋王あたりからやり直した方がいいんじゃないでしょうか?
まぁ、もしかしたらアライの拳撃が凄すぎて
コツカケも意味を成さない程の衝撃だったのかもしれませんが
彼の強さに関して一切の描写が無かったため、そこら辺の攻防は判断できません
しかし来週は誰と誰が当たるのでしょうか?
なんだか『海王』が再生怪人みたいな扱いになってますが
ここらで再生怪人の親玉、烈海王の試合が拝めるのではないでしょうか?
正直、準決勝で勇次郎と当たるとなると
一度バキに破れてるだけに直接対決は大変でしょうが
せめて郭海皇や範海王の噛ませにならないよう祈ろうと思います
で、祈りってのは必ず実現させると誓う決意なので
とりあえず板垣先生に嘆願書でも出そうかと思います{ヤメロ}
とにかく、最近秒殺が続いてしまってるので
ここらでピリッと引き締めるためにワンアクション欲しいですね
病弱モードのバキが雑魚海王相手に苦戦するとかでもいいんですけど
勇次郎と決勝で闘う{多分}ので、出番は大分後の方になると思われますから
読者に期待を持たせると言う意味では
同じ秒殺でも、郭海王あたりがやれば大分印象が良さそうです
とりあえず新キャラに「コイツは強そうだな!」ってイメージを持たせる事が必要ですから
まぁ、これで逆に対戦者がサムワン海王だったら
どれほどの噛まされっぷりが拝めるのか逆に楽しみですが