バキ
第175話『勝利宣言』

今週号のドカベンでは岩鬼が
オールセントラルがオールタイガースやなんてこのわいが許さん!!


と怒り狂っておりましたが


大雷台賽参加者の何割が最大トーナメントの出場者と被るんでしょうか?


実力次第で誰でも出られるそうですからね

とりあえず、神心会はでしゃばるでしょうし
徳川のじっちゃんもこのまま黙っているとは思えません
果たして、どんな展開になるんでしょうかこの拉致被害者編は



「ダメェェェッッ」


範馬勇次郎参戦を聞き
ショックで顔を抑えて立ち上がる梢江ちゃん
烈と劉、二大海王が声を出す事もできない迫力です

そのまま顔を伏せて周囲を威圧する梢江ちゃんを無視し
バキ君は4コマ漫画のようなコマ割で簡単に感想を述べます
ちなみに、単なるコピー絵かと思ったら汗の位置とか背景の煙とか
微妙に違っているという芸の細かさ。板垣先生、無駄に小ネタ仕込んでます



「そうですか・・・・・・・・・・・・・・・
親父が出場んですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


汗だくになっているバキ君
淡々とした台詞と裏腹にショックなのか?
それとも単に中華の味付けが辛かったりしたのか?
隣の梢江ちゃんのプレッシャーに汗腺が反応しているのか?



「君の父親が持つ”地上最強の生物”の称号――――
この地 中国まで届いている 我々は海王の名に賭け
範馬勇次郎氏を歓迎するつもりだが・・・・・・・・・・・・烈よ
君が日本で見た勇次郎氏の印象を語ってくれぬか」


「彼の参戦は栄えある我 中国武術史―――――
未曾有の一大事件かと・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


前回の中国は広い云々といい
烈先生、まともに相手の質問に答える気は無いんでしょうか?

まぁ、今更なんですけどね
烈先生は独自の思考に沿って生きてますし
ただ、巻き込まれた方はたまったもんじゃないだけで


「質問の答えになってはいないが・・・・・・
それほどの実力の持ち主ということかな」


シリアスな表情のバキ
顔を覆って震えている梢江ちゃん
何故か薄ら笑いのまま語っている烈先生



「例えるなら・・・
大国が仕掛けてくる近代兵器による武力に対し――――
我々拳法家が素手のみを武器に戦うことに似るかと・・・・・・」


確かに絶望的な戦力差です
ベトナムのゲリラだってナイフぐらいは使ってましたし
裸足のゲンだってB29落とすのに竹やりぐらい使うでしょうに

その言葉に、もう笑うしかない劉海王



「カッカッカッカッカッこれはこれは
ならばもとより結果は見えているではないか」

「はい 我 中国武術の圧勝かと・・・・・・」




んなこたぁ無い{タモリ調}


何でしょうかこの人達は?
百歩神拳で戦闘機落とす気でしょうか?
いや、実際にやりかねないところが逆に怖いんですが
むしろ「貴様は中国拳法を嘗めたッッ」と手裏剣で空母を沈めそうです
じゃあなんで清国は日清戦争ん時に日本軍に負けちゃったんですかね?

あの時は拳法家がみんな寺に引き篭っちゃってたんでしょうか?

ともかく、烈先生のぶっ飛んだ発言により
ショック死でもしたかのような表情になるバキと
威圧を止めて涙でびしょ濡れになった顔をあげる梢江ちゃん

つーか、烈先生もいくら鎬昴昇に
「今の私なら烈海王にだって勝てるッ」とビックマウス叩かれたって
わざわざそれをさらにスケールアップした発言とかしなくてもいいですのに

一瞬、烈先生は酸素欠乏症にでもかかっちゃったのかと思いましたよ
{「この拳法を覚えさせればバキの性能は今の三倍に跳ね上がるんだ!!」}



「さて・・・・・・
夜も更けてきた・・・・・・・・・」


劉海王がそろそろ宴をお開きにしようとその時
一人の僧が「対不起{失礼します}ッッ」と声をかけてきました

「老師」と言いながら劉海王に耳打ちする僧



「なんと
カッカッカッカッカッ
まったく愉快な夜だことよ」


そして少林寺の前に立つ一人の男
黒いズボンを履くこの男の正体はまさか・・・?



「今しばらくお待ち下さい
ほどなく道主がまいります故」


一人の層が穏やかに対応します
あと、隣にいる張がとても哀れを誘います
末堂とか加藤とかは生死不明だのなんだの騒がれてますが
こんな扱いで出されるぐらいなら生死不明のままの方がいいかもしれません

でももしかしたら、中国編での解説役兼驚き役になれるかも?
雷台賽に本部センセと加藤が参加希望してきたら速攻でお役ご免になりますが

それはともかく、謎の男の正体は何とマホメドJr
どうやら、勇次郎を怒らせたため日本にはいられなくなった模様



「スミマセンね 無理言っちゃって
しかしさすがですね―――
こんな時刻にも対応してくれて・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「お待たせした」


軽口を叩いてるJrの前に劉が現れ
修行僧達は一気に左右に分かれ、道を開けます
どうでもいいですが、Jrの口調は丁寧な言い方なんですけど
妙に気に障るような気がするのは気のせいでしょうか?



「・・・・・・・・・・・・・・・
でけェ〜〜〜〜〜〜・・・・・・」

「ほう・・・・・・
たしかに偉大な拳撃家
モハメド・アライ氏と瓜二つ」



劉海王の巨体に驚くJr
父とそっくりな息子の姿に驚く劉海王












モハメド・アライで定着してる事に驚く読者


そのうち、普通に『モハメド・アリ』に摩り替わりそうです
板垣先生、ひょっとして確信犯的にやってるんですかねコレ?
だったら訴えられる前にやめておいた方が懸命かと思われます



「100年に一度の大雷台賽
中国籍を持たぬ者も出場可能と聞きました」

「おっしゃる通りだが・・・・・・ただ・・・・・・」

「実力を見せろと・・・・・・・・・」

「君の父親がそうしたようにね」


Jr、また嫌な顔になっています
どうも父親の話題になると嫌な顔をする様子
偉大すぎる父親にコンプレックスでも持ってるんでしょうか?

ともかく、中国拳法VSアライ流拳法です
4000年かけて先人達が練り上げてきた拳法と
世界でもっとも偉大なボクサーが二代で完成させた拳法

ただ、イマイチ盛り上がらないのは
アライ流拳法が今までろくに活躍した事が無いからでしょう
せいぜいJrがデイブを瞬殺した程度です。他は全部引き分けか負け

寺の一室で向かい合うJrと僧
その様子を傍から見守る僧達と劉海王
Jrはグローブをつけてステップを踏んでいます



「大雷台賽がもし30年前に行われていたら
是非君の父親にも出場してもらいたかったが・・・・・・
よろしいのかなその詰め物をつけたままで」

「この人が相手なら」


中国拳法を嘗めきったJrの態度に「フフ・・・」と失笑をもらす劉海王
相手の人も少なくとも張よりは強そうな感じですし、油断は禁物だと思います



「斗ッッ」


開始の合図がかかったその頃
バキと梢江ちゃんはベッドで抱き合っていました
ちなみに、梢江ちゃんの手にはまだ持っていた神様人形
拉致られてきたのに持ってるって事は、あれからずっと持ってたんですね
ただ、ストレス発散用にでも使ってたのか、すっかりありえない形にひしゃげています
大雷台賽で勇次郎と再会したら、Jrもこれと同じ形に畳まれちゃいそうなので、ある意味呪詛かもしれません



そして試合で相手の僧が取った行動は・・・なんと!


猪狩・アライスタイル!!


もう、Jrにとっては逃れられない宿命のようです
相手の僧や劉海王もしたり顔で「さァ・・・」とか言ってます
この形に対する対処法は、以前一応の決着は見せたワケですが
今度は逃げられない状態でこのスタイルにどう立ち向かうかが命題です
私としては、それを勇次郎との戦いの時にやってもらいたかったのですが
まぁ、とりあえずこの噛ませ犬臭がプンプンする僧に頑張ってもらう事にしましょう

もしかしたら、懲りないJrは再び
「よかった 何事もなくて・・・」とか言い出して逃げるかもしれません
そして大雷台賽には不参加。仕方なく観客席で張と一緒に驚き役に徹するとか

勇次郎もガキどもの親友云々とか言ってますしね
バキの親友といえば、まず思いつくのが生死不明の加藤ですし
将来驚き役に成長するであろうJrのその後を見越した台詞なのかもしれません

とりあえずあれですね
相手に寝られるのがJrの運命ならば
もしバキが復活した後に戦闘する事になったら


まず、バキがJrの目の前で寝る









その上に全裸の梢江ちゃんが覆い被さる


目の前で視覚的拷問を施され、とても膠着状態ではいられないJr
普段なら硬直するはずのイチモツが、二度と立てなくなりそうな程のダメージ
判定があればバキと梢江ちゃんに軍配が上がる状況にJrはどう対処するのか!?
って感じの内容の試合を、再びヤングチャンピオンで連載してみるのはいかがでしょうか?


とりあえず、Jrがこのままへっぽこで終わるようなら大雷台賽では









ドリアンとやらせれば面白いと思います


とりあえず、赤ちゃんモードになってますが
今でも張クラスぐらいの相手になら勝てると思いますし
予選として参加希望者と戦わせて見るとかするといいと思います

勝てばキャンディーをやるとか言えば喜んで戦いそうですし
そうやって無理矢理にでも出さないと、ますます死刑囚編の存在意義が薄れますから