バキ
第167話『遅すぎた!?』
『バキと安藤の再会!!
しかし、そこに容赦ない現実が突きつけられる!!』
の『容赦ない現実』とは、松本梢江の事でしょうか?
まぁ、梢江ちゃんに無いのは容赦よりもまず萌えとかそういうのなのですが
アニメ版の姿と比べると、痩せたバキも真っ青な変化だと思います{大きなお世話だ}
久しぶりの出番で喜べばいいのか
恐怖のバカップル来襲を嘆けばいいのか
安藤さんの立場も色々と複雑なものがあるでしょう
「バキ・・・・・・おまえ・・・・・・・・・」
山暮らしで色々溜まっているはずなのに
目の前の女子高生よりも知人の体調の方をまず心配する
まぁ、それはただ単に梢江ちゃんを無視したいだけって話もありますが
辛ェだろ 萌えがねェとなって感じでしょうか?
まぁ、そんなのバキSAGA読者の方が辛かったワケですが
バキ君はバキ君で、あくまで冷静に返答します
「ちょっとヤセちゃって・・・・・・・・・・・・・・・」
あの時食べられた200キロの食料が見る影も無くなってしまった
そんな幽鬼のようなバキに、安藤さんはシャツを脱ぐように指示します
やはり、山男的には梢江ちゃんよりもバキの方がそそるのでしょうか?
服を脱ぐバキ
全身はますます痩せ細り
肌が毒々しい色に変色しています
その痛ましさに、梢江ちゃんも思わず目を背けます
あるいはそれは、この場で欲情しないための処置なのかもしれませんが
「毒だ
天然だな・・・・・・・・・
自然物による毒・・・・・・・・・・・・・・・そして・・・・・・」
「病院では治せない・・・・・・・・・」
病院で治せなければ飛騨の山奥に来るんでしょうか?
つまり、バキは紅葉よりも安藤さんを信頼したと言う事でしょうか?
紅葉さんが聞いたら、嫌がらせで飛騨に枯葉剤を散布しかねません
「その辺に座ってな」
そう言って、棚から怪しげな漢方薬を取り出し
柳さんみたいに手馴れた手つきで調合を始めまる
一人暮らしの山男の智恵とでも言うところでしょうか?
ただ、調合が目分量っぽいところがちょっと気になります
でも漢方薬っぽいもの使うなら
烈先生に調合でも頼めば良かったのに
下手をすれば、紅葉さんと一緒に烈までやってきて
「貴様は中国拳法を嘗めたッッ」と、一服盛られるかもしれません
やっぱり、落ち着いて静養するには安藤さんのところが一番かもしれない
ジャック兄さんに相談した日には
「そんなもん一本打てば治っちまうんだよ」
と、怪しげな薬を大量に打たれてしまう可能性があります
後ろには紅葉もいる事だし、そのまま人体実験直行コースです
「ゆっくり・・・・・・・・・・・・
イワナでも釣りながらよ
何日でも休んでったらいいや」
余計な事は何も言わない
山男と言うものの優しさが感じられる一言です
まぁ、幼年編のラストでは勇次郎に何も言う前からボコられてたワケですが
梢江ちゃんは顔を覆って泣き出し
バキは死相が浮かびまくった顔で礼を言う
だが、下手をすれば本当に何日も居座りそうな気配です
出来た薬をバキに手渡す安藤さん
「苦ェぞ」
まぁ、良薬は口に苦いものですが
バキのリアクションも凄まじいものがあります
やはり、苦ェだろう 愛がねェとなって感じでしょうか?
梢江ちゃんに口移しで飲ませて欲しいって影のアピールかもしれません
とりあえず、心底不味そうな顔で「まず・・・・・・」と言ってます。何だか食欲が無くなりそうです
そして、薬を飲んだ後は
本当にイワナでも釣ってます
やっぱり何日でも居座りそうな気配です
どうでもいいですけど
恋人が二人きりでイワナ釣りなんて
とても爽やかなイメージがあるんですけど
なんか、妙におどろおどろしいのは気のせいでしょうか?
そして、日が沈むまで山奥デートを楽しみ
夜は安藤さん特製の苦薬を一気に飲み干す
口移しをしようとしないのは彼らの最後の良心だろうか?
あと、梢江ちゃんは何を食べたんでしょうか?
熊の刺身でもワサビと一緒に食べてたんでしょうか?
バキが痩せた代わりに、梢江ちゃんはデカくなるかもしれません
そして夜、一緒の布団で寝る恋人達
独身男{安藤さん}に対する気遣いが欠片も見られません
さすがにバキ君の身体がボロボロなのでヤってはいないでしょうが
もしこの状態でも構わずヤってたら、それはそれで『さすが』と言えるでしょう
まぁ、そうだった場合は、ソレが原因でバキ君が死にかけてるんだと思いますが
とにかく、気まずそうに外でタバコを吸う安藤さん
しっかり代用の灰皿を使っているのが山男のマナーです
これが原因で山小屋が火事になってもそれはそれで面白いですが
そして、星空を見上げ、一人ごちる
「バキよ
遅すぎたぜ」
何だか、本格的にヤバくなってきた様子
だったら始めから飛騨に来れば良かったんですが
まぁ、家でゴロ寝してた部分もある意味自業自得でしょうし
もしかしたら打たれてた時点で手遅れだったのかもしれませんが
ともかく、安藤さん的にはもうどうしようも無い段階になっているようです
もう、星空に刃牙の顔が浮かんで笑顔でキメている段階なのかもしれません
しかし、悲観的に考えてはいけません
せっかく同時進行でマホメッドJrの話が出ているんです
これからバキが助かって戦うって展開が濃厚になっているのです
SAGAまでやっといて、これで死なせたらあの拷問は何だったんだって話です
と、言うワケでやや楽観的に考えてみると
安藤さんが「遅い」と言ったのは容態の事では無いのかもしれません
そう
バキがイくのが遅かった
2ちゃんねる情報ですが、風俗とかでは
遅漏は早漏よりも嫌われるらしいですからね
SAGAの時点では結構早かったように思えますけど
アレからイロイロあって遅漏へと進化{?}したのかもしれません
それが元で二人の仲が壊れやしないか
優しい安藤さんはそれを憂いているのかもしれません
そうすると、安藤さんは逆にかなりの早漏なのかもしれません
まぁ、安藤さんには夜叉猿ぐらいしか相手がいないので関係無い話でしょうけど
もしくは、終わるのが遅かったと言う話があります
なんせ、何日も何日も与え続けた筋金入りのバカップルです
ひょっとしたら、24時間ヤり続けてた可能性も無いワケではありません
そりゃ安藤さんも外でボ〜ってタバコ吸って、遠くを見つめたくもなるものです
そう考えると、安藤さんの背中にとても哀愁が漂っているように見えなくもありません
まぁ、あんまりシモネタがクドいと引く読者が出るのでこの辺にしときますが
なんせ、シモネタは無限に出てきますから、引き際ってのを見極めなければなりません
引き際を見誤ると、ガイアにボコられて死刑囚の中で最も情けない最後を迎えちゃったりしますし
さて、時代は再び遡り
マホメッドJrと勇次郎のファーストコンタクト
どうでもいいですが、背景に豪華な調度品があるって事は
ここはアメリカにいるマホメッドの自宅なのでしょうか? 猪狩との勝負は?
それはともかく、いきなり会わせられた少年に驚く勇次郎
息子自慢をさせられるのではないかと内心ヒヤヒヤしているのでしょうか?
まぁ、未来では勇次郎自体がはた迷惑な親バカぶりを見せつける事になるのですが
「わたしの子
というより・・・・・・・・・・・・・・・
わたしの・・・・・・・・・・・・夢だ」
夢って事は、息子でアライ流拳法を完成させようって事でしょうか?
それとも、「息子の成長が俺の夢だ」って、微妙に良い話に持ち込む気でしょうか?
どうでもいいですけど、この頃からあのキン消しモドキ持ってたんですね
梢江ちゃんが今もコレを大事に持っているのかどうかは分かりませんけど
ひょっとしたら、もう握り潰されてるって可能性もありますから
でもまぁ、もしかしたらこのキン消しが後々重要になるのかもしれません
こうやって妙にしつこく小道具が出されると、後で重要になるってパターンがありますからね。例えば
毒手とか
どんな小さいコマでも毒手は描かれてましたからね
昔は、雑巾を貶めるためにわざと飾ってるのかと思いましたが
あ〜やって何度も印象付けた事で、今はかなりのキーになってますからね
まぁ、本体の柳さん自体はあっさり退場したわけですが
死刑囚最後の一人にしては、スペックよりもカッコ悪い退場の仕方でしたし
もし今再び人気投票をすれば、毒手の方が柳さんより順位が高いかもしれません
とにかく、来週は勇次郎メインっぽいですからね
バキの生死がはっきりするのは当分先の事になるでしょう
でもまぁ、私的にはそんな事はどうでもいいと思うんですけどね
未だに生死不明の末堂に比べれば
もしかしたら、後で超パワーアップして登場するかもしれませんが
バキと同じように生死の境から生還して、バキと同じぐらいの力を得るとか
インドに行って虎を殺して帰ってくるとか、独歩と一緒に山に篭って特訓してるとか
実は末堂がラスボスだったとかだったら、この行方不明も納得できるかもしれません{無理}
まぁ、勇次郎を倒して終わり、とかだったらいつ終わるか分かりませんが
末堂で始まった物語を末堂で終わらせると言うのも意外とアリかもしれません
それで新連載で『ユウジロウ』を始めれば読者も納得するでしょうし