バキ161話
『圧倒!!』
扉絵のバキの瞳孔が心なしか開いて見える
表紙ではあんなに血色良かったのに・・・
まぁ、今週の彼の出番は表紙と扉絵だけなのですが
あと
『最大最悪の試練!!
「死」という圧倒的強敵に刃牙はどう挑む!?』
とか、こんな書き方されると
勇次郎は死を克服して不死身になっちゃうんじゃないだろうか?
とか思ってしまいます。スペックみたいに外見年齢まったく取らなくなるとか
まぁ、それはともかく
デイヴと対峙するミスター
リングの上で軽くステップを踏み
ノーガードのまま真っ直ぐデイヴを見据える
「百戦錬磨のデイヴが
自ら”自分とは格が違う”と認めること男
興味深いッッ このヤサ男があの怪物デイヴといったいどう戦うのかッッ」
デイヴさんってそんなに強いんですかね?
個人的には、最大トーナメントに呼ばれなかったって事で
ある意味栗木拓司よりも弱いんじゃないかと穿って見てるんですが
でもまぁ、呼ばれても行かなかったし
徳川のじっちゃんもそれほど熱心に呼ばなかったって事で
金竜山とどっこいどっこいぐらいかな? って思ってるんですけど
そうこう考えてるうちに
ミスターの顔面めがけ、デイヴのワンツーが放たれる
素手のため、当たったらタダではすまないだろう。本当に殺す気でいっているようだ
しかし、ミスターはその豪打に対し
まるで止まって見えているような目線で追い
上半身の動きだけで難なくかわしてしまっている
さらにデイヴのコンビネーションが続き
ミスターにハイキックを叩き込もうとする
だが、顔面に打撃を食らい、吹き飛んだのはデイヴの方だった
ロープ際まで殴り飛ばされるデイヴ
それを見たトレーナーがミスターのファイトスタイルを考察する
「ボクシング!!?
バックステップの体勢からハイキックに合わせた右ッッ
ダフなデイヴが一パツでスッ飛んだッッ」
顔に青筋を立てながら起き上がるデイヴ
「デイヴがブチ切れた・・・・・・・・・・・・
ああなってからのデイヴはやっかいだぞ」
あれだけ慇懃な態度だったくせに一発殴られただけでキレるのもどうかと思いますが
まぁ、普段大人しい生徒の方が怖いって言いますしね
とりあえずデイヴはカルシウムをもっと取った方がいいと思います
通常、ボクサーの弱点と呼ばれるローキックを放とうとするデイヴ
しかし、李猛虎のように相手の射程の外から削ろうと言うつもりではない
ミスターの絶妙な見切りでローキックはかわされるが
それは囮だと言わんばかりの勢いでデイヴがタックルをする
「タックルッ」
「ナイスタイミング・・・」
デイヴが触れるか否かの刹那
掬い上げるようなアッパーがデイヴの顎を捉える
座布団のようなグローブでの打撃だと言うのに
デイヴの口からはマウスピースが飛び出し、上体が浮く
そこへさらに脳を揺らすような一撃がデイヴの顎に叩き込まれる!
通常、グローブでの打撃は相手に脳震盪を起こさせやすいと言いますが
それを差し引いても、デイヴを一撃で倒してあまりある威力の見事な一撃でした
ゆっくりと崩れ落ちるデイヴ
結局、ミスターの身体に触れる事すらできませんでした
圧倒的な格の差を見せ付けての勝利です
トレーナーもその凄まじさに思わず声を洩らします
「ボクシン・・・・・・グ?」
「NOォ・・・・・・・・・・・・・・・」
これはボクシングではない」
これがボクシングじゃなけりゃなんなのでしょうか?
ボクシングのリングでルールで陸奥園名流をやっただけとでも言うつもりでしょうか?
ミスターの元ネタはモハメド・アリだと言われてますが
まさかここでいきなりボクサーである事を否定されるとは思いませんでした
まぁ、斗羽さんみたいに、デイヴと喧嘩しにきただけ、とかそんな理由かもしれませんが
とにかく、来週の前半でミスターの真意が明かされ
刃牙の生き死にに関する話題に戻ると思います
なんか随分レビューがあっさりしてしまいました
今までは『これで来週バカップルがでてきたらどうしよう?』
と、とりあえずバカップルをネタにしてお茶を濁す事もできたのですが
これは、板垣先生が暗に
「刃牙のありがたみを思い知れ」
ってメッセージを読者・・・いえ、我々レビュアーに向けているのかもしれません
なんせ、アッパーズの目次で
「本部が強くて何が悪い」って書いたお人ですから
まぁ、これで来週
刃牙の葬式とミスターへの主役引継ぎがあったら笑うのですが
まぁ、その場合、梢江ちゃんが柳を殺しに行きかねませんけどね