バキ
第131話『毒功完成』

エロばっか書いてて虚しくなったので
週刊の方のレビューも始める事にしました

前回のレビュー書いてないので
とりあえずあらすじを書いておくと

バキと梢江がヤっている間に徳川のじっちゃんが
死刑囚の一人、柳龍光の師匠である国松先生に
空道について聞きにいって圧倒されっぱなしでした

いや、徳川さんも
決して薄いキャラじゃないんですが
国松先生のキャラが圧倒的に濃すぎるんです
とても実在のモデルがいるとは信じられないイカレっぷり

そんな国松先生の空道講座が今週も続きます

「空中で・・・和紙を捕える・・・って・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

驚くじっちゃんに空中で和紙を捕える方法を教える国松先生
理論を説明した後、どこか別の場所にいる柳が無言で実演

師弟の息はピッタリのようです

床に置いたわしと掌に空間を作る
そして次の瞬間には和紙が手に張り付いて
さらにその和紙を空中に放り、目の前に落ちてきたところで
再び掌に和紙を吸いつけてしまう、まさにイリュージョンです

ひとしきり空掌の説明を終え
「ひゃッひゃッ」と怪しげに笑う国松先生に
じっちゃんが続けて毒手についての教えも請おうとする

すると、国松先生はぴたッと笑うのを止め
真顔でじっちゃんに対して尋ねる

「あんたァ・・・・・・・・・・・・
その歳で毒殺でも企んどるのかね」

その迫力におされ、じっちゃんも
いやいやいやいやまさかまさか」と
結構必死になりながら否定します

まぁ、当然ですよね
徳川のじっちゃんは暗殺など企みません














むしろされる側なのですから


この老人のせいで、一体今まで
何人の格闘家が不幸になった事か・・・
畳の上で死ねるとは本人も思っていないでしょう

イマイチ何を考えてるかわからない国松先生ですが
大麻を吸いながらポツポツと毒手の説明を始めます

「放したところでできるハズもなく・・・・・・・・・・・・
聞くだけ無駄というものではあるが・・・・・・・・・・・・」

そして再び毒薬作り中の柳とザッピングしながら説明が続きます

「正確に計量した薬物―――――
天然の毒虫や毒草といったところですな」

その通りに天秤で原料の重さを測る柳

『鉄鍋のジャン!』の作中では
箸でつまんだモヤシの重さを正確にあてていましたし
柳なら掌の上に乗せただけで正確に計量できそうな気がするんですが
まぁ、万全には万全を期しているのか、それとも生の虫を素手で触りたくないのか

柳は原料をすり鉢に入れると
ゴォリゴォリと丹念にすりつぶします

「程よく混ぜ合わせたものを砂に合わせるんですな」

すり蜂にお湯を注ぎ
できた液体を砂の入った壷に流し込む

「これを数回繰り返すと毒砂の完成ですわ」

壷の中にあるのは
見るからに毒々しい色の砂

そして柳は壷の前に立ち
ザクッザクッと抜き手で砂をつく

修練の間はまったくの無言なれど
顔にかいた汗がその苦行の凄まじさを物語っている

「しかしそんなことを朝から晩までやっていたら
その・・・毒に侵されるというか・・・・・・」

じっちゃんがもっともな問いをします

すると、別の場所の柳が洗面器に手を浸します
この行為は毒を中和させるために洗薬をしているのです
どうでもいいですが、何故この洗面器は変形してるですか?

「毒砂と洗薬・・・・・・・・・・・・・・・これを・・・・・・
日中は七分毎夜間は九分毎繰り返し繰り返し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

なるほど、毒手の修行は不眠不休ですか
つまり、毒手が完成する時というのは

































繰り返し・・・幾度も繰り返し
幾度も・・・・・・・・・幾度も・・・・・・・・・
やがて・・・・・・・・・幾度目か幾晩目か見失う頃


と言うワケですね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





ガン! ガン! ガン!
{右拳を壁に打ちつけながら激しく自己嫌悪}


ともかく、これは空道で最も苦痛を伴うもので
痛みに耐えかね手首を切断する者まででる壮絶なものらしい、そして

5日目に入り皮膚がサツマイモになり始める――――――

柳が『サツマイモの手』で
花をサモ・・・と握ると
なんと花が腐ってしまった





毒功完成というワケだ


これを読んで
ラーメンマンを思い出す人は多いでしょうが
私は拳児を先に思い出しました

まぁ、拳児はあくまで拳法の一つとして
淡白にやってたんでインパクトは薄いんですが・・・

インパクトで言えば
男塾に敵うワケが無いので
それは言いっこ無しというものです

最初は手に毒薬かけただけの奴を毒手と言い張ってましたからね

毒手の作り方を聞き
当然じっちゃんはその効果に興味を示す

「あの・・・もしその毒手で人間を打ったとしたら」

「肉が腐りますな」

「腐る・・・・・・ですか・・・・・・」

「骨髄も侵されますな

「それって・・・・・・」

「はァ・・・死にますな」

「死ぬっ・・・・・・て
アナタ・・・・・・」

「さァ・・・


わたしら殺法家ですから


ヒラッヒァッヒァッ」

こうもあっけらかんと言われては
さすがのじっちゃんも「なるほど・・・・・・・・」と言うしかない

ひょっとしたら
地下闘技場に空道使いが現れる日も
そう遠くは無いのかもしれません



場面は変わっていよいよバトル
柳が何者かに「お久しぶりですね」と声をかける

さぁ、ここからが週刊レビューの醍醐味です
私はここからが書きたくてこのレビューを始めたんです

柳が声をかけたのは誰だ?
やはり因縁の相手である渋川先生か?
意表をついて独歩や他の白格闘家達か?
なんなら本部や花田だろうとも私は一向に構わんッッッッ!!

さぁ、注目の柳のお相手は!!?























バキさん」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





ガン! ガン! ガン!
{壁に強く頭を打ちつけながら激しく慟哭}


振り向いて「あ・・・・・・・・・・」と呟く
見るからに間抜けな馬鹿っプルの片割れ

・・・私はこいつらが書きたくなかったからこのレビューを始めたんですが?

板垣先生、同時展開ってそういうワケですか・・・
バキがヤってる間に、柳は毒手を作ってたというワケですか・・・

無茶苦茶知りたくなかった事実です
そう考えながら今週号の柳の修練を読み返すと
今までのバキと梢江の秘め事がフラッシュバックしてきます











ここまでするか板垣先生?


最後のコマの柳の台詞である

「ワルいねお疲れのところ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

に何か深い意味を感じるのは気のせいですか?

凄く不吉な予感がしますが
まぁ、バトルがあるなら一応歓迎です
たとえそれが今まで人々を苦しめ続けた主人公であっても

できるなら来週の展開は
愛の境地を得たバキだけに

「梢江ちゃん! 合体だ!!」
と叫んで二人で勢いよく服を脱ぎ
かつてベトナムで勇次郎とジェーンが見せた
駅弁バリアのフォームでバキと梢江は柳に立ちはだかる

バキに攻撃しようとすれば
梢江ごと攻撃しなければならないが
毒虫を素手で触れなかった柳にそれは出来ない

むしろあまりな目の毒
失明の危険を感じた柳は戦略的撤退をはかる
そこへ両目とも義眼にして地の利を得た渋川先生が立ちはだかる、と・・・

・・・すいません
馬鹿が紙面に再登場したせいで
私の精神は想像以上にヤサグレてしまっているようです

とりあえず、来週の柳には
汚物は消毒だ~」とばかりに
梢江の顔面を毒手で打ってもらいたいです

そうすれば、もしかしたら
悪球が打てなくなった岩鬼みたいに
梢江の顔がアニメ版に見えるかもしれません
でもまぁ、そのまま死んでくれるのがベストなのですが

ともかく、来週は
渋川先生か勇次郎の乱入を期待します

いや、マジで