3月27日



「三月の日記ですにゃ〜

いやぁ、最近色々忙しいから大変ですにゃ〜」


「それはお兄ちゃんが社会人ににゃったのに、
未だに時間を蛇口捻れば無限に出てくる類のものと勘違いしてるからだにゃ」


「我輩はまだまだ子供の心が忘れられにゃいんだよにゃん♪」


「まったくもぅ☆ そろそろ2×(ピーッ)歳にゃんだから、
いい加減落ち着いてくれにゃきゃあたしも困っちゃうにゃ!!」


「・・・・・・・・・え? つ、通報しないと・・・・・・病院が先? 警察病院?」


「そこでこっち見るなりいきなりガタガタ震えだした娘
一体何にそんなに脅えてるんだにゃ?」


部屋にネコ耳幼女を連れ込んで、
語尾に「にゃ」とかつけて話し合ってる23歳のデブキモオタクにです

・・・誰なんですかその子? 新しい相方ですか? それとも未成年者略取ですか?
・・・後者なら、ちゃんと更正してシャバにお戻りになるまで待っててあげますから、正直に告白して下さい」


ラジオペンチの先端を喉元に突きつけながら言うにゃ
ちっとも信じてにゃーだろテメェ。つーかこの子はお前も知ってる奴にゃ」


「・・・私の知り合い? こんな愛らしい子なんて私知りませんよ? ねぇ?(幼女の頭を撫でながら)」


「・・・・・・知らないって言うわりにはいきなり馴れ馴れしいにゃ」


「あっ、これは失礼しました(目線を合わせるようにかがんで)
初めまして・・・でいいんですかね? 私は桜邪と申します。貴方のお名前はなんですか?」


「にゅ〜、あたしとお姉ちゃんとは初めてじゃにゃいんだけどにゃ〜」


「(管理人の方を向いて)・・・いや、本当に誰なんですかこの子
仕草の一つ一つがやたらと可愛いらしいんですけど・・・・・・(幼女をGYU!と抱きしめながら)」


「あ〜、そいつはねぇ・・・」


「にゃ〜、お兄ちゃん〜まだ言っちゃ駄目にゃって〜恥ずかしいにゃ〜」


「・・・・・・可愛いんですけど、
なんか妙に作為的と言うか計算高さを感じるんですよね
それもどことなく見下されているような不快感を感じるレベル
「人気を取ってやる」って意識が露骨で、底の浅さも見えると言いますか・・・
・・・アレ? 私、確かにこの感覚に覚えがある・・・それもやたらと身近で・・・・・・あ!」


「すげぇ、ほぼノーヒントで気付きやがった・・・にゃ」


「(顔が一瞬幼女から変形する)
お姉ちゃん、あたしの事可愛いって言ってくれてアリガトにゃ☆」


「(無言でラジオペンチを眼球めがけて振りぬく)」


「ぬおお! 奥義「幼女イナバウアー」!!

説明しよう! 幼女イナバウアーとは幼女の柔らかい肉体を駆使し、
限界ギリギリまで身体をそらして相手の攻撃を回避する、
エロシチュにも大変使いやすい便利な幼女48手の・・・ギニャー!!


アバン流ラジオペンチ殺法・・・ブラッディクロウ・・・
無駄な解説さえグダグダはさまなければかわせたでしょうに
幼女になっても所詮は樫の木さんと言ったところでしょうか・・・」


「むしろ幼女の顔相手でも一切躊躇なくラジオペンチ叩き込めるお前が怖いよ。にゃー」


「この人相手にするならそんな甘い心根ではいけません
私が今まで何十回自分の顔を相手にボッコボコにしてきたと思ってんですか」


「くすんくすん、お姉ちゃん酷い・・・あたし、今は何も悪い事してにゃかったのに・・・」


「・・・そう言われてみればそうですね。今回は
すいません、あまりの気持ち悪さに脊髄反射で刺してしまいました」


「もう! 気をつけて欲しいにゃ!!」


「・・・それよりも顔面から生えてるラジオペンチを抜け。見ててほんとに怖い」


「あっ、ごめんにゃさ〜い♪
この姿だと顔グラフィック出にゃいからちょっと油断してたにゃ」


「・・・うん、それ以前に出せないよね、それ
早く治せよ? ラジオペンチと一緒に挟まれた眼球も一緒に引っ張り出されたぞ? ・・・にゃ」


「うえ〜ん、痛いよぅお兄ちゃん☆」


こっち向くなぁ! リアルに怖いんじゃ!! ・・・にゃ」


「・・・そろそろ、その気持ち悪い語尾についての質問いいですかね?」


「では、読者が完全にドン引きする前に説明するんだにゃ〜





【猫バトン】
・コレが回って来たら次に書く日記の語尾を全て「にゃ」「にゃん」「にゃー」等を付けなければならない。
・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
・一人称は我輩
・日記の内容等は普段と変わらずの差障りの無いもので可
・日記の最後で5人、回す人の名前を書くこと
・既にやったことがある人でも回されたら何度でもやること





これがめがねさんから回ってきた『猫バトン』の趣旨なんだにゃ!!」


「・・・別に仕事にお疲れになって壊れたわけじゃないんですね? 良かった・・・本当に」


「失敬にゃ。いきなり語尾に「にゃ」をつけるのは高校の頃からやってる事だにゃ


「そうだよね〜☆ まったく、お姉ちゃんったら、
お兄ちゃんが壊れてるのは昔っからの事じゃにゃい!!」


「言われてみればそうですね。高校の頃とは日記の頻度が違うんで忘れてました

・・・回ってきたの21日の水曜日ですよね? なんで今日まで引っ張ったんですか?」


「まぁ、せっかくのネタだしにゃ〜

つーか水曜の次の更新案件ってぶっちゃけバキ感想だろ?

お前読みたいか? 語尾が「にゃ」のバキ感想とか読みたいか? ・・・にゃ


「・・・・・・バキさんの語尾を「にゃ」にすれば人気復活できますかね?」


「それでできるような主人公なら我輩はすでにバキでTS(性別反転)を目論んでいるはずだ

そんな簡単なものじゃにゃいんだよ。そこの樫の木幼女を見ても分かるだろ? ・・・にゃ」


「にゃんにゃんビーム☆
これで全国のキモオタどものハートをゲッチューだにゃん♪」


「・・・貴方は捨てるものが無くていいですねぇ


「にゃに言ってるにゃお姉ちゃん
これは『猫バトン』。語尾は全て「にゃ」がルールなんにゃよ?」


「幼女になる必要あったんですか?」


「のん気にツッコんでる場合かにゃ?
・・・テメェも相方だったらそろそろ言葉遣いに気をつけてもらおうか? ・・・にゃ」


嫌です。絶対に嫌。死んでも嫌。殺してでも嫌。むしろ殺されるのが嫌なら見逃して下さい」


真顔でラジオペンチを握り締めながら近寄るにゃ

えぇい、君も聞き分けたまえ! それに一度言ってしまえば楽になれるぞ?」


「そうにゃお姉ちゃん!
ホラ、あたしとおそろいのネコ耳だよ〜
二人でネコキュアやろうよ〜。そしてあたしの人気の踏み台になるんにゃ!!」


「・・・・・・樫の木さん、せめて元の顔に戻してもらえませんか?
私も人の子。流石に幼女を苦悶の表情に染め上げるのは気がひけますんで」


「どうしても嫌なのかにゃ?」


「えぇ、嫌なものは嫌なんで。諦めて下さい(目だけ笑ってない笑顔で)」


「・・・・・・うっわ、すげぇ白けた」


「・・・え?」


「あ〜あ、ノリの悪い奴のせいでせっかくの企画がつまんなくなったな」


「いや、私は別にそんなつもりで言ったわけでは・・・」


「ただのお遊びじゃん。そこまで必死に否定されると萎えるよな」


「めがねさんもせっかく楽しんでもらおうとバトンくれたのにな
こうやって、変に真面目ぶって台無しにする奴がいると何もかもが台無しになる」


「それだったら私のいないところでやればいいじゃないですか!
私はやりたくないってだけで、企画自体の否定とかしてるわけじゃないですし!!」


「じゃあお前が来るなよって話だよな」


「あのな桜邪。見たいものだけ見れればいいなんて甘えが通じるのは中学生までだぞ?

別にみんながみんなお前の都合考えてくれるお父さんお母さんじゃないんだ
社会で生きるって事は、常に他人の世界に飛び込んでいくって事なんだよ
自分で飛び込んでおいて、見たくないものを見せるなって突っぱねるのは勝手過ぎないか?」


「それは・・・・・・そうなんですけど・・・でも・・・」


「おじさん、さっき抉られた目とか痛くないの?」


「うむ、再生はしたがまだちょっと痛むな」


「いやいやいやいや! 嘘つかないで下さいよ!!
貴方の場合、傷が治ったら痛覚神経も即座に平常化するって前に・・・」


「痛むのは・・・・・・心さ


「・・・・・・・・・・・・・・・!!」


「俺、今回なんも悪くなかったのになぁ・・・
いや、別にいいんだよ? 俺の傷なんてすぐに治るからな
お前にもいつも「悪い事したらごめんなさい、でしょ」って言われて殴られてるしな
・・・でだ。なぁ、桜邪。俺は今回お前に折檻受けたわけだが、一体誰に何を謝ればいいんだい?


「・・・・・・分かり・・・ました」


「は? 何が分かったって?」


「言えばいいんでしょうが言えば!」


「うん、言えばいい。はい、じゃあカメラあっちね。これ台本。あとネコ耳」


「台本って・・・真っ白で何も書いてないんですけど」


この手のイベントじゃ王道パターンだろ。3、2、1、ハイ!」


「お姉ちゃ〜ん☆ 頑張ってにゃ〜☆」


「え? そんないきなり・・・え〜と、皆さん! こんにちは〜!


・・・え〜・・・初めての人は初めまして。いつも見てくださってる方はいつもありがとうございます♪

当サイトの相方を勤めさせていただいております、『桜邪』と・・・その・・・申します・・・・・・・・・にゃ


カンペ「声が小さい。もっと大きく」


カンペ2「あと、もっとエロ可愛く」


「(エ、エロって・・・!?)
・・・・・・えっと、この前いい天気なので公園を散歩していたら、
野良猫がひなたぼっこをしているのを見ました・・・・・・のにゃ

・・・・・・え〜、あんまり気持ち良さそうだったので、
私も近くのベンチに座ってうたた寝しちゃいました・・・のにゃ


カンペ「やる気あんのか。死ね


カンペ2「ここはチラシの裏じゃねぇんだ。もっと客受けする事話せや」


「え〜・・・・・・・・・・・・・・・
(ここのお客受けするのって・・・・・・クズの話でもすればいいんですかね?)


お昼寝から目が覚めると、猫さんももういなくて・・・ですにゃ
お買い物して帰らないとお夕飯の時間に間に合わなくなる時間だったんですにゃ

樫の木さん食費入れないくせに食事の時間遅れるとえらく怒りますし・・・
とにかく急いだんですにゃ。そしたら、お肉屋のおじさんに「今日はちょっと遅いね」って言われましたにゃ
今日は豚天にでもしようと思って豚コマ買おうとしたら、「お嬢ちゃんいつも贔屓にしてくれるからサービスだ」

って、揚げ立てのメンチカツを貰っちゃいましたにゃん♪
おかみさんにバレると怒られるから内緒だよって笑ってましたにゃ
それから八百屋さんに行ったりお魚屋さんに行ったりしたんですけどにゃ
何故かその日は皆さん「いつも大変だね」っておまけしてくれたんですにゃ

それで今日はいい日だにゃ〜って思って帰って鏡を見たら、
いつの間にか顔に「とっとと帰って晩飯作れ馬鹿娘」って油性マジックで落書きされてましたにゃ

だからみんにゃ私の事見て笑ってたんですにゃ! とっても恥ずかしい思いしましたにゃ!!
・・・まぁ、元凶については半分に割って豚天と一緒に揚げて煮え油ごと口の中に放り込んで差し上げましたにゃ

でもたまにはこんな平穏にゃ日常も悪くにゃいと思いましたにゃ♪

・・・ってところで、もういいですかにゃ? ・・・流石にそろそろ恥ずかしくてですね・・・(照れ照れ)」



「・・・・・・それにしてもこの女、ノリノリである(世界丸見え風に)」


「ちょっと途中から見てられなかったな
最後とか何ちょっと舌出してんの? 正直引いたわ」


「手首とか丸めて猫っぽくしてたしね〜
誰もそこまでやれとは言ってないのに・・・ほんと痛いね、君


「(テープを見返しながら)うわ、マジでキモいわこいつ
絶対、「今の私、少し可愛くないですか?」とか勘違いしちゃってるよ・・・
嫌がってたくせになんでこんなノってんだろうね・・・これだから場慣れしてない素人は困る」


「いやほんと・・・自分の年齢とか容姿とか考慮した方がいいよ?
身内の前でやるならまだ冗談で済むだろうけど、他人が見たらどう思われるか。一度ちゃんと考えろよ?」


「お前さ、ストレスとか溜まってるならたまには発散しろよ?
あんまり内に溜め込みすぎるとそうやって情緒不安定になるらしいから

コスプレ・・・とかそっちに目覚めてもいいけど・・・その・・・節度はもってな?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ぐしぐしと目元をこすっている)」


「・・・いきなり泣き出しましたにゃ。むしろ、怒り過ぎて感情昂ぶったせいで涙が出てきたと言うか。・・・にゃ」


「あぁ、そして手に何か猫の爪状の鉤爪を装備し始めましたにゃ」


「ま、待て! 話せば分かる!
それにその・・・なんだ・・・お前も・・・それなりに楽しかった・・・んだろ?(目をそらしながら)」


「目をそらすな大吉! 目をそらしたら獣はたちまち襲い掛かってくるぞ!!」


「そらさなくても襲いますけどね♪
じゃ、遺言あったら聞きますよ? 語尾は「にゃ」で


ギニャアアアアアアアアア!!!





〜小一時間後〜



「とりあえず、今日の記憶を消したいですね。奥森かずい先生呼んできて下さい」


「そうか、こっちも生きたままハラワタを引きずり出されたせいでちょっとトラウマ気味だが」


「さ〜て、後はバトンを回すだけだが・・・どうする管理人?」


「う〜ん、ぶっちゃけもう止めてもいいんだけどね〜
やりたい人がいればやって下さいって感じで」


「私としては、この恥辱の傷を癒すために、
私以外の相方の皆さんにも同じ苦しみを味わっていただきたい気もするのですが」


「・・・・・・もう俺ら以外にゃ生き残ってねぇよ日記相方。特に身内じゃ」


「・・・それもそれで悲しい話だにゃ〜」