7月11日




さ〜て、では掲示板でかもっちさんが企画してくれた、
第一回梁山泊キャラクター人気投票の結果発表をはじめるよ〜。ワーワー


「・・・微妙なテンションですねいきなり」


・・・正直、人様が始めて下さった企画なので、どの程度盛り上げていいのか分からない

ここで盛り上がりまくっても、「じゃあ始めから自分でやれよ」って話でしょ?


「ならなんでご自分でこう言うイベントを企画されなかったのですか?」



めんどくせぇからじゃあ! 文句あっかぁ!!?



「ありませんよ、今更文句なんて
ただ、樫の木さんの後を追う覚悟ぐらいは決めてもらいますけど


・・・・・・その血に濡れたラジオペンチを見るに、もう済ませた後か・・・


「えぇ、今回のコンテストで獲得した票数を賭けての決闘を終え――
死に物狂いの樫の木さんを徹底的にボコボコにして、ドロドロに溶けた鉛の中に沈めてきました」


・・・・・・そうか、ご苦労様
またお前はおじさんに怨まれるねぇそうすると


「別にいいですよ。いつもの事ですし
それに、後で拗ねたあの人の相手するよりはなんぼか面倒が無くていいですよ」


うむ。ではちゃっちゃと発表してしまうか

まずは、一票しか入らなかった者・・・つーかモノ含めて





・TOP絵


・ゆうりか


・タイガーの腹の脂肪


・大吉の糖尿




・・・まぁ、ここら辺はウケ狙いのもあるからこんなもんだよね

ゆうりかに票が入ってるのはやや業腹だけど、意外っちゃあ意外
嫌がらせでゆうりかに入れる人の存在が多数出ると思ってたし


「皆さん、真面目に投票してくれたんでしょうね
・・・これで管理人が自分から動いてればもう少し票も入ったのでは?
掲示板にわざわざ書き込む形式だと一見さんは敬遠しますし、
簡単な投票用CGIを用意するだけで結構数は違ったと思いますよ?」


そう言う事はかもっちさんに言いなさい



貴方がここの管理人でしょうが!!


まぁいいや。そんで、こっからがある意味本命だね

キャラっつっても、基本的にこうやって日記回してる三人がメインなわけだし



「・・・・・・ゆうりかさんやタイガーさんと日記回してた時代もありましたっけね・・・」



悪しき時代は捨て去られるべきなのだ



「・・・人は過去を失くしては生きられない悲しい生き物なんですけどね」


まぁ、無駄話してるのもなんだから、さっさと発表してしまおう


では! 応募総数12の人気投票の頂点に立ったキャラを発表しようか!!


「なんとなく気恥ずかしいものもありますが・・・なんだかワクワクしますね♪」


うむ、たまにはこう言うイベントも面白いものだね


「いいからとっとと発表しろ
こっちは早く達磨に両目を書き込みたくてウズウズしてるんだ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


・・・・・・手加減なんてしてないよな?


「まさか。いつもの倍はきっちり殺しましたよ。こっちも必死でしたから」


「やっぱりさ、あんな卑怯な決闘なんかで票のやり取りなんかしちゃいかんよ
まぁお遊びはお遊びで置いておくとして、祝賀会の準備もしてあるしちゃっちゃと済ませよう
ふぅ、王が王である事を再認識するだけの意味も無い儀式だが・・・たまにやると面白いかもしれんな」


「・・・・・・私が負けてたら、絶対冗談で済ます気無かったくせに
『俺の票は一万(予定)、お前の票は一(予定)。普通にやり取りしたんじゃ不公平だから
お前が負けたら一生俺の奴隷な。くわえて俺に毎日百万円貢げ。金が無かったら身体売って作れ』とか言って、
しかも通常戦闘じゃハンデあるからとか言って、私の腕をへし折ってから勝負をはじめたくせに」


・・・あれ? でもお前、その腕普通に動かして無い?


「まぁ、そこは勝負始まってすぐにラジオペンチでこう、コキコキやってですね・・・
完全に治ったわけじゃありませんけど、動かすのに支障はありませんよ(腕をグルグル回しながら)」


・・・・・・・・お前もお前で、普通に殺し合いを楽しんできただけって気もしてきたなぁ


「・・・分かるか大吉よ。簡単に治せるって事は―――」


簡単に壊せる―――って事なんだろうねぇ・・・・・・


「・・・・・・む。なんですか。二人して、その範馬勇次郎さんを見る刃牙さんのような目は


「ともかく、あんな勝負は無効だ。反則だ
俺が勝ったのならまともな試合だったと認めてもいいが、
お前が勝ったのならいつも通りすぎてハンデミスだったとしか言いようが無い
よって、当初の予定通りさっさと俺の圧倒的勝利を告げるがいい。そのために貴様と言う管理人がいるのだぞ、このタワケが」



・・・・・・暴力ジャンキーと真性クズと人間の戦い・・・

ちょっと、負けたら本気で鬱になりそうな勝負なんだよなぁ・・・


「はっはっは、落ち込む事は無い
太陽の輝きに負ける事を恥じる人間がいるか?
お前も人なれば、太陽の輝きに照らされる事を喜ぶがいい」


「・・・本気で言ってるからタチが悪いんですよねぇ
しかもその自信の根拠になるものが何もありませんし・・・
あの天道総司さんですら他人に見えない所でトレーニングしてると言うのに・・・」


・・・仕方ない。これ以上引っ張っても時間の無駄だ

それでは投票総数14のキャラコンの結果を発表しま〜す


「ん? 投票総数って12件じゃなかったか?」


「・・・別にいいじゃないですか、そんなの」


「まぁいい。じゃあとっとと発表しろ
俺はクイズよりもファイナルアンサーの時間の方が長いような演出は好かん

どうせ分かりきった結果なんだからサクッと発表しやがれサクッと」



はいはい・・・じゃ、結果発表〜!!




























2位 大吉マスター21 3票


2位 桜邪 3票


1位 樫の木おじさん 4票




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



・・・・・・なんか、静かになったな。ブッチギリじゃなかったから不満なのか?


「いえ、アレは純粋に感動してる顔ですね
自信満々だったのはほんとでしょうけど、結果は結果で凄く嬉しいようです」


「・・・大吉、これで好きな飲み物と食い物買ってこい。釣は要らんぞ(財布ごと渡して)」


・・・・・・それはいいんだが、この財布えらく見覚えあるの気のせいか?

具体的に言うと、七夕辺りから見当たらなかった財布のような・・・・・・


「まぁまぁ、いいじゃないですか。せっかくのお祝いなんですから
パーッといきましょうパーッと。今日は美少女相方のお酌付きですよ♪」


・・・はて? 美少女相方なんていたっけか? あぁ、キャラコン発表用ゲスト?


「あ、血祭りの方がいいですか?(ラジオペンチをにぎにぎしつつ)」


「・・・じゃ、買ってきま〜す」


「あっ、私もついていきますよ。大吉さんだけだとろくなの買ってきそうに無いんで」





・・・・・・・・・ギリギリなんとか上手くいってよかったな


「ですね。まぁ、管理人や相方が投票しちゃいけないってルールもありませんでしたしねぇ」


傲岸不遜なくせに、落ち込むと際限無いからなぁ・・・
あんまりご機嫌でもムカつくけど、あの程度なら害も無いし別にいいか


「ですね。しかし本来なら大吉さんと私がツートップだったとは・・・
喜んでいいやら悲しんでいいやら色々と複雑な気持ちになってしまいますねぇ♪」


そんなの、キャラクター扱いされてる私の方がよっぽど複雑なんだけど


「正直、本当に樫の木さんにも負ける事もあるかな〜とか思ってたので、
嬉しい事には素直に嬉しいですよ。皆様のご声援に感謝感謝です♪


・・・・・・唯一の女キャラで単独一位じゃないってのも悲しい話だと思うが


「応援してくれる人がいるなら、その多い少ないなんて関係ありませんよ
樫の木さんも、早くそう言う事に気づければもうちょっとまともになると思うんですけどねぇ」


むぅ、なんか余裕ある態度がムカつくので第二回があったらブッチギリの一位取ってやりたいものだ


「あはははは、応援してますよ。頑張って下さいな♪」






「ま、俺の人気からすれば一位なんて当然なんだがな
・・・・・・・・・ったく、人気者はこれだから辛いんだよなぁ・・・馬鹿どもめ・・・
(自分の名前が書き殴られた投票用紙二枚を見つめながら)」





〜たまには綺麗にしめてみるテスト。珍しい?〜




7月7日




「ちぃ・・・あの馬鹿管理人め
俺を掲示板に出入り禁止にするとはどういう了見だ・・・
せっかく人気投票だと言うのに、これでは複数の人物を偽って100万票の投票をする作戦が出来ねぇじゃねぇか!!」


「・・・まぁ、ジャンプではよくある事ですんで別にいいですけど
貴方、そんな工作で人気投票が一位になって本当に嬉しいんですか?」


「その工作で一位になる事自体はそうでもない・・・
しかし、俺が一位になる事で俺に投票しなかった奴は見返せるはずだ!!
もしくは、「あぁ、やっぱり樫の木様は人気があるんだなぁ。よし、自分も心を入れ替えて、
これからは樫の木様に忠誠を誓って僕としてこの命を捧げよう」なんて思う奴も出てくるはずだ!!
・・・・・そうなれば、俺が汚れ役をする意味も少しはあると言うもの・・・みんなの笑顔が見れれば、俺はそれでいい・・・


「・・・・・・そんなやらしい本音を吐いた後でムリヤリいい話にしようとされましてもねぇ・・・」


「はっはっは、『目的のためには手段は選ぶな』・・・
ありとあらゆる宗教に共通する教えだぞこれは
なんのために戦いで死んだら天国に行けたり嘘をつかなかったら仏になれないと教えると思うのだ」


「そんなだから貴方は妖怪だって事を差し引いても、
世界中の宗教関係者から命狙われるはめになるんですよ」


「それはともかく大吉はどこ行った大吉は
このままでは俺のブッチギリ一位計画に翳りがさしてしまうのでな
・・・まぁ、このままでも俺の一位は揺るがないと思うのだが一応保険としてだな
俺を妬む誰かの陰謀が無いとも限らんので、そう言う危険を取り払いつつ俺の優勝を磐石にするような
そんな『仕掛け』を奴の脳髄に直接教えてやろうと思って探しているわけだが・・・まだ帰っとらんのかあの似非社会人」


「・・・・・・・・・えぇ、まぁ」


「む? なんか歯切れが悪いな。なんかあったのか?」


「それなんですけどね樫の木さん
ちょっと今はしばらく大吉さんはそっとしといた方が良さそうなんですよ
と言うのもですね、なんか大吉さん。木曜日の夜辺りからえらく元気が無いんですよ」


「その方が静かでいいだろ
つーかお前、それに気付いたのならちゃんときっちり叩いたんだろうな?
駄目だぞ勝ちやすきには勝っとかないと。弱者を叩くのは古今東西あらゆる戦場での勝負の鉄則だ」


「でもですね。金曜日の朝もなんか会社休みたいとか言い出しまして、
何があったかは知りませんけど、わりと本気でへコんでらしたようなんで・・・
大吉さんも一応新入社員のはしくれですし。しばらくの間、優しくすると言うのもおかしいですけど、
環境に慣れていない分、あまり負担をかけないようにしてあげた方がよろしいのではないかと思いましてですね」


「・・・・・・そうか。よく分かったよ」


「ご理解いただけたようで何よりです♪
まぁ、ヘタに優しくするとこれから甘えが出るでしょうから、
大吉さんが限界ギリギリで踏みとどまれる程度にフォローすると言う事で・・・」



「そうやって、人気取りか!?

健気な相方を演じて俺の票を奪う気でいるんだな!!?
えぇい、やはり貴様も女よな! 言え! 何人と寝た!? どれだけ肉体を売って票を稼いだこの淫売!!」


「・・・・・・・・・えぇ、こう言う展開も予測の範囲内でしたのでね
今回の貴方の行動に特別非があると言うわけでもないのですが・・・
まぁ、存在自体に非があるとでも思って、数日間くたばってて下さい(ラジオペンチを懐から取り出す)」


「くっ、この殺気・・・ついに本性を現したか悪鬼!!
だが、俺は負けない! 俺を信じてくれているみんなのために!!


「・・・なんでそこで小ざかしく小芝居ができる冷静さがあるくせに、
私の話の理解ができないんでしょうか・・・あぁ、なるほど。よっぽど本気で私の事疑ってるんですね貴方



たっだいま〜


「むっ、ちょうどいいタイミングで帰ってきたな
この際だ。貴様も倒し、俺が唯一のキャラクタになれば自動的に俺の一位は揺るがん!!」


「あぁ、大吉さんちょっと待ってて下さいね♪
ちょっと目の前の枯れ木を炊きつけにして鍋を煮るんで
先にお風呂にでも入ってご飯の用意を待っててくださいな」


ん? あぁ、いいよ。ご飯は食べてきたから


「え? 今日は飲み会でもあったんですか?」


いや、気分良かったから今週も秋葉原行ってじゃんがら三昧♪


「・・・あれ? なんか朝は憂鬱そうにしてませんでしたっけ?」


そうそう、聞いてちょうだいよ二人共
なんかさぁ、木曜日の夜に家に帰ってきたらさぁ






ネタ帳が見つからなくてさぁ



せっかく電車の中でバキの感想ガリガリ書いてたのに

いくら探しても見つからないし、でも早くバキの感想書かないといけないし


そんで、思い出しながらペチペチ書いてたらこれがまたつまらんかったのね
そんで、正直ベコベコにヘコんで、会社なんて行く気分じゃなかったんだけど行ったのよね

そしたらなんと、電車の中で鞄見たら外側のポケットに入ってたんですよ!!
正直、あそこは飾りだと思ってたんだけど、ついつい入れちゃってたのを思い出したのよ

まぁ、バキ感想のメモは「ここからは家で考える」とかわりと投げやりな内容だったけど、

あのメモ帳にはSSのネタやら更新のネタが大量にガリガリ書き込んであったからね
電車の中で思わず満面の笑顔でガッツポーズをとってしまったよ・・・

そんで朝から気分良かったんで仕事終わった後二週連続で秋葉原行ったのですよ
仕事も先輩にフォローされながらだったけど、驚くほど順調に進める事ができたし

いや、朝から最高の一日でしたよw
バキ感想に関しては、今更書き直すのも潔くないし
来週リベンジする予定ですよ。来週は書き易い内容だといいなぁw


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「言わせてもらえば、お前はいい加減この男に夢を見るのをヤメロ
社会人になった事でこいつがまともな人間に成長するのを願っているののは分かるがな、
オタクの性根ってもんは基本的に変わらんぞ。オタクはすぐ自分が完成された人格だと思い込むからな」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「はっきり言って、お前がヘコむのは自業自得だ
お前が現実にそぐわない願望など見るからそう言う事になる
どうにもならない不条理な現実を受け入れ、その中で自分にできる事をしろ
不相応な理想を目指して行動するのは、善人ではなく太陽に飛ぼうとするイカロスも同然」


「・・・・・・・・・それでも、私は信じているんですよ・・・
たとえ駄目人間でも、この人達を更正させる事はきっとできるって・・・」


「ふん、それが甘いと言うのだ馬鹿め
まぁ、精々理想を貫き、裸足で茨の道を進むがいい・・・・・・
あれ? 今、「達」って言ったか? 俺を見て「達」って言ったか?」


はて、人が秋葉原でTRPGのゲームブック買って帰ってみれば、
えらく難しい話でもしてるねぇ。なんぞあったの? 管理人に話してみ?


「つーワケで、Are You Ready?」


「・・・・・・・・・・・・・・・OK」


ボッ! ガシッ!


ほへ?(地面から突然生えた木で羽交い絞めにされる)



「はいはい、すぐ済むので動かないで下さいね。あぁ、ありましたありました(管理人の懐をゴソゴソ漁って何かを取り出す)」


「そうそう、すぐ済むすぐ済む(管理人を離して、末枝を切り離して火をつける)」


・・・・・・・なんか、ひたすら嫌な予感がするんだけど、これは何? ニュータイプの直感?


「ジャジャーン☆」


あっ、テメェそれ俺のネタ帳!
帰せ! 帰せよ! 今日も会社で色々ネタ書き込んだばかりなんだよ!!


「えいっ(燃えている炎の中にメモ帳を放り込む)」



俺の魂―――!!?(メモ帳を追って炎に飛び込む)



「おお、よく燃える事燃える事
メモ帳だけは守るため、必死で飲み込んで体内に隠そうとしてやがる」


「大吉たん燃え〜☆
よくやりますねぇ。摩り替えたノートなのに


「これで、後で炎から守りきった時にノートを見た時、
奴はその白紙のノートと同様に真っ白に燃え尽きるわけだな。比喩でなく」


「白紙ではありませんよ?」


「『馬鹿が見る』とか書いてあるのか?」


「いえ、消えるインクで内容書き込んであるので、
見た目は本物ですが、大吉さんがネタ帳の無事を確認した直後から消え始めます


「・・・・・・いつの間にそんな高度なすり替えをやったんだお前は?」


「こんな事もあろうかと、一晩でやってみました
なんとなく昨日、大吉さんの鞄からネタ帳見つけたので・・・
・・・今思えば、なんでそんな事をしたのかって・・・私も、こうなる事に気づいてたんでしょうかねぇ・・・?」


「・・・・・・まぁ、別にいいさ
それより飯だろ? 支度してねぇならどっか食いに行くか? 奢るぞ」


「あぁ、すでに大吉さんの財布は抜いてあるんですね」


「うむ、定期代の残りがあるからたんまり入ってたぞ
予算内ならどこでも好きなとこ連れてってやる。どこがいい?」


「そうですねぇ、せっかくの七夕ですし、
焼肉でも食べに行きますか。ほら、牽牛繋がりって事で。樫の木さんも、お肉がいいでしょ?」


「じゃあ決まりだな。とっとと行くぞ」


「あっ、ちょっと待って下さいよ!
出かける準備してなかったんで、少し時間下さい」



(相方二人、フェードアウト)



・・・・・・・・・なん・・・で・・・こん・・・な・・・事に・・・?(真っ白に燃え尽きて崩れ落ちる)